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You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりとゆるく綴るブログ

アイワしろくろを救う

Posted by しろくろShow on   6  0

そんなわけで新テレビが昨日18日夜に到着した。今回のポイントは「いかに廉価で大画面を手に入れるか」というその一点に絞られており、ハナから国産メジャーメーカー製品は頭になく、オプションとしての4K対応(後々のための)があればそれでよしと考えていたのである。

選定のプロセスについては前回も書いたが最終的には同条件(55インチで7万円以下)で何社か比較した末aiwaTV-55UF10に決定した。

aiwa_thumb.jpgその記事とこれまた話が被ってしまうのだが、このaiwaというのは以前存在していた家電メーカーをブランド名だけ復活させたもので、会社としてはまったくの別企業となる(現在の経営母体は十和田オーディオ

しかしながら個人的に我が輩はこの名前にひじょうに愛着が強く、10歳で初めて親に買ってもらったラジカセも、17歳の時バイトで買ったミニコンポも、すべてココだったこともあって、いわば思い入れの差でチョイスしたところはあったのである(単純に値段だけならmaxzen製の方が若干安かったわけだし)

ちなみに五五インチというのは自宅に置ける限界サイズの大きさなので、今の家に住んでいる限りサイズアップはこれで打ち止めとなる。現物到着後箱から出してまずは外観をチェックしてみたが、やはり値段なりの安っぽさは随所に感じられ(^_^;)(特にゴールドメッキ風の処置を施した外枠フレームが見るからに取って付けたような感じで)ある程度覚悟はしていたので特に落胆はしなかったが、一抹の不安を抱えつつも実際設営してみるとその大きさにかなり圧倒されてしまった(;゚ロ゚) 

何年も40インチを見てきて急に15インチもサイズアップしたんだから、おそらく画面は多少粗く感じるだろうと思っていたけど意外にクリアな画質で、テスト視聴で確認した限りでは特に問題になるような点は何も感じられなかった。もともとそんなに高画質を期待していたわけではないので、これくらい映ってくれるんなら自分的にはいい買い物だったんじゃないかと満足しているが、あとはaiwaが早期で二度目の消滅にならないことを祈るのみである(__;)

それで周辺機器も順次接続し(HDMIが4つ、USBが2つ、コンポジットが1つと値段の割に端子は多かった。ウチはレコーダー/PS4/FireTVスティックがHDMIでWiiがコンポジットというラインナップなので、まだもう一台繋げられる。最近はやりのネットコンテンツは未搭載)それぞれチェックしてみたがテレビ側チューナーで見たときよりレコーダー経由の方が画質は良いようだ。同様にfireTVスティックの出力の方も過不足なく見えていたけどNETFLIXだけはSD画質契約のためかやはりこの大きさになるとややうす味の画面になってしまい少々見づらい。来年はHDか端末自体を4K用に変更してみる必要がありそう(fireTVスティック4Kは6000円台とのこと。この値段で4K試せるならアリかもしれない)

あと、PS4はゲームの絵と言うこともあるがここまで繋いだ機器の中ではもっとも画面が綺麗だったように思えた。それと音についてはこじんまりとして迫力のないサウンドしか出ないモノの、スピーカーがセンター正面に付いておりボリュームが小さくともすんなり耳に届くのは居住事情を考えればちょうど良かったし(夜はあまり大きな音を鳴らすことができない)音声自体も明瞭で実に聞き取りやすかった。

で、この内蔵スピーカーはどういうわけかONKYO製が採用されていて、ここにまさかの懐かしオーディオメーカーコラボができあがっていたのであった。そのことを含め、まるでこのテレビそのものが昭和B級合体家電のように思えたのも購入動機の一つだったと思っている。夕べは就寝前の最終テストで6年前にブラビア40インチを買ったときと同じく「ブレードランナー」のブルーレイを再生してみたが、あのときの方がコントラストやエッジのぼやけが気になったような気がする。それくらい今回は映像面での不満はまったく感じることがなかったし、なにより画面がこれだけデカいと期待通り没頭度は上がりますな(__;) 深夜起きていられずに往生していた自宅映画鑑賞もこれで少しは解消されることだろう(と、書いてみたモノの今度は座椅子に座ったまま寝てしまう可能性が特大( ̄。 ̄;))とりあえず明日はこれで「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」を見ようと計画中。

