You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりとゆるく綴るブログ

Sort by 09 2013

Category: ◆映画は六畳間の指定席で=TVやDVD等で見た映画の話  

湯気が天井から ポタリと背中に

食わず嫌いというのは怖ろしい物で、時間が経てば経つほどその対象についてのネガティブなイメージはなかなか払拭されることができない。最近の自分の場合だと「テルマエ・ロマエ」が正にそれで、風呂がテーマのちょっと変わったマンガだというのは知っていたけど、なんとなくたかがオフロをアート飾りした高尚ぶりっこでイヤな感じのスノッブ・コミックではないかと勝手な決めつけをしていたのだ(根拠もなくこんな酷い言いがかりをつけてしまう己の捻くれ具合がイヤになってしまうなあ・・・(ーー;))

それで偶然入店したネットカフェで初めて「テルマエ・ロマエ」を読む機会があったのでいっちょ試しに見てやるかいと何様な上から目線で(__;)一気に読んでしまったのだが(全6巻という短さも手頃で良かったので)思い描いていた物とまったく違う話だったので驚いてしまった。確かにローマ時代の浴場を舞台にした話というのは目新しいのだけど、展開としたら昔からあるカルチャーギャップで笑うギャグを毎回繰り返していくという案外ベタなパターンだったので読み易いし、知識・情報の羅列はあれども小賢しい理屈や思想的なものはほぼ皆無だったので娯楽作品としての安心感も高く素直に「面白い!」と思ってしまったのだった。

全巻読破して僕はまず作者のヤマザキマリさんに今すぐお詫びしたい心境になってしまい、やはりなんでも中身を知らずして好きだ嫌いだを言うべきではないなとアタリマエのことを自戒したのである(エエトシして今頃何を言ってるのやら・・・(__;))

ともかくマンガとしてはたいへん面白く、たった半日で良いイメージへとガラリ変わった「テルマエ・ロマエ」をこれまた偶然その夜に映画版の方も見ることになったのだ(だいぶ前録画していたのを唐突に思い出したこともあり)昼間に原作を読んだばかりなので話にはすんなり入って行けたし、キャストのイメージは彫りの深い顔の役者ばかりを配置したことが功を奏して違和感のような物はまったく感じられず。いっそ主要な役は全員日本人でも良かったんじゃないかと思ったくらい(三浦春馬とか水嶋ヒロとか、あとシャンプーハットのてつじなんかもアリではなかったか)

映画ならではの演出ではBGMがナマ唄処理(?)なのが面白かったのと、テルマエからタイムスリップするときの描写が異常なくらい安っぽい絵になってるのが(アレはわざとしてるのだろうと思ったけど、ちょっと回数多いしやり過ぎかも)可笑しい。それと映画版独自の設定になっていたヒロインの上戸彩は、最初どうかな?って思っていたが意外なほどこの役は合っていたような気がしている(漫画家目指してバイトしてた女の子が一夜漬け程度の勉強で語学を完全マスターしたり、ローマに行ってからは急にキャラチェンジしたりと彼女の能力スペックがよくわからない事になっているのだが(原作版だとヒロインの設定は成る程なって事になっているのだけど)時間内に話を纏めなければいけないことを思えば許せる範囲)

映画の方は終盤けっこうグダってくるけど(ーー;)終わってみたら楽しい映画だったなあという気分には間違いなく浸れることだろう。これはどちらかというとマンガ先に読んでから映画見た方がより楽しめる作品だと僕は思う(さらに来春続編公開予定とのこと)
 

Category: ◆映画は六畳間の指定席で=TVやDVD等で見た映画の話  

発想はまるでゲルショッカー

秋の夜長に備えて猛暑の間に録りためた物を少しずつチェック中(今回はすべてムービープラスで放送された物)

「シャークトパス」(製作総指揮はB級映画の帝王ロジャー・コーマン

♪サメとタコとは仲良しこよし、サメとタコとでシャークトパス♪と思わず「カバトット」のメロディに乗せたくなるような脱力タイトルのモンスター映画。内容も力抜けまくりで見ている途中に何度寝てしまいそうになったかわからない(ーー;) 

