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You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりとゆるく綴るブログ

Sort by 08 2018

Category: ◆超銀幕無法地帯・激動編=劇場で見た映画の話  

こうなったら「イラスティガール・ビギニング」もやってくれ

すっかり忘れていたのだが「カメ止め」を見に行った日に(もう20日も前ではないか(°°;))「インクレディブル・ファミリー」も一緒に見てきたのである。月が変わって完全に記憶が上書きされる前に憶えている限りの感想を書いておく。

徳島ではイオンもシネマサンシャインも吹き替え版しかやっていないのだが、前作(と、言っても14年も前ですやん( ̄▽ ̄;))の声優キャストが皆なかなかハマっていたし、続編である今回も主要メンバー(三浦友和/黒木瞳/綾瀬はるか等々、ダッシュの声だけはさすがに14年経ってるんで別の子役声優さんに変わってたけど)は同じだったので特にそれは気にはならなかった(寧ろ本作に関しては吹き替え版の方が良いと思っているくらいなのだよ)

私は1作目の「Mr.インクレディブル」は自分が見たピクサー作品の中でもっとも好きな映画だったから、早くシリーズ化してくれないかとずっと待っていたのだが、まさかこんなに長く待たされるとは夢にも思っていなかったので半ば続編は諦めていたのだった。ただその待機時間の長さが続編への熱い期待値を冷却させる効果もあって、今回のような降って湧いたような新作登場に対しても客としてはそうとう気楽に鑑賞へ臨むことができたのである(2,3年くらいの空白だったらもっと肩に力入れて意気込んで見に行っていたような気がするなあ)

さらに今作は内容面でもそうした長期インターバルがまったくハードルになってない「よく出来たパート2」に仕上がっているという感想を強く持ってしまったのだった。物語的には前作で随所に内包されていたアダルトムード(けっこう下ネタのメタファーがあったりするのが面白かったんだけど)がほぼ無くなっていたものの、その分王道ヒーロー映画としてはわかりやすい展開になっていて、連続活劇ものとしてはかなり見易くなっていたと思うのだ(だいたい予想通りに進んでいくお話部もこれはこれでプログラムピクチャーを見ている楽しさがあるのだよ)

中でも前回と最も違っていたのはこの「インクレディブルファミリー」の主役が完全にイラスティガールだったところで、我が輩のようにヒーロー<ヒロイン(スーパーマンよりスーパーガール、カゲスターよりはベルスターが好きなヒトなので( ̄。 ̄;))趣味の人間にとっては実にありがたい展開でもあった(ひょっとしたら今後このシリーズは主役を家族内で順番に廻していくつもりなのかも←だとしたら3作目はヴァイオレットが軸になるのかと少し嬉しい妄想をしてしまった)

それでまあ刷り込み的な慣れというのはオソロシイもんで我が輩このキャラ(イラスティガール)はもはや黒木瞳さんをトレースしているのではないかと思うほど(特に顔が)似ていると感じていて、原語版キャストのホリー・ハンターよりぜったいこの声の方がぴったりだと思っているのである(劇中での最初の単独任務でバイク飛ばしているところなんかでもきりっとしたマスク越しに見える表情は黒木さんのそれにしか見えなかったしな~(ーー;))

あとこのシリーズで私が気に入っているのは音楽なのだけど(担当は二作ともマイケル・ジアッチーノ)むかしの007シリーズを彷彿させるような懐かしい戦慄が聴いていてとても気持ち良いのだ。それで「インクレディブルファミリー」も映画見た後でサントラを直ぐ聴いたけど、やっぱり聞き応えは最高だったし、劇中で何度かネタにされていた各ヒーロー達のテーマソング(現実の世界で言うところの「バットマン」とか「ワンダーウーマン」の主題歌パロディ)がちゃんとそのサントラに入っていたのも気が利いている(左上のCDジャケ写画像をクリックすると試聴可能。27曲目の♪ゴーゴー・イラスティガール♪がソレ)