IMG_0557.jpg

三角マークのにくいヤツ

Posted by しろくろShow on   0  0

最近あんまりチェックしてなかったので気がつかなかったのだが、CS放送の東映チャンネルが開局以来はじめてパックに組み込まれる事になったそうだ。ここと松竹系の衛星劇場は視聴者側へ常に単独契約のみを提示してきた割と強気な営業方針のチャンネルだったのだけど(東映チャンネルは月1500円、衛星劇場は1945円。どちらも某かのチャンネルとの併用契約で多少の割引になる事はあったけど、基本今までは見たくても月額が高くて常に二の足を踏んでいたCHでもあったわけである)遂に東映が「新基本パック」「セレクト5/10」等で選択可能となってくれたのだ。貧乏パラボラ野郎としてはひじょうにありがたい話しでもあった。

たとえば私の場合「セレクト5」(このリストにあるチャンネルから5つを選ぷ。月額は税抜きで1980円)にずっと入っているのだけれども、この10月の選択では以下_

FOXスポーツ&エンタテイメント(単CH契約950円/月←コレ含め以下全て税抜き価格)
フジテレビONE(単CH契約不可・フジテレビTWOとのセットで1000円/月)
ファミリー劇場(単CH契約700円/月)
チャンネルNECO(単CH契約600円/月)
シネフィルWOWOW(単CH契約700円/月)

と、このようになっている。①と②については完全な野球対応で入れているためシーズンOFFになる11月以降(日本シリーズや日米野球は11月中にも行われるが、これらは地上波・無料BSでほぼ見られる)は某か別の物を入れようと思っていたので正に渡りに船というか見たい物の本数で言うと今契約しているNECOよりはるかに多いのはマチガイ無く、一気に秋の楽しみが増えた気分なのである。

ちゅーことで来月からは①を東映チャンネル、②をザ・シネマ(単CH契約700円/月)に変更し、やや映画モードへのシフトを実施する予定。また東映CHに入ったと言うことはこれでいつ「特捜最前線」の放送が入っても直ぐ録画できるという事なので、年末/年明けくらいにまた初回から再開してくれれば特捜ファンの私としても実に嬉しい(HD画質で録り直しの出来る良い機会だなと)

それから同局では「開局20周年」を記念した企画で今月から三ヶ月にわたりスゴい量の刑事ドラマ+時代劇+特撮+アニメの第一話をオンエアすることになっており、特に我が輩は「悪の紋章」「特命捜査室」なんてのはまったく見たことも無かったので是非チェックしてみようかと思っている(2話以降のオンエアについては各番組の反響次第と言うことなのだろうか)

ただ、少し前もスターチャンネル無料放送枠拡大の件について書いたとおり、こういうダンピングというかディスカウントに打って出たと言うことは契約者数が伸び悩んでいる(或いは減少している)という、チャンネル単体の事情もあってのことではないかと憂慮しておるのだが、特に東映の場合は持っている自社コンテンツは他局と比べても相当な物があるわけだから、ネット配信ではぜったいやってないような映画やドラマを出し惜しみせずにどんどん蔵出しして盛り返してほしいなと期待している(契約したから言うわけじゃないけど( ̄▽ ̄;))

特撮ファンとすれば所謂"HDリマスター版"と謳われた高画質バージョンをたくさん見られるのも魅力的で、今なら同局でやっている「宇宙刑事ギャバン」「仮面ライダー」はその対象だが、特に「ギャバン」は今ブルーレイで売っている映像素材と同じ物かどうかは不明ながら、私の見た限りだとビックリするくらい綺麗な画面だった。このまま「シャリバン」「シャイダー」とこの感じでHD版が続いていくなら大歓迎だし、いずれ「赤影」「キカイダー」「イナズマン」等我が輩の好きな番組群がHDになって登場するのを待つ楽しみもありそう。

そんなわけで今年の年末年始は三角マークとのお付き合いが増えることになりそうだ(12月の「石井輝男監督「異常性愛路線」全7作品一挙放送」というのも気になるなあ・・・)

録画哀歌・再放送を待つ男!

