You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりと綴るブログ

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Category: ◆不定期で乗っかかるいろんなベストテン話  

対決の果てに

すっかり忘れていたのだが"2017春の対決映画ベスト10"の結果がとっくの昔に発表になっていたのであった(5/6だからもう一月近く前だよ( ̄。 ̄;))最終投票ランキングは以下の通りである(太字タイトルは私の投票した作品)

1位 「フレディVSジェイソン」
2位 「ガメラ2 レギオン襲来」
3位 「ルパン三世 ルパンVS複製人間」
4位 「県警対組織暴力」
5位 「スコット・ピルグリムVS. 邪悪な元カレ軍団」
6位 「キングコング対ゴジラ」
7位 「片腕カンフー対空とぶギロチン」
8位 「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」
9位 「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」
10位 「エイリアンVS.プレデター」


以下50位までに我が輩の投票作品が三本ランクイン。

19位 「ゴジラ対ヘドラ」
      :  :  :  :
23位 「マジンガーZ対デビルマン」
      :  :  :  :
26位 「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」

やはり投票ルールが厳しくなったのが災いしたか、参加者は31名と少なめ。私の予想では「貞子vs伽椰子」がもっと上位に来るかと思っていたけど意外に低かった(13位)また、ベスト10の半分以上を占めるのではと心配(?)していた怪獣映画は10位までに僅か3本と、これも想像と違っていたようだ。

毎度の事ながらこうして結果発表を見るとなるほどなあと言うラインナップになっているのはさすが。

次回は11月頃かな?おそらくジャンル無差別でオールタイム映画と言うことになりそうなので今から考えておくようにいたしましょう。
 
Category: ◆テレビ・ストーカーSeason2=いろんなTV番組を見た話  

真実はそこそこにある

先月ここで書いたとおり来月より無料BSチャンネル・Dlifeにて「Xファイル2016」全六話が放送されることになった。

○吹替版:6/17(土)より毎週22時~ 
○字幕版:6/23(金)より毎週00時~

※再放送あり


公式サイトによると吹替版は今のところ小杉十郎太/相沢恵子のコンビが告知されていたが、せっかくなのでDVDに収録されている風間杜夫/戸田恵子のバージョンも何処かで放送してくれると嬉しい。

なにせ無料である。同チャンネルが映るこの手がお好きな方は何をおいてもチャンネルを合わせて頂きたい。


320.jpgそして六月スタートの番組で紹介しておきたい作品がもう一本。これは少し前にわたしの"PUFF友"さんから教えていただいた「怪獣倶楽部~空想特撮青春記~」というドラマであります。

こちらの放送日は_

(関西地区)MBS:6月4日(日)から毎週日曜深夜0時50分~
(関東地区)TBS:6月6日(火)から毎週火曜深夜1時28分~
 

また、以下のサイトでも期間限定で配信中(共に無料)
○GYAO   ○MBS動画イズム

IMG_1909.jpgこれをどうして我が輩がプッシュするかというと、「怪獣倶楽部」という言葉にはなんとも言えない懐かしさと神々しさとを同時に感じるからなのである(これは同世代の昭和特撮ファンであればわかっていただける感覚だと信じているが)

ここで少し説明させてもらうとドラマのタイトルにもなっている「怪獣倶楽部」というのは実際に存在していた同人グループのこと(左写真参照。要は特撮怪獣映画やテレビのことをあーでもないこーでもないと語り合いながら評論活動を行っていた集団。会報として出版された同人誌は今と違って手書き文字ばっかという濃度。殆どの会員さんは大学生だったはず)

誕生は昭和50年4月、当時円谷プロの社員であった故・竹内博さんが音頭を取り、既にその少し前から同人活動をしていた開田裕治さん(「衝撃派Q」代表。現在は怪獣絵師として大活躍中)中島紳介さん(「PUFF」代表。現在もライターとして活動中)故・富沢雅彦さん(同じく「PUFF」代表。今も私の心の師匠である方)らと「プロの視点で評論することを心がけよう」という意志の基に同会を立ち上げたそうだ。

