You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりとゆるく綴るブログ

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Category: ◆映画は六畳間の指定席で=TVやDVD等で見た映画の話  

スタートレックテレビ試写会報告

DVD発売に先駆けてスターチャンネルとWOWOWが一夜限りで放送する「スタートレック」を見る。




劇場に見に行くつもりで行けてなかったので、こんなに早くオンエアしてくれるというのは実にありがたいことだ(しかしその反面「ひょっとして客入らなかったのか?」といういらぬ心配もしてしまうな)

さてワシはそこらのトレッキーのように重箱の隅をつつようなことはしない程度にこの番組(オリジナルシリーズの「宇宙大作戦」)に愛着を抱いている者の一人だと自負してる。今回本編を見た限りではシリーズそのものを再構築するという名目の元いろいろ頭を捻った後は伺えるが、これだけ新シリーズや劇場版が作られた後で登場した作品としてはまあまあ頑張った方ではなかったか。

各役者についてもそれほどの違和感はなく(ウフーラはむしろセクシーさがアップしてヨシだったし(^_^;)色気づいているスポックもザッカリー・クイントの顔でああいうことをされるので妙に合っていて可笑しいというか←くさい台詞をカークに突っ込まれて「ノーコメントだ」と返す会話シーンなどは旧シリーズの趣も残しながら新しい空気も感じられる良いシーンだったのではないかと思ってしまった)特にマッコイ役の人なんか全然知らない役者だったけど(カール・アーバンと言う人だが「指輪物語」とか「リディック」なんかにも出てたとか。どれも見たけど記憶にないなあ・・・)彼がいちばんオリジナルのイメージに近かった(ロングショットで見たらほんとにディフォレスト・ケリーが立ってるみたいな感じがしたくらい)

映画そのものの方はとにかく時間がなさ過ぎたというか(カークがブリッジに「艦長」として座るまでの流れがけっこう唐突で強引)詰め込みすぎた感じがあって全体のストーリーとしては今ひとつではあったが、新シリーズのパイロット版(こんだけ金かけて結局テレビドラマ並みかよという声もあるだろうけど・・・)と思えばそんなに目くじらを立ててどうだこうだと言うほどでも無いんじゃないかと自分の中では好意的に受けとめられる作品だった。このまま間隔開けずにシリーズ化してくれたら個人的には楽しいとは思うけど、リアル・トレッキーの方々には果たしてどう受け止められるだろうか。


Category: ◆意外と近所の怪獣魔境=特撮/サブカル関係の話  

鏡の中で燃える炎

チャンネルNECOで毎週録画していた「ミラーマン」と「ファイヤーマン」だが、意外にも途中から「ミラーマン」の方が脱落してしまった。ワシの中では円谷英二没後の同プロ製作テレビシリーズの中では出来の良い方の部類だと思っていたのだが、改まって見てみると後半の崩れ具合が自分の記憶以上に酷くてほんとにがっかりしたからなのである。




番組スタートから1クール目くらいまではあきらかに「ウルトラとは違うもの」を作り手の方も目指しているのがこちらにも伝わっていたし、ドラマ展開に於いても京太郎と絡む女性ゲストか多かったせいもあるのだが、なんとなくダークかつアダルトなムードが多少なりとも存在していて、これは数多あるカイジューものとはちょっと違うんじゃないの?という空気がびしばしと充満していたような気がするのである。

・参考動画 第一話「ミラーマン誕生」


たとえば「ウルトラとは違う」という特撮部分の演出などでは侵略者であるインベーダーの存在があまり明確にされておらず、スーツにグラサンで全員が没個性化された存在(前にも書いたけどこいつらはまんま「マトリックス」のエージェントの元ネタに違いない)として活動をしており、窮地に陥った際には彼ら自身が怪獣へと変貌を遂げるというのがまず不気味で面白い。