おそらく前作見ずしていきなりこちらを見た人ならそれほど心に残らない映画だったかもしれないが、前作が好きだった人なら間違いなく楽しめる"Part2"だったはず(まじめな話「インクレディブル」のシリーズならこれくらい(完成度としては前作比で2割引(100点満点で80点程度)くらいの「そこそこ感」を指す)の出来ならあと三本くらい続編あっても許せるな)

それからこれは余談だが、いつも冒頭に付いてくるショートアニメで今回は我が輩ずっと主役のあの人オッサンだと思ってました(ーー;)ここにこっそり告白しておきます(オカンとわかったのは物語終盤だいぶ過ぎてからだった・・・)

Category: ◆意外と近所の怪獣魔境=特撮/サブカル関係の話  

「僕にもタロウのシナリオは書ける」?、いや、マトモな人にはけっこう難しいと思うぞ

途中になってしまった「ウルトラマンタロウ・HDリマスター版」の話しだが、「カメラを止めるな!」と明石行きで浮かれていた間にファミ劇のオンエアは既に4話までが放送済み。現状は録画したヤツをじっくり見返しているところだけど、今見るとさおり役のあさかまゆみ(現・朝加真由美)さんが若くてムチムチしているのに驚いてしまうのだが(当時はまだ18歳だったそうだ)この子がこのあと突如として小野恵子さんに変わるのかと思うとなんとも不思議な気がしてしまう。

小野さんも綺麗な人なのでこのキャストチェンジは特にイヤだとかは思わなかったけど、急にオトナのおねいさんに変わった印象を受けてしまったのはよく憶えている←じっさい小野さんはあさかさんより6歳ほど年上。同時期に「仮面ライダー」でアンチショッカー同盟のメンバーとして出演もしているので、特撮ファンにはお馴染みだったかも。

こういうこと(突然の役者変更。有名なのは「マグマ大使」のガムが一時的に二宮秀樹から吉田次昭へと変わったときかな)は子供時代見ていたテレビの中じゃ「よくあること」だと特に気にもしてなかったものだけど、番組のメインヒロインが急に変わるんだから今だとたいへんな騒ぎになったでしょうなあ・・・( ̄。 ̄;)
 

えー、ということでここからマイベストエピのつづき。

○第33話「ウルトラの国 大爆発5秒前!」/第34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」・・・ウルトラ兄弟という設定が完全有効になったのは前作「ウルトラマンA」からで、それ以降過去のウルトラヒーローが番組中頻繁に登場するようにはなったのだが、所謂人間体での役者出演はゼロだったため(アンチラ星人が化けた「にせ郷秀樹」として団次郎が出演したことはあったけど)この豪華客演(黒部進・森次晃嗣・団次郎・高峰圭二)は子供心にたいへん感動したのであった(今にして思うとこのノリは内山まもるの漫画「ザ・ウルトラマン」の世界に近かったかも)

○第39話「ウルトラ父子餅つき大作戦!」・・・後期の「タロウ」は良い意味で作家が狂っていたとしか思えないような素っ頓狂回が異常に多く、冷静に思い返すと王道特撮ヒーロー番組であるウルトラシリーズでこんなことをやれたのはスゴいことだなと逆に感心てしてしまうのである。それで巷間よく言われていることだが「タロウ」は作品世界が「日本むかしばなし」と共通したものになっているという指摘があって(番組の企画書には「和製アラビアン・ナイトを目指す」という記述もあったらしいが)この回なんかまさにそれだなと思うのだけど「新潟の餅を~腹一杯食べるんじゃ~」とモチロンが常田富士男の声で喋ればより完璧(?)だったりして。

○第40話「ウルトラ兄弟を超えてゆけ!」・・・ある種の総集編というか特別編というか(本放送は正月明けだったのでお年玉企画的な意図もあったのでは)すごくデラックスなウルトラシリーズ名場面集を見せられた気分だったのと、画面に登場する怪獣/宇宙人(計35匹)の名前がオープニングで全員紹介されたのもワクワクした。もっとも、この内容であれば地球のパート(自転車に乗れない子供へ光太郎が乗り方を教える場面)はなくても良かった気はする。