いやしかししょーもない映画だったなあ・・・お話しは米海軍が極秘裏に秘密兵器として開発した大蛸(オクトパス)と巨大サメ(シャーク)を合体させた新生物「シャークトパス」(そこの君笑わないように(~_~;))が実験中あまりにもアッサリと逃げだしてしまい(ーー;)ビーチの人々が次々に襲われていくという怪物パニック物。

必要以上に浜辺や近辺のリゾートホテルなんかが映る時間が長く、今そこに未曾有の危機が近づいているのに暢気なCM調の絵面が延々と続いていくため(どんだけタイアップしとんねん!って言いたくなるな)緊迫感がいつまで経っても湧き上がってこず、特に盛り上がりもないまま終わったような感じだった。

そのうえCGの安さを(出来の悪さを)見ていると本作は劇場用映画ではなくテレビかビデオ用の長編ではないかと想像しているのだが、さすがにコイツが陸上で説明もなく肺呼吸しながら暴れているのを(と言っても動いているのは主にタコ部分の触手だけなんだけど)見せられると失笑しか起こらないので往生した(×_×)

なんでこんなもん録画したのか我ながら最低限の下調べをしなかった自分に失望したし、一本目がコレかよ!という後悔は大きかった。まかり間違ってこの映画を見るハメになった人はアルコールが必須なので注意。

あとはエリック・ロバーツが出ていたのが唯一の意外ポイントだけど、どうせならもう一種混合生物を出して対決物にしてしまった方が楽しかったのではないかと思えたぞ(イカとシャチとでゲソオルカとか)


「ピラニア2D」

低予算だったジョー・ダンテ監督のオリジナルをそんなに面白いと思えなかった事もあるが、いろいろと仕掛け満載のこっちの方が遙かに面白かった(また「シャークトパス」の後だったから余計出来がよく見えてしまったところもあったし(__;))お姉ちゃんの水着とおっぱいとゴアシーンが(も一つ書けばツッコミポイントも含め)適度なバランスでブレンドされていて、間延びした退屈な時間があんまりなかったのも良かったと思っている。

こんなにぎょーさん人が死んでいく映画では不謹慎な感想かもしれないが、映画自体にリズム感があって小気味よい楽しさすら感じてしまうほどだった。役者が意味なく豪華なのも意外性あってB級C級と決めつけて見ていると場面場面でおお、アナタも貴方もとそれなりのバリュー感ある俳優の登場にこれまた気持ちよく良い意味でスカされた気分(ちょうど別のチャンネルで10年前の「インビジブル」を見た直後だったからエリザベス・シューの見事なオカン化にちょっと笑ってしまった(^0^;)←それでもまだキレイなお母ちゃんではあるけど。後はリチャード・ドレイファスクリストファー・ロイド等。それとチョイ役だったけど「デスパレートな妻たち」のリカルド・アントニオ・チャビラも出てたり)

可能なら3D版で再見したい気分。オチも強引で僕は好きだなー・・・


「ビッグ・バグス・パニック」

サメタコとピラニアの後がムシの映画というのもどうかと思うが(ーー;)見た時間がけっこうな深夜で眠かったせいかなんとも穏やかな優しい気持ち(?)でこの映画を鑑賞してしまった。突然意識をなくした主人公が目覚めると廻りは巨大な昆虫だらけの世界になっていたという始まり方をするのだけど、ココは掴みとしてなかなか良い感じのスタート。なのに出てくる奴らの基本演技がナゼかコメディの体になっており(それもあんまり笑えないという(__;))見ている方とすればどう反応してイイか戸惑う場面が続いてしまうのである。

しかしその違和感も最初だけのことで、この噛み合わせの悪さにだんだん慣れてくるとそれがみょーなテンポを生んでいるような気がしてくるから不思議。いつの間にやらダメな主人公に感情移入しちゃって、気がつけばこの映画を楽しみながら最後まで見る事が出来たのだった。

なかなかここまで緊張感の薄いほのぼのした展開のパニックホラー(まったく怖くないのがこの映画に限るとむしろ長所になってるかも(ーー;))も珍しい。しかし反面巨大昆虫や襲われる人間たちの描写は何処までも大真面目な恐怖映画の絵になっていて(CGなんかそれこそ「シャークトパス」の数倍は頑張っている)映画の構築のさせ方とすればかなりなデタラメな事をしているはずなのだけど、見ているとなぜか憎めない実に変わった作品だったと僕は思うのである。