最終的にその後集結したメンバーの名前を聞けば大体のマニアなら「ああ、あの人」というバリューを持つ方ばかり。たとえば原口智生さん(現・映像作家)氷川竜介さん(現・アニメライター)池田憲章さん(現・フリーライター)とか、他でも海外ドラマの研究で有名な岩井田雅行さんや幅広いジャンルで活躍したライター・徳木吉春さん、朝日ソノラマ「宇宙船」の創刊に尽力した聖咲奇さん等々、何処まで行ってもスゴイ名前が続いていくのである(同人誌としての「怪獣倶楽部」は五号までが発刊されたそうだ)

ここのメンバーさんはこの数年後に訪れた第三次怪獣ブームの煽りで様々な商業誌にライターとして参加しており、まさに「プロとしての視点」を培った意味が結果としてここに花開くことになったわけでもある。

我が輩のように1970年代後半から80年代にかけて特撮(アニメも少々)という趣味にどっぷり浸かっていた少年にとって、教科書にも匹敵する書籍であったランデブー、アニメック、ファンタスティックコレクションやスーパービジュアルマガジン、ロマンアルバムやケイブンシャの大百科などに編集・構成・執筆者として必ず名前の出ていた彼らは間違いなく先生のような存在でもあったのだ。

その話がドラマになるというならこれは見ないわけにはいかないと言うことで、かなり心がざわついているのだけれども、おそらくまんまなドキュメンタリーになる事は無いだろうし、かなりデフォルメのある展開に持っていかれるのはある程度覚悟はしている。しかしながらこういう人たちに少しでもスポットが当たるのは本当に嬉しいことだと感じずには居られないのである。

キャストを見たらドランクドラゴンの塚地武雅が故・竹内博さんの役どころだという以外わからないが、他はなんとなく加藤諒が開田先生かな?くらいの想像しかできてない。そしてドラマならではの存在でもある美形ヒロイン担当の馬場ふみかが出ているのも高ポイント(我が輩「仮面ライダードライブ」の頃からお気に入りの女優さん)

1エピソード30分で話数も少ないらしいので、ネットはおろかビデオもなかった時代のマニアがどのように活動していたのか、そのへんを若い方には興味本位で良いから是非見てほしいなと思っているし、同じ時代を過ごした同好の皆様であれば当時のいろんな事を思い出しながらも「そら違うんじゃないか」と、ツッコミを入れつつ楽しむことも出来そうだ。

なお、「怪獣倶楽部」に関しては竹内博さんの著書「元祖怪獣少年の日本特撮映画研究四〇年」の中で詳しく綴られている。

※左下は富沢雅彦さんの追悼集に載っていたホンモノの「怪獣倶楽部」当時のメンバー集合写真。
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Category: ◆超銀幕無法地帯・激動編=劇場で見た映画の話  

君は酢卵の味を知っているか??

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映画館の話題が続いてしまうのだが、連休中夫婦で愛媛・内子の方へ足を伸ばしてきた際にスゴく味のある劇場を見かけてしまった。今回はそのはなし。

上写真に映っている建造物がその名も"旭館"である。こんなのがあるのを全然知らずに街ブラをしていたら突如眼前にこのようなビジュアルが飛び込んできたのでかなり度肝を抜かれてしまった。なんでこんな物がまだ残っているのだろうと不思議で仕方が無かったのだけど、聞けばココは大正15年に開館しその後昭和42年に閉館、本来なら解体されて然るべき老朽建築物だったはずだが、土地建物の所有者である森文醸造株式会社が中心となって「保存会」を立ち上げ、なんとか修復処置を施して現在に至っているそうである。その甲斐あって2013年には国の有形文化財として登録され、それに併せて不定期ながら館内での映画上映も復活させたそうだ。

IMG_1874.jpg今年も来月10日に「八名信夫&高倉健映画祭2017」というなにやら凄そうなイベントが控えているとか( ̄▽ ̄;)

八名信夫というと悪役商会でお馴染みの俳優さんだが(特撮ファン的には「ゴレンジャー」の二代目黒十字軍総統とか「キカイダー01」のビッグシャドウなんかで印象深いヒト)今回はなんと「おやじの釜飯と編みかけのセーター」という作品を自らがメガホンを取って完成させたとかで(チラシにも「第一回監督作品」と明記されている)当日6/10(土)にはご本人もやって来て舞台挨拶も行われる予定。

