You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりと綴るブログ

Category: ◆映画は液晶前の指定席で=TVやDVD等で見た映画の話  

もしかしてパート2

先のエントリー内コメントにも書いてるけど、今年我が家で最初に再生されたDVDはもう10年くらい前に買っていた「エイリアン」と「エイリアン2」だった。まだ全然見てない映画のストックなんて何本もあったのになんでやねん?という想いだがナゼか無性にこいつらが見たくなってしまったのである。

そのことがきっかけになったこともあるけど、このブログでは開始直後から現在に至るまで「最近見た映画」の記録がメインになっていて、過去自分の大好きだった映画やドラマの話を書く機会があまりなかった。昨年末に参加した「ホラーベスト10」の話が自分で書いててもすごい楽しかったので、今年からMybest系のカテゴリーを一つ追加し今までずっと好きだった映画等の話をたまには綴ってみようかと思っている。

その最初は上に書いた二本になるが、今回はあえて「エイリアン2」の事を書いてみることにした。また上手いこと先日地上波で放送(しかも夜9時からという良い時間帯に)もあったのでタイミングとしてはぴったり(それにしても今回のオンエア、予想はしていたけどすさまじいカットの仕方だったな(ーー;)あの編集だとビショップ(ランス・ヘンリクセン)が突然画面に登場したみたいな感じに見えたよ・・・)

作品データ1◇ ◇作品データ2◇ ◇作品データ3


そもそも”続編と名物にうまいものなし”という言葉があるように(?)大ヒットした映画の続編(所謂「part2」)が前作を凌ぐことはまずナイ話なのである。そんな中で僕が個人的に前作と同等、ひょっとしたらそれ以上?と思っている映画も何本かは有るので思いつくまま列挙してみると_

○「ゴッドファーザーPART2」(デ・ニーロ演じる若きドンの登場場面が前作を上回る面白さ)
○「007/ロシアより愛をこめて」(正直「ドクター・ノォ」は眠かったがこちらは終始まったくそんなこともなく)
○「ターミネーター2」(どちらかというと前作のリメイクに近いがセントラルアイディアの転がし方が秀逸)
○「ガメラ対バルゴン」(実は昭和ガメラで話がちゃんと続いているのはこれだけ。特撮もドラマの出来もたぶんこれが一番良い)
○「バットマン・リターンズ」(主人公含めたメインキャラ達による「不幸自慢大会」の様相を呈したティム・バートンの心の壊れ具合が伝わる他ではまずあり得ない異常な続編)

そしてこの「エイリアン2」もその中に入ってくるわけだが、上記の作品群があくまでも前作の色を踏襲した上での続編になっているのに対して本作は「エイリアン」と被るものは驚くほどなにもなく(__;)主役が同じだけのまったく別の作品となっているのである。

で、まず公開当時の事を振り返るとあの頃僕は香川に住んでいて、ジャッキー・チェンの「サンダーアーム/龍兄虎弟」との二本立てで上映されていたのを記憶しているが、なぜかその時は機会を逃して見ることが出来なかったのだ。その後数年してから発売されたLDを買ってはじめてこの映画を見たのだけど、なんでこんなに面白い映画をスクリーンで見なかったのかと本気で後悔したことを今でもよく憶えている(__;)

それから今年に限ったことではなく年に何度か「急に見たくなる映画」として脳内にインプットされDVDが廉価になったと言っては買い、BSでハイビジョン放送があるといえば録画して各バージョンの違いを楽しみながら何度も何度も見返してきたのだ(今回の地上波超短縮版もどんなカットのされ方をするのか?という興味だけで最後まで見てしまった)

この映画の何がそれほどまでに人を惹き付けるのだろうと考えると、まずぱっと浮かぶのは続編という観客側の先入観を巧みに利用した映画の内容そのものを”少人数密室SFサスペンス”→”集団SF大アクション”へと転換させた意外性。これはインタビューの中で監督のジェームズ・キャメロンも語っていたが「続編にはマイナス面ばかりではなくプラスの面もあり、前作を見た人の固定イメージを心地よく裏切ることも可能だ」というのは正に狙い通りだったということなのだろう。

一作目鑑賞済みの人からすればその後のリブリー(シガニー・ウィーバー)が57年も宇宙を漂った末地球に戻ったという導入部は驚きもあったと思うし、強度のPTSDに苛まれていた彼女がそれを払拭するため(或いは地球で唯一の家族だった娘を亡くして抜け殻状態だった彼女が自分の存在意義を見いだすために)またあの星へ戻るというストーリーもぜんっぜん無理なく受け入れられたと思うのである(それと「エイリアン」を未見でいきなりこの映画を見た人が困ることのない作り(前作の状況を序盤でさらっと流して説明してくれてるとことか)になっているのも間口が広くて入って行き易い所以)

さらには怪物退治の必須ミッションの中で制限時間内に避難もしなければいけないという、今やいろんな映画・ゲームで使われている原典的展開をそのどれよりも観客に余裕を与えず提示される俗に言う「ジェットコースタードラマ」としての完成度の高さ。そのうえで捨てキャラや無駄キャラが殆ど存在しない(たいして出番のないアボーン軍曹(アル・マシューズ)でもインパクトは残ってるし)この魅力の濃度はもはやカルピス原液レベルと言って良いのではないだろうか(これが適当な喩えかどうかはともかくとして(^_^;))