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IMG_0497_20181009215131a6f.jpgそんなわけで前記事に予告めいたことを書いたが、今回は私のもっとも大好きな国産ドラマである「特捜最前線」のはなし(ついでながら本記事のタイトルもやや「特捜風」にしている)

しばらくDVDもほったらかしだったので良い機会だと思い、まずはいったいどれくらい録画していたのか再度チェックしてみることにした。

左の写真のような形でかなり圧縮率を上げて編集しているのだが、SD-DVDに関しては1枚4.7GBのディスクに8話も10話も入っていたので、その画質たるや何をか況んやである。

アナログのHDDレコーダーで八話収録分はLPモード、一〇話収録分はEPモードと、我ながらなんてえげつないくらいしみったれた保存方法を選んでいたのかと( ̄▽ ̄;)

あとは某かのドラマや映画を録った最後にディスク容量の隙間をついて一エピソードだけとか、穴埋め的に録画した物についてはカウントしなかった。

なお、DVDとブルーレイの内訳は以下の通り

1.標準画質DVD12枚に全85話収録。これはアナログ地上波時代に大阪・朝日放送でオンエアされた本放送、及び再放送をVHSの三倍、またはベータⅢモードで録画した物。それをのちにDVDへ落として保存していたのだが、現行のテレビで見るとなかなかどうしてけっこうな映り具合なのである(ベタな比喩だと「昭和の裏ビデオ並」という言い方をよくしているが(__;))以下にこのディスクから何シーンかをキャプチャしてみたのでご覧くださいませ。

tss_201810092151282a3.jpg

2.ブルーレイDVD3枚に全36話収録。こちらは比較的最近CS放送のファミリー劇場や東映チャンネル及びBS朝日等で放送された物を録画した分。4:3の画角とはいえやはりHDされた画質は安定感あり(以下参考画像)
TSS2_20181009215127660.jpg

さて、それでなんで「特捜最前線」のことがこんなに好きなのかというと入口は単純な話しで、レギュラーメンバーやゲストにものすごく特撮関係者(それも「ちょっと出ていた」というレベルでは無く完全に主演の1人として出演していた人たち)が多いと言うことに惹かれたのが最初だったのだ。たとえば以下のレギュラーキャストを少し並べてみただけでも_

・二谷英明(「マイティジャック」「日本沈没」)
・大滝秀治(「惑星大戦争」「地震列島」)
・本郷功次郎(「ガメラシリーズ」「大魔神怒る」「釈迦」)
・藤岡弘(「仮面ライダー」「日本沈没」)
・西田敏行(「西遊記」)
・荒木しげる(「仮面ライダーストロンガー」「超人ビビューン」)
・誠直也(「ファイヤーマン」「秘密戦隊ゴレンジャー」)
・夏夕介(「突撃!ヒューマン」「宇宙鉄人キョーダイン」)等々

夏夕介に至っては孤児院に居たという設定になっていたのだが、そこで一緒だったのがダイヤジャック(「ジャッカー電撃隊」)とミス・アメリカ(「バトルフィーバーJ」)だった、みたいな( ̄。 ̄;)東映製作だからありがちなキャスティングとは言えなんちゅう顔ぶれやねんとビックリしたもんですわ(他回のゲスト俳優さんも書き連ねたら佐原健二・黒部進・森次晃嗣・真夏竜・佐々木剛・宮内洋・速水亮・伴大介・倉知雄平・西田健・南城竜也・畠山麦・天津敏等々・・・・いつまで経ってもソレ関係の人が続いていくという有様)

そうした「特(撮)最前線」(今でもこう揶揄されることが間々ある)みたいなドラマがあるで!てのを知ったのが確か中二(昭和55年ころ)の時で、ちょうど自分が特撮マニアとして芽吹いてきたのを自覚していた頃にこの番組に触れたハズなのである(当時「特捜」はすでに放送開始から三年を数え、地味ながらもテレ朝の隠れた人気番組として君臨していた←放送日は毎週水曜夜10時)

このときは特撮役者目当てで一回見てみようと気楽にオンエアを観たのだけれども、それが上の画像でも紹介している第182話「海の底から来た目撃者」という話しで、これがもうめちゃめちゃおもしろかったのである。簡単なストーリーを紹介すると5人家族が車で港から転落して母とふたりの娘は死亡、父と息子は生き残ったが男の子は行方不明。のちに生存が確認されたものの彼はショックで記憶喪失にかかってしまっていた。けっきょく所轄の捜査で本件は「事故」として処理されることになったのであった。