2話でキティファイヤーにメタモルフォーズしたインベーダーの見せ方などは顕著で、まず等身大の状態で顔から(最初に口の部分が豪快に合成で入ってくるのだが、これが楳図かずお調でたいへん恐ろしい)変わっていき、紅蓮の炎に包まれると巨大な火焔怪獣と化すというこのシーンは今見ても「おおー」と唸ってしまうトクサツ的名場面だと思うのだ(誰のセンスによる物かはわからないが、おそらく中野稔氏のものによるものではないかと想像)さらに同じく巨大化したミラーマンとの格闘に於いてもあまり殴り合うようなことはせず、双方が静態した状態から至近距離で光線を打ち合う、それらを局所バリアでかわすといった超接近戦を展開するという擬闘シーンもそれまでにはない物だった(不思議な緊張感があってなんとなくだが西部劇の決闘シーンにもイメージは近い)

そして倒された怪獣は爆発ではなく緑の炎に包まれて消えていくという(これは変身前のインベーダーたちの断末魔と同じ描写)爽快感のない怪しげな最後というか、得体の知れない敵とのたたかいはまだまだ続くのだろうというのをビジュアルだけで視聴者に植え付ける様な、そういう絵作りをしていたとも思うのである。特にこの初期数話は怪獣のデザインそのものが動きにくい物だったせいもあるのか(^_^;)そういう静かなる戦いがしばらく続いていたので余計印象が強かった。今自分がオッサンとなってこの手の物を見返すときって、実はそれほど一生懸命格闘シーン(特に巨大ヒーロー物では)なんかは見ていないのだけど、ダークロン・マルチ・アイアン・インベラー等どこまでも続く「動かない」ヤツらとの戦いは今見たときの方がガキの頃より数倍インパクトを感じてしまった。



この傾向はゴールドサタン登場あたりまで続くのだが、たぶん当時のリアル視聴者(ワシも含めた(^_^;))である子供たちには食いつきが悪かったのだろう。独特だった作品世界は2クール目以降急激に変化を見せ始め、正体の見えない不気味な存在だったインベーダーは安い半漁人のような正体を「あっさり」と見せ、どこにでもある凡百な悪の組織と同じように作戦を語り墓穴を掘ることを繰り返したり(定番と言えば定番だが「○○をこうしてああしてやる!それを止めることが出来るのは○○だけだあ!」と全部喋っちゃうアレね)怪獣デザインの方ももう通り一辺倒の物しか出なくなったし、あれほど緊張感のあった戦闘シーンでもふつーの怪獣プロレスが展開されてしまい、ハッキリ言ってなんだかなあという感じなのだ。

そして中盤以降の単なる科学チームだったSGMにジャンボフェニックスを与えて軍事チーム化し、ミラーマンに体内爆弾という弱点が加わったというイベント的展開は活劇面では賑やかな物となったが、その反面やっていることはまったくのウルトラの焼き直しであるという皮肉な結果になってしまった。スタート部分がほんとに良かっただけに(くどい様だが10話までなら今放送してもそんなアナクロ感はない)ホントに勿体ないなあと、今になってワシは思うのである。

とは言いながらその頃リアルガキだったワシはジャンボフェニックスも好きだったけどね(^_^;) 



そして「ファイヤーマン」の方だけど、これが思っていた以上に面白いのだ。これまでは岸田森が脚本を書いた「地球はロボットの墓場」(こんなんよう子供番組でやったなと思うわ・・・)だけが傑作であとはたいしたことはないとファンコレ的思想を植え付けられたせいもあったけど、こちらはなんといっても役者の配置が抜群に良いのが面白く感じてしまう所以なのかもしれない。

SAFというチームの設定は全員が博士号を持っている科学者と言うことになってはいるのだが、誠直也と平泉征はヤクザの鉄砲玉にしか見えないし、隊長の陸五郎も同じく若頭風、助手のマリちゃんなど明らかに情婦のキャラだし(__;)そのアンマッチぶりが笑えるのだが、そこにまんま科学者に見える岸田森がいるというのが不思議な説得力を生んでいるのだろう。キワキワなところでなんとかチームとしてのバランスを保っている。

