You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりと綴るブログ

花は専好、オトコはクリス(と、レオン)

自分の意思や希望では無くしがらみ的な事情で見てきた映画のはなし、これが今回は二本。

まず1本目は「花戦さ」



妻方の身内が池坊の関係者(どの程度濃いのか薄いのかは不明(__;))であると言う話は以前から「なんとなく」聞いていたのだけれども、今回その繋がりで同会が協賛しているこの映画を大プッシュすることになったらしく、各員がチケット販売をノルマのごとく受け持ってきたそうだ。

その流れでウチにもそのチケットが2枚廻ってきたため、普段なら自ら見に行くような映画では無かったにも係わらず急遽公開初日に鑑賞することになってしまったわけである(行ってきたのはイオンシネマ徳島)集っていた客層を見るとあきらかに「それ関係」と思しき高齢の方々で席が埋まっており、50代夫婦の我々でもこの日に限っては若手メンバーに大別されそうな雰囲気であった。

まあそんな裏事情はさておき(__;)せっかくなので映画の世界に没頭してみようと一生懸命観てみることにしたのだが、なにぶん不勉強故に池坊がいったいなんなのか?(チケットをくれた身内には謝らねばイカンな( ̄。 ̄;))千利休(佐藤浩市←この映画では事実上もう一人の主役とも言えた存在だが、じつは父親の三國連太郎も映画「利休」(1989)で同じ役を演じている)とはけっきょく何者なのか?信長~秀吉の時代にどうして茶道・華道が崇められていたのか?そこいらの理解が足りないためお話の流れがいまひとつピンとこないところもあって自分なりに咀嚼するのがけっこう大変だった。

おそらく生け花の力とはこんなにも凄いんだよ、時の暴君の心すら一瞬にして氷解させてしまう力があるんだよっていうことを言いたいのではないかと思っているが、あいにく部外者門外漢的視線で見ていると特に前半は「ホンマかいな~」というどこか冷めた気分で眺めることしか出来なかったのである。

たぶん最低限の知識バックボーンを持っている人や華道経験者が見ればスクリーンの大画面に映し出されたそれぞれの生け花作品に対して相当な感動があっただろうと創造するが、如何せん花の心が劇中の木下藤吉郎以上にわからぬ我が輩の邪眼ではそうした反応が殆ど派生することが無かったのだった(猿以下の眼と笑ってくださいまし)

それでも主役である池坊専好を演じた野村萬斎と豊臣秀吉の市川猿之助による演技合戦がなかなかアツくて見所あり、後半からはかなり面白く感じられた。やはり時代劇はこれくらいオーバーアクトで演じてもらった方が見易くなって良いのだ(言ってしまえば狂言(萬斎)VS歌舞伎(猿之助)の古典芸能対決でもあるわけで。この二人以外だと佐々木蔵之介の前田利家なんかは良かったけど、他の連中はけっこうしれーっと現代劇風の芝居をしていたのが不満)彼らの熱演だけでアゥエー感満載だった鑑賞モードが一気に解消された気分になってしまった。

上映時間130分の中で15年程度を駆け抜けるため、やや散漫な印象は拭えないものの「秀吉対池坊」というラストに用意されたクライマックスはそれなりの緊張感と爽快感を同時に抱かせ、池坊宣伝啓蒙映画という本来の趣旨はともかく( ̄▽ ̄;)最後の最後で十分娯楽作品として成り立っていたようにも感じられたのだった(これも役者の力業で引っ張られた好例と言えるだろう)

けっきょくお付き合い鑑賞のつもりで来たはずが意外と満足して帰ってきたんだから、これは嬉しい誤算(?)


もう一本はフルCGムービーの「バイオハザード:ヴェンデッタ」



これは私の姪が「バイオ」シリーズの大ファンで、どーしても見たいという希望から仕方なく同行してやることになったのだった(一緒に行ってやれる身内がこのときは私しか居なかったというのもあって)しかもコレ四国では一切上映予定がなく、一番近いところでも岡山イオンまで行かねばならないとかで(ーー;) 最初は少々遠いなとは思ったが連れて行くと言った手前今更止めるわけにもいかず、仕方なく早朝から車を飛ばすことになってしまった(時間的に9時の回しか見ることが出来なかったので、徳島を出たのは朝6時代という早さ(;゜ロ゜)) 

フルCGの映画ってふだんはあんまり好きじゃないのだけど(同じくゲームから派生したフルCG映画「ファイナルファンタジー」がひとつも面白くなかったという過去のイヤな想い出もあり)「バイオハザード」はゲーム音痴の我が輩でも1~5まではプレイ済みで馴染みがあったし(ジョヴォビッチ版の実写シリーズもほぼ視聴済み)主要キャラがクリス/レオン/レベッカと自分が知っているメンバーだったのも鑑賞に際し敷居が低くなっていたため実に都合が良かったのである。

