You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりと綴るブログ

Sort by 05 2013

Category: ◆意外と近所の怪獣魔境=特撮/サブカル関係の話  

くわえてはなすな、ふきとばせ

IMG_0459.jpgなんと飽きもせず三回連続となる松山の話。

このたびの旅行の日程は一泊二日となっていて、前日は特撮博+酒がメイン。翌日にふだん我々が住んでいるところでは見られない(地元で上映していない)映画を一本見て帰ろうという段取りになっていた。

いろいろ調べてみたところ今回候補に挙がったのは以下の三カ所三本。

1.シネマサンシャイン衣山「アイアンマン3D-IMAX版」・・・今回参加した四名の内誰一人IMAXでの鑑賞経験がなく、しかも中国四国地方で対応しているシアターはここだけというのが選定理由。

2.シネマサンシャイン大街道午前10時の映画祭2001年宇宙の旅」・・・古典の名作を大スクリーンで見ようという好企画。過去に「大脱走」「華麗なる賭け」を同メンツで見ていた。こちらも我々の各地元ではやっておらず。

3.シネマルナティック「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」・・・特撮博との連動企画で緊急上映が決まったとか。劇場自体が四国では珍しいミニシアターと言うことでいろんな希少価値あり。

これをどうするかで前夜酒を酌み交わしながら喧々諤々と議論していたのだが、結局「アイアンマン」が1名で残りは「バイラス」に分散鑑賞で行くことに決まった。当初僕はこの旅の幹事をやっていた関係で意見が割れたときは少人数のほうの劇場へ行こうと考えていたのだけど、日中特撮博を見学しているウチに眠っていた怪獣熱がぶり返し(ーー;)あっさりと方向転換(アイアンマンを既に2Dで見てしまっていた事もあったが)

あと「2001年」も捨てがたかったけど大街道のスクリーンサイズがあまり大きくないという情報を聞いていたのがマイナスポイントになってしまった(それと最年長メンツの方が「朝からアレ見たらたぶん寝る!」と言い切ったのも大きかった・・・)

IMG_0461.jpgこの日は朝一で衣山に行く人をまず車で送り、残りの我々はシネマルナティック湊町へ向かう。当然ながら初めての映画館なので場所もわからない。地図とスマホのナビを頼りに雑居ビルの隙間みたいなところに看板が出ていたのを発見した。

なんとなく飲み屋が入ってそうな感じの建物二階に劇場はあり、上映30分前ではあったがまだ開場はしていない様子。踊り場で待機していると15分前に関係者が来てようやく中には入れた。通常料金だと1700円となるが特撮博のチケット半券があれば200円割引となるようである。

入り口や受付が狭かったのでそれほど施設面を期待していなかったのだが、中に入って驚いた。ぱっと見150前後の席がありスクリーンのサイズもかなりな大きさ。しかもすべての席にはご丁寧に座布団までが用意されている(^_^;)

席にカップホルダーがあるのは今風だが、座席には傾斜が付けられ最後尾には立ち見の人用の手すりなどもありどこか懐かしい風情。スクリーンもよく見ればカーテンで覆われており、上映の際にはブザーが鳴ってからそれが開き、館内は真っ暗になっていく。そこには間違いなくガキの頃見た映画館の気配が漂っていた(こんな劇場が徳島にも一つ二つあれば良いのに)

残念ながら予告編はかからず、突然大映マークと共に本編がスタート。僕が昭和ガメラを映画館で見るのはたぶん三度目となる。「たぶん」と書いたのはおそらく「ガメラ対深海怪獣ジグラ」を子供の頃親に連れられて今はなき徳島大映で(この辺記憶アイマイ(ーー;))見ているはずなのである。

次はぐっと最近の話になって一昨年京都で見た「ガメラ対ギャオス」そして今回の「バイラス」と続く。まともにアタマから鑑賞するのは何年ぶりかわからないほど間空いてるけど、ガキの頃のイメージではそんなに悪い印象は無かった映画だ。

IMG_0463.jpgしかし改まって見てみるとこのあたり(昭和43年)から大映の経営状態がそろそろ傾きだしたせいなのか、随所でお金がかかってないのが本当によくわかる。新撮の特撮シーンは殆ど無く(舞台が浜辺からまったく動かないし(__;)出てくる建物のミニチュアは一つか二つ)

「ガメラの脳内データを調査」などと言って過去の映画から名場面を繋ぎ、総集編的に仕上げているのがなにをか況んやである(ゴジラシリーズで言うと「ガイガン」のときに近いバンクフィルムの使われ方。逆に劇中でインサートされる「大怪獣ガメラ」「バルゴン」「ギャオス」の映像を見ていると予算やセット規模の差は歴然)

良いように考えれば久しぶりの再見で一作目から四作目までの良い所をこうして大画面で見られたんだから、これはお得だったと言うことなのだろう(劇場側はそういう意味でチョイスしたのかな??)

