You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりとゆるく綴るブログ

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20世紀から円盤がやって来る

m69794275333_1.jpg少し前にロッカリアさんとのところが「最初に買ったレコードは何だった?」という話でずいぶん盛り上がり、それ以降なにかとソレ系のことが気になっていろんな事を思い出したり自分が持ってる音楽データの再確認を行ったりしていたのだけど、今回はそこ繋がりで思い出深いアナログ盤サントラの話しを少し書いてみようかと思う。

たぶん長くなりそうな気がするので(ーー;)二回に分けようかと思うが、まずは「特撮編」

ちなみに「はじめて自分で買った」で言うと私の場合は10歳の時に小遣いの範疇で手の出た「アクマイザー3」のシングルレコード。これを徳島にかつてあった丸新という百貨店のレコード屋さんで買ったのが最初だったと記憶している(と、書いてはみたモノの、なんとなく「UFOロボ・グレンダイザー」の方を先に買ったような気もするのだが( ̄。 ̄;)まあここは「アクマイザー」だったということにしておきましょう・・・)

以降己の成長と小遣いの微増にしたがい"そんなんばっか"を(__;)購入していたのだが、覚えているだけだでも最初の何枚かは下記の通りだったはずである。

※まともな(?)レコードの思い出は本館ブログに書いてあるのでそちらを参照のこと。


20140214_b3f978.jpg・キングレコードLP「ウルトラマン大百科」・・・買ったのは12歳の時だったかな?価格は確か1800円だったはず。

収録されているのはウルトラQ~レオまでの主題歌・挿入歌(「帰ってきた」と「エース」は版権の問題でオリジナルではなくカバーバージョン)とドラマのサウンドトラックが歌と歌の間に随所で短く入っており、ビデオの無かった時代劇中の音だけでも聞くことが出来たのはとても嬉しかった。

「ウルトラQ」のテーマをちゃんと聴いたのもほとんど初めてだったし、石坂浩二の「これから30分、あなたの眼はあなたの体を離れて、この不思議な時間の中に入っていのです」というおなじみのナレーションも、おー、なんだか大人向けみたいだなと思えてすごく新鮮だったのだ。

ほかではレオの「桜の花びらだ!流れに目標があったぞ!」(第4話「男と男の誓い」より)って台詞から主題歌に切り替わる所は何回聴いたかわからないくらい気に入っていたなあ。

su.jpg・キングレコードLP「サウンド!ウルトラマン」・・・その「大百科」がシリーズ化され最終的には全四枚出されたのだが、我が輩が買ったのは「2」と「4」(たぶん中一くらいの時)今回は歌だけではなくBGMも何曲か収録されたオムニバス形式の編集になっており「2」がQ~帰ってきた、「4」がセブン~レオ(さらにはセブンの海外版主題歌なんてのも同時収録)という構成。

おそらくウルトラシリーズのオリジナルBGMがレコード化されたのはコレが初めてだったはずである。特に10年近く再放送の途絶えていた「ウルトラQ」のドラマ音声が大量に入っていたのは感動した。

・キングレコードLP「ウルトラオリジナルBGMシリーズ」
bgm.jpg

先の「サウンド!ウルトラマン」をさらに発展させた今度は番組ごとのBGMを一枚に収録したもの(シリーズ①「ウルトラQ/ウルトラマン」のみカップリング)これも購入時期は変わらないが、なにせ中学生になったとは言え貧乏育ちだったので小遣いは乏しく、本音を言えばすべて買いたいと思っていたけどそういうわけにもいかないので「セブン」「帰ってきた」「タロウ」だけを抑えていた(ライナーの解説を読んで「シーモンスの唄」の歌詞は逆に読めば日本語になることを学習(?)したりもした←るれくーはひ~う~も~、けなけーなシーモンスー、よ~どさーはーうこーむ♪=「向こうは佐渡よ、泣け泣けシーモンス、もう日は暮れる」だそうで( ̄。 ̄;))