見ているととにかく全てのビジュアルが思っていた以上にリアルになっており、場面によっては実写なのかCGなのか区別がつかないくらいの精度になっていたのはビックリした。以前見た同じくフルCGの「バイオハザード・ ディジェネレーション」なんかだとやはりゲームの延長線上みたいな感覚が強かったけど、今回は特に銃撃戦や肉弾戦(およびカーアクション)で最近見た「ワイルドスピード」なんかと比べても遜色のない、どこまでもライブアクションに近い映像を見せてもらっているようだった。

ストーリーの方はさほど複雑ではない至ってイージーな「ゲーム上の物語」の域を超えることはなかったけれども、これだけのビジュアルを提供されたら文句は言えないのではないだろうか。ほんとマジメな話近い将来役者なんか一人も居なくても映画作れるんじゃないかと思わずには居られない、そういう作品でもあったなと。

朝早くて眠かったものの、思いの外良い物を見られたなあと、姪にそんなことは一言も言っていないが( ̄▽ ̄;) おっちゃんの方は密かに満足していたのである(そうした本音はおくびにも出さず、終始恩着せがましい態度で接していたりして)

対決の果てに

すっかり忘れていたのだが"2017春の対決映画ベスト10"の結果がとっくの昔に発表になっていたのであった(5/6だからもう一月近く前だよ( ̄。 ̄;))最終投票ランキングは以下の通りである(太字タイトルは私の投票した作品)

1位 「フレディVSジェイソン」
2位 「ガメラ2 レギオン襲来」
3位 「ルパン三世 ルパンVS複製人間」
4位 「県警対組織暴力」
5位 「スコット・ピルグリムVS. 邪悪な元カレ軍団」
6位 「キングコング対ゴジラ」
7位 「片腕カンフー対空とぶギロチン」
8位 「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」
9位 「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」
10位 「エイリアンVS.プレデター」


以下50位までに我が輩の投票作品が三本ランクイン。

19位 「ゴジラ対ヘドラ」
      :  :  :  :
23位 「マジンガーZ対デビルマン」
      :  :  :  :
26位 「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」

やはり投票ルールが厳しくなったのが災いしたか、参加者は31名と少なめ。私の予想では「貞子vs伽椰子」がもっと上位に来るかと思っていたけど意外に低かった(13位)また、ベスト10の半分以上を占めるのではと心配(?)していた怪獣映画は10位までに僅か3本と、これも想像と違っていたようだ。

毎度の事ながらこうして結果発表を見るとなるほどなあと言うラインナップになっているのはさすが。

次回は11月頃かな?おそらくジャンル無差別でオールタイム映画と言うことになりそうなので今から考えておくようにいたしましょう。
 

真実はそこそこにある

先月ここで書いたとおり来月より無料BSチャンネル・Dlifeにて「Xファイル2016」全六話が放送されることになった。

○吹替版:6/17(土)より毎週22時~ 
○字幕版:6/23(金)より毎週00時~

※再放送あり


公式サイトによると吹替版は今のところ小杉十郎太/相沢恵子のコンビが告知されていたが、せっかくなのでDVDに収録されている風間杜夫/戸田恵子のバージョンも何処かで放送してくれると嬉しい。

なにせ無料である。同チャンネルが映るこの手がお好きな方は何をおいてもチャンネルを合わせて頂きたい。


320.jpgそして六月スタートの番組で紹介しておきたい作品がもう一本。これは少し前にわたしの"PUFF友"さんから教えていただいた「怪獣倶楽部~空想特撮青春記~」というドラマであります。

こちらの放送日は_

(関西地区)MBS:6月4日(日)から毎週日曜深夜0時50分~
(関東地区)TBS:6月6日(火)から毎週火曜深夜1時28分~
 

また、以下のサイトでも期間限定で配信中(共に無料)
○GYAO   ○MBS動画イズム

IMG_1909.jpgこれをどうして我が輩がプッシュするかというと、「怪獣倶楽部」という言葉にはなんとも言えない懐かしさと神々しさとを同時に感じるからなのである(これは同世代の昭和特撮ファンであればわかっていただける感覚だと信じているが)

ここで少し説明させてもらうとドラマのタイトルにもなっている「怪獣倶楽部」というのは実際に存在していた同人グループのこと(左写真参照。要は特撮怪獣映画やテレビのことをあーでもないこーでもないと語り合いながら評論活動を行っていた集団。会報として出版された同人誌は今と違って手書き文字ばっかという濃度。殆どの会員さんは大学生だったはず)

