You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりとゆるく綴るブログ

Sort by 02 2016

Category: ◆テレビ・ストーカーSeason2=いろんなTV番組を見た話  

あなたが寝てる間に

ウチは子供がいない夫婦だけの所帯ではあるけれども、我が輩が一人静かにテレビや映画を鑑賞できる時間は実はけっこう限られているのである( ̄。 ̄;) だいたいは就寝前の数時間がいわゆる"フリータイム"になるのだが、そのためには家内に早々に寝ていただく必要があるのだ(家も狭いし妻から話しかけられた会話をスルーしてまでテレビに熱中することもできないので、双方が起きている間一人だけの時間を持つのは不可能と言って良い)私はソレを確保するため結婚当初からいろいろと研究に研究を(^_^;)重ねてきたが、最終的に辿り着いた結論は「本人のまったく興味がない話を淀みなく語る」という方法だった。

要は自分の得意なジャンルのウンチクをひたすら聞かせることによって(死ぬほど退屈させることにより)快眠を誘導するという方法だが、最初は大相撲の話(相撲の番付についての解説や幕下以下と十両の格差、十両と幕内の違い等々)から始まりこのテーマはある程度の効果を生んだのか、20分くらいで寝るクセがついてしまった。まったく同じ話はできないのでその後は「ゲルショッカーとは何か?」(「仮面ライダー」に出てくる敵組織だった「ショッカー」が紆余曲折を経て「ゲルショッカー」になっていく、その顛末についての解説等)極めつけ(?)は「ウルトラマン」に登場する怪獣の名前を一話から覚えてもらおうというお題を振り、私がそれをレクチャーして復唱するというもの。このパターンはもう何回も使っているが未だに八話から後に話が進んだことはない(つまり毎回レッドキングあたりで寝落ちしていると言うことですわ)

他にもいくつかあるが効果が高いのは主にこの三ネタ。刷り込みというのは恐ろしい物で日中"ベムラー"(ウルトラマン第一話に登場する怪獣)とか"ガニコウモル"(ゲルショッカー怪人一号)なんて関連のあるワードを耳にするだけで妻の口からは欠伸が出るようになってしまったのだった(__;) (怪獣話の時は熟睡まで最短で5分と言うときもある)平均時刻は平日だと23時すぎ、土日祭日で0時前後という感じになるだろうか。ここから2時くらいまでを使って私はなんだかんだを見ているワケなのである(休日の昼下がりは我が輩一人で過ごすときもあるけど)

IMG_1032.jpgで、この快眠誘発に最近貢献してくれているのが昨年暮れからNetflixと一緒に導入したhuluなのだが、相撲は別にしてゲルショッカーやらベムラーやらをすぐ映像で紹介できるラインナップがこの中には揃っており、家内が寝た後でもその関連映像を見て楽しむことができるようになったのが我が輩にとってもプラスになっているのだ。

たとえば仮面ライダーシリーズであれば昭和は全作、平成は「オーズ」までの全話が視聴可能。ウルトラシリーズなら同じく昭和は全作、平成は「ティガ」と「ダイナ」と「ウルトラQ/DarkFantasy」以外はこれまたすべてを見ることができるのだ(最新作の「ウルトラマンX」も少し前までは配信されいた)何作かはDVDで押さえている物もあるけれども、あれもコレもとつまみ食い的な鑑賞スタイルをしようと思えばこの形の方が便利だし手間もかからない。

もともと最初にFire Tv Stickを買ったときはAmazonプライムビデオをメインで使おうと思っていたが、ラインナップの魅力は他の二つ(Netflix/hulu)の方が勝っているような気がしてけっきょく入会はしてないまま(私の好きな特撮物に関してはコンテンツが殆ど被っていたし) 

自分の場合今まではスカパーメインで映画やドラマを見てきたけど今では完全にこちらに軸足を移した感がある。他局で見ていた海外ドラマ(最新シーズンまで届いてない物も多いが「メンタリスト」「ブラックリスト」「GRIMM」「HOMELAND」「ハンニバル」等々)も殆どフォローされているし「ウォーキング・デッド」みたいにリアルタイム配信されているものもあるので後れを取った気分はあまり感じない。またNetflixのオリジナルドラマ(「デアデビル」のシーズン2が待ち遠しくてタマランのだ)がかなり高水準なのもあって十分満足しているのもあり、もうこの二つとDlifeとBSプレミアムがあれば海外ドラマに関してはなんもいらんがなという気にもなっているのである。