57647315.jpg・キングレコードLP「オリジナルBGMシリーズ仮面の忍者赤影」・・・この流れで当時のキングはウルトラ以外にも手を広げようとしていたのか、これと「キヤプテンウルトラ」の二枚が追加販売され、我が輩は大好きだった赤影の方を迷わず手に取ったのであった(コレは中二になった頃買ったのだけど、それまで「キャプテン」を見たことが無かったこともありそちらには興味がわかなかったのだろう)

「赤影」のレコードは内容面ではすごい充実していたように感じられ、聞きたかった曲はほぼ収められていたし、全四部のテレビサイズオープニングがナレーションと共にすべて入っていたのも楽しくて、全部丸暗記するほど聞きまくったものでしたわ(脳細胞の無駄遣いというのはこういうのを言うのだろうなあ・・・(; ̄O ̄))

それと音楽の小川寛興さんは中村梅之助主演の「遠山の金さん捕物帳」も担当しておられて、こちらによく「赤影」のBGMが流用されていたのである。「金さん」は再放送も多かったのでそれを見つけるのもけっこう楽しみだった。

で、本来であればこの少し前に東宝レコードの名盤「ゴジラ」(全三枚)や「SF映画の世界」(全六枚)「大怪獣ガメラ」(全一枚)なんてのも出されていたのだが、時既に遅しですべて廃盤になっており為す術はなくなっていた。

ゴジラで言うとあの頃わたしが唯一買うことが出来たのがコロムビアから出た「怪獣王ゴジラシリーズ」という全五枚のドラマ音声レコード。各三本ずつがダイジェストで収められており、我が輩は「1」の『ゴジラ対メカゴジラ』『モスラ対ゴジラ』『三大怪獣 地球最大の決戦』だけを買ったのだけど、この頃からホントに欲しいものを買えない悔しさみたいなものをふつふつと感じるようになってきて、高校に入ってからはそれを解消するためにアルバイトをやり出したりもするのだが、以降はおそらく辛抱すること無くなんだかんだと手を出してきた「はず」なのである(そしてここまで書いてきたレコード群はほんとにデフォルメなしで溝が無くなるんちゃうかと言われそうなくらいプレーヤーを酷使稼働させて聴いていたのであった)

※以下は多少懐に余裕のできはじめた高校時代から買い始めたなんだかんだの一覧。すべてアナログLPレコード(82~84年頃の物ばかりだと思うがいくつか記憶抜けしている物もあり。リンクが張られているものは現在CDで購入可能)

・コロムビア 怪獣王ゴジラ オリジナルBGMコレクション(上下巻二枚)
・コロムビア 大魔神 オリジナルBGMコレクション
・コロムビア ウルトラQ オリジナルBGMコレクション
・コロムビア マイティジャック オリジナルBGMコレクション
・コロムビア ウルトラマン80 音楽集
・コロムビア テレビオリジナル BGMコレクション 宇宙刑事ギャバン
・コロムビア 宇宙刑事シャリバン 音楽集
・コロムビア 宇宙刑事シャイダー 音楽集
・コロムビア 科学戦隊ダイナマン(歌とBGM)
・コロムビア 超電子バイオマン 音楽集
・キング ウルトラオリジナルBGMシリーズ(第二期全八枚)
・キング SF特撮映画音楽全集(全一六枚)
20131029_c4b87a.jpg
・キング SF特撮TV音楽全集(全一二枚)
・キング 完全収録ドラマ盤(東宝特撮映画ばかりを全五枚)
・アポロン SF映画の世界(東宝レコードの再発版 全六枚)
・ビクター ゴジラ主題歌全集(お座敷小唄の「ゴジラさん」なんて珍品もあり)