同時上映の「健さん」は高倉健のドキュメンタリー映画。八名さんの映画と二本立てで昼の部/夜の部と二回上映されるらしい。高倉健さんについては三年前の「幸福の黄色いハンカチ」上映会のおり来場を依頼したことがあったそうだが、そのときはスケジュールが合わず来ることが出来なかったもののご本人からは丁寧な直筆の手紙が届いたそうである。(健さんはその年に亡くなられたのでおそらく体調も万全ではなかったのだろう)

私が訪れた日は中には入れなかったので是非一度見に来てみたいと思っていたのだが、6/10は残念ながら休日出勤になってしまったので次のチャンスを待ちたいところ。

それにしても見事な味わいを感じさせる映画館だった。最初はてっきりレプリカかモニュメント(或いはただの廃墟とか(ーー;))みたいな物だと思っていたので、まさか「現役」の映画館だったとは驚いたのなんの。

徳島にある脇町オデオン座やつるぎ町貞光劇場なんかよりもさらに古い劇場が残っているというのはホントに感心したし、ぱっと見がまるでジブリのアニメに出てきそうな佇まいなのも素晴らしい。愛媛方面に行かれる映画ファンの方には一度立ち寄ってもらいたい場所でもあります(この劇場へ行くと森文醸造さんからの「酢卵」試飲サービスが受けられるらしいので、チャレンジ魂お持ちの方はそちらにも挑戦してみてください)

※思わず劇場前で写真を撮ってしまった。↓丹下左膳の立て看(大友柳太朗バージョン)が細すぎて我が輩の体がはみ出してしまっているが(;゜ロ゜)そこはあまり気にしないように。
DSC01378.jpg

Category: ◆超銀幕無法地帯・激動編=劇場で見た映画の話  

窓の外は、車の雨が降る

IMG_1882.jpgオープンから二週間あまり、そろそろ喧噪も静まっただろうと週末の夜にイオン徳島へ行ってみた。

目的は徳島初上陸となった"いきなり!ステーキ"ではなく、同じく徳島市内第一号のシネコンとなったイオンシネマ徳島で映画を見ることである。

連休中に一度だけ探索に来ていたので、だいたいの位置関係はわかっているつもりだったが立体駐車場をぐるぐる回って最短距離で入館出来る場所に無事駐車(それくらい空いていたと言うこと( ̄▽ ̄;))

この建物では最上階に当たる五階に映画館は建てられており、直ぐ隣と階下はフードコートとレストラン街になっているので食事を取るのに事欠くこともない(店舗の種類も数も多いし営業時間もけっこう遅くまでやっているので、その点はシネマサンシャイン北島より便利だ)

中に入って広いロビーに出ると客はそれほどおらず、とりあえず初めてなので一番広い部屋が良いだろうと一番スクリーンで上映中だった「ワイルド・スピード ICE BREAK」をチョイス。 

映画の感想はともかくとして( ̄▽ ̄;)今日は映画館そのものの体験記を綴ってみようかと思っている。

ちなみにこの日は家内と一緒に行ってきたので「夫婦50歳割引」を適用し(1100円/一人)そのうえで追加料金を400円/一人分払ってプレミアシートに座ってみることにしたのだ(追加とは言いながらこの料金には1ドリンクのサービスが付いているので、それを思うとお得感はかなりあるような気がする。通常シートに座って珈琲でも買えばほぼ同じ出費になってしまうわけだし)

なにせ一回体験してみないとどんなもんかはわからないので、これから数回は敢えて他の8スクリーンへ部屋を変えながら劇場環境を確認してみようと思っている。

ec.jpg今回試した一番スクリーンはこの劇場では最大規模の312席。

上で書いたプレミアシートはこの部屋にだけ用意された36席になるのだけど、位置が部屋のど真ん中にあり鑑賞ポジションとしては申し分なし。

レイアウトも余裕を持った作りで隣前後とは少し幅を持たせていて、肘置きとカップホルダーも席ごとに二カ所ずつ付いている。

座り心地は当然のように快適だし、あれなら「ベン・ハー」や「風と共に去りぬ」みたいな上映時間が四時間近くある映画を見ても尻が痺れたりする事はないだろう。

またこれは他の席も同様なのだが傾斜が大きく取られているために前列のお客さんのアタマが視界を遮ることがない。

我が輩自分もアタマがでかい人なので今まではけっこう後ろの人に気を遣ったりしていたのだが、ここでそういう心配をすることはなさそうだ。

さてそれで前から気になっていた本館のシステムである「ULTIRA」とはなんぞやということだが、参考画像にあるとおりIMAXとさほど違いがあるような感じはしなかった。