誕生は昭和50年4月、当時円谷プロの社員であった故・竹内博さんが音頭を取り、既にその少し前から同人活動をしていた開田裕治さん(「衝撃派Q」代表。現在は怪獣絵師として大活躍中)中島紳介さん(「PUFF」代表。現在もライターとして活動中)故・富沢雅彦さん(同じく「PUFF」代表。今も私の心の師匠である方)らと「プロの視点で評論することを心がけよう」という意志の基に同会を立ち上げたそうだ。

最終的にその後集結したメンバーの名前を聞けば大体のマニアなら「ああ、あの人」というバリューを持つ方ばかり。たとえば原口智生さん(現・映像作家)氷川竜介さん(現・アニメライター)池田憲章さん(現・フリーライター)とか、他でも海外ドラマの研究で有名な岩井田雅行さんや幅広いジャンルで活躍したライター・徳木吉春さん、朝日ソノラマ「宇宙船」の創刊に尽力した聖咲奇さん等々、何処まで行ってもスゴイ名前が続いていくのである(同人誌としての「怪獣倶楽部」は五号までが発刊されたそうだ)

ここのメンバーさんはこの数年後に訪れた第三次怪獣ブームの煽りで様々な商業誌にライターとして参加しており、まさに「プロとしての視点」を培った意味が結果としてここに花開くことになったわけでもある。

我が輩のように1970年代後半から80年代にかけて特撮(アニメも少々)という趣味にどっぷり浸かっていた少年にとって、教科書にも匹敵する書籍であったランデブー、アニメック、ファンタスティックコレクションやスーパービジュアルマガジン、ロマンアルバムやケイブンシャの大百科などに編集・構成・執筆者として必ず名前の出ていた彼らは間違いなく先生のような存在でもあったのだ。

その話がドラマになるというならこれは見ないわけにはいかないと言うことで、かなり心がざわついているのだけれども、おそらくまんまなドキュメンタリーになる事は無いだろうし、かなりデフォルメのある展開に持っていかれるのはある程度覚悟はしている。しかしながらこういう人たちに少しでもスポットが当たるのは本当に嬉しいことだと感じずには居られないのである。

キャストを見たらドランクドラゴンの塚地武雅が故・竹内博さんの役どころだという以外わからないが、他はなんとなく加藤諒が開田先生かな?くらいの想像しかできてない。そしてドラマならではの存在でもある美形ヒロイン担当の馬場ふみかが出ているのも高ポイント(我が輩「仮面ライダードライブ」の頃からお気に入りの女優さん)

1エピソード30分で話数も少ないらしいので、ネットはおろかビデオもなかった時代のマニアがどのように活動していたのか、そのへんを若い方には興味本位で良いから是非見てほしいなと思っているし、同じ時代を過ごした同好の皆様であれば当時のいろんな事を思い出しながらも「そら違うんじゃないか」と、ツッコミを入れつつ楽しむことも出来そうだ。

なお、「怪獣倶楽部」に関しては竹内博さんの著書「元祖怪獣少年の日本特撮映画研究四〇年」の中で詳しく綴られている。

※左下は富沢雅彦さんの追悼集に載っていたホンモノの「怪獣倶楽部」当時のメンバー集合写真。
0529.jpg  

君は酢卵の味を知っているか??

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映画館の話題が続いてしまうのだが、連休中夫婦で愛媛・内子の方へ足を伸ばしてきた際にスゴく味のある劇場を見かけてしまった。今回はそのはなし。

上写真に映っている建造物がその名も"旭館"である。こんなのがあるのを全然知らずに街ブラをしていたら突如眼前にこのようなビジュアルが飛び込んできたのでかなり度肝を抜かれてしまった。なんでこんな物がまだ残っているのだろうと不思議で仕方が無かったのだけど、聞けばココは大正15年に開館しその後昭和42年に閉館、本来なら解体されて然るべき老朽建築物だったはずだが、土地建物の所有者である森文醸造株式会社が中心となって「保存会」を立ち上げ、なんとか修復処置を施して現在に至っているそうである。その甲斐あって2013年には国の有形文化財として登録され、それに併せて不定期ながら館内での映画上映も復活させたそうだ。

IMG_1874.jpg今年も来月10日に「八名信夫&高倉健映画祭2017」というなにやら凄そうなイベントが控えているとか( ̄▽ ̄;)