上↑に書いてる「はず」ってのはつまりこんだけ一生懸命聴いてきたレコードの皆さんが今ではまったく手許に残っておらず(結婚したときに後年買い集めていたCDとセットにして全部売ってしまった( ̄▽ ̄;))あのジャケットを開いた瞬間の感度を味わうことがもう二度と出来ないという事でもあるのだ。さいわいというか手放すときに何枚かはカセットに録音して残していたのもあり、音源自体は所持していた全レコードの三割くらいはあったのでそれを聴くことは可能だった。

のちにパソコンを使うようになってからはその音源をHDDに保存して(カセットがもう何時切れてしまうかわからない状況でもあったし)今でも時々聴いておるのだけれども、まーアナログレコードをアナログカセットに録音して、それを取り込んだ音声だからはっきり言って音質はかなり酷い。よく言ってAMラジオを録音したようなノイズ混じりのサウンドだが、それでもその曲達を聴けば曲順もがっちり覚えているし、リスニング時の集中力は現在の音楽を聴くときの比では無いのだ。

※「赤影」のパソコン上管理画面
aka.jpg

↑だいたいこういう形で残してあるのだが、この曲データは全部手入力による物。今はCDならデータを取り込んだ時点でネットから殆どの曲情報が勝手に入ってくるのだけど、なにせラジカセからケーブル接続で録音した物だからそんなもんあらへんし( ̄。 ̄;)ジャケットのライナー解説書をメモったノートを頼りに一曲ずつリネームしている(作業を思い出しただけでめんどくさいわ(__*))

今はどんなマイナーな特撮モノでも高音質の完全版音楽集CDが出る時代なわけで、集め直そうとすれば出来ないことは無いと思うのだけど、あの頃と同じ情熱でこれらの商品に接することはもうムリだなと( ̄。 ̄;)とりあえず今持ってるモノで楽しめればそれでいいやという、現状ではそういう達観モードにも突入しているのである。

そんなわけでこの話やっぱり長くなってしまったので(^_^;)いったんここで終了。次回は映画音楽編に突入予定。

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水曜日はパンサーで出動、木曜日は超獣退治

まもなくCSで放送がスタートする「ウルトラマンA(エース)」についての諸々雑感等。

本放送時(昭和47年)私は丁度小学校に入学したばかりで、旨いこと読んでいた本が小学館の学習雑誌(「小学一年生」)だったこともあり、同時に始まった「エース」の漫画連載も読んでいたし「帰ってきたウルトラマン」の後番組としての期待値も当時はかなりのものがあったと思うのである。

しかし今思い返すとこの頃自分の興味の対象は少しずつ「仮面ライダー」へシフトしており、熱中度で言うと「エース」はライダーよりやや下だったような気がするのだ。じっさい「小学一年生」の方はさほど一生懸命読んでいたわけではなく、親が学習用に買い与えた側面が大きかったと思うのだけど、自分の中ではやはり「テレビマガジン」「冒険王」と言った雑誌に載っていたライダー達の特写スチールや絵柄のダイナミックだったコミカライズ版(石ノ森章太郎ではなくすかがやみつる(「ゲームセンターあらし!」の作者)の手による物だったと思うが)の方を嬉々として読んでいたはずなのである。

したがって「帰ってきたウルトラマン」に比べるとリアルタイムの思い出もあまりないうえ思い入れも若干薄かったような気がするのだけれども、なんといっても天下のウルトラシリーズ、当然放送日が来ればテレビの前から動くことはなくコレも最終回まできっちりと見届けたのであった(「ウルトラ」と「ライダー」がほかの変身ものと比べても別格なのは子供なりに認識してたところがあったのだよ)

で、我が輩にとって「エース」と言う番組は当時も今もホントに毀誉褒貶が激しい番組だったというか、回によって出来不出来(または好き嫌い)の振幅が異常に大きいシリーズでもあったのである。

とりあえず放送スタート直前でもあるので悪い所はあまり書かないようにして( ̄。 ̄;)我が輩の好きなエピソードを一〇本ばかりピックアップしてみることにした(これ「帰ってきた」のオンエア前にもやったけど、半年後もし「タロウ」が始まればきっと同じ事をやるのだろうなあ・・・)