映画冒頭でバイラスの提灯型UFO(この独特のデザインセンスは当時から好きだったのである)が宇宙空間でガメラに破壊され、そこで若山弦蔵の「地球上に恐るべし生物を発見せり、その名は・・・!」と言う台詞と同時に円盤が爆発し、そのままタイトルになだれ込む編集などは今見ても実に格好良い。

img_1554244_14314703_7.jpegまたカネが無いなりの細かい工夫もあり、潜水艦が海中を進む場面では後部から色つきの煙を出して水の濁りを表現してみたり、バイラスが人間体の時に見せる光る目(左写真参照)なども僕はずっと合成で処理されていると思っていたのだが、よくよく見ると光る仕掛けのある物を役者に直接貼り付けてあるのだ。何十年も思い違いしていたことが大画面で見ることにより判明したのは意外な発見だった(ホントのマニアならみんな知ってたかな?)

そういういろんなツッコミどころも含めて懐かしくも楽しい70数分。館内が明るくなり後ろを振り返ると、我々と同世代の40-50年代の男性が数名とても嬉しそうな顔をしていたのが印象的。きっと皆さん似たような感想を持たれたことだろう。

ちなみにシネマルナティックでは次回6/1から「大魔神怒る」を一週間上映するとのこと。同じように特撮博のチケット半券で割引がきくそうだ。これもこの環境で見てみたかったなあ・・・

そんな楽しい松山での二日間はこうして幕を閉じた。次の日からはもういつもの日常が待っている。夢が終わるのはあっけない物よ(×_×)



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伊予はまだ46だから

タイトルはさほど意味ないのでスルーするように(^_^;) と、言うことで松山での話続編。

「特撮博」に酔っ払うかのように完全満喫した我々一行はその後夕方5時から居酒屋で酒飲んでホントに酔っ払ってしまい(ーー;) 二次会へと向かった。場所は現地のその筋(?)の人で知らぬ者はいないと言われるサブカルバー・ヒーロースターというところである。

※写真撮影・及び本記事への使用は当日マスターに確認・了承済み
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ここは一昨年松山旅行で一泊した際に友人の案内で連れてきてもらった店なのだが、そのときはあまりのすごさに度肝を抜かれたのと(__;)別にもう一軒行ってみたい店があったので早めに退店させてもらっていたのだ。しかしながら2度目となる今回はしっかりと5時間近く居座ってしまっていた。

元々この店はオーナーでもあり日本有数のおもちゃコレクターでもある若藤昌男さんが趣味と実益を兼ねて(?)オープンしたショットバーであるとのこと。

初めて訪れた人であればもう店内はおろか壁・天井・果ては入口のドアからトイレの取っ手に至るまでさまざまなキャラクターがデコレートされているのにまず驚くことだろう(しかもこの店に展示されているトイズはマスター所有数万のコレクションの「ごくごく一部」とのこと・・・その一部だけでもスゴかったのに)

※ちなみに若藤さんは玩具レンタル+イベント会社もやっておられたり、地元のFM番組に毎週出演もされていたりとマルチにご活躍されている方のようです。

この日は我々が一番客だったこともあり、昨年マスターご本人が出演された「何でも鑑定団」の録画を見つつ番組の裏話などを教えてもらいながら歓談(このときのオンエアは未見だったので結果を見たときはちょっと驚いた(__;))

しばらくしてから少しずつ常連さんと思しきお客さんたちが来店し気がつけば店内は満員。ふつうのバーであれば気分良く飲んでる時に知らない人がやってくると少々テンションが落ちたりもするが、この日は全然そんなことがなく終始穏やかで心地よい空気が流れていたように感じられたのである。

IMG_0454.jpgそれはカラオケが始まったあたりからだったと思うが、失礼ながらこういうお店なので(^_^;)曲のチョイスはアニソンか特ソンオンリー。

すると我々含めたどのグループの誰がマイク持っても「鉄人タイガーセブン」「超人戦隊バラタック」「魔神ハンターミツルギ」「スターウルフ」とか、出てくるのがそんなんばっか(__;)

