あの鋼を均すのはアナタ

先週の休み中にたいへん懐かしい映画を見た。タイトルは「超高層プロフェッショナル」(放送はイマジカBSで)

コレは僕が中学生の頃に予餞会(この言葉そのものが懐かしいなあ。場所は徳島ホールという今は無き映画館。県内では最後まで頑張っていた単館劇場でもある)で見た映画なのだが最初は学校のお仕着せで連れてこられるなんてヤだなあと思っていたし、当時はそれほど映画に対する知識も情報もなかったので事前の鑑賞意欲は全くと言って良いほど湧いていなかったのである。

知ってる役者なんてリー・メジャース(「600万ドルの男(または「サイボーグ危機一髪」)のスティーブ・オースチン(プロレスラーではない(ーー;))役。どちらかと言えばファラ・フォーセットと結婚したことの方が有名かもしれないが)くらいしかおらんがなっ!と思いながら最初は渋々座っていたのだ(悪友達と途中で抜け出して違う映画見に行こうか、みたいな相談もしていたけど近くに立っていた学年主任が怖かったので断念( ̄。 ̄;))

しかし映画が始まってみるとこれがなかなかに面白く、ビル建築現場で働く男たち(今思えばブルーカラーの職人達が主役というのは素材としても珍しい。日本だとイケメン役者揃えた鳶の話でやるとイケるかも)の熱いストーリーにすっかり没頭してしまっていた。それと題材が高所での話になっているため当然ではあるがそういう場所の映像(幅の狭い鉄骨の上から下を見るようなカット)がこれでもかこれでもかと続き、3Dでもなんでもないのに臨場感はモノスゴイものがあったのである。

まあそれにはひとつ理由があって、実はこの私幼少時のトラウマ(自宅の階段から真後ろに(__;)アタマから落ちたことがある)が原因で後天性の高所恐怖症を抱えておるのだ。同じ悩みをお持ちの方なら一部わかってもらえるかもしれないが、僕の場合は高い所から下を見たときに極度の緊張が体を包み説明不可能な悪寒が全身を駆け巡る。具体的に言うと肛門がテニスボールくらいの大きさで開いたままになってしまったかのような感覚(わかりにくいなー・・・(ーー;)アタリマエだけど実際に開いているわけではないぞ)

この映画の場合あきらかに"ホントの高所"で撮影されているとしか思えない場面が存在しているのが(同様に役者ないしスタントマンがその鉄骨の上に立ったり歩いたりしている正に命懸けてますよ的本気度が高くてヨイのだ)セットやCGを使っただけでは中々伝わらない迫力を生んでいると思うのである。そこに映画とわかっていながら各場面では良い意味で自分の恐怖症をチクチクと刺激されつつ、同時にゾクゾクともさせられながら最後まで楽しむことが出来たのだった(ある程度は安全な場所で撮られているハズだけどそれをあまり感じない。見終わった頃には脱走を計画していた悪友連中と「面白かったなー」と言い合っていたのだからゲンキンなもの)

今回再見したのはその時以来だからざっと30数年ぶりになるかな。あらためて見直すとお話しはけっこう荒っぽくてそれほどのスケール感は無かったけど、やはり高層地での鉄骨組み上げ作業は今見てもかなりの凄さ(アレはもう実際に工事をやってもらったんではないのかな)それと全然記憶無かったけどこの映画平気でおっぱいは出てくるし「堅くなったらマッサージするよ」みたいなきわどいセリフも出てくるし、これでよく学校がOK出したなと(或いは当時はカットされていたのか、それとも情操教育の一環と判断でもされたのか)ちょっと驚いたなあ。あとジョージ・ケネディが出ていたのも今にして発見(遅い遅い)ちゃんとスターおったやん(ーー;)

そして男臭くて熱い映画であるという初見の印象は未だ健在。今度は広川太一郎の吹き替え版でぜひ見直してみたい(何処かで放送してくれぬものだろうか)
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6 Comments

ハリガネ  

面白そう!

わたしは高いところはわりと好きなので、
たぶん、肛門がテニスボールにはならないと思うんですが、
動画をチラッと見た感じ、すごく面白そうに思いました(´∀`)

わたしの場合、
高いところから、落こっちるとか、そういうのでゾーっとするときは、肛門がキューってちっちゃく縮こまります。


3Dで観たいですねぇ(*´ω`*)

2013/12/18 (Wed) 16:19 | REPLY |   

しろくろShow  

何もかも出てしまいますな

>ハリガネ さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

全編汗が飛び散るような(ーー;)オトコ臭さ全開の映画なんで、そういうのお好きでしたらばなお楽しめると思います。

しかしこれがもし3Dだったら私失禁するかもしれませんね・・・(__;)高所が平気な方が本気で羨ましいと思います(現実世界でこんな所に連れて行かれたら涙と鼻汁と脂汗と胃液と、その他諸々のすべてが出てしまいそうな気がいたします)

2013/12/18 (Wed) 19:13 | REPLY |   

晴雨堂ミカエル  

CGが無かった頃の迫力。

 CGがある現代は描写できない光景は無いと言っても過言ではありません。
 ですから、「ベン・ハー」の戦車競争や、「2001年宇宙の旅」のボーマン強行侵入に感動します。

 本当に一からローマ時代の町を造ったり、画面に映っている以上のエキストラを動員したり。

 ただ、「ゼロ・グラビティ」はCGだらけですが感動しました。
 

2013/12/19 (Thu) 20:25 | REPLY |   

しろくろShow  

もしCG使っていたら鉄骨は全部それで処理されたかも

>晴雨堂ミカエル さん

確かにCGは場面場面で善し悪しがありますね。「ゼロ_」は未見ですが宇宙空間みたいなものはCGの映像が合うのかなと想像しています。

これも年内に行かないとイカンなと思ってるんですけど客入りはどうなんでしょうね-、地方の劇場は出足悪いとすぐ打ち切りされてしまうのでそこだけが心配です。

2013/12/19 (Thu) 21:53 | REPLY |   

映画カッパ  

予餞会

今は亡き「徳島ホール」での予餞会。懐かしいですね。学校中が映画館に行くって…、今考えると大変な事でしょうね? きっと先生たちは大変だったと思います。

2013/12/24 (Tue) 23:21 | REPLY |   

しろくろshow  

今も憶えているのは

>映画カッパ さん

こんにちは、コメントありがとうございます<(_ _)>

中学の時はコレ一回だけでしたけど高校に入ると毎年同じ時期にやはりホールまで連れて行かれてましたね。確か_

「ハイ・ロード」
「マタギ」
「典子は今」

と言うラインナップだったと思います。たぶん「ハイ・ロード」以外はこういう機会が無ければぜ~ったい行かなかったと思いますねー(^_^;)

2013/12/25 (Wed) 12:11 | REPLY |   

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