○第1話「輝け!ウルトラ5兄弟」・・・本編始まって直ぐ登場した超獣1号のベロクロンがひたすらカッコイイ。怪獣では無い超獣という存在を意識づけるのに最高の敵キャラだった(体中の至る所にミサイルを仕込まれてたり火は吐くわ光線は出すわとやりたい放題なのが良い。また、デザイン及び造形も斬新)ほかでもウルトラ五兄弟のそろい踏みが子供心にたいへんワクワクしたのもあって、掴みとしては申し分の無い第一話だったと思う。

○第3話「燃えろ!超獣地獄」・・・超獣は異次元人が次元の裂け目から送り込んでくると言う設定なのだけど、それを表現するのに「空が割れる」という演出をされたのが視覚インパクトとしてはかなり強烈(これは今見ても素直に「おおー」と感じる場面。この有名な見せ方はこの回のバキシム登場シーンが初めて)

○第4話「3億年超獣出現!」・・・六歳のガキにはあまりに刺激的だった美川隊員(西恵子)のむちむち太股ミニスカ緊縛シーンに終始ドキドキというエピ( ̄。 ̄;) ヤプールに魂を売った漫画家(清水紘治)の筆によって超獣が現れるという設定も秀逸で、こうした展開は従来の怪獣ものではありえない話だった。※その美川隊員役の西恵子さんは現在銀座で「珈琲 蕃」という喫茶店をやっておられるそうだ

○第9話「超獣10万匹!奇襲計画」・・・初期の超獣はとにかく登場の仕方がアイディアたっぷりで飽きさせない。この回のガマスなんかは写真に映り込んでネガに潜み、焼き回しをすればするほど数が増えていくという設定で、タイトルにある「一〇万匹」というのはガマスが映った写真が掲載された雑誌が増刷されると最終的には一〇万冊になり、そこから同じ数の超獣が出現する可能性があると言うことで、これはなかなか面白いと思った。それとこの回はゲスト女優の江夏夕子(現・目黒祐樹夫人)と今野隊員(山本正明。残念ながら4年ほど前に亡くなられている)の絡みがほのぼのして良いのだ。

○第16話「夏の怪奇シリーズ・怪談牛神男」・・・「エース」の特徴としては前番組の「帰ってきた」以上に防衛チームの各隊員ひとりひとりによりスポットが当たっているという傾向があって、このエピでは吉村隊員(佐野光洋)の岡山への里帰りから話が拡がるようになっている(「母ちゃん、わしはタックの隊員じゃ」という台詞がなんだか印象的)これが今見たらなんか途中までは諸星大二郎の「妖怪ハンター」ドラマ版を見ているかのような怪奇ムードがぷんぷん。脚本の石堂淑朗さんお得意の"怪奇民話"ネタが本編に旨くマッチしたエピソードだった。あとは超獣カウラになってしまう蟹江敬三さんの怪演も見所。

○第23話「逆転!ゾフィ只今参上」・・・これはある意味アルフォンソ・キュアロン監督の「トゥモローワールド」みたいな話で、ヤプールが世界中の子供を異次元にさらおうとするわけだけど、子供目線ではちんぷんかんぷんだった異次元・四次元というものをメビウスの輪を使って分かり易く説明してくれたのがすごく頭に残っているのである(ナレーターの岸田森が蕩々と語ってくれる)それと劇中では「学生節」の替え歌(♪オマエは俺を信じなさい、ホレ信じなさい♪)が延々と歌われるのだが、これがめちゃめちゃ怖いのだ(°°;)