各エピソードではそんな特筆するほどの良くできた話というのはないけれど、そのメンバー間での会話が実にはまっているというか芝居臭いところがあんまり感じないというか。先日放送のあった「悪魔の海を突っ走れ!」なんか潜水艦で現場に行く「途中」の描写というのが長々とあって、流行歌を口ずさむ岸田森に「歌もイケるんだな!」と声をかける陸五郎とか、これって楽屋じゃねえの?と思うようなシーンがやたらと入っていたりするあたりが凄いなと(普通ならカットされるようなシーンだけど、ちょっとだけタランティーノ風演出の先駆けみたいなところもあったり・・)

とにかく本編では岸田森の絡むシーンのすべてが楽しく見えて仕方がないのだ(^_^;)結局この番組の色と魅力はこの人のカラーによる物が大きいのかも知れないが、それ以外でも特撮シーンの気っぷの良さというのも見所として大きい部分だ。

おさらくは先の「ミラーマン」と比べても予算的には苦しかったのだろうと思うが、毎回特撮シーンは海の傍の建物が全くないところでの戦いになっており、障害物がないせいかこれがスーツアクターの動きを大きくて豪快な物にしているような気がするのだ(ファイヤーマンの中身はミラーマンと同じ西条満さんだが、アクションの軽快さが全然違う)

そして一撃必殺の大技ファイヤーフラッシュ(後半はファイヤーダッシュ)の視覚イメージと実際のアクションが見事に一致していて、怪獣を倒したときの映像的カタルシスというのは特撮番組史上かなり上位に来るのではないだろうかと思っている(個人的ベスト1は「宇宙刑事シャリバン」のシャリバンクラッシュ

まあそんなわけで(^_^;)特撮ファンとして覚醒を始めた十代の頃、ワシの中ではミラーマン>ファイヤーマンという評価はこの何十年変わることはなかったのだけど、まさかここへ来てこのような変化が生じるとは自分でも少し驚いている。
Category: ◆映画は六畳間の指定席で=TVやDVD等で見た映画の話  

サンプル地獄変シリーズ

まだまだ続くサンプルDVDとの戦い(いや「戯れ」かもしれない・・・)今回のピックアックは以下の通り。

「オカルト」



コレ最初は「ホントにあったコワイ話」みたいな心霊取材物だと思っていたらまるっきりのフェイクドキュメンタリーで、途中まではめっちゃリアルに作り込まれているからそれとはなかなかわかりづらい。渋谷の上空に謎の物体が飛来しだしたあたりからは俄然嘘くさくなってくるのだが(^_^;)全体としてはなかなかユニークな構成といえるだろう。

むかし自主映画やっていた頃に漠然とこんなんやりたいなーと思っていた物にかなり近かったので、個人的にはひじょーに気にいっている(このオチは好きだなあ・・・)

2本目

「バトルフィールドTOKYO」



ジャケ写を見れば一目でわかるがもう完全なる「クローバーフィールド」のパチもん映画である。なんとなくプロじゃなくて素人の集団がYoutubeあたりで公開を狙って作ったパロディのようにも見えてしまったし、とにかく全編そうした「お安さ」で占められている印象だ。

いちおう日本ロケはしているので完全な手抜きと言い切れないところもあるけど(観光のついでにカメラ廻したろ!って思う人もおるわな)、どうせこういうの撮るならせっかく女の子を主人公にしているのだからもう少しチチ出し尻出しがあっても良かったんじゃないかと思うけどねー。見だして最初の15分は緩く笑っていられるが、それ以降はひたすら退屈というのではちょっとな。作った人はもっとパロディ映画の勉強をすべきだろう。

3本目

「監禁拷問殺人者」



家では良き父親、外では法令順守監督官(どんな仕事かこれだけではよくわからんのだが、一種の風紀委員的な物か・・)として街の浄化活動に熱心な男が実は連続殺人犯という話。これがまた冒頭からこのオヤジの両方の日常を見せすぎて、いざ事が起こっても驚きとか意外性とかそういうものがなんにもないんで困ってしまった。

