いろんなものが泣くんだよ

恒例の平日有給をゲロゲーロと使って「パコと魔法の絵本」を見る。


パコと魔法の絵本
パコと魔法の絵本 オリジナルサウンドトラック/サントラ[CD]

貸し切り状態を期待して見に行ったのに、この時期日曜が運動会という学校が多いせいか明らかに振り替え休日とおぼしきガキ+保護者(母親か祖母)の組み合わせがわらわらと歩いている。「パコ」もポスターだけで子供向けと勘違いされているのかオッサン一人で来ているワシの方が肩身が狭くなるくらい親子連れの割合が多い(やかましいガキ共を尻目に「くそー!早よ上映始まれ!」などと思いながらワシは虚空を見据えてホットドッグを食っていた・・・)

例によってストーリーは上のリンクあたりを見てもらうとして書かないけど、最初の20分は正直「コレ面白くなるのか??」という不安がずっと頭をよぎっていた。と、言いますのも登場人物の9割が極端にデフォルメされたキャラを作り込みすぎていて、もう見た目で笑わせようとして失敗したと(つまらんコントを今から見せられるのか?というよく知らない芸人を「エンタ」や「レッドカーペット」で目にしたときのような拭いきれない不安感で充満している状態)と思えて仕方がなかったのである。

しかし一通り彼らに慣れてしまうと不思議と違和感が無くなってくると言うか、あの奇妙な舞台設定の中に没頭できている自分がいて、気がつくとそんなこと(毒気の多いキャラばかりを出してウケを狙うあたりに「あざといなあ」と思えてしまう部分)なんにも気にならなくなっていたから自分でも不思議(よく考えたら中島監督の前作「嫌われ松子」のときもこれと同じ事を思ったものだ)

物語を受け入れる素養が自分の中に出来た途端、あれほどウザかった阿部サダヲの存在がめっちゃ「面白い」と感じられるようになったし、役所広司を中心に他のメンバー達にもすっかり気持ちが入ってしまっていて、お話しは意外性もなく予想通りに流れていくのだがそれでも最後はホロっとさせてしまう、スタートを思えばなんだよイイ映画じゃないかと思わずにはいられないほどだった。

しかも情けない話しだが、映画が終わる頃にはワシは泣くのを辛抱するのに限界が来ているくらいだったのだ(T^T)(映画の善し悪しなんてホント最後まで見てみないとワカランものだ)ちなみにワシの泣きのツボはパコが持っている絵本に書かれた母親の言葉だった。あー、アレは反則だよ・・・(;>_<;)ビェェン







関連記事

0 Comments

Leave a comment