You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりとゆるく綴るブログ

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Category: ◆超銀幕無法地帯・激動編=劇場で見た映画の話  

乾いた王国の片隅で、オマエは何を探すのか??

そら胡散臭い謎のハート型ハーブでっしゃろ、ということでタイトルは杉良太郎の声でこぶしをきかせて読むように(「王国」を「まち」と読めばなおよし)

で、そんなことはともかくとして(ーー;)今回は江戸の黒豹ならぬワカンダの黒豹兼国王の奮闘記「ブラックパンサー」を見てきたはなし。

この時期は毎年のことだが我が輩2月後半から年度末にかけてかなり疲弊した状態が続いていた。新年度に入り少しずつそれが緩和されてきたおかげで映画館に行く気力も戻ってきたのだが、まもなく「アベンジャーズ・インフィニティウォー」も始まるし、MCUシリーズをずっと追いかけてきた者の一人としては本作を早く見ておく必要があったのである(上映終了があと数日に迫っていたし・・・)

当初はブラックパンサーが初登場した「シビルウォー/キャプテンアメリカ」から連続したストーリーになるとのでは予想していたのだけど、これなら別にアレ見て無くても概要さえ聞いていたら一本の映画として見られる作りになっていたし、毎度の事ながらよく棲み分けが出来ているなと感心した(一応「シビルウォー」に出てきたCIAのロス捜査官(近年大忙しのマーティン・フリーマン)とか「アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン」に出ていたクロウ(今やモーションアクター界の大スター、アンディ・サーキス)なんかも出ているので旧作見た方がより楽しめるのはマチガイないけど(クロウの義手の件とかは「ウルトロン」きっかけだし)大枠の筋立てはだいたいわかるはず)

それで実はフェイズ2(2013年の「アイアンマン3」以降の作品)に突入してからのこのシリーズは大同団結編のアベンジャーズ(と、類似系統だった「シビルウォー」)より、個々の単独ヒーロー主演作の方が明らかに面白い娯楽映画になっていて、今回は私の好みで言うと「アントマン」「スパイダーマン・ホームカミング」の次くらいに楽しかったと思っているのである。

なにより本作はここまでのMCU作品とは色合いが全く違っていて、ヒーローであるブラックパンサーも彼個人が突出した能力を持っているわけでは無く、あくまでも彼の国・ワカンダの科学力が飛び抜けて素晴らしいという点で他のヒーロー物との差別化を図っているように思えたのだった(個人だけで能力比較したらホークアイとかブラック・ウィドウくらいのものではないのかと)

また、この映画で良かったのが二代目国王となるチャラ(チャドウィック・ボーズマン←「42」の彼だったとは最近まで知らなかった・・・)を支える女性陣が素晴らしく魅力的だったところで、安易に喩えるなら老舗旅館の頼りない若社長をフォローするスーパー女将軍団とでも言おうか、我が輩は彼女たちの活躍無くしてこの映画は成立しなかったのではとさえ思えたのである。

主要メンバーであるチャラの妹で科学主任的立場のシュリ(レティーシャ・ライト)は殆ど007の"Q"みたいな存在でヘンな言葉使いも妙に可愛かったし、チャラの恋人で工作員でもあるナキア(ルピタ・ニョンゴ)なんかははっきり言ってチャラより全然頼りになる( ̄。 ̄;)かっこいいアニキ的なおねいさん。なお且つスゴい美形なのも高ポイント。

なによりもっと格好良くてもっとオトコマエだったのが国王に忠実な親衛隊の隊長・オコエでありましょう。この役を演じたダナイ・グリラは「ウォーキング・デッド」でウォーカー(番組中のゾンビの俗称)たちを日本刀でざっぱざっぱと切り捨てていくミショーン役を好演しているが、わたしはこのオコエ役の方が容姿(ミショーンがどちらかと言えば中性的なキャラだったのに対し、オコエはスキンヘッドが尼僧風の色気を醸し出していて女性要素が多分にあったのも良かったのだ)含めて似合っているのではないかという気がしたよ。

ストーリー自体は王位継承者がもうひとり突然現れて対決の末にその座を追われた主人公が気合いを注入され( ̄。 ̄;)奪還に挑むという「よくある」ものであり、じつはブラックパンサー自体は本編の中でそれほど目立てて無いのだけど、先に書いた女性陣の活躍がそれらを補って余りある、言ってみれば実に優秀な神輿となって主役を盛り立て続けており、それがこの映画をなんとか娯楽映画として支えていた要因だったのではないかと我が輩には思えたのである。

もっといえばこの「ブラックパンサー」と言う題材は映画よりもドラマの方が向いているのではないかとすごく感じたのだが、今後は劇場ではなくNetflixあたりで続きをやってくれないかとついつい期待してしまう(それがムリならオコエを主役にしたスピンオフでもオッケーだ)



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