汚泥の中から7年前のややきれいな泥が Part.1

旧館ブログをなにげに眺めているとかなり前にアップされた映画感想文(いつも思うけど「レビュー」って書くのが面映ゆい(__;))がコンテンツの沼底に沈んでいたことに気がついた。そういえばこういうの書いてたな・・・と思い出しながらせっかくなんでこっちに移してしまえと運んできた次第である。全部が2004年に劇場で見た作品ばかりなのでプチ懐古気分も味わえるが、同時に自分の進歩のなさも感じてちょっと悲しい気分も(×_×)(星取り表とか嬉しげに付けたのが今となっては笑える。まんま「スクリーン」かなんかの付録だった映画手帳みたいなのを目指していたのかねー >2004年の自分)



◇「エイリアンVSプレデター」 鑑賞日:2004/12/19 神戸シネモザイク<★★★☆☆>
しょーもなさ満開だが憎めない出来。ランス・ヘンリクセンの「指の間ナイフコンコン」に少し笑うくらいで他は記憶に残るところ殆どなかったなあ(__;)わざわざ神戸まで行って見るような映画じゃなかったかもしれないけど楽しいことは楽しい。吹雪の中をエイリアンクイーンがどやどやと追いかけてくるところだけはおおーっと(__;)見入ってしまった。


◇「ゴジラ/FINALWARS」 鑑賞日:2004/12/04 北島シネマサンシャイン<★★★☆☆>
失笑しつつも満足してしまった自分がコワイ。ほとんど北村一輝司会の「ウルトラファイト・ゴジラ編」みたいな話。ほかにも意味なく足を組み替えて画面に登場する水野真紀と菊川怜とか、ストーリーになんの関係もないアクションを本人だけノリノリで展開する松岡昌宏と言った具合に、構成は完全なインディーズ映画のノリ。北村龍平監督は金を目一杯かけて自主映画を撮ったということだけど、己の趣味だけで映画作りをするのが悪いとは思わないがスベったら意味ないわけで、そこははき違えないで貰いたい。


◇「コラテラル」 鑑賞日:2004/11/01 北島シネマサンシャイン<★★★☆☆>
ロスってこんなとこ??と勘違いするかも。そもそも映画の日なので特別見たかったわけでもなかったのだが、他に適当な物もなくコレを見ることにした・・・と言う程度の力の抜け具合。しかしワシ的には意外と「当たり」の1本だった。

トム・クルーズの悪役ぶりはこの際おいといて、この映画の主役は間違いなくロサンゼルスの町並みそのものだと見ていて感じた。道路に突然現れるコヨーテの描写なんて演出でも何でもなく、ホンマにおるねんというのがリアルに伝わってくるし、きっと明日にでも現地に行けばあのまんまが見られるんではないかとい確信に近い感覚がワシを襲うのだ。それくらい「作られた絵」臭さを感じられない。

また、特筆すべきはタクシーの中での会話。ジェイミー・フォックスとウィル・スミス嫁、及びトム・クルーズとの会話シーンが抜群によい。こういう会話だけで画面に引き込まれたのも何年ぶりやらと言う気がする。

それだけに終盤のアクションがアタリマエのハリウッドスタイルで山場が一番つまんないのはいかんともしがたいところ(最後はトムがターミネーターかジェイソン状態だし)


◇「父と暮らせば」 鑑賞日:2004/10/12 香川県民ホール<★★☆☆☆>
方言には字幕を!と思わず心の中で叫んだよ。ワシ事前情報なかったのだが、井上ひさしの原作で既に舞台化されている作品だったそうだ。どうりで映画の方も舞台調の演出になっていると思った。

しかし、これはあくまでも映画なのであるから、あそこまで台詞だけの展開にこだわることはなかった。そのうえ全編の六割以上がセットでの場面というのも如何なものかと(舞台のまんま映画化ということがもし狙いとしてあったのなら、この試みは逆に成功とも言えるが)

