鋼鉄を脱ぐとき、それは今

「アイアンマン3」の2D版を見てきた。



1日のメーデーが休みだったし、1000円のサービスデーでもあったので肩の力を抜いて見られる映画を見ようと行ってみたらこれがめちゃめちゃ面白かった(__;) これならあと400円払ってでも3D版を見れば良かったと本気で後悔したな。

ヒット作の続編(二作目)というのは以前も書いたようにごく希に出来の良いときもあるけれど、三作目ともなればほぼアジャパーでつまらなくなると言うのが定説。しかしどうやら今回はそれが適用されなかったようだ(三作目が一番面白かった映画って自分の中では全然浮かばなかった。アカン映画ならアホほど思い出したけど→「マトリックス・レボリューションズ」「サイコ3」「スーパーマン3」等々)

「アイアンマン」の場合過去2作は間違いなく楽しい映画ではあるものの山場(見せ場)がどちらも前半、または中盤に来てしまって中だるみやダレ場が必ずあり途中で「この映画長いなあ」と感じるところがあったけれども今回の「3」にはそれが一切無かったのである。

旨いなと思ったのは"さらばアイアンマン"などとさも完結編のような煽り宣伝を入れつつ、実は止める気などさらさらないのが丸わかりなお安い決意を客にバレバレにしておいて、いやーこの映画ぜんぜんたいしたことないっスよというポーズを取っているにもかかわらず、中身はヒーローがアイデンティティ・クライシスから復活する話をしっかりとやっているところにあった(品無く言うとナメてかかったら良い意味でエライ目に遭いましたなという状態)

さらに思ったのは三本目と言うことで感じる映画全体の余裕という部分で、役者側で言えばダウニーJrがなんの脈絡もなく自分の依存症ネタを台詞に放り込んでみたり(ーー;)別の俳優の経歴をそのまま現実通りに当て込んで紹介してみたりとある種の自虐ギャグがぽんぽん入ってくるところであるとか、それぞれがキャラをきっちり消化した上で演じている所に馴れ合いとは違う"シリーズとして脂の乗りきった感"というものを感じてしまったのである(シリーズが進むにつれて心身共にどんどん強くなってくるペッパーも然りだが、今回はゲストのベン・キングズレーが最高(__;))

同様に映画の見せ方としても"スーツがあればスタークは用なし"という本シリーズ最大のツッコミどころを彼の存在無くしてアイアンマンは存在し得ないと納得させるに十分な作りになっていたと思うのだ。予告で「アイアンマン軍団」の登場を見たときに、これはこのままダウニーJrが降板してスタークがいなくなってもシリーズを続けられるようにするための布石かと心配していたのだけど、本編を見た後でこれは逆にスタークだからこそ出来たことでダウニーJrなくしてこの映画は成立などしないなとも思えたのだった。

正直「2」の時はこれでこっちやめて「アベンジャーズ」に専従シフトすればいいなと思ったけど、もう少し続けて欲しいなと感じずにはいられない最高の「三本目」であったと僕は言いたい。
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