You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりと綴るブログ

Category: ◆超銀幕無法地帯・激動編=劇場で見た映画の話  

謝って済めば警察はいらないと仰いますが

小学校三年生の姪に「映画に連れて行け」と頼まれたのでてっきり「プリキュア」だろうかと予想していたら、なんと見たいのは「謝罪の王様」だと言われビックリしてしまった。女の子も小三くらいになると見る映画もそろそろ変わってくるということなのだろうか・・・

なんでもコイツの廻りでは「脇毛ぼーぼー自由の女神」(ーー;)というフレーズが異常に流行っているとのことで、最初聞いたときは何の事やらサッパリわからなかったけど、どうやらこの映画の中にそういう言葉が出てくるらしいのだ(相変わらず子供のマイブームというのはよくワカラン)

先に見てきた友達連中が教室で何度も何度も「ぼーぼー」を連呼していたそうである。聞いた瞬間は小学生レベルの一発ギャグみたいだなあと思ったけど、正に小学生の琴線を激しく刺激していたと言うことなのだろう(姪はクラスで流行遅れ(?)になるのを回避するために見たいと言いだしたのかも)敢えてその「脇毛ボーボー」が何だったのかは書かないが(ーー;) この映画見た後しばらくは頭を離れないので覚悟されたし。

おそらく自分だけならぜったい行かない類の映画(個人的な好みの問題だけど僕は笑いに「あざとさ」であるとか「お笑いのプロじゃない人が頑張って無理から笑かそうとする寒さ」みたいなのを少しでも感じると冷めてしまう所がある。この映画の場合予告を見た時点でそれがぷんぶん臭っていたためかやや敬遠気味のところがあったのだ)だと思うが、逆に言うと普段見ない系統だけに新味はあるかもしれないと何処までも良いように捉えて見ることにしてみた。喜劇ではありながら結果的に爆笑できるポイントは一つもなかったけれども(くすっと笑えるくらいの場面がぽつぽつ)それなりに最後まで見られたのは予想より好印象だったと言っておきたい。

脚本は今をときめくクドカンこと宮藤官九郎。どうも僕はこの人とは合わない傾向があってすべてを見てるワケじゃないけど(実は「あまちゃん」も未だに見たことがない)過去見た彼の作品でホントに面白かったと言える物に出会えたことはここまでなかったのだ(「ゼブラーマン」のとき特撮ファンに喧嘩売ってるのかと思うほどナメた脚本書かれたのが今も引き摺ってるかもしれない)それがこの映画の場合"笑い"以外の部分では意外とちゃんとした作りになってたのにやや感心したのである。

映画の構成としたら"東京謝罪センター"にやって来る依頼者の話を一人/1エピソードにしたオムニバスの形式を取っていて、それぞれの章がまったく独立したパートのように見せてはいるが最後には映画全体が一本の芯となって繋がっていくのがなかなかに見事(この流れにはけっこうなカタルシスあり)

それと主役の黒島(阿部サダヲ)がどうして"東京謝罪センター"なる珍妙な組織を立ち上げたのかといういきさつを紹介するパートは、この映画で一番良かった部分ではないかと思うほど心情的説得力が高かった。つまり一見馬鹿馬鹿しいと思えた舞台設定がこの場面だけを見ていると簡単に感情移入できてしまったのである。それは「謝りたい人が謝れば、謝って欲しい人は笑顔になる」という人間誰しもがわかっているような事(そしてそれは忘れがちなことでもある)をわざわざ台詞含みでてらいもなく表現したところから来たのかもしれない(と、僕は思ったのだが、簡単なことを複雑にしているのは我々オトナの悪い所だなーという)その部分にはホント素直に目から鱗のような感覚を覚えてしまったのだ。

この場面は阿部サダヲの巧さもあってそうとうに引き込まれたけど、ただこの後がねー・・・(__;)