そもそも作り手の方がそんなものを(ありがちな猟奇サスペンス)見せる気はさらさらなかったのかもしれないが、よく言えば殺人鬼のオッサン目線でストーリーが語られているので、見進んでいくウチに被害者に対してまったく可愛そうだとかそんな同情心を移入することなく物語に入っていけるのが新鮮と言えば新鮮かも。個人的にはあんまり好きなパターンではない。

とりあえず今日はこれくらいでかんべんしてやろう(__;)でも並べるとやっぱり「オカルト」が図抜けて意表を突いていると思いますわ。人に勧めるなら今回だとコレだなと。

Category: ◆超銀幕無法地帯・激動編=劇場で見た映画の話  

無駄な鉄砲は数打っても当たらないときがある

ひっさしぶりの劇場鑑賞で「サブウェイ123激突」を見に行ってきた。



旧作の「サブウェイパニック」は見ているはずだが不思議と記憶に残ってないので、おそらくテレビで一回見たくらいの物だったのだろう。そしてこの新作だけど・・・なんだろうかこのデ・ジャヴは?と考えていたらあーこれは「交渉人・真下正義」を見た直後の気分だなあという事を思い出した。つまり「いつ面白くなるのか?」と思っているうちにとうとう最後まで何もないまま来てしまったという感覚だ。自分でもひじょーに疑問なのだが、デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタですよ。監督もトニー・スコットですよ。地下鉄をジャックした犯人との決闘ですよと、中身はないけど(^_^;)きっとハジけて楽しい映画の筈ですやんという簡単な決めつけ的思い込みがあったはずなのだが、なんでこうなってしまったのやら。

まーハッキリ且つありていに書いてしまえば「おもしろくない映画だった」の一言で済む話だけど(__;)

とにかくなんと申しますか、この映画の問題点はやたら意味のないシーンが多すぎるところにあるとワシは思うのだよ。身代金の運搬を警察が大急ぎでバイク+パトカーでやるのはまあ100歩譲って(へりで運べや!って見てるこっちも思ったし劇中でも市長の台詞で口走ってるし、車を使ったのはそもそも何のためかと)ヨシとするが、そこは敢えてこの交通手段を選んだという「映画的な必然」が必要なはずだと誰もが思うはずなのに、これがここではナニモナイ(__;) そのうえそれがただダラダラと別のカーチェイス映画のようなクラッシュシーンを繋いで「時間に間に合いませんでした!」ではまったくもってこのシーンの意味なんかないだろうと。

さらには見る前からこれが見所と思っていたトラボルタVSワシントンの対決だが、これも困ったことにこの二人が対峙するに至る描写があまりにも弱くて(ホント「たまたま」ワシントンが窓口になっただけにしか見えない)決戦ムードが一向にわき上がってくることがないのだ(ここなんかワシントンの不正のくだりやトラボルタの証券マンだった過去なんか一切イランかったんちゃうかと思ってしまったなあ)

そんな感じで双方共に感情移入するのがたいへん困難なままお話しは進んでいく。、またスキだらけの籠城を続けるトラボルタサイドへネズミにかじられるまで一発の弾丸も撃たない無能なSWATの描写といい、最後の最後に歩いて(!)逃げようとするトラボルタの謎な行動と言い、おいおいこの映画に緊張感はあるのかいと江口洋介調に問いだたしたくなるほどに空気は緩く、それらすべての要素にこちらが耐えられなくなってきた頃ようやく物語は収束してしまうのだった。

と、思ったままに書き殴るとまったく酷い映画のような印象だが、あえてフォローを入れると部分部分はそれなりに迫力のある画を見せているのでDVDで見るならそこそこ楽しめるのではないかと思いますわ(と言うことは予告を見たらめっちゃ面白そうな映像になっているワケやね・・・)





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