も一つ言うとエイリアン軍団との戦闘に於いても「世界侵略・ロサンゼルス決戦」のような隠れてばっかでチマチマやり合っているのと違い、無理を覚悟のド正面から胸突き八丁で対峙している戦い方がとにかく男前で格好良いのだ(中でもメンバー中最大のオトコ前はヴァスケス上等兵(ジェニット・ゴールドスタイン←キャメロン組の女優さんなのか同監督の「T2」にもジョンの里親役で出ている))

数多ある続編映画のなかで150分の上映時間がこれほど短く感じられた映画を僕は他に知らない。そういう意味でこの「エイリアン2」と言う作品はマイベスト映画でありつつ"続編映画"というカテゴリでも自分の中では間違いなく上位にランクされる希有な作品であると言わせて頂きたい(そんなわけで次に見返すのはおそらく一年後?の予定(ーー;))

【あとがき】
※「2012ホラー映画ベスト10」を開催されたwashburn1975さんのブログでは2010年に「続編映画ベスト10」という企画も行われている。集計結果はこちら。ちなみに「エイリアン2」は納得の三位。

※※先日買った「映画秘宝EX・映画の必修科目05 突撃! モンスター映画100」という本に本作も取り上げられており、鷲巣義明氏の書いた「母親対母親の戦い」というコラム内容には、あーなるほどと感心した。
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Comments
Edit
熱い話題!
わたしも小学生の頃、地上波録画した「エイリアン2」を暇さえあれば観ておりました。そのせいで役名は「リプリー」じゃなくって未だ「リプレー」として染み込んでいたり^^; 

キャメロンは「アバター続編」でも傑作を成し得たら伝説ですね!
Editほぼ洗脳かもですね
>こじか さん

こんばんは、コメントありがとうございます<m(__)m>

確かに子供時代から思春期にかけてのテレビによる刷り込みというのは強力な物がありますね。僕の場合ですと未だに「プレデター」や「レイダース」等がテレビであるともう何回も見てるハズなのに、やっぱり最初から最後まで見てしまいます(ーー;)

それが馴染みの吹き替えだったりするともう見るのが止まりません(今回はDVD版の吹き替えと同じだと思いますが、出来たら別バージョンのリプリーを見たかったですねー)

そういえばキャメロンは「ピラニア」の続編の「フライングキラー」撮ったり「ランボー2」の脚本書いたり、ある意味続編界(?)の大巨匠とも言えるかも・・・
Editバスケスちゃんは萌えですね。
 バスケス上等兵が「2」だけの登場は勿体なかった。

 それにしても、当時ハリウッド俳優の役作りは凄いと思ったものです。
 バスケス役を担当するにあたって浅黒いムキムキ・ウーマンになっていますし、デ・ニーロはイタリア系だからもともとイタリア語話せると思いきや、シチリアへホームステイして特訓したとのこと。

 近年の日本も厳しくなってきましたが、チンギス・ハーンの反町を観ていたらまだまだ甘いですね。
Editある意味主役並みに目立ってました
>晴雨堂ミカエル さん

こんばんは、コメントありがとうございましたm(__)m

確かに仰るとおり懸垂トレしてるところなんか凄い二の腕でしたね(ーー;) 「おいヴァスケス、オトコに間違われないか?」「・・・あんたもね(ニヤリ)」このやりとり格好良かったですなあ。

日本人だと役作り頑張って他のはせいぜい松田優作くらいでしょうか。
Edit続編の名人と言えば!
アーヴィン・カーシュナー監督の事らしいですね。
いや、少なくとも『ロボコップ2』公開時にそんな持ち上げ方をしていたと記憶してます。
だからという訳では無いですが、カーシュナー監督が演出した『帝国の逆襲』はワタシの中で“BEST OF 続編”として燦然と輝いております。

・・・『エイリアン2』のお話でしたね!
学生の頃、地元の映画館「ライオンカン」で鑑賞。同時上映の『サンダーアーム』と一緒に2回ずつ観ました。
朝に映画館に入って、観終わったころは夜でした。
Edit
> 楽珍劇場 さん

コメントありがとうございます<m(__)m>
それと返事が遅くなってスイマセンでした・・・

この三連休は所用で楽珍さんのお膝元に何度も足を運んでまして、帰宅後はPCも開かずにすぐ寝ちゃってました。相変わらずイオン綾川に行くスマートインターは便利だなと感心しましたですね。

そうそう、ライオンカンでした(^_^;) 当時は香川も映画館たくさんありましたなあ。今はシネコン三つと単館二つでしたっけ(ベッセルおおちも入れると三つ?)徳島に比べたらまだまだ恵まれているような気はします。

続編巨匠(?)と言えば「ダイ・ハード2」とか「エルム街4」のレニー・ハーリンなんかもそうでしたよね。
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