コレもある意味酒飲みながら見るにはぴったりの映画かもしれませぬ・・・
Category: ◆意外と近所の怪獣魔境=特撮/サブカル関係の話  

忘れかけた頃に帰ってくる恐怖の町

経緯も事情も知らないが来月入るとBSプレミアムで何やらこんなモノが放送されるらしい。
kaiki.jpg「怪奇大作戦・ミステリーファイル」 

このドラマは昭和44年に作られた円谷プロによる特撮怪奇ドラマの傑作「怪奇大作戦」のリメイクとなる作品である(リメイクは今回で三度目)

10/5(土)午後10時より放送を開始する全4回のミニシリーズ。サブタイトルは以下の通り。ストーリー等の詳細については公式参照。

第一話「血の玉」
第二話「地を這う女王」
第三話「闇に蠢く美少女」
最終話「深淵を覗く者」
ここまでの流れについてはちょっと細かい話になるので時系列で説明すると_

・1968年「怪奇大作戦」TBS系列全26話 主演:岸田森、勝呂誉 他
・2004年「怪奇事件特捜チームS・R・I 嗤う火だるま男」BSフジ単発 主演:沢村一樹、緒川たまき 他
・2007年「怪奇大作戦・セカンドファイル」NHK-hi全3話 主演:西島秀俊、田中直樹 他

それに続くのが今回の「ミステリーファイル」となるわけである。キャストはまたも刷新され上川隆也、原田泰造といった名前が並んでいた。各シリーズにはそれぞれ繋がりや連続性はなく基本設定のみが踏襲された別物のドラマ(「嗤う火だるま男」以外すべて役名は同じ)

で、ここからは少々長いむかし話(ーー;)最初の「怪奇大作戦」は数多ある特撮番組の中で五指に入るほど個人的には大好きな作品なのだが、見たのはけっこう後になってからだった。たしか小学5年の頃(1977年前後)鳥取の親戚宅に泊めてもらったとき地元の局で再放送していたものを偶然視聴したのが最初だったハズ。意外にも親戚のおばちゃんから「コレ面白いよ」と勧められるままに途中から見たのだけれども、番組情報なんか持ち合わせてないまま素直な気持ちで鑑賞したらえらいショッキングな内容で(ーー;)トラウマまでは行かなかったけど、めっちゃ心に引っかかってしまったのである(この時点では番組タイトルもわからないまま見ていた)

このとき見たのが今思えば「氷の死刑台」という冷凍人間が登場する救いのないエピソードで(中谷美紀の「ケイゾク」ではオマージュ的にそのままサブタイトルに使われている)とてもじゃないけど子供向けのテレビとはまったく思えなかったし、エンドタイトルに出てくる"円谷プロダクション"という文字を見たとき「え、ウルトラマンと同じとこやん(__;)」と昭和のガキにはお馴染みの名前をこんなヘビーなドラマの中で目にしたことにも驚いたものだった。

それから数年して特撮モノへの関心が高まりだした中学時代、朝日ソノラマのファンタスティックコレクションというムック本で「ウルトラQ/怪奇大作戦・SFドラマの素晴らしき世界」が刊行され、コレを読んで初めて数年前鳥取で見た衝撃の番組が「怪奇大作戦」だったことに気がついたのだ。本の内容は全26話のストーリーガイドだったので、それこそ穴が空くほど読み込んだけど(^_^;)他のエピソードも面白そうなモノがごろごろしており、以降僕は「怪奇」を見たくて見たくてしょーがない時期が続いてしまったのである。

それからさらに数年経ち高校生になった頃、大阪朝日放送が何を思ったか(ーー;)深夜に「ウルトラQ」の再放送を週一で開始して(「Q」も半分以上は初見みたいなもんだったから毎週嬉々として見ていた。おかげで翌日の授業が眠いのなんのって・・・(-_-)zzz)半年後後番組として遂に「怪奇大作戦」が放送されたのである。いやもうその時の嬉しさたるやなんと表現して良いのかわからないレベル。また良いタイミングで買ったばかりのビデオが家に有り(バイトで貯めたカネでこの少し前にベータマックスを(うむむっ(ーー;))購入。23万もしたのが今思うと高い買い物だったと(__;))一話の「壁ぬけ男」から全話録画を開始した。