廉価定額制サービスなので映画に関しては新作の本数は殆ど無いけれども(コレは別料金で主に新作一本単位の購入ができるAmazonプライムビデオやU-NEXTなんかの方が融通が利く。またジャンルに特化するならバンダイチャンネルやyoutubeの東映特撮BBみたいなのもあるけど、我が輩は基本PCではなくテレビで見られる物が良いのだ←月500円という安さでTV視聴可なdTVというのもあるが、主力が国内ドラマやアニメなので私にはあまり用がない)未見の旧作なんてそれこそ山のようにあるので、むしろ鑑賞意欲は以前よりアップしているような気もしている(日本映画だと「極道大戦争」みたいなやや新しめの作品も配信されている)

huluのラインナップ
Netflixのラインナップ

そんなわけで今回は小さな夫婦問題から我が輩の最新テレビ視聴状況についての話でありました。

Category: ◆本を読むと眼から血が出ませんか?=映画本読書感想文  

風が光れば手錠がうなる

IMG_1029.jpg今年1月から2月にかけて購入した映画関連本の数々を(左写真参照)遅まきながら読了。

遅いヤツは読むのに10日くらいかかったのもあったけど、なんとか最後まで読みきった。

実は2/14の記事に書いた「ウルトラQの誕生」の方が買った順番としたら後だったのだが、ついそちらを優先して先に読んでしまったためこちらの方が遅れることになってしまったのである(自分の中の嗜好順位がよくわかる話だ( ̄。 ̄;))

ホントはこれにプラスして「映画監督 村川透 (和製ハードボイルドを作った男)」と「あぶデカ30周年記念 あぶない刑事ヒストリーBOOK 1986→2016」も一緒に入手したかったのだけど今回は断念(村川透の本はいずれ読みたいと思っているけど、あぶ刑事は後でも書くがちょっとなーってのもあって・・・)

とりあえず手にしたこれらの本の感想を簡単に記しておく。


「特撮秘宝Vol.3」・・・内容以前にいちばん気になったのは次号予告の欄に「Vol.4は少々お待たせしてしまうかもしれません」と出版時期を明言していないことで、これってまさかの廃刊フラグじゃないの??とこちらを不安にさせる要素を感じてしまったのだった。

ここまで売れ行きは好調と聞いていたのでそんなことはないと信じているが、たとえ年2冊の刊行ペースになっても良いので継続してもらいたいと願う。誌面の方では何故表紙がゴリだった前号でやらなかったのかが理解できない「スペクトルマン」の特集記事がもっとも面白かった。このコーナー含めてとにかく今号でも写真の充実ぶりは素晴らしく、殆どが初見の物ばかりというものすごさ。それだけでもこの本は値打ちあると言い切れるし、他でも毎回の目玉であるヒロインインタビューも充実している(今号では「キングコングの逆襲」のリンダ・ミラーと幻の特撮テレビだった「シルバージャガー」の滝沢れい子を発掘(?))

「新世紀SF映画100」・・・映画秘宝別冊シリーズのお馴染み"映画の必須科目シリーズ"最新刊。このジャンルとしては2冊目になるため、全体的に2000年以降の作品が多めに紹介されているが、それでも自分の世代的にドンピシャだった80年代前後の旧作もかなりの本数がピックアップされており、幅広い年齢層にもアジャスト(おー、「スペースボール」も「スターファイター」も学校帰りに映画館行ったがなー、といろいろ思い出せて楽しかった)

この中でオイオイと思ったのは日本だと「木曜スペシャル」で放送されて有名になった「第三の選択」(もともとイギリスのテレビ局がエイプリルフール用に作ったフェイクドキュメンタリー。それをあのUFOディレクター・矢追純一さんが「ホンモノ」としてテレビに流したモノ)が含まれていたことで、読みながらコレ映画ちゃうやんと思わずツッこんでしまった(^_^;) 