○第24話「見よ!真夜中の大変身」・・・我が輩「エース」の中では一二にを争うほどこの回が好きなのである。前回(23話)全世界の「子供」に目をつけたヤプールが今度はひとりの「母」を利用して超獣を生みださせエースに復讐を遂げようとするのだが(マクロからミクロへの作戦変更。計画を実行するのはヤプール配下星人の一人と思しきマザロン人)その描写が逐一トラウマ級にオソロシかったのだ(当時この放送見た後で自分の母親の背中が赤くなってないかを確認したくらいだったからな~(__*))それからメインゲストの岩本多代さんがかなり艶っぽいのも良い(ってココだけはオッサンになってからの感想ですが・・・)

○第26話「全滅!ウルトラ5兄弟」/第27話「奇跡!ウルトラの父」・・・前編見終わった後でコレどーすんねんと( ̄。 ̄;)すっごい落ち込んだことを憶えているが、ウルトラ兄弟が全員タール漬けにされた場面はけっこうショックだった。前後編続けて見れば単純にお祭り気分満載の回でもあるし、ツッコミどころも含めて楽しい回なのは間違いない(ウルトラの父が過労死するのはオイオイと思ったけど)

○第28話「さよなら夕子よ、月の妹よ」・・・この回を見るに至り、自分は南夕子(星光子)目当てでこの番組を見ていたんだなと気がついた(きっと北斗役の高峰圭二をあまり好きじゃなかたのだろうなあ)次週から彼女が出ないと知ったときの落胆たるやそらもう相当なもので、近所にいるあこがれのおねいさんが突然嫁に行ってしまうかのような悲しさがありましたわ(そもそもわたしゃガキの頃から年上の女性が好きだったのだよ)

○第48話「ベロクロンの復讐」・・・28話以降のエースでは私が唯一好きな回。全編がかなり凝った演出(特に前衛的な表現が多い)をされており、ヤプールの残党である謎の女医(「プレイガール」の高毬子がセクシーなミニスカナースとなって登場)と北斗とのやりとりがスゴい緊張感あってスリリングなのである(オチがJホラーみたいな終わり方だし)


こうして書き並べると私の場合はレギュラー・ゲスト含めた女優さん、ならびに個性的な男優さんたちの魅力と派手でかっこいい(そして今日的センス溢れた)視覚効果を気に入ってこの番組を見ていたのがよくわかる。

そんなわけで、しばらくちゃんと見てなかったこともあるから忘れてる話も多いはずだし、今回はじっくりと見直してみなければなりますまい(何十年も気がつかなかった良作が隠れているかもしれないし)

ファミリー劇場を視聴可能な環境にある方はぜひ三日からのオンエアをご覧くださいませ。



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遙か彼方に輝く星は、あれがあれが故郷だ

CSチャンネル・ファミリー劇場で二七日に「帰ってきたウルトラマン」最終回が放送された。

第51話「ウルトラ五つの誓い」(脚本/上原正三 監督/本多猪四郎)

この回は見たときの自分の年齢によって毎回受ける印象が変わってくる不思議なエピソードでもあるのだが、今改めて見てみるとこれは郷秀樹(ウルトラマン)と次郎君、その2人だけのための物語だったように思えてならなかった。

そこには「ヒーローものの最終回」という括りとは別の「疑似親子関係の決着の付け方」とでも言うかな、それをあくまでも「ウルトラマン」を見ている体の子供に対して大人側が言いたいことを父性目線で投げかけたように思うのである。

正直自分が子供時代この回を見たときは「はぁ?”腹ぺこのまま学校へ行かぬ事”ってなんだよ?子供やと思てナメとったらアカンぞゴラァ!!(--#)(ヤなガキだったなあ・・・)」と、憎まれ口をたたくようなリアクションしか取れず、残念な事に当時の番組スタッフ(大人達)の思いは我が輩にまったく届きはしなかったが(__;) 今この年になってみればコレが何を意味しているのかは朧気に見えてくるものがあって、要するによんどろこのない事情で子供と別れなければならない父親(或いは保護者に当たる男性の身内)が子供に何かを伝えたい時に「自分なら(←敢えて上原先生のお言葉だと仮定しますが)こうするよ」と言う一種の提示だったような気がするのだ。