○第45話「赤い靴はいてた…」・・・サブタイトルと同名の童謡からストーリーが引用された形になっているのだけど、♪赤い靴はいてた女の子、異人さんにつれられて行っちゃった♪の「異人さん」が実は宇宙人で「女の子」はその宇宙人に誘拐されたZAT北島隊員の幼なじみだったという、ご陽気な「タロウ」の中では第11話「血を吸う花は少女の精」と双璧を成す悲劇ハード回。激鬱とまではいかないけどプチトラウマくらいにはなったかな。

○第51話「ウルトラの父と花嫁が来た!」・・・我が輩この回はZAT南原隊員の結婚話だけで最後まで突っ走る怪獣ホームドラマの傑作だったと思っている(昭和のウルトラシリーズで防衛チームの隊員が結婚までしてしまう描写があるのはこれだけ)常に緊張感が薄くゆるいムードで戦っているZATの中でも最高にゆるい隊員である南原が「毎回必死なんだよ!」と彼女に語るシーンが意外に切迫したリアリティがあって良いのだ。最後の超大団円も実にタロウ的で私は好きなのである。

○第53話「さらばタロウよ!ウルトラの母よ!」・・・ストーリーはウルトラだと昔からある”超人依存からの回帰”をテーマにしたものだが(ウルトラマン「小さな英雄」のような)ヒーロー自らがその正体を告白し、力を封印したまま敵を倒して親友だった少年(健一君)に人間の力の素晴らしさを訴える最終回なんてのはこのエピくらいの物ではないだろうか。最後、ウルトラの力もZAT隊員の身分をも捨て一人の青年として旅立つ東光太郎の姿は、青春ドラマ風ラストシーンとしても感動的。ここに至り「ウルトラマンタロウ」という番組は主演が篠田三郎という何処までも爽やかな青春スターだったからこそ成立していた作品だったのかと思い知るのだった。

で、全53話もある「タロウ」はアタリマエだが私が上げた10編以外にも面白い(または奇妙・珍妙な)回はたくさんあるので、スカパー/CATVでファミリー劇場が視聴可能な人(またはHULU入っている人)は力の限りご覧になっていただきたい。

Category: ◆意外と近所の怪獣魔境=特撮/サブカル関係の話  

次やで明石~、次の次やで西明石~、もう過ぎたで東明石~

IMG_0329.jpgえー、そんなわけでタロウの後半について書く予定だった記事はとりあえずほっといて( ̄。 ̄;)昨日の25日兵庫・明石で見学してきた「特撮のDNA展」のはなし。

私のブログでは6月にこのことを書いていたにもかかわらず、その本人が行けたのが終了一週間前のキワキワだったのはなんとも予想外だったというか予定外だったというか。

昨日の細かい移動行程等については本館ブログを参照と言うことで省かせてもらうけど、現地には家内も同行しており夫婦での観覧となったワケなのである。

現場の客層は意外なほど高齢夫婦(それを言うと我々もそうなんだけどさ( ̄▽ ̄;))が訪れており、ああ、妻が夫の偏向趣味に付き合わされているのはウチだけではないのだなとなんとなく仲間意識をきょーれつに感じてしまい、各々の奥様達に面と向かって「お疲れ様です」と言ってあげたくなってしまった(ビデオ上映室で夫の隣に座り熟睡していた前列の奥様を見るとついそんなことを考えてしまったよ)

それはさておき、今回の企画展は5年前に全国巡回展示のあった「特撮博物館」と系列的には同じモノではあるが、あのときほどの規模はなくこじんまりとした印象を受けたのと、同博が製作会社の垣根を越えた内容だったのに対し今回は東宝映画およびテレビ作品に限定された展示だったので「濃さ」でいうとこの日の方が濃度は高かったのではと言う気もしている(「グランセイザー」関連の展示は前回無かったと思うし)

それと今回の展示品は入り口にいたメカゴジラ2の着ぐるみ(↓下写真参照。特撮博に展示してあったヤツと同じものかもしれない)を含めすべて撮影がOKとなっており、これはけっこうスゴイことだったと思うのである。しかもそう聞くと必要以上にスマホのシャッターを押し続けてしまい、結果的には撮影で一周、裸眼鑑賞でもう一周と我が輩2回廻るハメ(?)になってしまったのだった(まあトクサツファンの行動パターンとしては当然の流れではありますが)