「光線を描き続けてきた男・飯塚定雄」・・・東宝や円谷プロ、さらには東映の特撮テレビ/映画作品で光学合成の名人として活躍してこられた飯塚定雄さんの全仕事解説と氏の映画職人ヒストリー一代記を併記編集した本。

飯塚さんご本人のロングインタビューとお弟子さんであられる松本肇氏の解説で構成された豪華本だが、正直なことを書いてしまうと4年前にインディーズ出版された「僕らを育てた合成のすごい人」を読んでいればだいたいのことは聞いたことのある話ばかりなので、そちらを持っている人なら特に買わなくても良い内容かも。価格も3000円近くするし、せっかく合成のプロの本であるにもかかわらず中身の95パーセントはテキストのみなのでソレ(フィルムの転載等)を期待している人にはニーズに合わない内容とも言えるかもしれない。購入検討している方はそこのみ要注意(むろん"読み物"としては十分読み応えはあるのでご安心を)

「サムライ 評伝 三船敏郎」・・・世界的な俳優である三船敏郎の生涯を駆け足で辿ったドキュメンタリー。知っているようで実は全然知らない大スターの話をこうして年代順に読んでいくと某かの大河ドラマを見ているような錯覚に陥ってしまう。

これは去年ベネチア国際映画祭で上映された「MIFUNE THE LAST SAMURAI」(スティーブン・オカザキ監督作品)の原作(と、言うのはちょっと違うような気もするが)だそうで、それもあって読んでみたところもあったのだが、なるほどどのエピソードを聞いてもすべてがドラマになりそうな話ばかりでドキュメンタリーとは言え映画向きの題材には違いないと大いに納得してしまったのだった。

今年のうちには日本でも公開が予定されているらしいので、その際には必ず観ようと思っている。

「映画秘宝EX にっぽんの刑事スーパーファイル」・・・今回買った物の中だと僕はこの本が一番気に入っている。表紙をぱっと見たときは最新作が公開中の「あぶない刑事」関連本の一つに過ぎないとタカを括ってっていたのだが(あ、駄洒落じゃないよ(__;))ページめくってビックリ。「太陽にほえろ!」「大都会」「特別機動捜査隊」「部長刑事」「Gメン75」「特捜最前線」「西部警察」等々、何処まで行っても出てくるタイトルが昭和のアツいデカドラマばかり。総ページ数250のうち「あぶ刑事」は僅か20ページ弱という扱いで(それでも表紙・巻頭カラーとメイン特集なのは変わりないけど)しまいにゃ「宇宙刑事シリーズ」までが登場し(^◇^;)監督だった小林義明のロングインタビューを掲載する始末(ここだけ「特撮秘宝」を読んでるのかと思った・・・)

表紙にダマされてこの本買った若いあぶデカファンの人はきっとこの中身を読んで「なんじゃこりゃ~!」とユーサクばりに叫んだことだろう。ちなみに我が輩はこの卑怯な(?)編集スタイルに大喜びして読んだクチであります。だいたい「あぶない刑事」そのものにさほどの思い入れもなかったので(本放送時は「マイアミバイス」の後発だったこともあり何処かで二番煎じ感を抱いてもいたし(本質的には全然別のドラマではあるけど、先行していたイメージの決めつけだけでそう思っていた)その後だいぶ経ってから再放送で全話を観たら予想以上に面白いとは思ったがハマるところまではいかず。ただ、カラオケ行くと「冷たい大陽」は今でも絶対歌うけどね(^0^;))むしろ自分がホントに好きだった「特捜最前線」のことをミステリー作家の大倉崇裕やシナリオライターの會川昇が思い入れたっぷりに書いてくれた記事がずんっと心に入ってきたのである。

もちろん「ハンチョウ」や「相棒」など近年の良作刑事ドラマもたくさん紹介されているので、世代を問わずこのジャンルおよびドラマが好きな人にとっては間違いなくお勧めできる本でもある。

