You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりとゆるく綴るブログ

Sort by 04 2013

Category: ◆超銀幕無法地帯・激動編=劇場で見た映画の話  

一見さんもいらっしゃいませ

「図書館戦争」を見てきた。



昨年の劇場アニメ版に続いて今回は実写映画版を見た。前作を見たときに自分でも書いたけど誰しもが考える「実写化するならこのキャスト」というのは雑誌「ダ・ヴィンチ」で2011年に企画として既に取り上げられていたそうだ。

その結果主要キャラは<笠原>1位 : 榮倉奈々 2位 : 上野樹里 3位 : 長澤まさみ <堂上>1位 : 岡田准一 2位 : 妻夫木聡 3位 : 山田孝之 <小牧>1位 : 向井理 2位 : 堺雅人 <柴崎>1位 : 柴咲コウ 2位 : 栗山千明 <手塚>1位 : 向井理 2位 : 小栗旬 3位 : 三浦春馬 <玄田>1位 : 髙田延彦 2位 : 宇梶剛士 と、このような並びになったそうである。

今回はこのアンケートを元にキャスティングされ、主演の二人は榮倉/岡田に決定。柴崎役も2位に入った栗山千明に決まり、実写化に際してこの時点での配役はほぼ100点満点と言っても良かっただろう(と、言いますか柴崎コウが1位になったのは単に名前が一緒だからではないのか。。。)僕は原作未読組でアニメ版しか見たことの無い人間だったので、笠原-堂上の身長差が二人のキモになる事をアタマに入れておらず、そのせいで以前は夏菜をイメージしてしまったのだが、たぶん岡田より背は高いと思うけど(岡田の推定公称は170センチらしいが、おそらく実寸は160前半。対して夏菜は165となっている)並んだときのコントラストを考えるとまちがいなく榮倉奈々の方がぴったり(彼女は170あるそうだ)実際画面で二人が並んでいる場面などを見るとちょうど良い感じなのである。

単純にアニメ版の時との比較を書けば、こちらの実写版の方が作品世界には入って行き易かった。映画の最初でこれはパラレルワールドの日本の話であること、そしてここまでの経緯(図書隊と良化隊の抗争)について時間をかけて説明してくれたおかげでアニメの時に気になっていた「どうして本を巡ってこんな国家レベルで揉め事が続いているのか?」という得心できない部分が多少なりとも解消されており、そのハードルさえ越えてしまえば本作は十二分に楽しめる映画になっていると思うのである。

それと劇中で一般市民が彼らに対して「どうせ戦争ごっこやってるんだろ」と皮肉を呟く場面を入れることにより、大事なものが少しずつ奪われようとしていることに市井の人々がなんら気づいていないというのを旨く見せているようにも思えた。こういう「たかが本でなにやってんの?」というツッコミはおそらく我々観客サイドでも同様の事を考えるだろうと思うのだけれども、図書云々の規制というのはあくまで入口的きっかけであって、好きなものを選択する自由を剥奪されるような国家が健全であるはずもなく、いずれそれは本だけで終わらないんだよという暗喩がこの話の重要部分ではなかったかと思うのだ(それこそ「たかが本」の自由すら守れない人々に、それ以上の自由なんて求めることは出来ないよなと映画終わりで自分なりに租借してみた)

と、たぶん素人考えで想像する話のテーマなぞというものはそこいらアタリだと思っているのだが、話の中身は隣にいるハズなのに本人にだけ見えていない白馬の王子様を探している女の子の話なワケで、一見深そうな思想を外殻に纏いながらやっていることは完全な少女マンガというのに驚くのだ(ーー;) しかもドシリアスな軍隊同士の駆け引き・対決のシークェンスを連続で見せながら同時にラブストリーもやってしまうこの無茶さが(__;)この映画をかなり特殊な作品に仕立てているのではないかとも思うのである。基本設定が突飛なため万人に勧めるのは難しいし、けっして完成度の高い作品とも思わないが男女問わず榮倉目線で映画に入れた人なら原作未読でもかなり面白いと感じられる事だろう。

