そんなわけで前回書いた「対決映画ベスト10」それぞれの投票理由を今回は上位5本だけ簡単に記す。
1.「マジンガーZ対デビルマン」 これは3年前の「オールタイムアニメ映画ベスト10」の時にも投票した映画なのだけど、理由としたらそのときと全く一緒でとにかく冠番組を持った物同士が一つの土俵で戦うという(実際にはこの両雄あんまり戦わないんだけどね( ̄▽ ̄;))まるで格闘技世界一決定戦をこれから見るかのような尋常では無いワクワク感とでもいうのかな、それがタイトルを聞いただけでぶわーっと襲ってきた記憶が未だ強烈に残っているのである。 「アベンジャーズ」に先がけること実に40年も前にこういう出来事が派生していたというのは特筆すべき事項だと言いたい。
2.「ゴジラ対ヘドラ」 ゴジラ映画対決シリーズを完成度や出来の良さだけで語るのであればノー文句で「モスラ対ゴジラ」になると我が輩は思っているのだが、このベスト10投票は個人的にそういったことは抜きにして己の思い入れとかファーストインプレッションの善し悪しをメインにして選定してきたつもりだったので、それ基準で言うとどうしてもゴジラ映画はコレになってしまうのである。 本ブログ上では過去何回も書いたてきたけど、やはり映画館童貞を喪失した想い出 の前にはどうしても勝てないモノがあるのだ。 3.「ドラゴンVS七人の吸血鬼」 テレビでオンエアされたときに一度きり見ただけなのだが、どの枠での放送だったのかはさっぱり覚えていない(ーー;)(Wikiによるとテレ朝の「土曜洋画劇場」で1977年3月5日にオンエアがあったそうだが、私が見たのがコレだったかどうかは定かでは無い)当時はヘルシング教授がいつものピーター・カッシングだったことから正当なドラキュラ映画のシリーズだと思って見始めたのだが、どうも内容がまるっきりB級香港カンフー映画のソレで( ̄。 ̄;)当惑しながらもガキ目線ではかなり面白かったという記憶があるのだ(ドラキュラ役はクリストファー・リーではなくジョン・フォーブス・ロバートソンという俳優)なにせ私の場合は海外映画で「VS物」と聞くと未だにこのタイトルが真っ先に浮かんでくるくらいなので(^◇^;)本作のエントリーに迷いはなかった 4.「大怪獣決闘ガメラ対バルゴン」 昭和・平成含めたガメラシリーズなら私はこれが一番気に入っている。東宝のゴジラたちのように怪獣を"生物を超えた存在"として描くのではなく、ガメラもバルゴンもあくまで動物的な動きを軸にした見せ方をしているのが特徴的で(次作「ギャオス」以降は怪獣達がより擬人化された演出にシフトしていくためか、この映画のガメラとバルゴンの凶暴具合がシリーズ中では突出しているように見える)大流血含めた攻防が生々しいのも良いのだ
5.「仮面ライダーV3対デストロン怪人」 たった31分の尺の中に一体どれだけの爆発シーンを入れているのかと良い意味で呆れるほど大爆破・大粉塵にまみれた豪快な短編。そこには役者のアクションにかける気合いであるとか特殊効果の職人さん達の緻密に計算された仕事ぶりあるとか、そういった昭和映画人達の意地が目一杯画面に溢れているのが伝わってくるのである(それと舞台がわが四国なのも良いのだよ←確かテレビシリーズの「デストロン四国占領作戦」(なんてスケールの小さい侵略プランだろう(;゜ロ゜))オンエアと同じ時期だったし、この劇場版とセットにして撮影されていたのではないかな)
しかし今回のベスト10は作品チョイスがかなり限定的な物になってしまった( ̄。 ̄;) いったい最終的にはどういう映画が票を集めるのか、それを見るのが今から楽しみであります(たぶん「貞子vs伽椰子」みたいな近作の方が上位に並んでいるのでしょうなあ・・・)VIDEO VIDEO
おなじみwashburn1975さんのブログ「男の魂に火をつけろ!」で開催される年に二度の映画ブロガーお祭りイベント、ベストテン映画投票の告知が昨日の夜になって発表されていた。 今回のお題は「対決映画ベストテン」である(参加しようと思われる方は下記のリンクを参照してください)※参加要旨はこちらで。なお、締め切りは4月29日(土・祝)24時までとのこと。 "タイトルに対決する両者の名前が明記されているものが対象"と言うことなので自分が投票したら半分くらい怪獣映画になってしまう可能性は大なのだけど( ̄▽ ̄;)ともかく思いつくままに10本一気に書いてみましょう。
