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どこのCMかは知らないけれど、歌はみんな知っている

本屋で「映画秘宝セレクション・タケダアワーの時代」と言う本を買ってきた。

購入からまだ二日しか経っておらず7割程度しか読み進んではいないが、ここ最近の映画テレビ本(特にイマイチ自分と趣味の合わないライターさんの本が続いた「映画秘宝セレクション」シリーズ)の中では個人的に大ヒットと言える内容だった。

この本は所謂「タケダアワー」(武田薬品の単独提供枠)と呼ばれたTBS系列日曜19時台の人気番組(「月光仮面」「ウルトラQ」「ウルトラマン」「柔道一直線」等)の関係者にインタビューを敢行した本だが、過去何十冊も出ているこの類いのマニア本とは違い今まであまり取材対象にならなかったスポンサーサイドの人であるとか広告代理店、あと営業畑の人なんかに話を聞いた構成になっているのが目新しい編集だったと思うのである。

特に私は「ウルトラQ」が製作途中で怪獣路線に舵を切ることになったきっかけを作った元TBSプロデューサー・栫井巍さんのお話がいちばん面白かったと思っているが、他にも「ほー」と驚いたり感心したりする話が山のように載っているし、そういった60~70年代テレビ黄金時代の雰囲気を味わうことが出来る本にもなっていると思うので興味ある方は是非読んでいただきたい。

IMG_2184.jpgまた今じゃ珍しいけど一昔前にはこうした一社単独提供の番組というのはけっこうあって、だいたいはそのテーマ曲とセットになって覚えていることが殆どだったのである。

いくつか紹介するとタケダアワーなら♪タケダタケダタケダ~♪、東芝日曜劇場なら♪みんなーみんなー東芝、東芝のマーク♪、松下の時代劇アワーであれば♪みんなーウチじゅー、なーんでもナッショナルー♪みたいな。

ほかでもドラマでは無くバラエティ枠のロート製薬♪ロートロートロート、ローオートーせーいやーく♪あたりをよく覚えているなー・・・←下に関連動画を貼り付けてみたけどブラザーミシンの提供番組でもなかったっけ??(確か「刑事くん」の枠で)

と、上では↑こんなことを書いてるけど、じつは我が輩タケダアワーだけはリアルタイムで見た記憶があまり無い。

他の会社のやつは完璧に覚えているのだけど、私が見出した「帰ってきたウルトラマン」以降のウルトラシリーズは複数スポンサーだったのでタケダの歌は流れなかったし(そもそも曜日が違う)なのにどうしてこの歌だけはアタマに残っていたのか、それが未だによくわからないのだ( ̄。 ̄;)

最後まで読んだらそのへんが書いてあるのかもしれないが、或いは別の番組でこの歌を聴いたことがあったのかもしれない。

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現在鋭意読書中

五月後半から六月にかけて買った本たち。まだ数冊読めてないのもあるけどこの中じゃドラマ「怪獣倶楽部」の原作扱いでもある「PUFFと怪獣倶楽部の時代~特撮ファンジン風雲録~」(著者:中島紳介。現在も雑誌「まんだらけZENBU」で連載中)が一番アタマに入ってきた気がする(しかもこれ通常流通している書籍ではなく、イベント用の小冊子。たまたま良いタイミングでツイッター上に「まんだらけ通販で五〇部限定販売アリ」という情報が上がり、直ぐ注文したらなんとか入手することが出来たのだった(__;))しかし我が輩が一番知りたい/読みたいと思っている話はこの後(「PUFF」16号以降)の事なので(ーー;)早く続刊を出してもらいたい。
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けっして一人では読まないでください

いや、複数の方が読みづらいだろ( ̄。 ̄;) と、いうことでこの週末に入手した本が二冊。まずは「別冊映画秘宝謎の映画」

ツイッターの方でもつぶやいたのだが、このシンプルながらもワクワクするタイトルに惹かれてろくに中身もわからないまま注文をかけていたのである。

それが家に届いて表紙を見たら「わ、ジェシカ・ハーパーやん」(__;)と思わず意表を突かれ、ページをめくればカラーパートのすべてを使ったまさかの「サスペリア」大特集(それに続く「インフェルノ」の記事と併せたアルジェント映画の紹介が続く)基本的に「謎」という言葉を前面に出した編集方針なので取り上げられた各作品に対していわゆるキャプション的な解説は意図的にほとんどされていない。