IMG_0334.jpgそれで先に書いた「特撮博」との比較でもう少し語ると今回はどちらかといえば後期のゴジラシリーズ、ひいては川北紘一監督以降の特撮スタッフたちにスポットが当たっている見せ方になっており、むしろ私より若い世代の特撮ファンにアピールする内容になっていたように思うのである(むろん初期の名作群に登場する轟天号、ムーンライトSY3、スピップ号、P-1号等のプロップもイメージボード等とセットにして展示されていたが)

ビデオ上映室で流れていたインタビュー映像でも登場したのは大御所の中野昭慶監督以外だと神谷誠・樋口真嗣・鈴木健二・浅田英一・菊地 雄一と言った面々や造形師の若狭新一のような今が旬の方々の話が中心。私のような懐古系ファンだと今まであまり熱心に追いかけたこともなかった人たちだったせいか逆に新鮮に感じられてコレがまた良かったと思うのである(過去にあった特撮のことを何もわかってない本編監督やプロデューサーたちとの軋轢を悔しそうに(そしてその悔しさを自分たちが撮った映像で黙らせてきた誇りについても)語る彼らの言葉は現役特撮マンとしての気概に満ちていてとても感動したのだった)

けっきょく会場には3時間くらいいたのかな?隅から隅まできっちり楽しんで帰ってきたのだが、次に近隣でこの手のイベントがあるのはいつだろうと思うと少し寂しい気分にもなってしまった(片道5時間以内で行けるところなら多少ムリしてでも駆けつけるつもりなのでもう少し西日本でこの手の展示を増やしてもらいたいもんですわ)

ちなみに私がこの日見たモノでいちばん「おおっ」と思ったのは下記にアップした「モスラ対ゴジラ」のイメージポスター。おそらく撮影前に描かれた物ではないかと思うのだけど、たぶん目にしたのは初めてだったはず(何かの書籍で紹介されたことがあったかもしれないが、自分の記憶にはなかった。なんとなく洋物の怪獣映画っぽい雰囲気なのがおかしい(^_^;)当然だけどこんなシーンは本編にワンカットもないので血を見るのが苦手で未見の方は安心していただきたい)
IMG_0390_20180826204640d5e.jpg

IMG_0399.jpgあとこの展示会には私の特撮系お仲間の皆さんも何人か見学に行かれて、そのことをそれぞれブログに書いておられます。

○トガジンさんのブログ「映像学科22番」

○ソイレントグリーンさんのブログ「特撮倶楽部~ソイレントグリーンの部屋~」

○飛翔掘削さんのブログ「怪獣の溜息」(こちらは明石ではなく佐賀展の時のお話)

○フクロムシさんのブログ「フクロムシ&コブクロムシ怪獣なんでも研究所」

それから会場は無制限撮影許可だったのに私がこの記事で写真をあまり載せなかったのは先に行かれた方達が皆分かり易くキレイに撮影して各ブログにアップされていたこともあってのことだが、それらを見ているととてもじゃないが自分の撮った写真なんか載せらへんがなっ、とあらためて自分の撮影技術の下手さ・センスのなさを感じてしまったからなのである(T^T)

そんなわけでこの明石展は来週9/2の日曜日が最終日となっています。お近くにお住まいで少しでもこういうジャンルに興味のある方はぜひ現地まで足を運んでご覧くださいませ。

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でも、彼女はデリケートな怪獣だからZATの攻撃のせいでオロン島に帰るのをやめるかもしれないね

なんの脈絡もないがタイトルは佐野元春の声で読んでいただきたい。

今日からCSチャンネル・ファミリー劇場では「ウルトラマンタロウ・HDリマスター版」の放送がスタートする。それに関した「タロウ」の個人的雑感諸々。

「タロウ」についてはどういうわけか本放送時の記憶があまりなく、毎週見ていたとは思うのだが「帰ってきたウルトラマン」や「ウルトラマンA」の時のような印象に残るトピックがなかったのか番組とセットになった当時の思い出が殆ど出てこないのである。さらには東宝チャンピオン祭りで「タロウ」は三回プログラムに取り込まれているのだけれどもそのすべてを劇場で見ることも出来なかったのだった。