で、こんなん読んだ影響だろうと思うけど「特捜最前線」の本編を久しぶりに見たくなってしまい、画質ぼろぼろのDVD引っ張り出してきて夜中に再生したら、恥ずかしい話だけど思わず泣きそうになってしまっていたのだよ・・・(T-T)(ちなみに我が輩の涙腺をタコ殴りしたのは船村刑事(大滝秀治)が退職する前後編)

Category: ◆Indies Cinema Paradise=自主映画四方山話  

一度は行きたい雪と夢の街

遠すぎて一度も参加したことはないが、今年もゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016の開催が近づいている(そもそも生まれてこの方北海道に行ったこと自体が一度しかないのだ)現地に簡単に行けない人間にとってありがたいのは数年前から同イベントと提携しているスカパーがフォアキャスト/オフシアター部門(プロアマ問わずインディーズで作られた映画)に限り全作をサテライト上映という形で無料放送してくれることで、今年も以下のラインナップがオンエア予定となっている。

【フォアキャスト部門】

「Dance!Dance!Dance!」
「金の鍵/The golden key」
「MAX THE MOVIE」
「恐怖!セミ男/Scary! Cicada Man」
「お墓参り/Visiting Grave」
「怪獣の日/Day of the Kaiju」
「お母さん、ありがとう/Thank You My Mom」
「アルビノの木/The Albino’s Trees」
「キリマンジャロは遠く/A LONG WAY OFF THE KILIMANJYARO」
「彦とベガ/Hiko and Vega」
「次男と次女の物語/Second son Second daughter Story」
「いいにおいのする映画/Be a light to the world」
「THORN」
「ACTOR」
「フールジャパン 鉄ドンへの道/TETSUDON:FOOL WARS-BATTLEFRONT JAPAN-」
「ひつじものがたり/The Sheep Story」
「若者よ/You, the Young!」
「雲の屑/King of Fools」
「解夢ーゲムー/gem.」
「ゴーストフラワーズ/Ghost Flowers」

【オフシアター・コンペティション部門】

「脱脱脱脱17/dadadada seventeen」
「孤高の遠吠/KAMIKAZE COWBOY」
「数多の波に埋もれる声/Voices Fading in The Waves」
「Dream Theater/Dream Theater」
「美女捨山/BIJO-SUTE」
「狂犬/Crazy dog」
「バイバイ、おっぱい/Goodbye,Tits」
「親切ですね/It’s really kind of you.」
「いろんなにおいのワカモノだ/STINKY」

この中で唯一私が見ているのは「解夢ーゲムー/gem.」だが、これは昨年香川で行われた"第二回全国自主怪獣映画選手権さぬき大会"においてグランプリを受賞した作品。 ※その日の話はこちら参照

エントリーしている作家の人たちは学生さんだったり異業種の人であったり、はたまたベテランの映画関係者だったりとさまざまだが、商売っ気抜きで自分が撮りたいと思う物を映像化した作品ばかりなので(いや、オレは違うよ!っていう監督さんも中にはいらっしゃるかもしれないけど(^◇^;))今そのへんで上映されている邦画や国産ドラマなんかとはまったくちがう意欲的な映画になっているはずなのだ。

名のあるスターなんか一人も出てこないし(プロの役者さんの登場率は割と高いが)何を言いたいねん、ワケわからんわ!という作品も何本かはあるだろうけれども、私はふだんこういうインディーズ作品を見る機会のない映画ファンの人たちにこそ是非見てもらいたい映画群だと思っているのであります。あまり制約がなく自由な発想の元で作られた映画がいかに良い意味で馬鹿馬鹿しく、そしていかにアツい楽しさに満ちているのかというのを体感してもらたいなと。

またこのゆうばりに出品された映画で評判の良かったものはのちにミニシアターでかかったり、全国上映されたりと出世していく作品もあるので(「先生を流産させる会」「私たちのハアハア」「くそガキの告白」「あの娘早くババアになれば良いのに」等々)青田買い的見地で鑑賞してみるという見方もあったりする(数年後この中の監督さんがヒット作を飛ばしたときに「やはりオレの見識眼に狂いはなかったぜ」と、ほくそ笑むような( ̄。 ̄;))そういった楽しみ方もあります。