入場してぱっとスクリーンを見たとき確かに「デカいなー」とは思ったけど、昨年大阪エクスポシティで見たIMAXの凄さがまだ記憶に新しかったためか、あのときほどの感動や驚きはなかったかもしれない。

もう一つの売りである「V'sOUND」の方はプレミアシートにしかその機能が付属しておらず、さっそくスイッチをオンにしてみたのだけど(On/Offは自分の意志で任意選択可能。スイッチが椅子の横にある)コレ要は昔流行ったボディソニックのような物で、シートに内蔵されているであろうスピーカーからウーハー効果を作り出し、背中や腰、尻等に重低音攻撃を敢行するのだ。

それらは映画本編の展開に合わせて作動するので、たとえば画面上で車のエンジンがかかったりするとその瞬間背後からブルンブンブンと物凄い音と振動が襲ってくるワケなのである( ̄。 ̄;) 

この日は映画が映画なので全体の六割くらいはそうしたシーンになっており、もう途中からはシートは激しいマッサージチェアーと変わらない状態になっていたのだった(慣れてない人には便意を催す振動かもしれないなあ・・・)

で、いろいろ期待値の高かった各システムだけど、正直それほど感心したわけではなかった。

二年前の4DX体験の時にも思ったことだが、シート側でいろいろ仕掛けがあって楽しいのは最初の20~30分くらいのもので途中からは「もういいから普通に映画見せてよ」という気分に陥ってしまうのである。

それとdtsXを搭載した立体サウンドもどんなものかとワクワクしていたが(そのための中央ポジションだったのに)予想していたほどの繊細な音やワイドな空気が感じられず少しだけガッカリしている。

まあその辺の効果のほどは映画によっても違うだろうし、何本か見に来ているウチにピタリハマった作品があるとは思ってるけどね。

あと、6月までの上映予定ラインナップを見て思ったことなのだが、せっかく劇場の数がプラス1になり見たい映画の選択肢が増えると期待していたのに、けっきょく「メッセージ」も「破裏拳ポリマー」も「スブリット」もやってくんないとは、いったいどーいうことですかいの??

プログラムがシネサンと殆ど被ってしまってはただ客の取り合いになるだけで新劇場としての存在意義が無いんじゃないかと思うのだがなー・・・(ーー;)

と、小言のような話になってしまったけど、なんと言っても待望久しい新シネコン。上では↑ああ書いたが普通に映画を見る環境としては最高だし(席からスクリーン対する首の角度と言い座り心地と言い、とにかく疲れないのが良いのだ)我が輩がここで映画を見る回数は今後間違いなく増えていくことだろう。

最後に「ワイスピ/ICE BREAK」の一言感想も書いておくと、私は前作「Sky Mission」が"初ワイルドスピード体験"でそれがあまりにも最高だったためにどうしてもアレ基準でこの続編を見てしまい、残念ながら今作ではあそこまでの満足を得ることは出来なかったのだった(「スカイミッション」に触発されて直後にシリーズ全作見たなあ)

が、それでもタイトルにも書いた車が雨あられと降ってくる場面はすげー(;゜ロ゜)と思いながら同時に大爆笑してしまったし、あれだけでもこの映画見る意味はあったと思っているが全体的には「ザ・後日談」の趣が強く、ワイスピシリーズ好きな人にしか通用しない面白さであったことも確か(いちげんさんお断りの面白さとでも言うべきか)

たとえばステイサムの使い方なんかはまさにそれで、あの今までとんでもなく酷かったヤツが突如として善玉に転向するなんてのはこのシリーズならではフットワークの軽さだし(いちお褒めてるつもり)役どころとしては一番おいしいところを持って行ってるので、見終わるとなんだか彼が主役の映画だったような気がしてしまうくらい(海外ドラマだとシーズンごとにキャラがどんどんチェンジする状態はよくあるけど、たとえば「プリズンブレイク」のティーバッグとか「ワンス・アポン・ア・タイム」のレジーナみたいな。本作のステイサムにはなんとなくそれに近い物を感じてしまった)