思い返してみると「タロウ」が放送されていた時代(昭和48年~49年)というのはテレビで実写・アニメを問わず変身ヒーロー/ロボットアニメといったジャンルが飽和状態で垂れ流されていて、あのころ小学校低学年だった我が輩も毎日のように何かのソレ系番組を見ており、言っちゃあなんだけど「タロウ」だけにはかまけておれない状態だったのかもしれない(思いつくまま書き並べてみても実写なら「ファイヤーマン」「ジャンボーグA」「仮面ライダーV3」「流星人間ゾーン」「白獅子仮面」「ロボット刑事」「風雲ライオン丸」「キカイダー01」「スーパーロボット・レッドバロン」「イナズマン」「ダイヤモンド・アイ」「鉄人タイガーセブン」等々、アニメだと「科学忍者隊ガッチャマン」「マジンガーZ」「バビル2世」「ミクロイドS」「ゼロテスター」「新造人間キャシャーン」「ドロロンえん魔くん」「キューティーハニー」そして変身もせずロボットも登場しないが「侍ジャイアンツ」や「エースをねらえ!」と言ったスポ根アニメも嬉々として見ていたわけで)

なので「タロウ」に対してホントに興味が湧いたのは放送終了後何年も経ってから訪れた第三次怪獣ブーム(1978年頃)になってからのこと。あの頃は特に小学館の「てれびくん」で紹介されるタロウ関連のスチル写真(派手派手でサイケな隊員服やゴテゴテの戦闘機等)が格好良く感じられてとても興味を惹いたし、本放送以降ほかのウルトラシリーズと違ってろくに再放送もやってくれなかったので良いイメージだけがアタマの中でどんどん膨らんでいたのであった(そもそも先に書いたように本放送時の記憶が全くなかったこともあったし)

そしてタイミング良くその直後くらいにケイブンシャから名著と言われた「ウルトラマン大百科」が刊行、「タロウ」に関する情報が自分の中へ蓄積され、また記憶としては曖昧なのだがおそらく大阪・毎日放送が週一で早朝の再放送を開始したような気がするのだ。12歳になってから再見した「タロウ」は当時の自分の琴線にかなりヒットして心の底から楽しんで見ていたと思うのである(もっとも、その翌年だったか、朝日ソノラマから出た「ファンタスティックコレクション10・ウルトラマンパートⅡ空想特撮映像のすばらしき世界」という本の中で「タロウ」がめっちゃ酷評されていてすっごいヘコんだこともあったけど(ノД`) ←「一部のウルトラファンの間では『僕にもタロウのシナリオは書ける』という冗談が流行ったほど、この時期の内容的な後退は著しかった」といったことが記載されておったわけだが、コレを書いたのは「怪獣倶楽部」のメンバーさん達のはず)

その後己の年齢上昇とともに「「タロウ」は所詮低年齢幼児向け」みたいな○→×へのイメージ書き換えが脳内で勝手に行われ(ファンコレ的な洗脳の結果(?)イヤなタイプのマニアぶりっこをしていたのだろうなあ)何処か存在を軽視した傾向が自分の中で強くなってしまい、そのまま現在に至っているのだった(それでも90年代以降はあらためて全話を見返す機会も多く、いっときほどネガティブな印象は持っていないつもりでもある)

そんなわけで自分にとってはなかなか複雑な想いが錯綜する「ウルトラマンタロウ」で、マイベストエピソードになる10本を抽出してみた。但し今回は前文の能書きが長くなってしまったので( ̄▽ ̄;)2回に分けて書くことにする。

○第1話「ウルトラの母は太陽のように」・・・これ本当は前後編でやるべき話じゃないのかと思うほどやることが多すぎてついて行くのに必死になってしまう( ̄。 ̄;)登場人物紹介も強引でムリヤリなのが逆に強力なインパクトを産んでいてそれこそ30分が「あっ」という間に過ぎていくのだ(主役の篠田三郎が天然爽やかさんイケメンで初対面の女の子に「なんてキレイなんだ」と言い放つあたりもビックリしてしまうのだが)特撮の方もデパートに怪獣の足や手が突っ込んでくるのを建物の中から捉えたような主観カットがあったりと、かなり意欲的な見せ方をしている。それとオープニングに出てくるZATの超兵器を見ていると12歳の頃に感じていた「かっこええなあ」という感情が蘇ってくるのだ(特にスワローとコンドルをめっちゃ気に入っていたのだよ。あのデザインでホントに飛べるのかどうかはわからんけどもね。↓下の動画参照)