あんまり予告のアップもなくてほとんど紹介記事だけの印象ながら、楽しみなのは「鉄ドン」とタイトルだけで食いついてしまった「脱脱脱脱17/dadadada seventeen」。あと昭和の火曜日21時台アクションドラマで印象深い俳優さん、片桐竜次主演という「キリマンジャロは遠く」も気にはなるなあ・・・

そんなわけでゆうばり関連のオンエア情報はこちらで。  

2/25(木)深夜2時 「数多の波に埋もれる声/Voices Fading in The Waves」からスタート

※注 スカパーと1チャンネルでも契約している人、或いは無料体験中の人であればほぼすべてが視聴可能だが、582スカチャンでしか放送のない作品はプレミアムサービスに加入していなければ見ることができない(BSスカパー241ChとBSスカパー585Chは内容共通)またCATVの対応状況については不明。


Category: ◆140文字では収まらない呟きがそこにある=ぶつ切り備忘録  

二歩進んで三歩下がる(後退しとるがな(;^ω^))

◇この数週間自分なりにいろいろ手を加えていじってみた新テンプレートだが、どーも日ごとに「何かが違う( ̄。 ̄;)」という思いが強くなって結局元に戻すことになってしまった。

なんか2,3年ごとにこんなことを繰り返しているような気もするんだけど、リニューアルしても最終的にお馴染みのところへ戻ってしまうのは我ながらほんとに進歩が無い。ただ細かいことを言うと一見元に戻ったように見えて実はコメント/トラバの枠が変わってたり、記事アーカイブの表示が新しくなっていたりとマイナーチェンジは行われているのだった(これは我が輩がしたことではなく、テンプレートを作った方が修正を施されていただけの話だけど)


huluで配信されていた「アンダー・ザ・スキン/種の捕食」を見た。

これがまたみょ~な映画で、以前つかりこさんが書かれていたとおりの珍品だと我が輩も納得しました。とにかくねー、よくワカランことのオンパレードなのよ。たぶん元々のプロットはもっと簡単なモノだったと思うんだけど、それをわざと説明を廃して"何か遠大で崇高なテーマがあるんじゃないか??"と錯覚させるような狙いもあったのかなと(一緒にするのもどうかと思うけどたとえばテレンス・マリック監督の作品みたいな)

僕はこれを深夜布団に入って見ていたのだけど、途中で眠くなって落ちそうになるとヨハンソンの裸(あれでもっと尻が垂れて太股が太かったら120点をあげて良いくらい個人的には好みの体型)で目が覚めるの繰り返しで(__*)なんとか最後まで起きていられたが、いろんな意味でインパクトはある映画だった。

IMG_0956_20160214190922ff4.jpg白石雅彦:著「ウルトラQの誕生」読了。今年はウルトラシリーズ50周年と言うことで様々なイベントやメディア展開が行われると予想しているが、この本もその一環と思って良いのでは無いだろうか。古いファンであればだいたいどの項も聞いたことのある話が多かったけれども、こうして「ウルトラQ」だけのことを時系列に沿って番組の成り立ちから放送開始後の反響までを纏めたものは珍しい。 

◆その「ウルトラQ」に関する自分の思い出を少し書いておくと、私は1966年生まれなので当然リアルタイムでは見ておらず幼稚園に通っていた頃くらいに再放送で見たのが最初だった(たしか「宇宙からの贈り物」のラスト5分くらいのところからだったはずだ。"2匹目"のナメゴンの卵が割れて出現し、さーこれからどうする!というところでドラマは終わってしまい(石坂浩二のナレーションが「無限にある海水(ナメゴンは巨大なナメクジ怪獣なので塩に弱い)がこのドラマを締め括ってくれるに違いない」と被った直後に投げっぱなしでばんっ!と終わったから子供心に「え~(;゜ロ゜)」となったのを覚えてるなあ)