あと見せ場としてはとにかく岡田准一の動きがすごくて(ーー;)殴る蹴るの動きに連動して相手の逆関節を決めに行ったりという戦い方は見せるための映画的擬闘などではなく、ほんとに戦場で相手を殺すためのリアルなものに見えてしまった(ほぼ「ボーン・レガシー」のジェレミー・レナーを彷彿)華は一切無いがとてもではないけどジャニーズ事務所所属のアイドル俳優とは思えない凄まじいアクションをこなしている。「SP」のときも大概すごかったけど今回は間違いなくそれ以上(長すぎて飽きてしまう銃撃戦をもっと削って彼の戦闘シーンを増やした方がよかったと思うな)

アクションついでで書くと今ひとつ芝居に切れの無かった榮倉奈々(写真で見たらピタっとキャラにハマっていたのに台詞喋るとイマイチ)が道場で堂上に決めた(おおっ、偶然の駄洒落(__;))ドロップキックはフォームが完璧で素晴らしかったなと、プロレスファン的蛇足感想を追加。

僕自身は思っていたより楽しかったので、もし続編があるなら見に行くつもりでいる。
Category: ◆映画は液晶前の指定席で=TVやDVD等で見た映画の話  

抜けば玉散る氷の刃

まだまだ続く有料テレビの話。衛星放送ともつきあいだして20年近くなるが、中でも最も長期にわたり契約しているのは僕の場合日本映画専門チャンネルになる。他局に比べて毎月なにかしら必ず見たい物をやっている本数が多いからだけど、やはり邦画の王道東宝・大映系(角川もアリ)をたくさん放送しているのに魅力を感じているのだろう。そんな中で最近印象に残った物を数本ピックアップしてみた。

「座頭市物語」



同チャンネルで勝新太郎特集は二周目に突入しており、前回は殆ど食指がわかなかったのだけれどもたまたまシリーズ1作目である本作を放送日リアルタイムで何気に見てしまった。そしたら途中から止められなくなって、思わずリピート時間を調べて録画をセットしてしまったほど。なに、座頭市ってこんなに面白かったっけ??

僕はたぶんシリーズ終盤の物とテレビドラマ版でしか座頭市は見たことが無かったと思うのだけど、そこで持っていた印象だと市がめったやたらと抜き身で人を切るチャンバラ娯楽劇というイメージしか無くて、この映画みたいに会話を聞いているだけで画面に引き込まれてしまうようなものでは無かったからとっても意外な感じがした。それとこのチャンネルでは字幕放送が適用されていて、普通邦画でそれやると邪魔になってしょーがない事が多いのだが、この映画に限っては表示させたまま見るとなお面白さが倍増するという効果があるようだ(昔言葉が多いこともあり文字情報として画面に出してくれたほうが理解力は上がるし、とにかく脚本が良くできていると思わずにはいられなかった)

殺陣についてもそれが見せ場になっているわけではなく、物語の流れの中で自然に挿入される一場面として描かれており、当然ながら映画の括りとしては所謂"痛快時代劇"とはなっていない。どちらかといえばそれぞれの場所ではみ出し者となった男たちのアウトローストーリーに(物語の軸になっている雇われ用心棒浪人・平手造酒(天知茂)との交流・対決に至る流れなどは特に)なっているところがこの映画最大の魅力ではないかと思うのである(モノクロなのも雰囲気アップに貢献)お互いを理解者であり友人になれる存在だと確信しながら、それでも最後は「仕事」として斬り合わねばならない二人の姿は男臭さもありながら何処かで心情ホモセクシャル的な部分もある名場面だった(「椿三十郎」の三船X仲代とはまた違ったリアルでウェットな男の心理描写というか)

それからこれはこじつけ感想だけど、監督・三隅研次/音楽・伊福部昭というのが「大魔神怒る」のコンビと同じだったのもカイジュー映画好き的には食い付きやすいところだったのかも(ーー;)


「ブルークリスマス」



画面に妙なUFOが出てくるという記憶は間違えていたのだろうか・・・それとも何かの映画と勘違いでもしていたのか。それはさておき数10年ぶりに見た「ブルークリスマス」もうこんだけ中身忘れていたら新作見るのとおんなじ感覚ですな(ーー;) なんとなく「アイ・アム・レジェンド」みたいな感じで話が進むのかと思っていたけどあのラストはイヤな終わり方で気分悪いわ。バッドエンドが悪いとは言わないけどここまでヤな感じに救いが無いのは見ててつらい。