1.「マジンガーZ対デビルマン」(昭和48年 監督/勝間田具治 主演/石丸博也・田中亮一) 2.「ゴジラ対ヘドラ」(昭和46年 監督/坂野義光 主演/柴俊夫) 3.「ドラゴンVS七人の吸血鬼」(1974年 監督/ロイ・ウォード・ベイカー 主演/ピーター・カッシング) 4.「大怪獣決闘ガメラ対バルゴン」(昭和41年 監督/田中重雄 主演/本郷功次郎) 5.「仮面ライダーV3対デストロン怪人」(昭和48年 監督/山田稔 主演/宮内洋) 6.「ルバン三世/ルバンVS複製人間」(昭和53年 監督/吉川惣司 主演/山田康雄) 7.「県警対組織暴力」(昭和50年 監督/深作欣二 主演/菅原文太) 8.「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」(昭和54年 監督/東條昭平 主演/コ・ガオデンディ) 9.「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」(昭和53年 監督/田口勝彦 主演/丹波義隆・宮内洋) 10.「ルー・テーズ対力道山/世界選手権争奪戦」(昭和32年 監督名クレジットなし 主演/力道山) と、やってみたらば予想以上にバカっぽい並びになってしまったな・・・( ̄。 ̄;) とりあえずこれでエントリーして、投票理由については明日の夜プロ野球開幕戦全試合が終了した頃に長々と書く予定。
と、ちょっとだけタイトルは「私立探偵マグナム」風にスタート。その流れで久しぶりに海外ドラマの話を書こうかと思ったけど「Xファイル2016」の感想だけで長くなりそうな気がしたので今回は順延した。 それと体調がまだ完全復調とは言えないこともあり(80パーセントくらいかな~・・・(;ω;))昨年暮れから今年2月頃までに見た映画の脳内データ棚卸し作業をやっておこうかと思っている(それくらいここ最近は腰据えて映画を見ていないのだよ)
「10 クローバーフィールド・レーン」 Amazonレンタルで鑑賞。なんでこの内容で「クローバーフィールド」 (何処かで続編の意味合いみたいなもんが作中に出るのかと思っていたのに、それらしいモノは無かったよな(ーー;))のタイトルが付いているのかよくわからなかったけど"密室に長時間いて外に出たらエラいことになっていた映画"(?)として見たら少々パンチ不足の感は否めなかった。 これなら「宇宙人王さんとの遭遇」 や「ディヴァイド」 、古くは「吸血鬼ゴケミドロ」 なんかの方が意外性はあったかなという感じ。それ以外だと僕の中で良いヒト役の筆頭みたいな存在だったジョン・グッドマン がまあまあコワい人に見えていたのは好印象(ふだん笑顔の人が笑わずに素の顔するとやたらコワくなると言うのはホンジャマカの石塚秀彦さんを「踊る大捜査線」で見たときにも同様のことを思ったが)
「怪しい彼女」 NETFLIXに配信されていた韓国のオリジナル版を見た。ふだん韓国映画ってそんなに見ることは無いのだけど、何気に見出したらめっちゃ面白くなってしまい(ーー;)最後まで一気に見てしまった。どう考えても漫画にしかならないコメディを多少強引ながらもここまで上手く"良い話"として処理出来てしまうのはたいしたもの(じっさいポイントポイントでホロリとさせる要素がかなり詰まっているわけで、なんか良く出来た松竹新喜劇のようでもあった) またヒロインのオ・ドゥリを演じたシム・ウンギョン が驚くほどの美人では無いが今風に言うならば「ぶすカワ」とでも言うのかな?我が輩は彼女のキャラが上野樹里と被って仕方がなかったのだけど( ̄。 ̄;) この映画の中では面白くてとてもカワイイおねいさんに映っていたのだった(歌のシーンになるとよりカワイイ。ほんとこの子見るだけでも鑑賞した値打ちはあったなと)
「ラブ&ピース」 NETFLIXで見た。「シン・ゴジラ」よりも先に長谷川博己(本作でもキャラがめまぐるしく変わる役を好演)を怪獣映画に起用した園子温監督の先見の明は評価出来るが、ちょっとこのジャンルをナメてなかったか?という従来の特撮怪獣映画ファンの一人として「喧嘩売られた気分」をとてつもなく感じてしまった。 他の人はどうか知らないが私は園監督の映画って常に着想が面白いと思っていたので、鑑賞可能な状態にあればだいたい目を通してきたのだけれども、その8割方は最後がよくわからない終わり方ばかりで途方に暮れてしまうケースが殆どだったのだ。それは今回も顕著だったから「いつもの園映画」と思えばよかったんだろうけど、自分が心から愛して止まないこのジャンルでコレをされると"ちょっと待てよ"(__;)とキムタクばりに悪態の一つもついてみたくなるわけである。演出意図の真意は不明ながら、なんとなく「ファンタジー」と言う言葉を便利使いされた感じもあって、それでなんでも許されると思ったら大間違いだぞとも言いたいですわね。