○第2話「その時 ウルトラの母は」/第3話「ウルトラの母はいつまでも」・・・この番組が他のウルトラシリーズと決定的に違っているのは防衛チームの人間関係がとんでもなく穏やかなところと(パトロール任務を誰に振るかで前夜カレー食ったヤツに決めてしまう隊長の言動が象徴的)劇伴に使用されている日暮雅信さん(特撮モノだと「シルバー仮面」も担当されている。タロウのBGMはこちらで試聴可能)の全体的にびよーんとした暢気な印象のBGMがこと「タロウ」にはぴったり合っていたこと。なので今回のように液体に変化したりバラバラになっても再生するような不気味な設定の怪獣達が登場しても番組のムードはどこまでも「陽」になってしまうのだった。この三話目まででそこいらの作品ムードが見ている方になんとなく伝わってくるために、これ以降のよりムチャな展開( ̄。 ̄;)に対してもどこか許せてしまう空気を生んでいたと思うのである(製作会社は違うけど「バイラス」以降の昭和ガメラシリーズと似た感覚)

○第4話「大海亀怪獣 東京を襲う!」/第5話「親星子星一番星」・・・これは我が輩が最近入手した上原正三先生のシナリオ集には載っていなかった氏の昭和ウルトラシリーズ最後の執筆作品である。なんとなく「帰ってきたウルトラマン」のシーモンス/シーゴラスの回を彷彿させる内容にはなっているのだが、こちらは怪獣を捕獲して一儲けしようという人間のエゴが加味されているのが特徴。またラストの親子亀怪獣の姿にはけっこう泣かせるものがあり(上原先生だけに「タロウ」にしてはまあまあシリアスなお話でもあったかな)

○第11話「血を吸う花は少女の精」・・・この回の脚本担当である木戸愛楽さんというのはのちに「特捜最前線」等でもライターをされていた大原清秀と同一人物だったとかで、私がこのことを知ったのは割と最近だったからけっこう驚いいてしまった(この人の書いた「射殺魔・1000万の笑顔を砕け!」なんて大好きな回だったし)「タロウ」では大原清秀名義でほかに何本か書いているので、或いは某かの名前を出せない事情があったのかも。それとこの回は少女の怨念がテーマになった珍しいダークファンタジーで一風変わったエピソードでもあり、子供の時もコワいと思ったがたぶん大人目線で今見たほうがもっと怖いトラウマ回でもある。

○第17話「2大怪獣タロウに迫る!」/第18話「ゾフィが死んだ!タロウも死んだ!」/第19話「ウルトラの母 愛の奇跡!」・・・昭和ウルトラでは唯一三週に跨がったエピソード。「アメトーク!」のウルトラマン芸人回でも取り上げられていたが18話のサブタイトルが内容をすべて語っているというのに今更のように笑ってしまった(オチ言うてますやん!というツッコミが各所から来るという)ソレは別としてもこの回のバードンと言う怪獣は自分にとってブラックキング・ナックル星人のコンビやヒッポリト星人なんかと並んで強敵臭漂うキャラだったので、そこを気に入っているのである(オトナの事情的な想像をすれば18話に篠田三郎が出演していないので、それを誤魔化すための措置だったのかなと穿った見方もできるのだが)

と、いうことでこの話はまだ続きます(°°;)

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いつまでもアタマに残る「ポン!」と「よろしくで~す」の声

