忘れかけた頃に帰ってくる恐怖の町

経緯も事情も知らないが来月入るとBSプレミアムで何やらこんなモノが放送されるらしい。
kaiki.jpg「怪奇大作戦・ミステリーファイル」 

このドラマは昭和44年に作られた円谷プロによる特撮怪奇ドラマの傑作「怪奇大作戦」のリメイクとなる作品である(リメイクは今回で三度目)

10/5(土)午後10時より放送を開始する全4回のミニシリーズ。サブタイトルは以下の通り。ストーリー等の詳細については公式参照。

第一話「血の玉」
第二話「地を這う女王」
第三話「闇に蠢く美少女」
最終話「深淵を覗く者」
ここまでの流れについてはちょっと細かい話になるので時系列で説明すると_

・1968年「怪奇大作戦」TBS系列全26話 主演:岸田森、勝呂誉 他
・2004年「怪奇事件特捜チームS・R・I 嗤う火だるま男」BSフジ単発 主演:沢村一樹、緒川たまき 他
・2007年「怪奇大作戦・セカンドファイル」NHK-hi全3話 主演:西島秀俊、田中直樹 他

それに続くのが今回の「ミステリーファイル」となるわけである。キャストはまたも刷新され上川隆也、原田泰造といった名前が並んでいた。各シリーズにはそれぞれ繋がりや連続性はなく基本設定のみが踏襲された別物のドラマ(「嗤う火だるま男」以外すべて役名は同じ)

で、ここからは少々長いむかし話(ーー;)最初の「怪奇大作戦」は数多ある特撮番組の中で五指に入るほど個人的には大好きな作品なのだが、見たのはけっこう後になってからだった。たしか小学5年の頃(1977年前後)鳥取の親戚宅に泊めてもらったとき地元の局で再放送していたものを偶然視聴したのが最初だったハズ。意外にも親戚のおばちゃんから「コレ面白いよ」と勧められるままに途中から見たのだけれども、番組情報なんか持ち合わせてないまま素直な気持ちで鑑賞したらえらいショッキングな内容で(ーー;)トラウマまでは行かなかったけど、めっちゃ心に引っかかってしまったのである(この時点では番組タイトルもわからないまま見ていた)

このとき見たのが今思えば「氷の死刑台」という冷凍人間が登場する救いのないエピソードで(中谷美紀の「ケイゾク」ではオマージュ的にそのままサブタイトルに使われている)とてもじゃないけど子供向けのテレビとはまったく思えなかったし、エンドタイトルに出てくる"円谷プロダクション"という文字を見たとき「え、ウルトラマンと同じとこやん(__;)」と昭和のガキにはお馴染みの名前をこんなヘビーなドラマの中で目にしたことにも驚いたものだった。

それから数年して特撮モノへの関心が高まりだした中学時代、朝日ソノラマのファンタスティックコレクションというムック本で「ウルトラQ/怪奇大作戦・SFドラマの素晴らしき世界」が刊行され、コレを読んで初めて数年前鳥取で見た衝撃の番組が「怪奇大作戦」だったことに気がついたのだ。本の内容は全26話のストーリーガイドだったので、それこそ穴が空くほど読み込んだけど(^_^;)他のエピソードも面白そうなモノがごろごろしており、以降僕は「怪奇」を見たくて見たくてしょーがない時期が続いてしまったのである。

それからさらに数年経ち高校生になった頃、大阪朝日放送が何を思ったか(ーー;)深夜に「ウルトラQ」の再放送を週一で開始して(「Q」も半分以上は初見みたいなもんだったから毎週嬉々として見ていた。おかげで翌日の授業が眠いのなんのって・・・(-_-)zzz)半年後後番組として遂に「怪奇大作戦」が放送されたのである。いやもうその時の嬉しさたるやなんと表現して良いのかわからないレベル。また良いタイミングで買ったばかりのビデオが家に有り(バイトで貯めたカネでこの少し前にベータマックスを(うむむっ(ーー;))購入。23万もしたのが今思うと高い買い物だったと(__;))一話の「壁ぬけ男」から全話録画を開始した。