中盤くらいまではSFとポリティカルサスペンスがごっちゃになったようなストーリーが続いてかなり興味を惹いたけど、上に書いたとおり最後が"あんなん"では結局なんだったんや?で終わってしまった気分だ(ヒロインの竹下景子だけがよかったなあという印象しか残らなかったけど、異色作として一度は見る値打ちアリ)


「HOUSE」



少し前にNHK-BS1で「転校生」が放送されたとき日専が大林宣彦特集やってくれんかなーって期待したけど、放送されたのは「さびしんぼう」と「時をかける少女」だけ。どっちも大好きな映画だけどホントに見たかったのはHD版の「HOUSE」だったのだ。それがレギュラーコーナーの「東宝特撮王国」のラインナップに意外な形で入ってきたため再見の機会を得た(たぶん前見てから15年以上経っとるな)

久しぶりの鑑賞であらためて感想を書けば、やっぱりヘンだし短い映画なのにリズム悪いし話もオチもよくワカラナイ(ーー;) しかしながら最後まで見ると一番最初に見たときと同様「ヘンだけどキレイで面白い映画」と言うところに行き着くのだ。たぶんこんな映画ってなかなか無いと思うよ(後年の大林作品「ねらわれた学園」はこの映画から毒だけを省いた感じになっている)

「特撮」と謳うほどの大げさな仕掛けはあまりないけど、細かい合成や絵とアニメを巧みに実写に入れ込んで映画の基本色調をポップで漫画的な構成にすることには成功している。と言うかこの内容(なにせ「家が人喰う、そんなアホな君ィ(>_<)」って、そんな話なんで・・・)なら半アニメ的な絵作りをしてくれたおかげで劇中の流血量や死者の多さ(凄惨さ)がまったく気にならないという、要するにすべてがファンタジーとして処理されてしまっており、そのおかげでラストシーンがまるでハッピーエンドのように見えてしまっているのはある意味すごいことではないかと思ってしまうのである。

それと当時は「ロリコン」なんて言葉も一般的ではなかったけど、今見ればもうこれは完全に”少女映画”のジャンルに属するのではないかとも思えてしまった。僕自身にその気はまったくないが、10代少女のアンバランスな美しさや危うさは画面から思いっきし伝わってきたし(やはりヒゲメガネの映画監督はみんなロリコンなのだろうか・・・)


「怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス」



これもチャンピオン祭り(「パンダコパンダ」と一緒にやってたハズだ)で見て以来だからインターバル40年超えてましたわ(ーー;) いやー、内容忘れてる忘れてる・・・で、そんなに力入れずに見てみたら、すごい良い映画だったんでビックリしてしまった(ちなみにこれは東宝ではなく円谷プロ創立10周年記念の同プロ制作作品)

怪獣を異形の者だからという理由だけで排除するのではなく、可能であれば共存/でなければ生息地に戻してやれば良いという映画全編がひじょうに慈愛に溢れている作りだ。それもうわべだけの嘘くさい世界ではなく、一度は人間のせいで目覚めた怪獣(ダイゴロウの母)を殺した事への反省からその息子であるダイゴロウを自治体の予算が許す限りで(実はこの辺がなかなかにリアル)育てているという部分などはかなりちゃんと描写されている。

ラストシーンでゴリアスをロケットに乗せて宇宙に返す場面なんて、あまりの爽やかさに劇中の子供達と一緒に手を振りたくなったほどだ(「もう来るなよー」とゴリアスに叫ぶシーンはちょっと笑えるが(ーー;))これはいろんな意味で心洗われる珍しい怪獣映画と言える。魂の疲れたオトナにはきっとヒーリング効果があることだろう。
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波の向こうに三角マーク

もうだいぶ前のことになるけど野球のない時期を狙って二月三月に東映チャンネルと契約していた。BSFOX238(ホークス戦中継を見るため必要)が三月末まで視聴料据え置き延長(4月から315円→998円)というのもあって若干の予算的余裕があったからだが、実はマトモに契約したのは初めてだったのだ。だいたいここにしろ衛星劇場にしろスターチャンネルにしろプレミアム系チャンネルというのは月額が高く、キャンペーンの類以外で手を出すことはまずなかったのだけれども良いタイミングで契約の機会が巡ってきたのだった。

