この湧き上がる感情はきっと正常反応

1日のサービスデーに「特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE」を見てきた。

 

この時期のスーパー戦隊劇場版は2月から始まる新戦隊(キョウリュウジャー)のお披露目と前戦隊(ゴーカイジャー)のラスト登板という意味合いがあって、最終回直前の現役戦隊はあまり目立たないように見えてしまう所があったのだが、今回の主役は間違いなく現役の彼ら「ゴーバスターズ」であったと言えるだろう。

本作は上映時間が1時間しかなかったこともあり「宇宙最大の力が手に入る幻のレンジャーキー」の争奪戦を場所も国も時間をも飛び越えてテンポ良く描かれている。過去作のようにヒーロー側の頭数が多すぎてグチャグチャになった末ストーリーも結局よくわからないことが多かった事を思うと、この尺はちょうど良かったのではないだろうか。

そんな中、本編で一番心に残ったのは三体のバディロイドが身を挺してヒロム達を救ったためにデータが初期化され、感情を持たないただの機械になってしまったという展開にあった。ゴーバスターズとバディロイドは人と機械ではあるけれども"ワクチンプログラム"という名の血で繋がった兄弟であり家族だったんだというのが(家族を亡くしたゴーバスターズにとってどれほどバディロイドが大事な存在であったかというのが)映画のクライマックスでばんっ!と前面に提示され、彼らが復活したと同時に主題歌が被る場面では不覚にも若干涙腺が緩みそうになってしまったのだった・・・(ノД`)(ヒーロー映画でこんな感情が湧くとは自分でも意外だ)

おそらくこの映画はテレビシリーズでやりきれなかった(言いたくないけど30話での路線変更は完全な挫折だったわけで)ロボット巨大戦の徹底、13年かけてやっと家族を救える立場になった彼ら三人の孤独な戦い、ならびにそれを支える特命部の面々やバディロイド達との絆であるとか、そういった作劇上のそれぞれを完遂させようとしている製作側の想いと言うのかな、それをひしひしと感じられる作りになっていたと思うのである。

言ってしまえばこの映画のストーリー自体はベタ中のベタではあるのだが、それでも演者・作り手の思いの丈というのは間違いなく伝わったし、それとは別のゲストであるゴーカイジャー達含めた番組バトンタッチのイベント感も十分にある楽しさ満開の劇場版であったと言わせていただきたい。

残念ながらテレビシリーズとしては本来のターゲットである子供にウケず、さまざまなてこ入れを余儀なくされたある意味失敗作(あくまでも興行的な面で)とも言える番組ではあったが、当初やろうとしていた様々な試みは斬新でチャレンジ精神溢れるものだったし、こうして最後に意地(またはけじめ)を見せることが出来たのはおおいに評価できると僕は思っている。
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2 Comments

楽珍劇場  

サバ?

1年間、楽しめた作品でした「ゴーバスターズ」。
「シンケンジャー」もそうでしたが、小林靖子氏がシナリオを手掛けるシリーズはドラマが濃くて良いですね。
ただ、それが子ども番組の範疇を超えてしまうことがしばしば・・・いや、好きなんですけど。

2013/02/21 (Thu) 21:10 | EDIT | REPLY |   

しろくろShow  

番組自体がシャットダウンされたようです

>楽珍劇場 さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

一年前のエントリーでもゲキ褒めしたけど「ゴーバスターズ」の序盤はホントに面白かったです。

この半年は番組から店終いセールのような雰囲気をずっと感じてましたが(ーー;)この劇場版では少し溜飲を下げたような気がします。

それと「キョウリュウジャー」一話も見たけど、いつもの脳天気なスーパー戦隊に戻ってしまいました(ーー;) 楽しくて悪くなかったけどさすがにサンバダンスで変身するのは失笑しましたねー・・・。

2013/02/21 (Thu) 22:28 | REPLY |   

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