八名信夫というと悪役商会でお馴染みの俳優さんだが(特撮ファン的には「ゴレンジャー」の二代目黒十字軍総統とか「キカイダー01」のビッグシャドウなんかで印象深いヒト)今回はなんと「おやじの釜飯と編みかけのセーター」という作品を自らがメガホンを取って完成させたとかで(チラシにも「第一回監督作品」と明記されている)当日6/10(土)にはご本人もやって来て舞台挨拶も行われる予定。

同時上映の「健さん」は高倉健のドキュメンタリー映画。八名さんの映画と二本立てで昼の部/夜の部と二回上映されるらしい。高倉健さんについては三年前の「幸福の黄色いハンカチ」上映会のおり来場を依頼したことがあったそうだが、そのときはスケジュールが合わず来ることが出来なかったもののご本人からは丁寧な直筆の手紙が届いたそうである。(健さんはその年に亡くなられたのでおそらく体調も万全ではなかったのだろう)

私が訪れた日は中には入れなかったので是非一度見に来てみたいと思っていたのだが、6/10は残念ながら休日出勤になってしまったので次のチャンスを待ちたいところ。

それにしても見事な味わいを感じさせる映画館だった。最初はてっきりレプリカかモニュメント(或いはただの廃墟とか(ーー;))みたいな物だと思っていたので、まさか「現役」の映画館だったとは驚いたのなんの。

徳島にある脇町オデオン座やつるぎ町貞光劇場なんかよりもさらに古い劇場が残っているというのはホントに感心したし、ぱっと見がまるでジブリのアニメに出てきそうな佇まいなのも素晴らしい。愛媛方面に行かれる映画ファンの方には一度立ち寄ってもらいたい場所でもあります(この劇場へ行くと森文醸造さんからの「酢卵」試飲サービスが受けられるらしいので、チャレンジ魂お持ちの方はそちらにも挑戦してみてください)

※思わず劇場前で写真を撮ってしまった。↓丹下左膳の立て看(大友柳太朗バージョン)が細すぎて我が輩の体がはみ出してしまっているが(;゜ロ゜)そこはあまり気にしないように。
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窓の外は、車の雨が降る

IMG_1882.jpgオープンから二週間あまり、そろそろ喧噪も静まっただろうと週末の夜にイオン徳島へ行ってみた。

目的は徳島初上陸となった"いきなり!ステーキ"ではなく、同じく徳島市内第一号のシネコンとなったイオンシネマ徳島で映画を見ることである。

連休中に一度だけ探索に来ていたので、だいたいの位置関係はわかっているつもりだったが立体駐車場をぐるぐる回って最短距離で入館出来る場所に無事駐車(それくらい空いていたと言うこと( ̄▽ ̄;))

この建物では最上階に当たる五階に映画館は建てられており、直ぐ隣と階下はフードコートとレストラン街になっているので食事を取るのに事欠くこともない(店舗の種類も数も多いし営業時間もけっこう遅くまでやっているので、その点はシネマサンシャイン北島より便利だ)

中に入って広いロビーに出ると客はそれほどおらず、とりあえず初めてなので一番広い部屋が良いだろうと一番スクリーンで上映中だった「ワイルド・スピード ICE BREAK」をチョイス。 

映画の感想はともかくとして( ̄▽ ̄;)今日は映画館そのものの体験記を綴ってみようかと思っている。

ちなみにこの日は家内と一緒に行ってきたので「夫婦50歳割引」を適用し(1100円/一人)そのうえで追加料金を400円/一人分払ってプレミアシートに座ってみることにしたのだ(追加とは言いながらこの料金には1ドリンクのサービスが付いているので、それを思うとお得感はかなりあるような気がする。通常シートに座って珈琲でも買えばほぼ同じ出費になってしまうわけだし)

なにせ一回体験してみないとどんなもんかはわからないので、これから数回は敢えて他の8スクリーンへ部屋を変えながら劇場環境を確認してみようと思っている。

ec.jpg今回試した一番スクリーンはこの劇場では最大規模の312席。

上で書いたプレミアシートはこの部屋にだけ用意された36席になるのだけど、位置が部屋のど真ん中にあり鑑賞ポジションとしては申し分なし。

レイアウトも余裕を持った作りで隣前後とは少し幅を持たせていて、肘置きとカップホルダーも席ごとに二カ所ずつ付いている。

座り心地は当然のように快適だし、あれなら「ベン・ハー」や「風と共に去りぬ」みたいな上映時間が四時間近くある映画を見ても尻が痺れたりする事はないだろう。

またこれは他の席も同様なのだが傾斜が大きく取られているために前列のお客さんのアタマが視界を遮ることがない。

我が輩自分もアタマがでかい人なので今まではけっこう後ろの人に気を遣ったりしていたのだが、ここでそういう心配をすることはなさそうだ。

さてそれで前から気になっていた本館のシステムである「ULTIRA」とはなんぞやということだが、参考画像にあるとおりIMAXとさほど違いがあるような感じはしなかった。