実際のところ被爆者の悲しみのようなものは伝わり方として薄かったという印象だが、原田芳雄が一人インパクトのある芝居をしていて、その点には魅力あり(浅野忠信は印象薄かったけど・・・)

もひとつ気になったのは方言の聞き取りがいまひとつ不明瞭で、ときどき何を言っているのかわからない箇所がある。やはりこういう方言だらけの(特に会話の多い映画の時は)字幕の必要性を感じるのである。鳴門で見た聴覚障害者用「ラストサムライ」は字幕のおかげでかなりわかりやすかったもんなあ。


◇「アイ・ロボット」鑑賞日:2004/10/04 北島シネマ <★★★☆☆>
懐かしい感じのするSF映画。オープニングは画面が凝っていて面白い(音楽も久しぶりに聞き応えのあるスコアだった)いきなりの期待感が募る。

ウィル・スミスが悪夢から目覚める場面から物語は始まるのだが、この場面がパンツ一丁でみょーにカッコつけているのがおかしい。シャワー浴びて服を着替えるだけのカットが意味なく長い上、最後はコンバースをことさらアピールして(このシーンはCMか!?)なんともマヌケな登場シーンとなってしまった。

で、肝心なお話の方は「ロボットの反乱」という手あかどころか錆まで生えそうなふるーいテーマ。しかし、古いということはそれだけ安心感もあるわけで(新しくはないがネタとして面白くないわけではない)ストーリーに驚きはなくても、その分ベタな展開に集中して鑑賞することができた。

さらに全編これでもかと見せられる特殊効果が古ぼけた物語を気にならないほど彩っている。これだけでも一見の価値はあるはずだ(未来の立体駐車所は笑った(__;))


◇「ロード88/出会い路、四国へ」 鑑賞日:2004/9/15 徳島ホール<★★★☆☆>
試写会(タダ)ということで、ふだん見ないジャンルに足を踏み入れてみた。当初は「今時白血病の女の子が自分を見つめるためにお遍路さんをやるなんて、そんなカビくさい昭和臭のする陳腐な映画オモロイはずないやん!」とキメウチ。当初から期待感は薄かった。

そしていざ本編を見たら、物語は徳島駅から始まるわけだ。おー、そごうの時計前か・・・うーん、最初はやはり霊山寺だろう・・・ほほう、由岐の駅なあ・・・と次から次に知っているところがスクリーンに登場。気がつけば三〇分間完全な追体験である。こいうのは思っていた以上に楽しいものだった。

本編の方は役者の好演もあって、半分くらい見た頃には感情移入ができており、桂浜で(ここも行ったことある食堂登場)一悶着ある場面なんか画面に見入ってしまっていた。

最後は屋島で大団円となるのだけれども、やはり冷静に全体像を見ていけば、物語の端々に矛盾であったり脚本の不備であったりといった部分が露呈して、決して映画として良くできているわけではない(長谷川初範のエピソードは丸々不要だったと思う)しかしながら、自分のよく知った町並みが映画という別世界の中心に延々と映し出されるというのが案外気持ちのいい物だという事を実感した。それだけでもこの映画を見た意味はあったのではないかという思いが強い。


◇「華氏911」 鑑賞日:2004/8/28 北島シネマ <★★★☆☆>
冒頭の「テロ当日に絵本を読みづけるブッシュ」と「多国籍同盟の皆さん紹介シーン」(コスタリカの紹介シーンは大爆笑(^o^))だったが、どうもその他の、特に後半メインとなる息子が戦死したお母さんの密着取材はちょっとキツイものがあった。

あの部分に関しては劇場映画ではなく、テレビのドキュメンタリーとして放送した方が良かった。こういうテーマを映画館でやるのであれば、批判すべき権威対象を「笑い」の膜でパッケージにした方が、ワシは観客に伝わりやすかったと思うのだ。現に印象に残ったのは何かと他者に問われたとき、ワシが話すのは絶対上記のシーンになるはずだからである。

鑑賞前はそういう括りになっているという予想があったのに、実際は「ドキュメントNNN」調の展開が半分以上占めるという構成には、少々ヘビーなものを感じざるを得なかった。