そのうえ掲載されている映画タイトルが敢えて「エクソシスト2」「エクソシスト3」と言った一般的には低評価とされた続編物だったり、懐かしのグロSF「溶解人間」(これだけでなぜか八ページも枠が取られている)とか、一部の好事家が二〇世紀末に絶賛した「ネクロマンティック」みたいなまあまあ悪趣味な作品群が所狭しと詰め込まれていた(良い意味でバラエティに富んだタイトルと言うことだけど、しかもここいらは誌面の中だとまだメジャー作品扱いで、他にも「そんな映画初めて聞いたわ」みたいなのが目白押し)

ここ数年で出た映画本の中でもこれはかなり変わった趣旨のムックと言えるのではないだろうか(次の休日にゴブリンのサントラを聴きながらもう一回読み直さなければいかんな・・・俗に言う「ゴミビデオ系」「カルトムービー系」の特集本とはまったく色合いが違っていてホンマに楽しかった)


もう一冊は「日本ヘラルド映画の仕事-伝説の宣伝術と宣材デザイン-」

こちらはお仲間の一人・ロッカリアさんがブログで記事にされていたのを読んで自分も欲しくなってしまい(__;)少々値は張ったのだが(税込みで3456円)ちょっとムリして買ってみたのだった。

中身は日本ヘラルド映画が過去に配給した映画の宣材をポスター中心に掲載した物である。総ページ数約300のうち八割以上がカラーで構成されており、ちょっとした図鑑のような体になっているのが読みやすい。

自分の事で言うとやはり70~80年代の映画が一番ピンと来たというか、未見の映画でもこのポスターは見たことあるしハッキリ覚えているぞ!というヤツが何本もあった(「グレート・ハンティング」なんかそうだな)それとこの本は4年ほど前に出た「映画宣伝ミラクルワールド 東和ヘラルド松竹富士独立系配給会社黄金時代」とセットにして読むと当時の状況等がわかってより面白いと思うので、興味ある方は是非合わせ技一本の形にして読んでみていただきたい。

今回は二冊とも大当たりだったので(^_^;)我が輩たいへん満足しております。
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見慣れたカラータイマーの灯りが、何故だがあざやかに映るわ

IMG_1725.jpg年末から年明けにかけていろいろな本を買った(右写真のみなさん)

物量的にはたいしたこと無いのだが、いちおう一通り読んだので簡単な読書感想文を書いておく。

じつはこれ以外にも読んだモノは何冊かあるのだけど、これがまあ「清原和博への告白 甲子園13本塁打の真実」とか「1993年の女子プロレス」「完本 1976年のアントニオ猪木」「1964年のジャイアント馬場」と言った野球・プロレスのドキュメンタリー本ばかりで( ̄▽ ̄;)ここに書けるようなジャンルの書籍があまりなかったというのもある。

ちなみに次に読もうと思っているのが「1984年のUWF」とまたしてもプロレス系(柳沢建さんのシリーズが続くな(ーー;))映画系は今月末に発売予定の「別冊映画秘宝・謎の映画」まで買うモノは無さそうだ。

それと同じ洋泉社からそろそろ出るという「謎の円盤UFO完全資料集」の情報が流れてこないのが気になっているのだけど、ひょっとして延期になったのだろうか??(価格が4000円超えるという話だから買うかどうかはまだ未定だけどねー・・・(__;))

と、いうことで読んだ本をあらためて一冊ずつご紹介。


 「ウルトラマンの飛翔」 白石 雅彦 (著)・・・「ウルトラQの誕生」から続くシリーズ本。タイトル通り「ウルトラマン」という番組がどういう経緯で始まり、どのように国民的人気番組へとなっていったのか、時系列に沿って発生した出来事を振り返りながら様々な関係者を綿密に取材した渾身のドキュメンタリーとなっている。

また各エピソードごとの解説も準備稿の一部抜粋から当初の製作意図を推察したり、企画会議や撮影スケジュールの流れを紹介して現場の生々しさを疑似体験させてくれる要素もあり。著者の白石さんは続いて「ウルトラセブン」の同本を出版すると明言されているので、そちらの方も楽しみだ(しかしこのペースで最新作の「オーブ」までウルトラシリーズを追いかけるとすると、いったいすべての本が完成するまであと何年かかるのだろうか・・・)


 「実相寺昭雄 才気の伽藍 鬼才映画監督の生涯と作品」 樋口 尚文 (著)・・・昨年末に京都で開催された「鬼才・実相寺昭雄 映像の世界」を観に行った際に主催者の方からこおいう本が出ますよと言う話は聞いていたので気にはなっていたのだ。しかし実相寺監督の関連本というのは既に過去何冊も出版されており、なかでも2014年に刊行された「別冊映画秘宝・実相寺昭雄研究読本」が極めつけで、これがあればもう他の本は不要なのではと思っていたのである。