「捨てがたき人々」 (AMAZONプライム)ジョージ秋山の原作とは別物の風情になってしまっているが善人ゼロのクズ物語としては悪くない。三輪ひとみ が肉感質で良いのだよ。「発狂する唇」 (NETFLIX)↑を鑑賞した勢いで昔の三輪ひとみを見たくなり久しぶりの再見。恐怖映画だと思い込んでいたのに途中から笑いしか出なくなり、そういえばホラーコメディだった事を終了直前で思いだしたのであった・・「キャタピラー」 (NETFLIX)江戸川乱歩の「芋虫」がモチーフになっていると聞いていたのだが、そこまでの猟奇性・毒々しさはあまりなく強烈な設定の割には普通の愛想劇にも見えたかな。寺島しのぶのエロさが生々しいのは鑑賞の上でプラスに作用。「彼女はパートタイムトラベラー」 (NETFLIX) 我が輩が今節見た中ではこれが一番面白かった。 ちなみに本作は「ジュラシック・ワールド」 のコリン・トレヴォロウ監督の長編デビュー作でもある。邦題がアホみたいなコメディのようになっているので取っつきにくかったのだが(原題は"Safety Not Guaranteed"だから「安全性に保証なし」ってことになるのかな??)これがなかなかの"変化球に見せかけた直球SFラブストーリー"で、雰囲気の似ているものだと「エンド・オブ・ザ・ワールド」 とか「スーパー!」 あたりになると思うのだけど、驚くのはこれがそこそこの(?)ハッピーエンドになってしまうという意外性にある(ーー;) それまではどう考えてもちょっと電波系のオトコ(マーク・デュプラス )と、そういう変わり者に牽かれてしまうヒロイン(FOXのテレビドラマ「レギオン」 にレギュラー出演中のオーブリー・プラザ )の捻くれた恋愛模様を描いた話だと思っていたのに、最後の最後でそう来るのか!と思わずテレビに向かって笑いながらツッコみたくなってしまった(^◇^;) そんなわけで今もし見る物が無くて困っている人がいたら真っ先にこの映画を薦めてあげたいくらい私は本作を気に入っているのである(「ジュラシック・ワールド」でもそうだったけど、コリン・トレヴォロウ監督と言う人はオタクが持っている夢物語のような偏った恋愛観をイヤミ無く素直に映像表現出来てしまう人なんだろうという気がしたなあ)
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ひと月前から入念に計画していた博多ひとり遠征が体調不良によりキャンセルとなってしまった。現地で野球を見て老舗映画館を訪ねていろいろ食って過ごそうという地味に楽しいプランはここにきて脆くもあっとりと霧散したのである(T^T) 出発ギリギリまで様子を見ていたが熱が下がらず(MAXで38度ジャスト。ウルトラセブンが出動不能になった90度弱には遠く及ばないが(ーー;)人間にしてはなかなかの高熱で)移動手段が高速バスと言うことを考えるとあまりムリすることも出来なかった。 その後の養生で昨日から今日にかけては熱も平熱に下がり食欲も旺盛。鼻声と咳はまだ出るが体調の自覚症状としては一昨日と比べたら雲泥の差。明日からは問題なく仕事にも行けるだろう。 で、せっかくの休日を結局自宅療養という事に費やしていたので暇つぶしに出来たのがテレビを見ることくらい。特に夕べはWBCの日本戦もなく退屈きわまりない夜だったのだが、困ったときのAmazonプライム 頼みで以下の作品群を見ていたのであった(おそらく昨晩より追加配信されていたはず)
「ロボット8ちゃん」(1981年) 「バッテンロボ丸」(1982年) 「星雲仮面マシンマン」(1984年) 「兄弟拳バイクロッサー」(1985年) 「魔法少女ちゅうかないぱねま」(1998年) このあたりは私もけっこうな年齢になっていたので(15歳から22歳)本放送時もそんなに必死こいて見ていたわけではないのだが(全話見たことあるのは「マシンマン」だけ。「いぱねは」は一度も見たことが無い)なんといっても今回は待ちに待った「大鉄人17」(1977年)がリストアップされてきたのが嬉しかった。 リアル小学生だった当時から好きだったのだけど、今見直しても序盤はSF風味濃厚なハードストーリーで、とても東映特撮モノとは思えない展開に(と書くと失礼だけど)あらためて満足しているところ。途中から対象年齢が一気に下がって(おそらく視聴率的に苦しかったのだろうなあ・・・)「いつもの東映特撮ヒーロー」になるのもわかってはいるが(^◇^;)それはそれでキャラクター勝負となる後半には別の楽しみ方も出来るわけだし、今回は全35話を一気に駆け抜けてみるつもりである。 まあその前に早く鼻づまりと咳が治らんとなー、テレビ見てても疲れるの早いし・・・(;ω;)