◇「リディック」 鑑賞日:2004/08/07 北島シネマ<★★★☆☆>
今回は吹き替え版を見た。ヴィン・ディーゼルの大塚明夫がたいへんカッコよろしい。今回当てていた声優さんは概ね旨い人ばかりで見ていて違和感なかったのだけれども、一人だけヒロインの声がものすごくヘタクソ。

案の定エンドロールで名前をチェックしたら仲根かすみの仕事だった。テレビならともかく、劇場版でこういうキャストは勘弁してほしい・・・

内容の方は殆ど金かかった「宇宙刑事」シリーズのようなノリだった。楽しいけどそれだけっ・・・という感じ。これが「ピッチブラック」の続編(作ってる方はスピンオフだと言うだろうけど)というのは納得いかん人もおるだろう。

大宇宙の悪「ネクロモンガー」というこのネーミングセンスがもうなんとも(^_^; たぶん数日したら内容なんかなんにも頭には残らないだろうけど、楽しい映画には間違いない一本。


◇「スパイダーマン2」  鑑賞日:2004/08/02 北島シネマ<★★★★☆>
まだ21だというのに、キルステン・ダンストの老け具合はいったいどーしたことか?「チアーズ!」のときはあんなに可愛かったのに、今回はハッキリ言ってかなりキツい!

それはともかく、本編の方は前作にあったイライラ感(昇華されない愛、報われない活躍、増長される今後への不安等々)がすべて払拭されて、ヒーロー活劇として完成度の高い作品に変わっていた(カットを漫画的な見せ方で構成するサム・ライミ監督お得意の演出ぶりも今回の方が濃かったと思う)

正体がばれても列車事故を食い止めたシーンなんか、ベタな展開だけどついジーン(>_<)と来てしまった(「クモ復活!」もイイ場面だったな)

この感じでシリーズ化されるならワシは今後も期待する(「3」はやっぱゴブリン復活になるのか。その前にヒロインをなんとかしろ!という声が起きなければいいけど)


◇「マッハ!!!!!!!!」 鑑賞日:2004/07/30 北島シネマ<★★★☆☆>
タイの映画など20年前に見た「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」(今は無き福島平和劇場で見た。確か入場料は700円ではなかったか)以来2本目。吹替版を見たので言語に対する違和感はなかったが、この作品も「怪獣軍団」同様に仏教色の強い一本だった。

そのへんのお国柄はともかくとして、主演のトニー・ジャーは動きが尋常ではなくスゴイ(全盛時のジャッキー・チェン以上のものを思わせる)顔が少し阪神の浜中に似ていて次の出演作も見てみたいと思わせる俳優だと思った。

なにせ普通なら特殊効果でごまかす「足に火がついた状態で相手にキック」というシーンなんかもホンマにズボンに点火(!)して撮影ししているし(エンディングのメイキングでそのシーン流してたけど、あれは凄い(__;))金がないのかアイディアがないのかはともかくとして、作り手の真剣度が異常に高いと思わせるのに十分な場面ではあった(もしシリーズになったら三作目くらいで死人出るんじゃないかと心配)


◇「ハリー・ポッター/アズカバンの囚人」 鑑賞日:2004/07/01 北島シネマ<★★★☆☆>
ここ何ヶ月かで原作本を2冊読破。そのせいかワシの中のキャラクター把握力が「賢者の石」の時より数段アップしており、比較的はすんなり物語の中へ没頭することができような気がする。

結論から言うと今回の映画は面白かった(と感じることが出来た)やはりこれは原作を読んでいる人用の映画なのだと実感する。

あとモノスゴク思ったのは子役達の成長スピード。極端に背の伸びるヤツ。かわいかったのに薄汚くなってしまうヤツ。変わりっぷりは日本の俳優の比ではない。次回作も同じメンバーで2年後の公開らしいが、そっちを確認するのも楽しみだ(ドラッグとかで捕まるヤツとか出なければよいが・・・)
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