それがたまたま仕事帰りにコレを書店で見かけてしまい、ぱらぱらっと目を通しているうちにいつのまにやら本を手に取りレジへと歩いていたのであった( ̄。 ̄;)これは著者の樋口さんも書いておられるのだが実は評伝という形で実相寺監督を取り上げた媒体は殆どなかったので、おそらくはこの本がはじめてになるのかもしれない。そこに目新しさを感じて購入したのだけど、ホントに知らない話が山のようにあってほうほうと読んでいるとあっという間に時間が経ってしまった。


 「怪獣少年の〈復讐〉 ~70年代怪獣ブームの光と影」 切通 理作 (著)・・・こちらは特撮論客の雄・われらが切通理作が24年も前に出した名著「怪獣使いと少年ウルトラマンの作家たち」の続刊である。

前著の方は主に初期ウルトラシリーズのメインライター達(金城哲夫/佐々木守/上原正三/市川森一)にスポットを当てた構成になっていたのだが、今回は70年代という時代括りで劇場映画・テレビ番組・メディア展開・社会現象まで手広く検証した内容になっており、さらには話の中心が第2期ウルトラシリーズ(「帰ってきたウルトラマン」「ウルトラマンA」「ウルトラマンタロウ」「ウルトラマンレオ」)だというのが当時のリアル視聴者であった我が輩(5歳から9歳の間)にピンポイントで迫ってきて、あああのときのアレはこういうことだったのかと今になって目から鱗がぽろぽろ落ちる状態になっているのだった。


 「ゆめいらんかね やしきたかじん伝  角岡 伸彦 (著)・・・MBSラジオ「ヤングタウン」の頃からたかじんのファンだった我が輩は「砂の十字架」(劇場版ガンダムの主題歌。たかじん本人は生前この歌を嫌っていたのだけどね( ̄▽ ̄;))以降のレコードを殆ど聴いてきたし、徳島でコンサートが行われたときには会場で生歌(実はライブでは歌より漫談の方が尺は長いのだが)も聴いているくらい好きなタレントさんだったのである。

そのたかじんの人生を詳しく綴った物としてはかなりの良著だと思って読ませてもらったが、ここには百田尚樹の本みたいなスキャンダラスで暴露本的読み物ではない"人間・やしきたかじん"の短くも濃密な生涯が語られている。決して美辞麗句だけでは無くたかじんのダークサイドもしっかり書かれているし先の実相寺監督の本と同様「評伝」としての読み応えはかなりあると言えましょう(但し著者がたかじんの出自に妙に拘るのは少々感じが悪かったし理解に苦しんだが、それ以外は言うことなかったのではないだろうか)


magumapb8.jpeg 「サブカル・ポップマガジン・まぐまPB8~戦後特撮怪獣60年誌-「ウルトラマン」から「シン・ゴジラ」へ~」・・・この本はブログ仲間のお一人であるKeiさんこと新井啓介さんに教えていただいた雑誌。

表紙のイラストがなんだかとても気に入ってしまい(ーー;)これを見ただけでもう注文手続きを取っていたくらいなのだけど、中身の方もいろんな怪獣話が幕の内弁当のように並んでいて、同好のスキモノであれば読後は米粒一つ残さない状態になっているはずである。

※この本だけはAmazonで買えなかったので興味のある方は直接版元の蒼天社に注文してみてください(上記雑誌名のリンク先がソコになっています)

そして最後に私がもっとも好きだったたかじんの歌を貼り付けておきます。以前書いた「雨の日はバルゴンで」というしょーもないタイトルの記事はこの歌が元ネタでありました( ̄。 ̄;)

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寝ながら本を読めないなんて、まさに現代の怪奇ですね

IMG_1519.jpg今月アタマに買っていた「不死蝶・岸田森」を読了。この本は2000年に発売されていた同書(右写真左の本)を文庫化(同写真右の本)した物だが今回は岸田森が生前書いたエッセイを新たに二編追加収録した形で再編集されており、そこが購入理由の一つにもなっているのだけど、何より文庫サイズになったことにより布団で寝ながら読めるというメリットが我が輩にはあったのである(あとはスナップ写真もけっこう入れ替えが行われているので旧単行本を持っている人でもこの本は買って損は無い筈)