ちゃんと見たのは83年頃だったかな?地元の青少年センターという格調品性の高そうな施設でファン有志(自分よりひと世代上の方々だったような気がするが)による「ウルトラQ全話ビデオ上映会」というのが夏休みに開催され、三日間通い詰めて全話観賞することに成功した。当時17歳だった我が輩はそのクオリティの高さとエンタメ度の高さに感動したモノである(>_<) 良いタイミングで翌年大阪朝日放送が深夜に「Q」の再放送を週一でスタートさせ、オンエアされた回はすべてを録画して(そのテープはもう無いので全28話中何が放送されなかったのかは記憶に無いが)何度も何度も見返した。私的ベストで言うと「ゴメスを倒せ!」「クモ男爵」「カネゴンの繭」「2020年の挑戦」「悪魔っ子」あたりが未だに大好き。

しかし今考えるとあの上映会をセッティングした人たちは何者だったのだろうかと思うのだが、最近ならともかく当時こういう田舎の特撮マニアなんて存在はマイノリティー中のマイノリティーで、もしサークル的な事をやっているグループだったら絶対「入れてくれ!」とお願いに行ったはずなんだけど、ソレをしなかった理由がよくわからないのだ(オレが忘れてるだけだろうけどさ。きっと何かつまんない理由があってコンタクトを取らなかったのだろうなあ( ̄。 ̄;))

1/31の記事で書いたザ・シネマの「ゴッドファーザー」吹き替え版を無事に視聴・録画成功。特に「1」はオンエアをそのまま見たのだが、やっぱりこのバージョン最強と実感(;´Д`) 全編にすごいキャスト(鈴木瑞穂・穂積隆信・森川公也・小林清志・鈴木弘子・富田耕生・家弓家正・加藤精三・青野武 ほかにもチョイ役で伊武雅刀など)が揃っているのだけれども途中からは完全に野沢那智のワンマンショー状態になってきて、気の良い利発なあんちゃんだったマイケル(アル・パチーノ)がマフィアの二代目ボスとなっていくその課程を少しずつ表現して魅せているのが素晴らしいのだ。怒られるの覚悟で書くけど我が輩コレに関してはパチーノの芝居を超えていたとさえ思っているのである(僕が感じたこの"野沢那智版吹き替え"のツボは「父と子の物語」がより前面に出ている演出だと思っている。それはたとえば父(マーロン・ブランド)が入院している病院でのくだり然り、その父が亡くなる直前の「最後の教え」シーン然りと言った。このへんは字幕原語版よりもグッと涙腺を刺激する効果が高かった)この調子(?)でザ・シネマには是非岸田森バージョンの「エクソシスト」と「アラビアのロレンス」も放送していただきたい。


◆吹き替えネタで言うと終わった話になるがBSジャパンでオンエアされた「エイリアン」と「エイリアン2」がともに珍しい地上波バージョンだった。「エイリアン」はシガニー・ウィーヴァーが野際陽子の担当で(これは近年ブルーレイ「吹替の帝王」シリーズに収録されてはいるが、さすがにこれだけのために5000円は出せないですわ( ̄。 ̄;) ←メインコンピューターの"マザー"が「おふくろさん」と訳されていたのは驚いた)「エイリアン2」は日曜洋画劇場の93年版だが、こちらは未ソフト化(ビショップ(ランス・ヘンリクセン)が城達也なのが印象深い)このチャンネルはふいにこんなもんが放送されるからマメにチェックしとかなあきませんな。


Category: ◆超銀幕無法地帯・激動編=劇場で見た映画の話  

ライフリーかリリーフでお願いします

kiyo.jpg清原逮捕のショック(彼は同世代(トシは私が清原より一歳上)スターの代表選手みたいな存在だっただけに、この転落ぶりを眺めているのはホントに悲しかった(T_T))が尾を引いて最近なんの映画見たか忘れそうになっていたけど、ここ数日でやや落ち着きを取り戻してきたので少し記憶を整理してみることにした(しかしまあ何度聞いても寂しい話ですわなあ・・・執行猶予が付かずに刑務所に入る事になったら以前自分がモデルになった「覚醒剤打たずにホームラン打とう!」のポスターを壁に貼っとけよと言ってやりたい)

そんなわけでそういえば見てきたよと思い出したのはM.ナイト・シャマラン監督の「ヴィジット」である。

これは先月末にたまたま関西へ転勤の決まった友人の壮行会が高松であり、それに備えて早めに現地入りしたついでに見てきた映画だった。場所は昨年12月にも訪れていたソレイユ

