いかん、否定できない・・・

もうけっこう前の話だけど「仮面ライダーオーズ」が終了。今作はアタマから15話くらいまでは頑張って見てきたが途中で平成ライダーでは久しぶりにリタイアしてしまった。いちお終盤35話あたりから復帰してラストまでつきあったけど、今回は最後までとうとう僕とは趣味が合わなかったようだ。

もうこれは最初から思っていたことだが基本プロットが浅いというのか足りないというか、事前にアイディアを一年分使えるだけ用意してなかったんじゃないのかとさえ思えて仕方なかったし(なんかホントなら2クールくらいのネタを無理して一年引っ張りました、みたいな感じ)この手駒の少なさというか出し惜しみというか、10話すぎても一向に話が前に進まないぐだぐだした歩みの遅さがオーズ前半の「つまらなさ」を助長していたのではなかったかと僕は思うのである。

ほかでもたとえば鴻上ファウンデーションがメダルを集めてグリード(オーズ)を復活させたい理由が何度聞いてもよくワカランとか、鴻上会長が毎回ケーキを焼き続けているのはなんのため??であるとか比奈の人並み外れた怪力の説明は誰がしてくれるの??またはドクターの知世子に対する思いは結局どーなったの??みたいに中身のさほど無い風呂敷を拡げて出しっぱなしのままトンズラこいたみたいな小ネタが山ほどあったのも納得いかず、そんなのが書き出すとホントたくさんあったなと。

とにかく主人公の「意志」というものがこれほど伝わらないヒーロー物というのも僕は過去にお目にかかったことはなかったし(終幕近辺で映司の野望が「大事な人を守りその絆を繋ぎ止めるための最強の力がほしい」と語られたけど、それ自体唐突というか、聞いてなるほどって思える言葉じゃなかったとも思うのだ。過去のバックボーンや彼に今まであったこと、そしてこういう経緯があってこういう性格になってるというのをもっと時間かけて掘り下げてくれないと感情移入などできるはずもなく←一応エピの中では語られるけど全部伝聞や過去イメージの処理ばかりなので、どうしても印象の薄さが拭えず)終始番組の構成としたら主人公=アンク/オーズ=アンクの戦闘員という図式が毎回出来上がっているように見えてしまっていたのもパンチ不足だったかもしれない(これも「アイアンキング」みたいになかったパターンではないが、あれは五郎が人間ではなくロボットだったという部分で得心できたからねー)

そのせいかどうか定かではないが、最初に用意された設定が最後まで生きたのはグリード関連のアイディアだけだったというのが、まさに彼らこそがこの番組の中心だったと証明しているような物ではないかと思ってしまった。制作サイドも終盤に突入しておそらく前振りや初期設定の収拾がつかなくなったと判断したのか、各登場人物のキャラ立てだけでドラマ展開がされていたようにも見えたし、もはや連続ドラマとしては完全に破綻していたと言っても過言ではないとも思うのである。

オーズのビジュアルはライダーらしくて気に入っていたし、メダルで能力が変わるコンボも楽しかったからもっとドラマとうまく絡んでくれたらいいシリーズになったのになと、残念な気持ちで最終回を迎えた気がしますわ。とにかく残念(主題歌も好きだったしなあ・・・)

 

そしてウェブでデザイン(最初見たときは「キョーダイン」のスカイゼルかと思った・・・)を見て同時にストーリー聞いた瞬間「こらアカンわ(__;)」と始まる前から落胆の色が濃かった後番組「仮面ライダーフォーゼ」だが、困ったことに(?)現時点ではひじょーに面白いのである(^_^;)

 



学校というある種閉鎖された空間で起こるドラマを「部活」という形で見せていくのは新しいというかほんとにビックリした(__;) 今日の段階で6話まで来ているけど学園生活以外に外界との接触がまったくなく(学校の外には出ても絡んでいるのはすべて学生たちばかりという)同一には語れないが「宇宙刑事シリーズ」で作られた魔空空間みたいな、この世界では何でもありなのだよというのをその中に閉じ込めたようにも見えるのだ。つまり怪しげな怪人が徘徊しようとも部室が月面につながっていようとも(^_^;)この学校空間ではぜんぶオッケー、という空気を無理なく感じられてしまうのだった。これは自分でも意外だったが初回のムチャクチャ(__;)な展開が今のところ良いように出ているような気がしている。

へたすりゃ海外学園ドラマのパロディーで終わってしまいそうな物語設定を(これで誰か歌い出したら「Glee」状態かも・・・)恥ずかしげもなくてらいもなく(__;)若い役者さんたちが一生懸命キャラを作り込もうとしているのもイヤミなく見えてるし、なにより番組のトーンが異常に明るいのが良い。

「仮面ライダー」という存在を都市伝説扱いしているのは「W」なんかと同義だが、それを部活のシンボルにしてしまうと言うのが実にユニークだし、しばらくは部員が増えてレギュラーが固定するまではこのパターンを踏襲するだろう。問題は中盤からこれをどう転がしていくかという点にあると思うのでそこは期待して待ってみようかと思う。

 




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