最後の章でついに外交問題へと発展する展開に持って行ったのは大風呂敷を広げ続けた末の見せ場として理解できないことも無いんだけど、ここからが長いしひたすらダレて(ーー;) 直前でしんみりした良い気分がまたも鑑賞前の冷めた気持ちに戻されてしまったような、そんな感じではあったかな(総理大臣役の嶋田久作がモノスゴク頑張っているのは伝わったけど、ここはもっと短くても良かったような気がするな)

そんなわけで自分にとっては元々見る気の無かった映画ではあるけれども、それほど悪くはなかったなと本編終了後に多少気持ちが変化していたように思えたそんな映画でもあった(しかし1800円で見るには正直高いかな??( ̄。 ̄;))あとどーでもいい話だけど主題歌歌ってるE-girlsと言う人たちをエンドロール(完全に彼女たちのPVになっていた(__;))で初めて見たのだけど、今日の紅白出場決定のニュース聞くまでK-POPのグループだと思ってましたわ。そこまで知名度あるのも日本人なのも全然知らんかったし・・・

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Comments
Editこんにちは!
これ、気になってたんですよ!
『パシリム』いくたびに予告編でやるもので(^_^;)

でも、個人的に好きではないタイプの映画で(どちらかというと苦手かも…予告編見るたび、イラっとしてましたから(´∀`)アハハ)
まあ、観る事はなかろうと思いつつ、中身は気になってたんです。

思いがけず、レビューが見れてうれしかったです!(´∀`)
なるほどなるほど、で、観た気になれました!

あ、ツイッターがある! ツイッターはじめたばかりで右も左もわかってませんが、フォローさせていただきますね(・∀・)
Editこんばんはー
最近では『グラップラー刃牙』の板垣恵介が土下座のマンガを描いたりもしてますが、こんな企画が通ってしまうあたり、クドカンのブランド力は絶大だと感じますね。
実際、どんなネタでも面白く仕上げるんだから、観る側も安心できるんですけど。
Editおそらく
>ハリガネ さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

それからTwitterのフォローも併せてありがとうございましたm(__)m さっそくこちらでもフォローさせていただいております。

多分ですけどテレビで見たらもっと面白く感じる映画じゃないかなと思いましたねー。日本テレビの資本が入っていたので一年後くらいには「金曜ロードショー」で放送してくれそうな気もしますね(^_^;)

たまたま見ることになったせいもあるんですが、思ってたよりは面白かったなと思っています。
Edit巧さは感じました
>楽珍劇場 さん

こんばんは、コメントありがとうございました<m(__)m>

たしかにいろんな小ネタをまとめ上げる構成力とかセンスはさすがだなもんだなと感じます。

ただ、こんなトリッキーな見せ方ばかりが今後日本映画の主流になったらちょっとヤだなとは思いました(^_^;)
Edit何とも…
最近の子供たちは、観たい映画が変わったのですね。
ワタシ達の時代は、まんが祭やチャンピオン祭…。
これも時代なのでしょうか??
Editこれもシネコンの弊害でしょうか
>映画カッパさん

こんばんは、コメントありがとうございます<m(__)m>

確かに子供専用のプログラムというのは最近減ってるような気はしますね。まんが祭りやチャンピオン祭りの時みたいに行けば五つも六つもいろんなモノが見られる楽しみみたいなのはシネコン方式じゃ出来ないのかも(今はせいぜい二本立て止まりですね)

※ちなみに私は「チャンピオン祭り」派でした(^_^;)

今回は油断してたら「デリヘルに売られるぞ」みたいなセリフがあって、後で意味聞かれたらどーしようとか思いましたが( ̄。 ̄;)無事スルーできたようです。

Edit
ちなみに映画の日に見た「映画ドキドキ! プリキュア マナ結婚!!? 未来につなぐ希望のドレス!」は実によくできた映画でした。面白かったですよ~って、40男がひとりで見る映画じゃないよな……(^^;)
Edit劇場の様子は手に取るようにわかりますよ
> ポール・ブリッツ さん

ライダーやスーパー戦隊のときの状況とほぼ同じかなという想像をしていますが、映画館の中入って中年おひとり様の「仲間」を見つけるとみょーに同胞意識が湧いてしまいますね(^_^;)

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