過去にいろんな類いのスナックやバーに行ったが、これほど廻りを気にしないで特殊ジャンルを熱唱できたことはなかったわけで(ーー;)(だいたいは一応パブリックスペースだからと他のお客さんが引かないように"普通の歌"を選んでいたモノである)

以前サブカル系の他店アニメバーに行ったこともあるが、どちらかというと内装や装飾・ギミックがそれというだけで、集っているお客さんやカウンター向こうの店の人たちの口からはごく普通の話題しか出なかったことに少しガッカリしたこともあった。しかしこの店ではマスターも来ているお客さんも良い意味で同じベクトルを向いているのが伝わってきて、自分を装ったりする必要の無い「イイ年した大人が怪獣だヒーローだと廻りを気にせず好きなことを好きと言える開放感」が終始漂っているのが心地よさの源ではなかったかと思うのである。

来ていた他のお客さんは僕らより若い世代の人ばかりで会話を交わすことはあまりなかったけれども、我々の退店時に笑顔で挨拶してくれたのは本当に気持ちよかったし、今度来たときは彼らやまだ見ぬ他のお客さんともいろいろ話が出来れば良いなと思えるホントにいい夜でありました・・・(帰りはマスター自ら店の外までお見送りに来てくれて、最後まで気分良くさせてもらえた感じ)

もし松山方面に行く機会があって少しでもこういうジャンルが好きな人なら、観光の最後にぜひとも立ち寄ってみることをおすすめいたします。

そんな「ヒーロー☆スター」の情報はこちら

・公式サイト
・Facebook
・Twitter
・別の方が書かれた「甘南備の「愛媛・松山」を愛するブログ」での紹介記事

※参考動画


そしてなんと意外にも松山話はまだ続くのであった・・・(ーー;)
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君にも見える特撮の星

5/25-26の土日に友人達と松山へ一泊旅行に行ってきた。旅の詳細についてはこちらを参照と言うことで省かせていただくが、今回の目玉は何と言っても愛媛美術館で開催中の「特撮博物館」であった。

昨年夏に東京都現代美術館で展示が行われた際には来場者が30万人近くに及び、各メディアでも話題になった「あの」企画展が全国巡回となり、その最初がどういうわけか松山になったのは同じ四国に身を置く者(私は四国一田舎の徳島在住)としては驚かずにいられない話だった。こんなサブカル系文化過疎地でこのような大・イベントが先行して開催されるとは、嬉しいやら申し訳ないやらで(^_^;)

IMG_0438.jpg本来なら初日から見学に行きたかったが都合でままならず、ようやくこの日の午後に現地入りしたのだが来場者は多からず少なからず(ーー;)

ごった返しているのを想像していたのでやや拍子抜けの感はあったものの、見やすい状況にあるのはありがたい話。早速入り口に向かってみた。

展示の構成はおおきく二つに分かれており、まずは過去にあった特撮テレビ・映画で使われた小道具が並ぶ部屋が続く。最初のゾーンでは昭和36年版「モスラ」の特大ポスターに驚き、次のコーナーでは居並ぶ円谷作品の超兵器たち(ウルトラホーク/マットアロー/ボーンフリー号/バッカス三世等々)の中でも最大サイズ(全長3メートル弱)を誇ったMJ号に目が釘付け(ーー;)

展示物は複製したものもあれば撮影に使われたホンモノもあったのだが、このMJ号は現存するミニチュアを造型師の原口智生氏が復元した物であるとか。

参考記事1  参考記事2  

他にも実際に「メカゴジラの逆襲」で使われたメカゴジラ2の着ぐるみであるとか、撮影現場に自分もいるかの如くリアルに再現された「特撮倉庫」であるとか書き出すとキリがないほどどれを見ても「おー」と声の上がるものばかり。これだけの物量があればたぶんディープな特撮ファンじゃない人でもかなり楽しめることだろう。

聞いた話では今回の巡回展示は東京で使われた物をほぼ100パーセント運んできているとのことで(昨年11月の京都での上映会で原口氏の口からその話が語られたのを僕も聞いた)なるほど中身が濃いのもこれで頷けるなと、まだ見学は折り返しにも来てなかったのに僕は今日ここへ来たことを既に満足していたのであった(^_^;)