たったの2ヶ月ではあったが他局ではなかなか見られないような物を見たので備忘録的に記録を書いておくとする。

「宇宙からのメッセージ」
東映特撮 YouTube Officialにて本編視聴可 



これまで部分的に見たことはあっても通しで見たのは実は今回が初めて(テレビシリーズの「宇宙からのメッセージ/銀河大戦」は何度も見ていたがこちらの真田広之は別人の設定)

話の根幹が南総里見八犬伝なのは知っていたけど期待していた"強者結集のカタルシス"の要素は本編中にあまりまく、どっちかって言ったら成田三樹夫とか三谷昇とか天本英世なんかの悪役側の魅力とけっこう頑張っている特撮場面でもっている映画だったような感じ。

八犬伝繋がりで書くと同じ深作欣二監督で映画化された「里見八犬伝」(84)の千葉真一の役どころがこの映画と殆ど一緒だったのに驚いたが、志穂美悦子含めてこれは意識したキャスティングだったのかも。


「ガンマー第3号/宇宙大作戦」
※東映特撮 YouTube Official にて本編視聴可



これ見るのはガキの頃とおっさんになってから一度見たのとで三回目かな?不思議と何度見ても印象にあまり残らない映画で(ーー;) 上に書いた「メッセージ」と同様特撮はけっこう頑張っているのだけどどこかパンチ不足なのは否めない。出演者は知らない外国人俳優ばかりで東映臭を消すことは出来ているが、主役のロバート・ホートン含めた主要キャストがあんまりカッコ良くなくて、たぶん役者の魅力不足というのも印象の薄さになってしまったのではないかと思っている。でもストーリーは今見たら「エイリアン」を先取りした感があって驚いたが、モンスターのみょーなカワいさ(__;)がそれを打ち消してしまっているのも惜しい(音楽もけっこうかっこよかったしいろんな意味で残念・惜しいと言う言葉の浮かぶ映画だったかも)

あと今回になって遅まきながら気がついたのはウルトラセブン「ウルトラ警備隊西へ」にドロシー・アンダーソン役で出ていたリンダ・ハーディスティーが出演していたこと。なんで気がつかなかったかねー・・・


「好色元禄(秘)物語」



東映チャンネルが深夜にお色気系のコンテンツをやっているとは今回初めて知った。ただどちらかというと「徳川セックス禁止令」みたいな昔のお笑い色が混じったもの(しかもあんまり笑えないという(__;))が多くて股間を刺激するところまでは至らず。この映画も元・ウルトラ警備隊のアンヌ隊員だったひし美ゆり子の男好きするヌードを拝めるのがだけが唯一の見所。それと画質がHDじゃなくてSDマスターの額縁画面なのは大きなマイナス。


「海賊戦隊ゴーカイジャー・ファイナルライブステージ」



この手のライブは定期的に放送されているらしく(DVDと内容が同じかどうかは不明)だいたいは千秋楽の模様が三時間程度流されるのだが、役者達が最後の挨拶で感極まって涙に暮れるのがお約束になっているようだ。今回もキャプテン・マーベラス役の小澤亮太が大号泣(T_T) それも男泣きではなく子供のように声を上げて泣きじゃくっていたのがビックリしたというか印象的だったとというか、こうして会場に来ている若いママさん達の母性本能をナチュラルに擽るのはただのイケメンではないとみょーに感心(じっさい番組ずっと見てた人ならけっこうもらい泣きするレベル)

あと見たのは「イナズマンF」とか「仮面ライダーX」とか「鋼鉄ジーグ」とかそんなんばっかなんで(ーー;)今回は割愛。


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ギザギザハードの殺し唄

こないだの土曜日にやっっと映画館に行けたので 「キャビン」 を見て来た。
 
ロビーにはたくさん人がいたにも拘わらず中の客はどこまで席を見渡しても一桁人数をオーバーせず(ーー;) なのに我が輩の近くに座る奴が多いのは何故なのか・・・さて、それでこの「キャビン」だけど見に行った理由としては僕が見た範囲ネット上での評判がなかなかに良かったのと、製作/共同脚本が大好きなジョス・ウェドンであるという情報を聞いたのが決め手になっていたのである。

