独占状態故の目利きのなさ

不定期で飛び込んでくる姪からの「映画つれてって」攻撃に遭い、今回は「ドラえもん~のび太と奇跡の島」を見るためシネサンへ出撃(父親を早くに亡くした関係で時々僕が代理になっているのである)ところが上映開始一時間前に行ったにもかかわらず入場券がすべて売り切れと言われ、急遽七歳のガキと協議した結果「クレヨンしんちゃん~嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス」に変更することになってしまった。

 

春休みが終わってからここの劇場では「ドラえもん」の上映を土日に限定するような措置を取っており、それが今回のような事態を招いたわけだが、やれば客入るのわかっていてどうして平日も上映しようとしないのか。また土日だけならもっと上映回数を増やすとか或いは2スクリーン体制でやるなりすればよいものを、そういうところがホンマ気が利かないというか目利きが弱いというか(そらそこまで想定してでも前売りを買っておかなかったオマエが悪いと言われればそれまでだけどさ)

今回のケースに限ったことではないが、こういう気配りのなさというのはこの劇場では今まで何度も感じてきた。現状の徳島ではいわゆる常設映画館というのはここにしかないわけで、独占状態にあればこそソレに胡座をかくことなくもっとサービス向上に努めるべきではないのかと客の立場からは思うけどねー(--#)

まあそれはそれとして「しんちゃん」だが、実は劇場版を見たのは今回が初めてのことだった(テレビ版と原作はけっこう見ている)巷では「しんちゃん」テレビ版と劇場版はまったくの別物で、見た人はその大スケールとクオリティの高さに驚くこと請け合いと聞いていたのである。事実僕の廻りの好事家筋でも「いやアレは泣けたな」とか(これは「オトナ帝国」のときだったかな)そういう良い評判ばかりがあったせいで今回のドラえもんからの変更も、劇場のやる気無い態度に対しても怒りとしてはさほど大きな物にはならずに済んだ。

で、実際本編を見たらば確かにスケールは宇宙規模の大きな話ではあったけど、この話ならふだんのテレビシリーズ(スペシャルなんかで)でもやれる内容じゃないの?と正直拍子抜けの感はあったかもしれないな。昨今はやりの「もう一つの宇宙」へ野原家全員が拉致された末娘ひまわりを奪還に行くという、そこだけ聞いたらむむっ、宇宙版「グエムル」か??って思うけど(^_^;)そんな緊迫感も無ければ通常より割増になったコメディ度もさほどなく”いつものヤツ”を場所だけ変えてやってますよ的な印象しか残らなかったよ。僕が期待していた「劇場版ならではの特別加減」というのはほとんど感じなかったなあ・・・

ただまあ、映画自体はけっしてつまんない訳じゃないしヒマワリ星人たちのキャラも濃くて楽しかったし(ゴロネスキーのモデルは福永法源だろうか・・・(__;) なんとなく怪しい宗教団体にも見えたな)彼らの声をアテてる声優さんたちが飯塚昭三とか柴田秀勝とか自分の世代的にストライクなのも妙にツボだった)一度地球に戻った野原一家が再びひまわりを取り戻しに行くために危険を承知で亜空間に飛び込んだところなんかはかなりグッとも来たので(ひろしが娘・ひまわりへの想いを語る場面はちょっと感動しますな(T^T))出来は悪くないと思うんだけど、やっぱり上に書いたようにもっと上のところの内容を求めていたのが裏目に出た感じではある。

未見の人は僕のように余計な情報を入れずフラットな気持ちで入るとかなり楽しめることだろう。

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