IMG_2332.jpgこのことは切通理作の著書「怪獣少年の<復讐>」の中で行われた切通氏と作家の福井敏晴との対談中で福井氏がまったく同じ事を仰っているのだが(右画像参照)読めば読むほど成る程なと思わずにはいられない一節だったので、興味ある人はこの後の私の能書きなどはすっ飛ばして( ̄▽ ̄;)こちらの本を読んでください(該当記事は318頁より)

特に番組中の彼らの関係性を考えれば次郎君サイドで見ていた郷という人間は最初こそ姉の恋人で兄の仕事仲間であり、もう1人の兄貴みたいに思えた存在だったのがMATに入ったことにより次第に憧れへと転化し、兄姉が殺され天涯孤独となったあとでも最後には本当に自分の保護者(家族)になってくれたわけで、そうした人と唐突に別れなければいけない事態に直面した彼からすればこの状況を自分の中でどう処理すれば良いのか、たぶん全然わからないことだったと思うのですわ。

※次郎君の郷に対する想いがわかりやすいのは第19話「宇宙から来た透明大怪獣」(脚本/上原正三 監督/鍛冶昇)の中でまだ健在だった次郎の兄・健(岸田森)から語られる「次郎の机の上にはね、オマエ(郷)の写真が飾ってあるんだよ。学校へ出かけるときは"行って参ります"、帰ってくれば"ただいま"と挨拶をおくっている・・・次郎にとってオマエは心の支えなんだ、夢なんだ!」という言葉で、これがすべてを物語っているような気がするのだよ。

そんな流れで最後の最後に郷から伝えられることは「大きくなったらMATに入れ」と"新たなる夢"を与えてやることであり、そのためにオマエはいま子供なりにできることを一生懸命やれよと、それを多分日頃から次郎君に語っていたであろう「ウルトラ五つの誓い」(参考画像には写ってないけど5つめは"土の上で裸足で走り回って遊ぶこと")に込めていたハズなのだ(と、我が輩は思っているのだけどね)

だから別れの間際でも郷は笑顔で「グッバイ次郎」と爽やかに接してくれたのだろうし、その態度には自分が居なくなってもきっと次郎君なら立派な大人になってくれるという確信(そして願望)があらわれていたと思うのである(ウルトラマンとなって地球を去る郷を泣きながら追いかけ「ウルトラ5つの誓い」を暗唱絶叫する次郎君の姿にはそれが伝わっていたことを感じさせる)

今回はそんなことをいろいろと考えながらしみじみし見てしまったのだけど、こういう風に作品を眺めていると今まで気になっていたバット星人の酷いデザイン(子供の落書きみたいな宇宙人だったなあ~( ̄▽ ̄;))もゆるキャラみたいな二代目ゼットンの造形もぜんっぜん許容範囲におさまってしまうから不思議。

画像1
なんにしろウルトラシリーズの最終回としてはかなり異質で独特な終わり方をしているので(子を持つ父親なら間違いなく泣けるな(ノД`))もしまだ見たこと無いという方がおられたらぜひ一度は鑑賞していただきたいなと思います。そんな新マンをイージーに見る方法としては現状以下の通り。

・CS放送 ファミリー劇場・・・2/10(土)17時より第一話から2本ずつ放送再開

・地上波 テレビ神奈川・・・1/7(日)22時30分より週一で放送中(今日現在で4話まで放送済み)

・各オンデマンド配信サービス・・・Amazonプライム/hulu/NETFLIX ほか

そして次週2/3からはファミ劇で「ウルトラマンエース・HDリマスター版」の放送がスタートする。

例によって2本ずつのオンエア(しかも10日からは17時~19時がウルトラ4本立て(「帰ってきた」「エース」が連続放送になる編成)となる濃さで(__*)なんとそれ以外にもファミ劇では来月から「ウルトラQ」と「ウルトラセブン」のHDリマスター版を放送再開するらしく、まさにウルトラづくしの2月となりそうな気配。

