誰か説明してくれと右往左往

「ミッション:8ミニッツ」を見てきた。



見せ方が凝っていてなかなか面白かった。同じシチュエーションの繰り返しで少しずつ何かがわかってくるのは最近の映画だと「バンテージ・ポイント」なんかがあったけど、こちらは現実には幽閉されている人間がさらには別の人間の記憶の中を彷徨うという、かなり特殊な設定で構成されているのがよく出来ている(主人公であるギレンホールが「今どういう状態」かというのは結構直ぐバレてしまうと思うけど、それ自体は特に問題ない)

物語アタマから「え?何?何なの??」とろくに状況説明もないまま休みなくストーリーに傾れ込んでいくのもこちらの鑑賞意識が鷲掴みされたみたいでキモチ良い(それこそヒッチコック映画みたいな導入部で、ちょっと前に見た「見知らぬ乗客」を思い出すような)それをダラダラ引き延ばさないで100分程度に纏めてるのも潔くて良いなと思ってしまった。なんとなくだけど70年代のB級SFの臭いと小品感もあって憎めないノリもあったし。

ただ、いろんなところで書かれたり言われたりしているあのオチの解釈は難しいと思ったなー。イヤな書き方すればそんなもん見る人それぞれの取りようで考え方なんぼでもあるやん、って気もするしイヤイヤ実はこんな尊大且つ荘厳なテーマがあるに違いなのだよって知ったかぶりのなんちゃって解説に「そうなのかな」ってごまかされそうな気もするし(^_^;)

ニュートラルな見方をすればあの瞬間の映画時間がプログラムの中から平行世界(別の可能性の)の一つへと変わったのかなって思った方が得心できたんだけど、これはほんと久しぶりに「解説者求ム」と感じた映画でもあった。(そういうよくわからない部分も含めて、これは間違いなく一見の価値あり)

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  • 2012.05.02 (Wed) 11:02 | 簡単に簡単な簡単ブログ