IMG_0441.jpgそれでちょうど会場真ん中アタリに短編映画「巨人兵東京に現る」の上映ルームがあり、僕は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」との同時上映で見ていたので2度目の鑑賞ではあったがなぜかそのときよりも面白いと思えてしまったのだ。

そちらはこの「特撮博」で上映しているものとは若干バージョンが違っていたそうだが、シネコンで見たときは画質も悪くてアラの方ばかりが気になってしまったのだけど、ココで見たヤツは画もクリアだし画面の大きさも映画館ほど大きくなかったのがちょうど良かったのか、前回見たとき気になったマイナス部分を殆ど感じることはなかったのである(見ている場所の空気(熱気?)の差と言うヤツだろうか)

そしてその部屋を出るとそこから後半の展示は「巨人兵」のメイキング上映(これがまた中身が濃くて面白いのだ。ビルの倒壊シーンをいろんなパターンを駆使して撮影に臨んでいたのがよくわかったし、合成素材の巧みな使い方なども唸るような内容)や撮影に使われた絵コンテ・造形物等数々のコーナーが続き、最後に撮影の許可されているミニチュアジオラマゾーンへと辿り着いた。

この場に立っていると自分が怪獣か或いは今風だと「進撃の巨人」にでもなったような気分が味わえて実に楽しい(^^) そこを出た後はもう物販会場になっていて展示は終了なのだが、時刻はすでに15時になっており、気がつけばがっつり三時間も館内に彷徨っていたことになる。ふだん美術館や諸々の記念館でどれだけ興味のある企画展示を見学しても2時間超えることなどまず無い短気な僕だが、今回はそれだけ濃密な内容だったと言うことだろう。

別に県や主催者の回し者でも何でもないが、多少なりとも特撮映画(に、特化しなくとも「映画」の好きな人なら楽しめるはず)に興味のある人であるならば、行かないと一生後悔するぞ!と言い切ってしまいたい。未見の人で行ける距離にある人はぜひ、いや「必ず」足運んでみてくださいませ(ーー;)

参照記事3:ブログ仲間の楽珍劇場さんが偶然にも同日に見学に行かれていたそうです。

※愛媛での展示は6/23まで。ちなみにこの後の巡回展示は11月に新潟で開催予定とのこと。

見学終わりの夜に現地で飲んだ酒は美味かったなあ・・・(>_<) そして松山話はもう少し続く。

※東京開催時の紹介動画


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今日はイオン、明日は夢タウン

「仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z 」を見てしまった(タイトル長いわ!(ーー;))



ここ数年この系統の劇場版は殆ど見ているけれども、登場するヒーローの頭数が多いほど中身はスカスカになっていく傾向が顕著に現れているようである。しかも今回の場合はそれに輪をかけて"テキトー感"のひじょうに強いものに思えて仕方がなかったのだ。

たとえば歴代のライダー/戦隊を全員画面に出したいということであれば話に破綻が起きようが何しようがどんなムリをしてでも皆出してしまえ!となるのはわからないでもない。過去の何作かはそういうイベントに重きを置いた作られ方をしていたし、それが三五周年だ四〇周年だと言った記念碑的映画になるならそれは百歩譲って理解できないことはなかった。

しかしこの映画みたいに「とりあえず出せるヒーローだけ出してみました」みたいなことをやってしまうと拘りの見えないただの賑やかしのためだけの配置になってしまって、どうしても先に書いたような"テキトー感"を感じずにはいられないのである。子供が喜んで見てるならそれで万々歳の大成功なんだろうけど、劇場でガキ共の間に身を隠しながら潜伏鑑賞している「大きなお友達」である我々にとっては、見ている間中これだったら映画じゃなくて場末のモールでやってるヒーローショーと何ら変わりがないじゃないかと、金田治監督の演出意図を膝つき合わせて問いただしたくなるようなそんな気分に陥ってしまうのだった(ーー;)

今の東映がやっている旧世代のヒーロー掘り起こし作業(「キョーダイン」「アクマサイザー3」「イナズマン」「ポワトリン」等々。次回は「キカイダー」を復活させるらしいけど、この調子じゃ期待はでけへんなあ・・・)が何処のどの世代を狙ってのものなのかさっぱり見えてこないのもスッキリしないところだし、そのうち「ナショナルキッド」なんかも含めた昭和30年代のヒーローにも手を伸ばしたあげくに「何百ヒーローウルトラスーパー大戦ワールドワイドZZ(仮題)」みたいな奇っ怪なモノができやせんかと、なんとなく実現しそうな不安を感じて怖かったりする(__;)