まあなんだかんだ言っても最後に「ああいう事」になったのは素直にじーんと来たわけですが・・・(;ω;)

そんなわけで我が輩次回は4DXで何かを見に来るつもりであります。

 
Category: ◆意外と近所の怪獣魔境=特撮/サブカル関係の話  

テロだ!天変地異だ!!世界大戦だ!!!(後編)

いやー、10日ほど前まで今年のGWはなんて果てしない長さだろうと感じていたが、終わってしまえばホントにあっという間だった(__;) 当初思い描いていた事なんてたぶん半分も出来なかったと思うのだけど(実は一番やりたかったのは夜更かしして連日連夜映画やドラマを見まくることだったのに、ぜんっぜんできんかったし(__;))久しぶりの長期休暇に浮かれていたのか、欲張ってアレもしたいコレもしたいとちょろちょろ動いているウチに一日分の体力ゲージ消耗が激しくなってしまったようだ。おかげで夜は電池切れになるのが仕事しているとき以上に早くなってしまい(;゜ロ゜)このイベントの時以外連休中に就寝時間が日付変更線を跨ぐことはとうとう一度も無かったのである。

その流れで京都遠足紀行もアップするのがずいぶん遅くなってしまったのだが、なんとかまだ脳の片隅に記憶が残っているウチに書いておくとしましょう。


-4/29(土) 京都みなみ会館にて「大特撮スペクタクルNIGHT」に参加-


IMG_1846.jpg22:15 開場・・・この日の来場者はフルハウスとまではいかなかったようで、私の入手していたのは殆ど当日券のようなチケット(当日の朝にぴあで買った)だったにも拘わらず、意外に良い席に座ることが出来たし(前方より後方の端が好きなのである)隣は最後まで空席という実に快適な鑑賞状況が出来上がっていたのだった。

ここへ来てこういう落ち着いた気分を味わうのは最初に来た2011年以来では無かっただろうか。

まずはいつものようにキャスト・藤村氏とみなみ会館の吉田館長による、まるで夫婦漫才風のご挨拶からスタート(→右写真参照)

お二人ともすっかり手慣れたもので藤村氏の絶妙な話術の間隙を縫って入ってくる館長の相づちも小気味よいタイミング。話を聞きながら一度お二人でM-1の予選に出てみたらどうだろうと真剣に考えてしまった(怪獣映画漫才という新ジャンルで)

※ちなみにこの写真ではよくわからないが、みなみ会館の吉田館長はこういう素敵なおねいさんなのであります。

○参考1
○参考2

そして最初のコーナーであるトークショーに備えて一人ずつのメンバー紹介。司会を務めるキャストの中村哲さんと作家の馬場卓也さんに続いてこの夜のメインゲストである安丸信行さんもご登場。三人揃ってしばしのPhotoセッションタイム。


IMG_1849.jpg22:30 安丸信行さんトークショー・・・ここでのトークショー司会は今まで怪談作家の木原浩勝さんが担当したときしか見たことがなかったので、中村さんと馬場先生の進行はなかなか新鮮だった。

そして安丸さんと言えば東宝特撮映画でさまざまな造形物(ミニチュアだったり怪獣だったり)を手がけてこられたレジェンドのお一人。

特にゴロザウルスやカメーバなんてのは特撮怪獣ファンの間でも長年にわたって"怪獣着ぐるみの頂点"とまで言われているものであり、それらを生み出した方のお話というのは我々にとってまるで高僧のありがたい説法を聞きに来ているようなものでもあったのである。

御年八十二歳であられる安丸さんは東宝を定年退職された後、今は千葉で悠々自適に創作活動をなさっているとか。

トークショーの話の中身についてはここで書けることでは無いので割愛するが、安丸さんはとても自由な発言をされる方で話がけっこうあっちいったりこっちいったりと追いかけるのがまあまあたいへん( ̄▽ ̄;)(怪獣のスライド写真を見ながら「コレ私作ってましたっけ?」とズっこけそうになる事も仰っていたが・・・慌てて横から「思いっきり製作中の安丸さんの写真が残ってるのでマチガイないですよ」と随時訂正が入るのも可笑しかったけど)司会のお二人もフォローするのに相当苦労されていたのが伝わってきて、当初の想像より緊張感溢れたスリリングなトークショーになったのは予定調和のない展開でかなり面白かった(^◇^;)