結果残った父は多額の保険金を手にするのだけどこの人実は死んだ母の再婚相手だったため、それに疑念を持った彼女の妹(「電人ザボーガー」「宇宙からのメッセージ銀河大戦」「レインボーマン」「科学戦隊ダイナマン」と特撮美形悪女役でおなじみの藤山律子←蛇足だが彼女は徳島出身の女優さん)が特命課の紅林刑事(のちに政治家に転向する横光克彦。政界引退後は役者業に復帰して、かつての経験を生かした政治家役での出演が目立っている。「シン・ゴジラ」でも閣僚の一人として登場)に再捜査を依頼するという流れ。

またこの義父役が山田吾一だったのでその胡散臭さは尋常で無く(ーー;)(上写真タイトル画像の右にいるおっさん)マチガイ無く保険金殺人であるのは視聴者全員が思ったことだろうが、そこへ結論づけるための課程があるときは綿密に、またあるときは強引に( ̄。 ̄;)行われ無事逮捕へと繋がるのだった。

本編スタートから10分もするとヒューマンやアカレンジャーをさがそうと思っていた事などコロッと忘れてドラマに熱中してしまい、あー、こりゃ来週も見なイカンなと決意するのに時間はかからなかったのであった。本編45分を目一杯使ったその濃厚なドラマはCM時間以外でテレビの前から動けなくする力を持っていたと思うのである。

以来この水曜夜10時(のちに「特捜最前線」は昭和60年の「ニュースステーション」放送開始に合わせて木曜日9時に放送時間が変更となるが)というのは裏の「水曜ロードショー」で見たい映画があるとき以外はぜったいチャンネルを変えることもなく見続けた枠となったのであった(我が輩がビデオデッキを買うのはこの3年後)それで見れば見るほどこの番組の面白さにずぶずぶとハマってしまい「特捜」とのお付き合いは昭和62年の最終回まで続くことになったのである。

また、ちょうどこの時期(昭和56年あたり)地元の四国放送で夕方4時から再放送がはじまり、しかも一話からのスタートだったのでここで未見のエピソードを追いかけることが可能となった(月-金の帯だったからたいへんだったけど)特にこのあたり初期のエピソードはあとでも紹介するがかなり無茶な話しが多く、晩年は作品カラーが藤田まことの「はぐれ刑事」路線になっていた事を思うとエライ違いでもあったのだ。

そして時間は経ち上でも書いたが私は昭和58年にベータマックス、61年にはVHSのビデオデッキを買っていろんな物を録画するようになった。四国放送のオンエアは途中でぷっつり終わっていたのだが何年頃だったかな~?たぶん61年後半くらいに朝日放送が夕方の3時(4時だったかも)に「特捜」の再放送を1話から開始してくれたので、これ幸いとばかりにがしがし録画を敢行したのであった。いま我が家のDVDに残っているものはほぼこの時期にエアチェックしたものである。

但し当時は全話残そうとは思わず、一度ベータで録画した物を見ておもしろかったらVHSにダビングという作業を繰り返していた。今ストックしている「特捜」が歯抜けになっているのはそのせいだが、もともと好編だけあればそれで良いという考え方をしていたので後悔はしていない(百何話も残ってるんだから十分だろうと思うし)

その「特捜最前線」で私が好きな回をいくつか簡単に( ̄。 ̄;)紹介。

○第29話「プルトニウム爆弾が消えた街」/第30話「核爆発80秒前のロザリオ」・・・「太陽を盗んだ男」に先駆けること数年、昭和のテレビドラマでこんな原爆ネタのポリティカルアクションが撮られていたことに感動した。

○第50話「兇弾・神代夏子死す!」/第51話「凶弾II・面影に手錠が光る!」・・・「人質は刑事が無傷で格好良く助ける」という慣例を脚本担当の長坂秀佳さんが嫌い、結果異常なハード回(;゜ロ゜)になってしまった前後編。後編の二谷英明は台詞がラストシーンまでモノローグ以外一言もないというスゴイ芝居を見せている。

○第114話「サラ金ジャック・射殺犯桜井刑事!」・・・サラ金強盗を射殺した後で、そのことが問題になるという実に「特捜らしい」エピソード。何人もの人がついた嘘を捜査の過程で一枚ずつ剥がしていく面白さが濃厚にアリ。