そんなわけで次回の記事では「エース」で自分の好きな回をいくつか取り上げてみるつもりだ。


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ラインナップ発表、しかし真の詳細は不明・・・「すぐ、ていさつにゆけ」

閉館間近の京都みなみ会館年末最後のビッグイベント・京都怪獣映画祭ナイト7の告知がようやく一部発表となった。

画像1開催日:12月29日(金)

開場時間は現状不明ながら、例年通りならおそらく22時前後くらいになるのではないかと予想中。

主催のキャスト社が発表した右速報画像によるとこちらも前回同様ぴあPeatixで特典付き前売り券(3500円)が追加販売されるとのこと。

既に昨日の16日からはみなみ会館の窓口でも先行して前売り販売がスタートしているので、良い席をお求めの方はそちらをお薦めいたします。

上映作品については以下の三本が確定済み。

「地球攻撃命令・ゴジラ対ガイガン」(1972年 監督:福田純)

「ヤマトタケル」(1994年 監督:大河原孝夫)

「飛び出す冒険映画・赤影」(1969年 監督:倉田準二)※3D版かどうかは不明(速報画像になんか書いてあるけど字が小さすぎて読めないのだよ(__*))

これ以外にも何本か追加プログラムがあるはずなので(去年の「6」ではそれが「クレクレタコラ」傑作選だった)そちらの方は期待して待機せよという状態である。

局地的リクエストを言わせてもらうと、せっかく「赤影」をかけるのであればテレビシリーズ本編で怪獣のめっちゃ出てくる第39話「六大怪獣大逆襲」と第52話「六大怪獣包囲陣」もセットにしてくれたら面白い。

「飛び出す」は第一部である金目教編を再編集したものなので怪獣らしい怪獣は大蝦蟇と一つ目と金目像くらいしか出てこないし、これらを足し込んだらぐっとお祭り気分も上がってくると思うのだけど。

あとは忘れちゃいけないトークショー・サイン会のゲストとして来場するのが今や"二代目ミスターゴジラ"と言っても良い存在のスーツアクター、薩摩剣八郎さん(「84ゴジラ」から「vsデストロイア」までのゴジラを熱演。また、北朝鮮の作った怪獣映画「プルガサリ」に出演したことでも有名←当然だが主役怪獣プルガサリのスーツアクターとして)

個人的には怪獣デビュー(?)となったヘドラ役のこととかをじっくりと聞いてもらいたいのだが、このへんは聞き手の好み次第か(やはり今年も司会は木原さんなるのかな??)

残念ながら我が輩この日まで仕事になってしまい、おそらく行くのは難しい状況となってしまっている(仕事終わってから即!で高速バスに飛び乗れば間に合うかもしれないけど( ̄。 ̄;))なので、当日現場に行けそうな特撮ファンの方は、私に成り代わって是非みなみ会館まで潜入してきていただきたい。

そして我が輩は閉館日の3/31までに、なんとか一度は行かなければと気合いを入れ直しているところでもあります。

※参考※ わたしのみなみ会館参戦アーカイブ

1.2011年12月10日 京都怪獣映画祭ナイト
2.2012年11月24日 京都怪獣映画祭ナイト2
3.2013年12月28日 京都怪獣映画祭ナイト3
4.2014年3月22日 大怪獣大特撮全集
5.2014年12月27日 京都怪獣映画祭ナイト4
6.2015年4月25日 超大怪獣大特撮大全集.PART1
7.2015年12月26日 京都怪獣映画祭ナイト5
8.2017年4月29日 大特撮スペクタクルNIGHT




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November Masterpieceの謎を解け

IMG_2259.jpg購入後ちょっと時間を要したが「特撮秘宝Vol.7」を読了(写真右参照)

いつもながら大量の文字で溺れそうになるほどの情報量で溢れかえっており、また一歩老眼が進行したのではないかと心配しているところだが( ̄。 ̄;)我が輩がホントに心配なのはそのことではなく次号予告がまったく記載されていなかったことにあった。