安丸信行さん プロフィール


00:00 「東京湾炎上」上映・・・一本目がこの時間になるのはやっぱりキビしかったな~(°°;) とは言え、数年前に日本映画専門チャンネルでやっていたのを見て以来だから鑑賞するのはけっこう久しぶり。外国人テロリストがタンカーをシージャックするというストーリーは今見ると今日的なネタでもあるし、そんなに古い映画という感じはあまりしなかった。
 
特撮映像を使ったフェイクでピンチを切り抜けるというアイディアがこれ以前にあったかどうか定かでは無いのだけど、私は当時(1975年)としてはすごい発想だったと思うのである(「スパイ大作戦」の"焦土作戦"(1967年)というエピソードがちょっとだけ近いラインだった気はするが、あれは映像と言うより小道具・セットを使った仕掛けだったし)そういう話を特撮が売りの会社である東宝が作ってしまうところがブラックジョーク的で楽しいのだ。

アクション映画としては若干ぬるいところも多々あるが(セガールの「沈黙の戦艦」なんかに比べるとずいぶんもっさりしてる感じ)本作はこのアイディア1本勝負!という珍しいタイプの映画でもあったかな。

あと蛇足ながら唯一劇場で笑いそうになったのは藤岡弘の回想シーンで恋人役の金沢碧と雪山を激しく転げ落ちながら抱き合うシーン。あれはもう殆ど「仮面ライダー」の構図(ーー;) いっしゅんこのまま本郷猛とベアコンガーの戦いに突入するのかなと(ベアコンガーは2号編の怪人で本郷とは戦ってないけど、我が輩雪山と言えばコレとウーが直ぐ浮かんでくる人なので)でも、あんな荒っぽいラブシーンってそうはないよね(ーー;)

それとテロリストのリーダー役だったウィリー・ドーシーは私の中では「特捜最前線」の中での藤岡弘との絡みの方が印象深い外タレさん。


02:00 「日本沈没」上映・・・これも日専CHで見て以来。ちなみに今回の三本はすべて初スクリーン鑑賞となった。
 
それにしても驚いたのは序盤の海溝調査シーン以外ドラマがどう転んでいくか何も覚えていなかったこと( ̄▽ ̄;) テレビのオンエアの時に我が輩があまり真剣に見ていなかったのか、或いは特撮シーン以外は寝てでも居たのか( ̄。 ̄;)それ以外だといしだあゆみのビキニ姿だけがアタマに残っており(この人は"脱いだら凄いんです"を地でいってましたなあ)如何にこの映画に対して自分が「お話部分」を期待していなかったのかがよくわかる。

ところが腰据えて見てみると、コレって小野寺(藤岡弘)の出番を除けば「シン・ゴジラ」の流れをくむ(順序が反対だから本来この言い方はおかしいんだけど)災害シミュレーション映画でもあったんだなと、今になって合点がいった。WIKIの中で書かれていた「シン・ゴジラ」の記述で「危機的な大規模災害事象に対して日本国政府を中心にさまざまな国家機関に携わる者たちが限られた条件下で切歯扼腕(せっしやくわん)しつつ各々の任を全うし、政治的配慮・思惑が錯綜する最中にて問題解決の糸口を模索しながら収斂するという群像劇が描かれる」というのは正に「日本沈没」という映画が43年も前にやっていたことだったのである。

と、自分の中で見方がガラッと変わったのは良かったのだけど、如何せん三時前後あたりで眠気がピークになり、次に目が覚めたときにはもう我が四国は海の底(ーー;) 不謹慎ながら一番の爆笑ポイントでもある「関東大震災は火でやられたんじゃー!!」の直後の例の迷場面もとっくに終わっていたのであった。