思い込みと予備知識ばかりが先行して実際はイメージと異なる内容にガッカリしてしまうことは「幻の名作」と呼ばれる作品にありがちだけど(「マイティジャック」なんかは正にソレだったなあ・・・あんなにツマンナイ番組とは思わなかったから初めて見たときはホントに落胆したよorz)「怪奇」に関しては殆どそういう感覚は受けず、毎回アプローチの異なる多角的な物語に引っ張り込まれて、全話見終わる頃にはますますこのドラマのファンになってしまっていた。

もう番組開始から40年以上が経ち、今見ると時代を感じる部分は多々あるが僕の中ではオッサンになった現在でもmy脳内ランキングでは大好きな番組としての地位が揺るぐことはないのである。そんな「怪奇」の新シリーズは過度な期待は控えめにして(ーー;)敢えてハードルも上げず、新作の放送があるだけでもありがたいことだと好々爺を装いながら生温く鑑賞しようと思っているところである。

なお、新シリーズ放送にあたってそれぞれ旧作の再放送もあるとのこと。

「怪奇大作戦・セカンドファイル」・・・10/4、10/11、10/18 各週午前0時05分
「怪奇大作戦」・・・10月下旬放送予定。傑作選ということで「人喰い蛾」「白い顔」「死神の子守唄」「吸血地獄」「光る通り魔」「氷の死刑台」「オヤスミナサイ」「かまいたち」「呪いの壺」「京都買います」の10本がより抜きでオンエア。

11歳の僕に衝撃を与えた「氷の死刑台」がきっちり選ばれているのはなんとなく嬉しかったりする(^_^;)それと以前書いた記事で紹介した「光る通り魔」もオンエアされるので視聴可能な環境にある方には是非お薦めさせていただきます。
 
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6 Comments

映画カッパ  

楽しみです

知りませんでした…。
メディアに焼いて、保存版にさせて頂きます。
情報ありがとうございました!!

2013/09/27 (Fri) 23:24 | REPLY |   

ポール・ブリッツ  

たしかにマイティジャックはあれだけカネをかけた割にはつまらないにもほどがある番組だった(笑)

オープニングの曲と映像だけはかっこいいんだけど(^^;)


怪奇大作戦はわたしも好きですが、いまリメイクして面白い番組かなあ?とも思います。疑似科学とホラーテイストがうまくからみあえば面白くなるでしょうけど、現代はそういう時代じゃないだろ、と。MM9やケータイ捜査官7並みに面白かったらいいんですが……。

2013/09/28 (Sat) 11:18 | EDIT | REPLY |   

しろくろShow  

どうせなら

>映画カッパ さん

こんばんは、コメントありがとうございましたm(__)m

旧作の再放送も一〇本と言わず全話放送してくれるともっと良かったんですけど(^_^;)企画としては面白いですね。

wowowのウルトラシリーズみたいなHDリマスターではなさそうですが、新作含めて楽しみにしています。

2013/09/28 (Sat) 20:00 | REPLY |   

しろくろShow  

同感同感(^_^;)

> ポール・ブリッツ さん

MJについてはまったく同意見です(^0^;)

富田勲の音楽と各メカの出撃シーンだけはおおおっ!と思いましたけどお話しがどれも酷かったですね(__;)

当隊長の場当たり的戦術(ダジャレじゃないけど)には毎回オイオイとツッコミながら見てしまいました。

「怪奇」の新作は今なら「フリンジ」みたいな感じにしてくれるといいのかなって気もしますが、僕は科学考証デタラメでも良いのでエンタメとしてきっちり楽しめるものを見せて欲しいと思います。

2013/09/28 (Sat) 20:06 | REPLY |   

黒 紅 茶  

BSとは・・・

リアルタイム世代ではないですけど、
楽しみです。しかしBSで放送とは。
うちはBS観られないんだな・・・トホホ(切)

2013/09/29 (Sun) 00:32 | REPLY |   

しろくろShow  

おひさしぶりです

>黒 紅 茶 さん

こんにちは、コメントありがとうございます<(_ _)>
ご無沙汰しておりますがお元気でしたでしょうか??

確か前回「セカンド」を放送したときは少し後に地上波総合(Eテレではやらないか・・・)チャンネルでもオンエアされたので今回もそのパターンは大いにあり得る話だと思いますよ。

2013/09/29 (Sun) 11:36 | REPLY |   

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