全国的な動員数や実際の客ウケ加減はどの程度だったのか全然わからんのだけど、今日に限ってはこの映画がたったの数人にしか見られていないことが心底残念になるほど僕個人はかなり面白かったと思っている。また、こういうホラー/スラッシャー系の映画でここまで楽しくて可笑しくてワクワクする作品なんてなかなか出会えなんじゃないかとも思ってしまった(ーー;)

ストーリーの基本導入部である若者の男女グループが山荘で酷い目に遭っていくというのはこの手の映画にありがちな正に"ド"がつく定番中の定番ではあるけれども、何というか物語全体の構造というか展開のさせ方というのが一風変わっているのだ。たとえて言うとキタナイ商店街の中で「天下二品」みたいなパチもん臭い名前の店に入ってみたら最初は何処にでもある味やんかとナメていたのに奥からどんどん予想外の味が広がってくるという、まるで隠れていた名店を見つけたかのようなそんな小気味よさすら感じたほどなのである(我ながら伝わりにくい話を書いとるなあ・・・(__;))

ネタバレに触れない程度に簡単に書いてしまえば話の入口こそ「スクリーム」なんかでやっていたような二番煎じのメタホラー的な事をやろうとしているように見えるのだが「キャビン」の場合そういう"ホラー映画のお約束"にはちゃんとした理由があるんだ!とキッパリ劇中で提示することにより観客側に対して「どうせパターンだろ」という邪な安心感を抱かせることを排除させるのに成功していると思うのである(中盤からは映画の終着点が霞んで見えなくなってくる感覚に襲われたよ)

それで最後まで見て行くとああ、これってやっぱりジョス・ウェドンの世界観なんだって僕みたいな彼の作品(主に「パフィー/恋する十字架」と「エンジェル」)のファンだった人からすると得心することがいっぱいあるのもこの映画を気に入ったポイントになっていて、なるほどここには正義の美少女スレイヤーも善の心を持ったイケメンヴァンパイアも登場しないけれども、普通の人たちが無い知恵絞って必死で"地獄の蓋"(先に書いた二つの番組ではお馴染み)を開けないようにしているという、そんな映画だったんだなと僕は手前勝手に解釈させて貰っているのである。

あとこの映画の楽しいところとしてはとにかく台詞が抜群に面白いところがあって、これは字幕監修をされた映画評論家・町山智浩氏のお力もあってのことだろうとは思うのだけれども、すごく残酷なことを画面ではやっているのになぜだが爆笑(ーー;)してしまうところが多々有るところで、おそらく本作の参考基本ベースになっているであろう「死霊のはらわた」と笑いのツボが同じだったことに大いに感心した。あと、出てくる奴らがどいつもこいつも他のいろんな"それ系"映画で見たような連中だったのも元ネタ知ってる人が見たらニヤリと出来ること請け合い。

それにしてもせっかく「アベンジャーズ」でメジャー監督になれたハズのジョス・ウェドンが未だにこういうマニアックな映画に拘わっているのかと一瞬どこまでコイツこんなん好きなんだよって思ったけど、よくよく見ればこの映画2011年の作品らしく「アベンジャーズ」より前だったワケかとエンドクレジット見て最後に納得。今後どれだけ出世しても何年かに一本くらいは飽きずにこの手の映画かドラマやってほしいものですな。

役者ではホントの主役は「マイティ・ソー」のクリス・ヘムズワースクリステン・コノリーだけどジョス組のエイミー・アッカー(「エンジェル」のフレッド他)やフランク・フランツ(「ドールハウス」のトファー)が主要キャストで出ているのが個人的には嬉しかった。それと最後に超大物の登場もあるので未見の人はお楽しみに(たぶんアタマの中で思ってる人がそのまま出てくるはず)

とにかくいろんな意味で大当たりな映画であったと断言しておきましょう。




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北米版がまたやった、Future現象って結局何?