そこからはなんとか最後まで起きていられたが、特撮的には中野監督お得意の都市破壊・爆破シーンより日本列島を俯瞰で捉えた衛星画像のようなショットの方が怖さを感じさせ、おおー、やっぱりこの大画面だからこそわかることだなとあらためて感心したのである(敢えて静かめの音楽と不気味な効果音を被せ、少しずつ日本が沈んでいくのを見せていくのが恐怖心を煽って効果抜群。そしてこのシーンの造形も安丸さんの手によるもの)


04:40 「世界大戦争」上映・・・これはいつ見たのが最後だったろうなあ。先の二本と同じく日専CHかレンタルDVDのどちらかだと思うのだが、たぶんインターバルはこれが最長のハズ。
 
ちょうど昨年暮れの「戦争映画ベスト10」で一位に推した映画でもあったし、気合いを入れ直して見なければいけないと思いながら眠気防止用のミントタブを一気に四粒口に放り込んだのであった(;ω;)

で、この映画って今回のラインナップの中ではもっとも古い作品であるにも拘わらず、特撮の出来はこちらの方が優れているのだ。それもクライマックス(この内容でこういう言い方は良くないかもしれんな。それと世界各都市のミニチュアは「吹っ飛びやすい」という理由でウェハースによって作られているのだけど、こちらも安丸さんのお仕事である)の世界各地が核ミサイルで崩壊していく場面ではなく、途中でインサートされるベーリング海上での戦闘行為場面やミサイル基地の全容を捉えたカットであるとか、そうした状況説明のための特撮シーンが異常なまでにリアルに作り込まれており、この先の世界大戦へと向かう"ドラマ上での説得力"はものすごいものがあったのである。

しかも同時に描かれる本作市井の人々代表・フランキー堺一家の「幸せから急転直下の悲劇」の切なさたるや映画とは言え見ているともう筆舌に尽くしがたい感覚に覆われてしまうのだよ(これはパニックのさなか保育所に預けたままの娘をなんとかして迎えに行こうとして絶命する母親のシーンに対しても同様の感情が湧いてしまった)

館内暗かったから良かったけど我が輩フランキー堺が物干し台で絶叫している場面で少し泣いていたくらいで(T^T) 子供達や妻に対する思いを吐露するこのシーンはツラかったなー・・・

とにかく別々に動いていたドラマが終幕直前で最悪のケースの基一つになるこの見事さは映画の組み立てとしても秀逸。そして今になって「一位で間違ってなかったな」と妙に自信を持つことも出来たのであった(それからこの日再見するまで夫婦揃って娘の初夜の心配までしている場面があったことに気がつかなかった(ーー;) 昭和三〇年代の親の態度としてはあれで正解だったのかもしれないが、あそこは今見ると可笑しい)


06:40 全プログラム終了・・・本来ならこのあとなんちゃって夫婦漫才ではなく、藤村氏と吉田館長の締めのご挨拶があったはずなのだけど、我が輩七時半のバスで徳島に帰る事になっており、それを見ることなく脱兎のごとくみなみ会館を後にしたのである。帰り間際ロビーに居た中村氏に会釈して前売り特典だった「日本沈没」復刻ポスターをもらい、一気に帰路についたのであった。

一部睡魔にも襲われはしたが、最初の方でも書いたとおり今回はまったり且つゆったりと座って見ることが出来たし、途中でトイレに行っても人で押し合いへし合いになる事もなくイージーに用を足せたのはありがたかった。いつもこの感じならもっと良いのだけどなあ・・・

そんなわけで疲労困憊で戻ってきたワケだけれども、次回参戦予定はお盆の「怪奇映画祭NIGHT」に目星を付けているところ。中川信夫監督の「東海道四谷怪談」がラインナップに入っていたのが興味を牽いたからだけど、来月には同じく京都の文化博物館の方でも同作の上映予定があり、どっちに行くかはしばらく悩むかもしれない。

ともかく久しぶりに楽しいオールナイトでした。関係者の皆様には心から「ご苦労さまでした、そしてありがとうございます」と言わせていただきたい。そして私と同じく眠気と戦いながら最後まで完走した観客の皆様、本当にお疲れ様でした。また何処か特撮映画のかかっている映画館でお会いしましょう_(._.)_

※すっかりお馴染みとなった馬場先生の手によるパンフレット風新聞「大怪獣大特撮大解説」。もう34号になるんだなー・・・
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