思い込みと予備知識ばかりが先行して実際はイメージと異なる内容にガッカリしてしまうことは「幻の名作」と呼ばれる作品にありがちだけど(「マイティジャック」なんかは正にソレだったなあ・・・あんなにツマンナイ番組とは思わなかったから初めて見たときはホントに落胆したよorz)「怪奇」に関しては殆どそういう感覚は受けず、毎回アプローチの異なる多角的な物語に引っ張り込まれて、全話見終わる頃にはますますこのドラマのファンになってしまっていた。

もう番組開始から40年以上が経ち、今見ると時代を感じる部分は多々あるが僕の中ではオッサンになった現在でもmy脳内ランキングでは大好きな番組としての地位が揺るぐことはないのである。そんな「怪奇」の新シリーズは過度な期待は控えめにして(ーー;)敢えてハードルも上げず、新作の放送があるだけでもありがたいことだと好々爺を装いながら生温く鑑賞しようと思っているところである。

なお、新シリーズ放送にあたってそれぞれ旧作の再放送もあるとのこと。

「怪奇大作戦・セカンドファイル」・・・10/4、10/11、10/18 各週午前0時05分
「怪奇大作戦」・・・10月下旬放送予定。傑作選ということで「人喰い蛾」「白い顔」「死神の子守唄」「吸血地獄」「光る通り魔」「氷の死刑台」「オヤスミナサイ」「かまいたち」「呪いの壺」「京都買います」の10本がより抜きでオンエア。

11歳の僕に衝撃を与えた「氷の死刑台」がきっちり選ばれているのはなんとなく嬉しかったりする(^_^;)それと以前書いた記事で紹介した「光る通り魔」もオンエアされるので視聴可能な環境にある方には是非お薦めさせていただきます。
 
Category: ◆テレビ・ストーカーSeason2=いろんなTV番組を見た話  

あなたのハートには何が残りましたか?

と、いうフレーズを使っていたのはテレビ東京系で放送されていた「木曜洋画劇場」の解説者・木村奈保子であったが、見ていた当時はなんか知らないがとてもエラそうに上から目線で言われているような気がして(ーー;)(まあこちらの勝手な思い込みではあるけれども、どうも彼女の滑舌が生理的に合わなかったのと衣装や化粧の無意味な派手さが好感を持たせることを阻んでいたような気がするのだ)毎週「オマエに言われたないわ!」と言い返したくなる時間でもあった。

しかしながらこの番組自体は特に晩年気の利いた次週宣伝文句がすばらしく出来が良く(コレは私の好み・琴線にアジャストしていると言うだけの話なのであまり参考にはならないが)どんなしょーもない映画でもついついチャンネルを合わせてしまう力を持っていたのだ(下動画参照)

残念ながら近年の地上波は映画枠が極端に少なくなっており、毎週放送されているのは「金曜ロードショー」のみとなってしまった。今の時代映画を見たければ手軽にレンタルもあるし、有料の専門チャンネルもあればネットでも見られてしうまうわけで、局側に高い権利料払ってまで地上波で放送するメリットがないのもわかるのだが(昔のように大作やれば20~30パーセントの視聴率が取れるわけでもなく)テレビの映画枠で育った世代の一人としては少々寂しい気分にも駆られてしまうのだ。

これが地上波以外のメディアで特に無料系BSを見てみると放送されている映画の本数は今かなりの数があると思うのだけど、その殆どはカットされたうえ洋画であれば字幕のみでのオンエアになっていることが多い。扱いとしては通販番組開始までの完全な穴埋めか繋ぎのような形になっており、なんだかやる気のない編成に見えて侘びしさすら感じさせてしまうほどなのである(ーー;)