昨年暮れに試みた海外版廉価Blu-rayの購入にふたたび挑戦。今回買ったのは「バック・トゥ・ザ・フューチャー・Trilogy」シリーズ三部作のPack。値段は送料込みでほぼ2000円。ちょうどBSイマジカで同じマスターを使った全作放送予定が今月入っていたので最初はそれを録画しようかと思っていたのだけど、大好きなシリーズだし日本語吹替や特典映像てんこ盛りになってのこの価格なら買っても損はないなと思って手を出してみることにしたのだ。それが夕べようやく届いたのである(宛名が敬称なしの呼び捨てになっていたのは失笑したが(^_^;))

IMG_0396.jpg平成ガメラの時と同様ケースの作りは粗くジャケットのデザインも適当な感じ。中は三枚組でそれぞれPART1~PART3に別れている。

さっそく再生してみると最初にlanguage選択画面が現れ日本語を選ぶと以後はすべての表示がそれで統一されるようになっていた。日本版のBlu-rayソフトを持っていないので何とも言えないが画面だけを見ていると中身は一緒なんじゃないのかと思える仕様だ。

画質は自己判断で見た限りだと今まで見た「BTTF」の中では最高に綺麗なものではないかと思っている。それと買った決め手になった日本語吹き替えも2パターン収録されており(山寺宏一/青野武版(ビデオ用)と三ツ矢雄二/穂積隆信版(テレビ放送用)のドクとマーティ)こちらも不備なくしっかり切り替え確認OK。この吹替版はどちらの組み合わせもよく出来ていて役者イメージを損なうようなことはないが、どうせならオンエア当時に評判最低だった織田裕二と三宅裕司のバージョンも入れてくれたら違う意味で面白かったかもしれない。

現時点ではまだPART1のDiscしか見てないけど、この映画ってやっぱり面白いなと只今再実感中(ーー;) 公開時はシリーズ三作とも劇場へ行ったがこのPART1のインパクトは相当な物で、僕の記憶だと85年の暮れ頃上映されていたはずだけど、見る前は同時期にやっていた「グーニーズ」や「コクーン」の方が面白いんじゃないかと思っていたのだ。しかし実際にそれらの三作を見てみると「BTTF」の出来というか基本的な楽しさというか、もう映画自体のパワーが幕下と三役くらいの差は軽くあるなと思えてしまったのだった。

IMG_0398.jpg例えば他の二作だと「グーニーズ」が少年冒険もので「コクーン」がハートフルSFという、ジャンルを絞り込むことが比較的容易な作品だったことに対して「BTTF」はそれが一つの枠に縛られておらず、青春ドラマ・アクション・SF・コメディ・バディ(友情)もの・家族愛・ラブストーリー等々と言った娯楽映画におけるあらゆるキーワードが充満している幕の内弁当のような構造になっているのが単純にすごいなと思ってしまうのである(しかもストーリーは「こうなってほしい」と思うことがすべて成立していく気持ちよすぎる大団円なのも良い)

それにしても驚くのはこういうセットで売られているDVDソフトの異常な特典映像の多さ。以前も書いたがDVDのソフトをそれほど買わない自分からするといくら内蔵データの容量が大きいとはいえBlu-rayの芸の細かさには感心する。メイキングも楽しいし現在の関係者へのインタビューも面白かったし、自分の知らなかったことで言えばマーティのお姉さん役だったウェンディ・ジョー・スパーバーが数年前に若くして病気で亡くなっていたこととか、初めて聞く話がいっぱいあって驚いた(マーティ役最初のキャストがエリック・ストルツだった件も知らんかったなあ・・・)

それ以外で個人的にウケたのはユニバーサルスタジオの"Back To The Future"ライドで使われている映像がフルで入っていたこと。USJで何度か同じ物に乗ったことがあるが、現場だとけっこう怖くて(ーー;)情けない話だけど目ェつぶったりしてところもあったので今回初めてじっくり見られた気分だ。今度乗った時はもっと余裕もって楽しまなければいかんね

ちなみに今回このソフトを買ったのはAmazon経由だったのだが、到着するまでけっこう日数がかかるのと配送状況の追跡調査ができないので、もし注文しようと思っている人は気長に待つように(ーー;)価格は日によって変動あり。
 

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