○第127話「裸の街Ⅰ・首のない男!」/第128話「裸の街Ⅱ・最後の刑事!」・・・大滝秀治さん扮する船村刑事最初の退職編(大滝さんは第170話「ビーフシチューを売る刑事!」で番組に復帰する。その後2度目の退職編となる第430話「昭和60年夏・老刑事船村一平退職 !」までレギュラー出演を続けた)わたくしたいがいの映画やテレビで泣くような事はまず無い人間なのだけど、この回だけは何度見ても涙腺が崩壊するのだよ(T_T)

○第131話「6000万の美談を狩れ!」・・・この回は推理劇としても面白いのだが特命課のナンバー2同士の戦い(橘vs桜井)というサブスーリーが見所の一つにもなっていて、そこも見応えがあるのだ。

○第230話「ストリップスキャンダル!」・・・おそらく今後放送するのは困難であろういわゆる"封印回"(ソフト化はされているのでまったくの封印ではないと思っているが)これだけしっかりした話がソフトを買わないと見られないのはじつに勿体ない。

○第351話「津上刑事の遺言!」・・・人気ミステリー作家の大倉崇裕は中学時代にこの回を見て「特捜」にどハマりしたそうで、ある意味推理小説作家への入り口を作ってくれた作品であるとご本人も語っていた。ストーリーは殉職した津上刑事(ストロンガーの荒木しげる)が皆の回想シーンにの中だけに登場し事件解決へのヒントをくれるという内容。番組スタッフの「キャラ愛」をすごく感じる回でもある。

○第403話「死体番号6001のミステリー!」・・・「特捜」で50本以上の脚本を書いたサブライター筆頭(この表現はたぶんマチガイですわね(ーー;))である塙五郎(「キャプテン・ウルトラ」を書いたこともある人)の傑作回。この人が担当するときはだいたい船村(大滝秀治)編が多い。私が言うとなんとも陳腐な表現になってしまうが「オッサンの孤独」を痛いほど感じるエピでもあり、謎解きの後に事件そのものが振り出しに戻ってしまう切ない話でもあった。

ホントはもっとアレも良かったコレも良かったってのはたくさんあるのだが、きりがないんでこの辺にしておく(ーー;)(前回ちらっと書いた第107話「射殺魔・1000万の笑顔を砕け!」についてはシャオティエンさんのブログに詳しく書かれているので、そちらを参照されたし)

そして再見すれば再見するほどこのドラマは脚本ありきで作られているのがよくわかるのだ。しかも作家さんごとの個性がまったく違うのでライターが変わると前回までとはガラッと作品の雰囲気が変わってしまうのが視聴者としては意表を突かれる楽しさがあったのではないかと思うのである。

そのメインライターは長坂秀佳さん(特撮系作品ではお馴染みの方「快傑ズバット」「アクマイザー3」「人造人間キカイダー」等でも快作を連発されていた。後年小説家としても江戸川乱歩賞を受賞したり、ゲームソフトのライターをやったりと幅広く活躍中)

長坂先生は工業高校卒業後映画会社に就職し、そこから脚本家に転向した「高卒ライター」だったので、同じ学歴である私などは昔から"工業高校の星"として氏を尊敬していたのである(「特捜」では100本を超えるシナリオを執筆)但しこのあとでも書くつもりだが長坂さんが本格的に番組に絡んでくるのは第17話からで、それ以前はパイロット版的脚本だった第7話「愛の刑事魂」のみしか担当していない。

IMG_0498_201810092151305d8.jpgその後昭和60年に長坂さんが「特捜」で書いてきたシナリオを纏めた本が2冊出版され、傑作エピが何本も掲載されているのだが、これらは今読み返してもじつに新鮮な面白さに満ちていたのであった←映像がなくても読み物として十分機能しているのがスゴイのだ(右写真参考)

ここでいちおう「特捜最前線」という番組の基本情報をあらためておさらいしておくと、放送開始は昭和52年からで、15年続いた長寿番組「特別機動捜査隊」の後番組としてスタートした(放送期間は昭和52年~昭和62年のまる10年・全509話)

初期設定は警視庁の中に作られた特別セクション"特命捜査課"(どこの管轄の事件にも関与できる権利があり、解決済みと思われた事件でも疑惑が生じれば特命課主導で再捜査を行うことが出来る)の刑事たちの活躍を描くという物。

最初の数話ではよくある刑事ドラマのテンプレ的展開が多く、お話の中心も二谷英明/藤岡弘といった名のあるスターを軸にしたものばかりで特に目を引くモノは無く、あのままだったらおそらく「特捜」は10年はおろか2クール(26回)、ヘタしたら1クール(13回)程度で終わっていた番組になっていたのではないかと思うのである。