そんな中さすがだと思えたのはかつてその「木曜」を放送していたテレビ東京系BSのBSジャパンだ。こちらの局では映画枠が週末に3~4つ集中していて、ちょっと昔の映画がなるべく吹き替えで放送されるようになっており、それもかなり以前にアテレコされた所謂「お馴染み・懐かしの声優バージョン」を随時放送してくれるのが吹替好事家としてはひじょうにありがたいのだ(10月からは毎週「男はつらいよ」全作を放送する番組もスタートするのでまた映画関連番組が増える)

今月だと「ダーティーハリー2」~「ダーティーハリー5」を山田康雄版イーストウッドで、少し前なんかは「俺たちに明日はない」を大平透版ジーン・ハックマン(小池朝雄と石田太郎の印象しかなかったのですっごい新鮮だった)で放送していた。たぶんそれぞれ今Blu-rayで売られているヤツに収録されたヤツと同じバージョンだと思うのだけど、20時21時というけっこうイイ時間にこういうナツカシ映画がナツカシ吹き替えで見られるというのは実にヨイ。

映画によっては10月放送予定の「アラビアのロレンス」のように新録(と言ってもこれも10年以上前ではあるのだが)吹き替え版の放送もあるし、毎回どの声のバージョンが放送されるのだろうという楽しみもあったりするのだ(岸田森版のピーター・オトゥールもいつかやってほしいもんだ)

局側が拘りを持っていると感じるのは、以前オンエアされた「タワーリング・インフェルノ」の完全新録放送のように、DVDでも地上波でもなくBSジャパン発の試みとしてこういう企画を持ってくると言うチャレンジ精神にある。こういうのを見ていると特に義理も何も無いけど、映画ファンとしては応援したくなる心理は強くなりますわな。


※声優・俳優の石田太郎さんが9/21にお亡くなりになったそうです。小池朝雄亡き後ジーン・ハックマンや「刑事コロンボ」のピーター・フォークの声をなんの違和感もなく引き継がれて、その声質の近さと巧さには感心するコトしきりでした。謹んでご冥福をお祈りいたします、合掌(-人-)
Category: ◆本を読むと眼から血が出ませんか?=映画本読書感想文  

文庫本が千円もするのはどーなの??

いらぬ出費が続いたせいで今月は(いやいや「今月も」のマチガイだな・・・)ホントにカネがない。にも拘わらず本屋などに行くとついつい手が出て何冊も本を買ってしまうのはダメ人間によくある話だが、今月はその傾向が少し多めに出てしたまったようである。そんなわけで以下最近買ってしまったムダ使い的書籍購入の話。

「映画秘宝別冊・怖いテレビの本」

IMG_0670.jpgこの表紙のセンスは良いのか悪いのかよくワカラナイのだが(ーー;)中身についてはひじょうに面白かった。

前半と後半部がホラー系海外ドラマの話で纏められており、主に「事件記者コルチャック」(我が輩の大好きな番組の一つ。このブログのタイトルバナー写真に十字架持ってるオッサンがいるけど彼が主人公のコルチャック(ダレン・マクギャビン))とイギリスのハマープロ製作「悪魔の異形」等を中心にしたアンソロジー番組の紹介が新旧織り交ぜて占められている。

で、この本が際立って面白いのはこちらの正統派特集記事の方ではなく(コレはコレで読み応えはあったが)実は中盤部にあるかつて地上波でアタリマエのように放送されていた"怖かった番組"を各ライターの皆さんが想い出語りしたパートにあるのだ。

たとえば七〇年代の人気ドラマが夏に良くやっていた「怪談シリーズ」(「プレイガール」「ザ・ガードマン」等)の異常なまでの気色悪さであるとか(ーー;)ゴールデンのバラエティーで「サンゲリア」等のゴアシーンを平気で流す桂三枝司会の恐怖映画特集番組であるとか、「木曜スペシャル」枠でやっていた矢追純一UFO特番に絡んだナレーション担当の矢島正明(「宇宙大作戦」のカーク船長や「謎の円盤UFO」のナレーターなんかで馴染みがあったので、この声を聞くと多少胡散臭い話でも(ーー;)みょうにリアリティを感じてしまうこともあった)へのインタビューとか、読めば読むほど地上波のテレビがほんとに面白かった時代のドキドキ感やワクワク感と言ったモノを思い出さしてくれる構成になっていると思うのである(そう感じるのはある程度年齢がいってる人に限られるだろうけど)