10日の夜仕事帰りに見てきた「カメラを止めるな!」のはなし。いやもうめちゃめちゃ面白かったですわ( ̄▽ ̄;) 見てない人は一刻も早くお近くの映画館へ行った方がいいスよ。
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徳島ではこの日から二週間限定で上映が予定されているそうだ(劇場はシネマサンシャイン北島)以前も書いたのだがこうしたある意味マイナーな映画がここ徳島でかかるなんてのはホントに珍しいことなのである。それだけ口コミによる拡散が効果的に拡がり、噂に噂を呼んだ結果こういうことに(当初は東京の単館系二館だけの公開だったのが今現在では四七都道府県約150館にまで拡大上映されている)なったのだろうとは思うのだけど、徳島だとこのパターンは「この世界の片隅に」以来のはず。

少し前からネット・テレビ等で「これスゴイよ」という声が飛んでいたのは知っていたし、町山智浩・宇多丸と言った好みの評論家さん達が絶賛していたこともあっていつかは見てみたいなと思っていたのだけど、まあどうせ徳島には来ないだろうから( ̄▽ ̄;) ビデオスルーを待とうかな、と半ば達観に近い諦めをしていただけにこの急遽公開は久しぶりに心が躍ったのであった。

で、いつもなら前売りなんか買わずいきなり劇場へ行ってチケットを買っている我が輩なのだが、今回は平日とは言え初日だしそれだと良い席空いてないかもと思いめずらしく朝一で職場からネット予約。この時点でもう5分の一くらい席が埋まっていたので押さえておいたのは正解だった(私が行ってきたのは20時からの回)

最終的には全270席の殆どが埋まりほぼ満員となった館内で前半は緊張と困惑(?)による静寂が、中盤から終盤にかけては爆笑に次ぐ爆笑が発生。映画終わりで帰りの道すがら観客たちは皆口々に「面白かったな~」と言い合っていたし私はお一人様ではあったけど心の中では他の人たちと同じように大満足していたのである(あの館内での"大ウケ度"をリアルに体感したら余計そう感じてしまったなあ)

それで「じゃあ何が面白かったのか?」と聞かれるとこれがホント説明に困るんだけど(ナニ言ってもネタバレに繋がりそうで口にするのはたいへん難しい。たぶん見た人なら全員そう思ったことだろう)断片的に紹介されているものでは「冒頭37分のワンカットゾンビサバイバル」というのが売りであるのは間違いなく、またこれが実に長い伏線として機能しており最終的にはケツの毛一本残らない状態で回収されていくのだ。あの映画的快楽溢れる伏線回収の気持ちよさと言うのか、ここにこの映画の楽しさすべてが詰まっていたと思うのである。

映画の構成上で近いモノを揚げるとするとそれは例えば「キャビン」のようなメタホラー(劇中で起こる事象にはすべからく理由があるという)を下敷きにしてもう一本別のメタフィクションが存在している多重構造映画と思ってもらったらなんとなく内容の想像は出来るかもしれない(こーいうのを"メタメタ映画"(ひじょーに低レベルな親父ギャグ駄洒落(゜Д゜;))などと言ってしまえばただの凡作みたいになってしまうけど、なんか旨い喩えがないものか)

それで帰ってきてから思ったことなのだけど、この映画よくある「オチがすべて」みたいな作品とは違っていて、本編全体の流れがおそろしくキレイなのである。しかもそのことに気がつくのは映画が終了してエンドクレジットが流れ出す頃なので、感覚としたら一気呵成に感動と満足感が襲ってくる気分に浸れるという、ここが実に素晴らしいのだ。

そのためポイントポイントではなく映画そのものに対する愛おしさ(不思議なもんでこうなると出ているキャラも全員好きになってしまうなあ(ーー;)←今日のタイトルは劇中のお気に入り台詞から引っ張ってきた)みたいなものを感じてしまうために、ああもう一回見ておきたいなといった独特の心理を抱かせる事にも成功していたと思うのである(おそらくここまでヒットしているのはそういうリピーター予備軍を生み出している事もあってのことだろうし、実はネタバレを知った上で見ても十分楽しめる映画でもあるのだよ)

まあそんなわけで、本来は私のブログ記事含めて余計な情報もシャットダウンした状態で鑑賞に臨むのが正しい方法だとは思うが、最初は珍品・異色作と思わせて最後にはとっても「良い映画」で終わる、なんとも卑怯な痛快娯楽映画(至高の褒め言葉)であったと敢えて一言だけ言わせていただきたい。
 

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