今まで必ず一言は次号に言及する記事が添えられていただけに或いは来年続刊は出ないのではないかと、今かなり不安を募らせておるのだ。

実売数とかは全然わからないけど、年一でも不定期でもいいからなんとか継続してもらいたいものですわ(で、来春何事も無かったようにVol.8が出たらそれはそれで良いんだけどね(^_^;))

今号は中島春雄/土屋嘉男/橋本力といった特撮界のレジェンドメンバー追悼特集がメインではあったが、わたしはサブ記事扱いだった「検証!11月の傑作群」の方が面白かったと思っている。

この「11月の傑作群」がナニカ?という話をすれば、これは「帰ってきたウルトラマン」の初回オンエアで異色作・傑作と呼ばれるエピソードが11月に集中していたことからのちにファン発の言葉として定着したモノなのである(私がこの言葉を聞いたのは78年発売のケイブンシャ「ウルトラマン大百科」だった)今回の小特集ではそのへんの経緯について特撮マニア上がりの脚本家・會川昇氏が書いてくれていたが、言葉の初出についてはやはりファンジン(77年発行の「PUFF」)からではないかという話だった。

ちなみに時系列で並べてみると_

・第31話 「悪魔と天使の間に....」 (放送日/昭和46年11月5日)
・第32話 「落日の決闘」 (放送日/昭和46年11月12日)
・第33話 「怪獣使いと少年」 (放送日/昭和46年11月19日)
・第34話 「許されざるいのち」 (放送日/昭和46年11月26日)

と、このようになり「11月の傑作群」という言葉は主にこの4エピソードを指す言葉として定義されている。しかしながらリアルタイム新マンファンサイドから言わせてもらうと(コレは元々旧世代(特撮第一世代と呼ばれる昭和30年前後生まれの方々。ちなみに我が輩は第2世代にあたるかな)のマニアが第一期ウルトラに比べて不満を感じていた「帰ってきた」に対し、少しは良い物もあるじゃないかといったような若干の上から目線で語られた言葉でもあったのだ)10月最終週の第30話「呪いの骨神オクスター」と12月第一週の第35話「残酷!光怪獣プリズ魔」含めたパックにしても良いのではないかと、それくらいこの6本は水準の高い出来だったと思うのである(以前書いた個人的お気に入りエピに31話と35話以外は含まれてはいないが、これらも間違いなく良質な回と言えるだろう←本の中では會川さんも同様のことを書いておられる)

それでわかっているなと言うか旨いことしたなと言うべきか、今CSのファミリー劇場で放送されている「帰ってきたウルトラマン」がちょうど11月に29話~36話のオンエアに突入しており、きっと編成の人はそこを狙っていたのでは(と、いう気がして仕方がないのだよ。公式ツイッターでも担当の人がそのことを言及していたはずだし)

特集記事ではこれ以外にも「悪魔と天使の間に」に出演していたゼラン星人役の永吉健太郎と「落日の決闘」に太郎役で出ていた松原和人、70年代売れっ子子役だった二人のインタビューを敢行。今やすっかりオッサンとなった彼らのトークはとても興味深い話ばかりだった。

また「悪魔と」「落日」「プリズ魔」のシナリオ(プリズ魔のシナリオに関してはかなり驚く話が掲載されていたので、知りたい人はこの本を読んでください)も掲載されており、これを改めて読んでみると特に「悪魔と天使の間に・・・」は完成作品において監督の真船禎による味付けがかなり濃厚(そしてより効果的)に出ていることがよくわかる(わたしゃ読後にこの回を思わずもう一回見返してしまったよ)

それ以外でもまぼろしの特撮TV映画と言われる「アゴン」のカラー写真とか、おそらくはそうとうなマニアでも初見と思しき写真がこれでもかと掲載されているので興味ある人は今すぐ本屋に走るか密林書店を覗いてみるように。




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