それが一変するのはメインライターである長坂さんの意向が反映されだした第17話「爆破60分前の女!」以降で、その点についてはシナリオ集の後書きでもふれられているが_

「「キカイダー」「ズバット」のようなバクダンネタを刑事ドラマの中でリアルにやってみたい」
「殺人のない刑事ものを書いてみたい」
「誘拐だけで一本書いてみたい」
「当時の刑事もののパターンを軒並み打破したい」
「「ハミダシ刑事」ではなく「優秀刑事」の集団としてチームを描きたい」
「死んだ人間を出すぞ(これは第351話「津上刑事の遺言!」のこと)」等々

そうした意欲的なシナリオ作りが頻繁に行われるようになり、これが他作家の担当時にも好影響をもたらししていたのではと私は思っているのである(それこそWikiに書かれている「各回で取り上げられる事件は「行方不明になった子供の捜索」から「特殊爆弾による爆破テロ」まで幅が広く、放送期間10年に及ぶ人気番組となった」というのはまさにその通りであるという感じで)

と、いうことでいつものように長いだけで内容の無いドラマ思い出話になってしまったが、もし未見の人がいたらどれでも良いから一本は見て欲しいなと思います(ハズレ率は低いのでどの回でも楽しめるはず)

最後にもうひとこと書くとすれば、この番組の主題歌である「私だけの十字架」(歌手:チリアーノ)という歌はどのカラオケでも配信されているので、チャレンジ魂をお持ちの刑事ドラマファンの方は挑戦してみてください。わたしく何度も唄ってみましたがほぼ上手く唄うことが出来ませんでした(どうもオリジナルキーの低音部が難しいみたいで)


年度末に始まるモノもある

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今日からプロ野球が開幕。これはもう我が家で毎年やっている事なのだが、この日だけはうちのテレビで視聴可能な開幕戦中継をすべてザッピングし、私はそのオープニング気分を最大限味わうようにしているのだ。

今年は全6試合の内ズムスタの広島ー中日戦以外は全部映ったので、テレビを二画面に分割し一球ごとにチャンネルを変えまくって五つの球場を覗いていた(あたりまえだがコレやると疲れるんで(ーー;)開幕戦以外ではやらない。世話になったチャンネルはFOXスポーツNHK-BS1<ソフトバンク対オリックス>・GAORA<日本ハム対西武>・BS-TBS<横浜対ヤクルト>・BS12トゥエルビ<ロッテ対楽天>・四国放送<巨人対阪神>である)

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ちなみに我が輩はホークスとジャイアンツのファンなので、今日の結果に対してはうれしさ半分悔しさ半分のスタートとなった(そもそも嫌いなチームなどは存在してないのだけどね。蛇足ながら家内はタイガースファンだったりするのだが・・・)

テレビ・映像的な工夫の話をすると各チャンネルとも去年までと変わった事は特になく、もう少し何か新機軸があっても良いような気はしたのだが、そこいらは今後テレビではなくDAZN(ダ・ゾーン)なんかのネット中継が担っていく分野なのかもしれない(どのサービスだったかは忘れたがマルチアングルを任意で変えたり、知りたいデータを即引っ張ってくることも出来るそうだし)

我が輩の家も何年かしたらスカパーを完全撤退して映画もドラマも野球もすべてネット配信で見る日が来るのでしょうなあ。

それと今日金曜ロードショーで「るろうに剣心」見ようと思っていた人は巨人戦中継が伸びて延長になったため迷惑をかけたかもしれません。野球ファンを代表していちおう謝っておきますm(__)m(近年そういうことはめっきり減ったとは言え)

真実はそこそこにある

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先月ここで書いたとおり来月より無料BSチャンネル・Dlifeにて「Xファイル2016」全六話が放送されることになった。

○吹替版:6/17(土)より毎週22時~ 
○字幕版:6/23(金)より毎週00時~

※再放送あり


公式サイトによると吹替版は今のところ小杉十郎太/相沢恵子のコンビが告知されていたが、せっかくなのでDVDに収録されている風間杜夫/戸田恵子のバージョンも何処かで放送してくれると嬉しい。