もしそんなことになったら各人が名乗りを上げるだけで2時間必要になるだろうから、たぶんストーリーは今以上に一切無いただのアクション映像がひたすら続く内容になるだろう(一回だけならそんなんも面白いかもしれんが(ーー;))ただねえ、何回も書くけどワシらおっさんファンは「ヒーロー映画」を見に来ているのであって「ヒーローショー」を見に来ているのでは無いというのをわかってもらいたい。

それから「宇宙刑事」を劇場版で続けるなら、この形(ヒーロー大集合の一翼を担う形態)はもう止めろよと本気で腹立ってしまった。大葉健二の扱い見てると一年前の「ゴーカイVSギャバン」の感動がどんどんん薄くなってきてるし(しかも烈のキャラ殆ど別人に変わっとるがな!)今回は良いところ何一つ無かったなと・・・ほんと東映にはもっと自社のヒーロー達を大事に扱えよ!と声高に言いたいですわ。

※関連過去作の感想

「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE」

「仮面ライダー×スーパー戦隊・ヒーロー大戦」

Category: ◆超銀幕無法地帯・激動編=劇場で見た映画の話  

鋼鉄を脱ぐとき、それは今

「アイアンマン3」の2D版を見てきた。



1日のメーデーが休みだったし、1000円のサービスデーでもあったので肩の力を抜いて見られる映画を見ようと行ってみたらこれがめちゃめちゃ面白かった(__;) これならあと400円払ってでも3D版を見れば良かったと本気で後悔したな。

ヒット作の続編(二作目)というのは以前も書いたようにごく希に出来の良いときもあるけれど、三作目ともなればほぼアジャパーでつまらなくなると言うのが定説。しかしどうやら今回はそれが適用されなかったようだ(三作目が一番面白かった映画って自分の中では全然浮かばなかった。アカン映画ならアホほど思い出したけど→「マトリックス・レボリューションズ」「サイコ3」「スーパーマン3」等々)

「アイアンマン」の場合過去2作は間違いなく楽しい映画ではあるものの山場(見せ場)がどちらも前半、または中盤に来てしまって中だるみやダレ場が必ずあり途中で「この映画長いなあ」と感じるところがあったけれども今回の「3」にはそれが一切無かったのである。

旨いなと思ったのは"さらばアイアンマン"などとさも完結編のような煽り宣伝を入れつつ、実は止める気などさらさらないのが丸わかりなお安い決意を客にバレバレにしておいて、いやーこの映画ぜんぜんたいしたことないっスよというポーズを取っているにもかかわらず、中身はヒーローがアイデンティティ・クライシスから復活する話をしっかりとやっているところにあった(品無く言うとナメてかかったら良い意味でエライ目に遭いましたなという状態)

さらに思ったのは三本目と言うことで感じる映画全体の余裕という部分で、役者側で言えばダウニーJrがなんの脈絡もなく自分の依存症ネタを台詞に放り込んでみたり(ーー;)別の俳優の経歴をそのまま現実通りに当て込んで紹介してみたりとある種の自虐ギャグがぽんぽん入ってくるところであるとか、それぞれがキャラをきっちり消化した上で演じている所に馴れ合いとは違う"シリーズとして脂の乗りきった感"というものを感じてしまったのである(シリーズが進むにつれて心身共にどんどん強くなってくるペッパーも然りだが、今回はゲストのベン・キングズレーが最高(__;))

同様に映画の見せ方としても"スーツがあればスタークは用なし"という本シリーズ最大のツッコミどころを彼の存在無くしてアイアンマンは存在し得ないと納得させるに十分な作りになっていたと思うのだ。予告で「アイアンマン軍団」の登場を見たときに、これはこのままダウニーJrが降板してスタークがいなくなってもシリーズを続けられるようにするための布石かと心配していたのだけど、本編を見た後でこれは逆にスタークだからこそ出来たことでダウニーJrなくしてこの映画は成立などしないなとも思えたのだった。

正直「2」の時はこれでこっちやめて「アベンジャーズ」に専従シフトすればいいなと思ったけど、もう少し続けて欲しいなと感じずにはいられない最高の「三本目」であったと僕は言いたい。


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