IMG_0672.jpgこの本は最初から買う気で発売日に書店へ向かったのだけど、この日たまたま文庫本のコーナーを徘徊してみたらなんとこんなもんまでが売られていたのも偶然発見してしまった(事前に情報を持ってなかったから余計にビックリした)

「事件記者コルチャック」

「怖い_」の方でもかなりページを割いて取り上げられていたし、このタイミングで突如原作が文庫化されるというのは今って「コルチャック」にブームが来ているのかと当惑したけど、どうやら映画化の話が進んでいるということでなるほどなと(コルチャック役がジョニー・デップらしいけどそれって男前すぎひんか?オリジナルは普通のおっさんがオタオタしながら事件を調べていくのが面白かったのに。ちなみに監督は「ショーン・オブ・ザ・デッド」のエドガー・ライト監督が予定されているそうだ)

この文庫版はテレビシリーズの元になったパイロット版的テレビムービー"The Night Stalker"の原作小説と、続編の"The Night Strangler"のノベライズ(テレビ用のシナリオを故・リチャード・マシスンが書いて、それを原作者のジェフ・ライスが小説版として書いたそうである)が収録されている。500ページ近くあるとはいえ1000円という単価はちょっとどーなの?とは思うけど、何せ大好きなコルチャックなので(__;)一瞬躊躇はしたもののすぐ手にとってレジまで走ってしまった。

この最初の原作小説と二作のテレビムービー(こちらは日本での放送は未だなく、ビデオのみが発売)が評判となり、暫くして一時間物の連続ドラマとなったのだが、こちらは残念ながら低視聴率のため全二〇話・僅か1シーズンで終了している。僕はテレビムービーを二本共見ておらず、テレビシリーズの方しか見ていないが各エピソードで突飛な事件(吸血鬼は出るわゾンビは出るわ果てはロボットや宇宙人まで出るというムチャクチャさ)を主人公のコルチャックが取材ノートの内容をモノローグで淡々と語りながらストーリーを進めていくスタイルがめちゃめちゃ好みに合っていたのである(考えてみたら「怪奇大作戦」や「ウルトラQ」とよく似た所もあったし)

確か本放送じゃなくて深夜の再放送(高校生だったから多分82~84年頃)の時に初めて見たのかな。最初は普通の犯罪ドラマだと思ったいたら突然モンスター(女吸血鬼の回だったと思う)が現れてビックリしたのだけど(ーー;)三回続けて見た頃ようやくコレがそういうドラマであると言うことに気がついたのだ。以降再放送があれば必ず録画して見ていたし、もう手許にはないけど完全版LDが出たときもムリして買ったものだった。たぶん再放送を経ての再評価・カルト化というのは日本以外でも同じ道程だったのか、「Xファイル」の製作者であるクリス・カーターも同番組をスタートするときに「コルチャック」のドラマフォーマットを意識したというのは有名な話。

おそらく当時コレを面白いと思ったのはそういう超常現象系の海外ドラマが珍しかったのと、吹替担当の声優さん達(コルチャック=大塚周夫、ヴィンセント=木村幌、アップダイク=富山敬)の巧さに乗せられた所もあったのだろう。実際今見返すとやっぱり小道具等のチープ感というのは如何ともしがたい物があるし、今の時代に初めて見た人がコレにハマるのは難しいと言う気もするが、思い出のドラマとして個人的には絶対外せない番組でもあるのだ。
 

今回買った小説版も読むのは初めてだったけど、どちらかというと"Night Stalker"の方はドラマの雰囲気に近く、読み物として面白いのは"Night Strangler"の方。翻訳者が別々な事もあるが同じ原作者の本とは思えないようなパターンの違う中編が二作読めるというお得感もあり。テレビ版を見ていた人なら絶対「買い」だろう。

あと買った本は何冊かあるけど長くなったんで下記のアフィリバナー参照と言うことで割愛(よせばいいのにこいつらをいっぺんに買ってしまった。これらの本のことも何処かのタイミングでいずれは書かねば)ああ、それにしても月末までカネが無いス・・・(ーー;)



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