マグナム登場せず

「グラン・トリノ」へ行ってきた。



昭和的頑固ジジイを描いたヒューマンドラマだと各方面から聞いていたのだが、意外とベタでストレートな人情劇になっていたせいか物語には入り込み易かった。年寄りの怒りを表現するのにイーストウッドが「うーーーっ」と犬のように唸るのが漫画的でみょーに可笑しかったけど(^_^;(あの演出はどういう意図なのだろう?)「暴力だけではすべてが解決しない」事を「すべて暴力で解決してきた」映画ばっかり撮ってきた人が語ってしまうと言うのがなんとも皮肉でおもしろい。人間老齢にもなればこういう悟りの境地に達してしまうのかと、良い意味で侘びしく感じられるそんな映画だったようにも思ってしまった。

イーストウッドのファンとしては不良共に凄みをきかすシーンでいつ胸元からマグナム44が出るか!とあり得ないシーンに無用な期待を馳せてみたり、最後の一人で乗り込む場面でもライティングが「ダーティーハリー4」と一緒ではないか!と意味なく興奮してみたり(「Make my day!」くらいは言っても良かったかも(__;))なんとなくその後(老後)のハリー・キャラハンの物語のようにも見えてしまって、ワシは映画の本筋とは関係のないところでもみょーに満足してしまったのだった(むかし「ザ・ロック」を見に行ったときにショーン・コネリー演じるメイスンが劇中で「かつては英国諜報部員だったという噂が・・・」という紹介のされ方をしていたのに大ウケした感じに似ている)

しかしジジイが主演の映画でここまで格好良く見える人もなかなかおらんだろうと、そっちの方でも凄いなと思ったわ。ワシ的にはひじょうに良い映画でした。



※こちらは「ザ・ロック」サントラ盤。映画そのものはテレビでやってるときに見れば十分な内容だが、音楽は最高。




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2 Comments

じん2ND  

実は

ワタシも観に行きましたよ。

しみじみしました。自分もジジイになった証拠かな。

エンディングのイーストウッドの歌声にホロリ。



イーストウッドの映画、良いですね~

と言っても「~ハリー」は未見なので偉そうな事は言えませんが…

先日、レンタルで観た「ミリオンダラー・ベイビー」にも圧倒されっぱなしデシタ。

2009/06/12 (Fri) 18:18 | EDIT | REPLY |   

しろくろショウ  

Re:実は(06/01)

どうもー、こんにちは。例によって返信遅れで

ゴメンナサイ。三沢ショックで若干落ち込んで

おりました・・・(T^T)



えー、仰るとおりあの歌がより「しみじみ度」を

アップしていたような気がいたします。



それはそうとこの映画の音楽ってイーストウッド

の息子さんが担当してたんですね。クレジットで

名前見て「へー」と驚いてしまいました・・・

2009/06/15 (Mon) 08:32 | EDIT | REPLY |   

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