入場してぱっとスクリーンを見たとき確かに「デカいなー」とは思ったけど、昨年大阪エクスポシティで見たIMAXの凄さがまだ記憶に新しかったためか、あのときほどの感動や驚きはなかったかもしれない。

もう一つの売りである「V'sOUND」の方はプレミアシートにしかその機能が付属しておらず、さっそくスイッチをオンにしてみたのだけど(On/Offは自分の意志で任意選択可能。スイッチが椅子の横にある)コレ要は昔流行ったボディソニックのような物で、シートに内蔵されているであろうスピーカーからウーハー効果を作り出し、背中や腰、尻等に重低音攻撃を敢行するのだ。

それらは映画本編の展開に合わせて作動するので、たとえば画面上で車のエンジンがかかったりするとその瞬間背後からブルンブンブンと物凄い音と振動が襲ってくるワケなのである( ̄。 ̄;) 

この日は映画が映画なので全体の六割くらいはそうしたシーンになっており、もう途中からはシートは激しいマッサージチェアーと変わらない状態になっていたのだった(慣れてない人には便意を催す振動かもしれないなあ・・・)

で、いろいろ期待値の高かった各システムだけど、正直それほど感心したわけではなかった。

二年前の4DX体験の時にも思ったことだが、シート側でいろいろ仕掛けがあって楽しいのは最初の20~30分くらいのもので途中からは「もういいから普通に映画見せてよ」という気分に陥ってしまうのである。

それとdtsXを搭載した立体サウンドもどんなものかとワクワクしていたが(そのための中央ポジションだったのに)予想していたほどの繊細な音やワイドな空気が感じられず少しだけガッカリしている。

まあその辺の効果のほどは映画によっても違うだろうし、何本か見に来ているウチにピタリハマった作品があるとは思ってるけどね。

あと、6月までの上映予定ラインナップを見て思ったことなのだが、せっかく劇場の数がプラス1になり見たい映画の選択肢が増えると期待していたのに、けっきょく「メッセージ」も「破裏拳ポリマー」も「スブリット」もやってくんないとは、いったいどーいうことですかいの??

プログラムがシネサンと殆ど被ってしまってはただ客の取り合いになるだけで新劇場としての存在意義が無いんじゃないかと思うのだがなー・・・(ーー;)

と、小言のような話になってしまったけど、なんと言っても待望久しい新シネコン。上では↑ああ書いたが普通に映画を見る環境としては最高だし(席からスクリーン対する首の角度と言い座り心地と言い、とにかく疲れないのが良いのだ)我が輩がここで映画を見る回数は今後間違いなく増えていくことだろう。

最後に「ワイスピ/ICE BREAK」の一言感想も書いておくと、私は前作「Sky Mission」が"初ワイルドスピード体験"でそれがあまりにも最高だったためにどうしてもアレ基準でこの続編を見てしまい、残念ながら今作ではあそこまでの満足を得ることは出来なかったのだった(「スカイミッション」に触発されて直後にシリーズ全作見たなあ)

が、それでもタイトルにも書いた車が雨あられと降ってくる場面はすげー(;゜ロ゜)と思いながら同時に大爆笑してしまったし、あれだけでもこの映画見る意味はあったと思っているが全体的には「ザ・後日談」の趣が強く、ワイスピシリーズ好きな人にしか通用しない面白さであったことも確か(いちげんさんお断りの面白さとでも言うべきか)

たとえばステイサムの使い方なんかはまさにそれで、あの今までとんでもなく酷かったヤツが突如として善玉に転向するなんてのはこのシリーズならではフットワークの軽さだし(いちお褒めてるつもり)役どころとしては一番おいしいところを持って行ってるので、見終わるとなんだか彼が主役の映画だったような気がしてしまうくらい(海外ドラマだとシーズンごとにキャラがどんどんチェンジする状態はよくあるけど、たとえば「プリズンブレイク」のティーバッグとか「ワンス・アポン・ア・タイム」のレジーナみたいな。本作のステイサムにはなんとなくそれに近い物を感じてしまった)

まあなんだかんだ言っても最後に「ああいう事」になったのは素直にじーんと来たわけですが・・・(;ω;)

そんなわけで我が輩次回は4DXで何かを見に来るつもりであります。