なにせ無料である。同チャンネルが映るこの手がお好きな方は何をおいてもチャンネルを合わせて頂きたい。


320.jpgそして六月スタートの番組で紹介しておきたい作品がもう一本。これは少し前にわたしの"PUFF友"さんから教えていただいた「怪獣倶楽部~空想特撮青春記~」というドラマであります。

こちらの放送日は_

(関西地区)MBS:6月4日(日)から毎週日曜深夜0時50分~
(関東地区)TBS:6月6日(火)から毎週火曜深夜1時28分~
 

また、以下のサイトでも期間限定で配信中(共に無料)
○GYAO   ○MBS動画イズム

IMG_1909.jpgこれをどうして我が輩がプッシュするかというと、「怪獣倶楽部」という言葉にはなんとも言えない懐かしさと神々しさとを同時に感じるからなのである(これは同世代の昭和特撮ファンであればわかっていただける感覚だと信じているが)

ここで少し説明させてもらうとドラマのタイトルにもなっている「怪獣倶楽部」というのは実際に存在していた同人グループのこと(左写真参照。要は特撮怪獣映画やテレビのことをあーでもないこーでもないと語り合いながら評論活動を行っていた集団。会報として出版された同人誌は今と違って手書き文字ばっかという濃度。殆どの会員さんは大学生だったはず)

誕生は昭和50年4月、当時円谷プロの社員であった故・竹内博さんが音頭を取り、既にその少し前から同人活動をしていた開田裕治さん(「衝撃派Q」代表。現在は怪獣絵師として大活躍中)中島紳介さん(「PUFF」代表。現在もライターとして活動中)故・富沢雅彦さん(同じく「PUFF」代表。今も私の心の師匠である方)らと「プロの視点で評論することを心がけよう」という意志の基に同会を立ち上げたそうだ。

最終的にその後集結したメンバーの名前を聞けば大体のマニアなら「ああ、あの人」というバリューを持つ方ばかり。たとえば原口智生さん(現・映像作家)氷川竜介さん(現・アニメライター)池田憲章さん(現・フリーライター)とか、他でも海外ドラマの研究で有名な岩井田雅行さんや幅広いジャンルで活躍したライター・徳木吉春さん、朝日ソノラマ「宇宙船」の創刊に尽力した聖咲奇さん等々、何処まで行ってもスゴイ名前が続いていくのである(同人誌としての「怪獣倶楽部」は五号までが発刊されたそうだ)

ここのメンバーさんはこの数年後に訪れた第三次怪獣ブームの煽りで様々な商業誌にライターとして参加しており、まさに「プロとしての視点」を培った意味が結果としてここに花開くことになったわけでもある。

我が輩のように1970年代後半から80年代にかけて特撮(アニメも少々)という趣味にどっぷり浸かっていた少年にとって、教科書にも匹敵する書籍であったランデブー、アニメック、ファンタスティックコレクションやスーパービジュアルマガジン、ロマンアルバムやケイブンシャの大百科などに編集・構成・執筆者として必ず名前の出ていた彼らは間違いなく先生のような存在でもあったのだ。

その話がドラマになるというならこれは見ないわけにはいかないと言うことで、かなり心がざわついているのだけれども、おそらくまんまなドキュメンタリーになる事は無いだろうし、かなりデフォルメのある展開に持っていかれるのはある程度覚悟はしている。しかしながらこういう人たちに少しでもスポットが当たるのは本当に嬉しいことだと感じずには居られないのである。

キャストを見たらドランクドラゴンの塚地武雅が故・竹内博さんの役どころだという以外わからないが、他はなんとなく加藤諒が開田先生かな?くらいの想像しかできてない。そしてドラマならではの存在でもある美形ヒロイン担当の馬場ふみかが出ているのも高ポイント(我が輩「仮面ライダードライブ」の頃からお気に入りの女優さん)

1エピソード30分で話数も少ないらしいので、ネットはおろかビデオもなかった時代のマニアがどのように活動していたのか、そのへんを若い方には興味本位で良いから是非見てほしいなと思っているし、同じ時代を過ごした同好の皆様であれば当時のいろんな事を思い出しながらも「そら違うんじゃないか」と、ツッコミを入れつつ楽しむことも出来そうだ。

なお、「怪獣倶楽部」に関しては竹内博さんの著書「元祖怪獣少年の日本特撮映画研究四〇年」の中で詳しく綴られている。

※左下は富沢雅彦さんの追悼集に載っていたホンモノの「怪獣倶楽部」当時のメンバー集合写真。
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