今までこの劇場へは地下にある"ソレイユ2"にしか入ったことはなかったのだが、今回は4階の"ホール・ソレイユ"で上映されるとのことで偶然ながらこちらへは初めての入館となった。中はさほど広くなく天井が低くて座席は後ろに行くほどキツめの傾斜が付いており、最後尾に座っても視界をふさぐものはなにもない。このときは濃厚に醸し出ている場末の映画館のムードを存分に味わいながら上映を待ったはず(これが実に良い風情なのだ。一番下に↓当日の館内写真をアップ)

そして再来月にはDVDも出る「ヴィジット」をわざわざ見に来たのは我が輩が隠れシャマランファン(?)を自負していることもあったわけである(「シックスセンス」以降の作品が映画ファンの間で不評を被り続けてはいるが、実はそんなにキライな監督さんではないのだ(^_^;)ある種ジョン・カーペンターにも通ずる「憎めなさ」とでも言いますか←しょーがないよなー、カーペンター(シャマラン)だし~みたいな( ̄。 ̄;)モノを毎回感じてしまって・・・)

あらすじ的なことは一切書けない映画だと思うので(とは言いながら、たぶんある程度の展開は読めるはず。そんなに難しいネタやひねりはさほどない、ホラーと言うよりはサスペンススリラー寄りの映画)そこは端折るけど、まず感じるのはこれが今更感ありありのPOVスタイルで作られているという点で、今やそれだけでは珍しくもなんともない手法を如何にアレンジするのかというのがこの映画を見始めるに当たって最大の興味ポイントになっていたと思うのである。

それを主人公の女の子が「趣味で自主映画を撮っている」という設定にして組み込んだのは意外性はないものの無理のない堅い選択であり、映画を見進んでいく上でも邪魔にならない構造になっていたように思うのだ。固定カメラの映像というのを逆手に取った「パラノーマル・アクティビィティ」のような心霊動画もどきなものばかりではなく、あくまでも映画を撮ろうとしている体での劇中映像なので、彼女が意図した演出カットはより映画っぽくなっているし、それらが合間合間にカットインしてくる「たまたま映り込んだ妙なモノ」と絶妙なバランスで本編中に同梱されており、これについてはああいつものアレね的なPOVに対する既視感を薄める効果も生んでいたような気がするのである。

で、なんと言ってもこの映画が特徴的だったのは、主役である10代の姉弟二人がなかなかどうして可愛げがなくって(弟のヘタウマなラップが序盤はなんとも鼻についてムカつくのだよ(`ε´))映画の8割方はイラっとくるガキどもだったのだけど最後の最後でトラウマ脱却の方向(ヒントになるけど要は「サイン」のオチみたいな事)へ持ってきたのは面白かったし、あーこいつらほんまにウザいな!と思っていた二人に対し自分の中でいつしか応援心が湧いてきたのは意外だった。

それだけこのたたみかけ方は予想外によくできていたなと思えて、シャマラン映画にしてはまともな着地点だったなと言う気もしたのである(僕は最後まであの井戸に宇宙人がいると思ってたがな~(^_^;) )またあんなに鬱陶しかった弟君のラップがラストの締めで効いてくるのも旨いなと思えたわけで。

と、思わず"まとも"と書いてしまったけど、そこに至るまでには笑いと恐怖、そしてウンゲロ(__;)がぐるぐると混ざった状態(アレを説明するのは難しいよなー・・・( ̄。 ̄;))で展開される映画でもあるので、従来の「らしさ」も健在。なのでシャマラン映画のテイストが好きな人にとっては思いっきり安心できる(?)作りにもなっているとも言えましょう。

正直映画館で1800円払って見るには高いような気もしたけど、我が輩はそれなりに楽しかったと思っている。たぶんこの映画は自宅で消灯後ヘッドフォンしてDVDを見るのが一番適した鑑賞方法かもしれないので、4月入ってレンタルにも出回りだしたら何方かお試しを。


IMG_0973.jpg


123456789101112131415161718192021222324252627282902 < >