最近加齢のせいもあるのかハードーカバーや少し大きめの本を横になって読んでたら腕や首が痛くなるのが早くて(T^T)今や布団で読書をするなら文庫が必須である状況に陥っていたのだった。で、あらためてこの本を読むと岸田森さんが亡くなってもう34年もなるのかと、そして自分が岸田さんの亡くなった年齢をとっくに追い越してしまったこと等々をしみじみし感じながら彼の出演作に想いを馳せてみたくなったのである。

"岸田森"と言えばおそらく各世代で彼の代表作の印象は微妙に変わっていく俳優さんだと思うのだが、たとえば人によってはそれが「傷だらけの天使」の辰巳役だったり「怪奇大作戦」の牧役だったりするわけだけど、自分の場合はやはり「帰ってきたウルトラマン」の坂田健役がもっとも印象深い。

これは「傷天」や「怪奇」をリアルタイムで見ておらず後追いの再放送でしか目にしてなかったということもあるが、我が輩にとって"人生初の現役ウルトラ"でもあった「帰ってきたウルトラマン」での出会いが強烈なインパクトとして残っていたのだった。

役柄は主人公(郷秀樹=演者:団次郎)の後見人的ポジションで時に兄のごとく時に父のごとく接してくれる実に頼りがいのある存在としてドラマの中では描かれていたのだけど、その設定以上に岸田森の独特な個性が当時小学校低学年だった私の目にも際だって映っていたのは間違いなく、子供なりにコドモ番組を見ているという自覚は何処かにありながら彼の醸し出す「大人のドラマのムード」が「帰ってきた_」を1ランク上のステージに上げていたような気がしているのである。

具体例を挙げると私が「帰ってきた_」の中で大好きなエピソードに第6話「決戦!怪獣対マット」(脚本/上原正三 監督/富田義治)という回があるのだが、その終幕近くでこんな場面があった。それは二匹の怪獣によって東京が壊滅的な被害を受けウルトラマンも一度は敗退し、怪獣攻撃部隊のMATは原水爆並の威力を誇るという新兵器スパイナーを使って撃退しようと計画するが避難勧告を受けた坂田はそれを拒否。怪獣被害に遭い搬送も困難な意識不明の重体に陥っている妹(アキ=演者:榊原るみ)の側にいてやりたいと言って東京を出ようとはしなかった。そのシーンの台詞なのだが_

(MATにどうして避難しないのかを詰問され)
坂田「昭和・・・二〇年三月・・・空襲の時私はまだ三歳でした。私のお袋はどうしても疎開するのがイヤで空襲のたびに庭の防空壕に飛び込んで『この子だけは殺さないでくれ』と空を飛ぶB-29に祈ったそうです・・・(悲しそうに笑って)私もお袋に似てるんですね・・・」
※下に参考動画あり。但しいつ削除されるかわからなさそうなヤツなので(ーー;)閲覧はお早めに。

このシーン、岸田森の芝居はとんでもない説得力と達観した悲壮感が前面に出ており、私の個人的好みで言うとココは何度見ても未だ鳥肌が立ちそうになる超・名場面となっているのであった(この直後決起した郷とMATによって危機は回避されるのだが、そらこれで燃えないとキミらおかしいやろ!と言いたくなる流れ)こんなのハッキリ言ってヒーロー番組の中でやるような演技では無いとも言えるが、これが先に書いたような「オトナの空気」をスパイスとして注入していたのだろうという気がするのである(もっと言えばこんな台詞を脚本に書いた上原正三さんもスゴイのだが( ̄。 ̄;))

おそらく岸田森という人はどんなジャンルのドラマや映画(主役/脇役関係なく)に出ても、そうした場の空気を一瞬にして変えてしまう「風」を持っている役者なのだろうと私は思っているし、特にメジャーなスターでは無かったこの人が没後三四年も経て未だに語られ続けているのはきっと存在そのものが希有な俳優さんだったからなのだろうと、そんな風にも感じている。

そうした不思議な魅力を持つ岸田森の事が本人の言葉や周りの人々の証言(水谷豊のインタビューが特に良い)含めて目一杯語られている本なので、少しでも彼の出演作を見たことがある人は是非一度読んでみていただきたい。

※ちなみに岸田森の仕事で私が他に好きな物だと「蘇る金狼」の殺し屋、「ダイナマイトどんどん」のヤクザ・花巻、「ファイヤーマン」の水島博士、そしてぜったい外せない「怪奇大作戦」の牧史郎という並びになります(゜▽゜*)

 

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