You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりと綴るブログ

Category: ◆本を読むと眼から血が出ませんか?=映画本読書感想文  

密林からの刺客アリ

IMG_0856.jpg年末から年明け、そして今月アタマに映画系の本をたくさん購入した。最近は探している本がなかなか本屋で見つからなくなってきているせいか今回もすべてAmazonへ注文した物ばかり(それだけ一般的ではない本を買ってるということなんだろうけど(ーー;))

めずらしくハズレが一冊もなかったのでさらっと記録と感想を残しておく。

「別冊映画秘宝 新世紀怪獣映画読本」・・・てっきり今年公開の新作「Godzilla」に合わせた内容の本かと思っていたらほぼ「パシフィック・リム」についての総括、評論、解説的なムックとなっていた。DVDの教本として手許に置いておくのがもっとも有用だが、ワタシのようにDVD買ってない者からしても読み応えのある本であったなと。

来日する度に映画秘宝本誌が取材したギレルモ・デル・トロ監督のインタビューがすべて再録されているのも興味深いが、僕が一番面白いと思ったのは「パシリム」に対する各分野の人たちの意見で日本映画業界の嘆き節みたいな事が生々しく語られている部分だった(意外と中間評というのは少なくて超好意的評価か疑心的批判と両極端に振られている感じ)

なにせ読み終わる頃には間違いなくもう一回この映画を見たくなる、そういう気分を誘発する本とも言えるだろう(やっぱりDVD買おうかな・・・(__;))


「僕らを育てた合成のすごい人 増補改正版」・・・特撮ファンなら誰もがその名前を知っている光学合成の映像職人・飯塚定雄さんのインタビュー/対談だけで編集されたとんでもない本( ̄。 ̄;)確か去年松山で特撮博物館が開催されていたときに物販会場でこれを見つけたのだけど、そのときは買えなかったので今回あらためて購入してみることにしたのだ。なんとなく同人誌というか自費出版?風の冊子でAmazonはこんなものまで扱っているのかと驚いたけど。

カラー写真ゼロでこのサイズ(A5かな?)にしては割高ながらその分中身は濃密、読み出すと夢中になって最後まで一気読みできる内容だ。タイトルにクレジットされないヤミ仕事みたいなことを何本もされていたり(それもファンならだいたい知ってる有名な場面だったりするのがスゴイ)黒澤明や市川崑に正面から物申したという気骨あるエピソードとか、どの話も初耳なことばかりで新鮮。

このシリーズは他にも何冊かあるようなので(声優さんに特化したものや脚本家の方であるとか)いずれは手を出していかねばなるまいと思っているところである。



「中子真治SF映画評集成」・・・コレは単価が4000円近くもして今回購入した中ではもっとも高値の本だったのだけど、昨年カミさんからクリスマスプレゼントという名目でありがたくも買っていただいたものなのである(__;)中子さんと言えば僕の世代だと"SFX"(最初は"SPFX"って言わんかったっけ?)と言う言葉を初めて教えてくれた人であるという認識が強くて、80年代には「スターログ」をはじめとする映画雑誌で紹介されるハリウッドの最新技術紹介等で幾度となく氏の書かれた記事を読んだ物だった(中子氏名義のムックだと当時は後年文庫にもなった「SFXの世界」「SFXの世代」「SFXの時代」をかなり熱心に読んでいた。あと4000円どころか30年前に9800円もした「超SF映画」という本は手が出ず断念←のちに分冊となって再版されたときやっと買った。タイトルは「フィルム・ファンタスティック」に変わっていたが一冊1500円くらいではなかったかな)

後悔先に立たずじゃないけど僕は昔買っていた本やCD/LD等をもうかなり前に相当数手放してしまったので、中子さんの本もまったく残ってはいなかったのだが、こうして数十年ぶりに記事が読めるというのは本当に嬉しいことだと実感中。

※この本はロッカリアさんの所でも紹介されています


「映画宣伝ミラクルワールド 東和ヘラルド松竹富士独立系配給会社黄金時代」・・・これまた70年代後半から80年代にかけて隆盛を極めたキワモノ映画を記録的大ヒットに導いた宣伝マンの奮闘記録。何かと言えばシロートを画面に映して「泣きました~(T^T)」としか言わせるCMしか打てない今の映画会社には社員の数だけこの本を配って読め!と言いたくなる事請け合い。

※こちらの本も同じくロッカリアさんのところでご紹介あり

※そしてこちら楽珍劇場さんのところでも同じ物が紹介されています


「しょこたんの秘宝遊戯映画貪欲大全」・・・マルチオタクアイドルタレント・中川翔子のエッセイ+トーク+イラスト+写真集等々、一冊で企画何本あるねんという一人チャンピオン祭りみたいな本(ーー;)実はこの本それほど真剣に読もうと買ったわけではなくて、映画秘宝本誌で連載されているページが単行本になるときは一応手を出してきた過去の慣例に沿っただけのことだったのだが(さして好きでもないみうらじゅんの単行本も買ってしまった事例もあるし・・・orz)これがまあ良く出来た本で「楽しさ」という観点で言うと今回買った中では一番だったと思っているのである。

単純に凄いなと思うのは毎回取り上げる映画に合わせて描かれる彼女のイラスト(これがビックリするくらい上手い(ーー;))と自らがその中のキャラになりきった可愛いくてよく似合っているコスプレ写真をセットにして語られるトークエッセイは捻くれたおっさん読者(オレだよ、オレ!)でもふむふむと唸らせるだけのユニークな視点で溢れている。しかもどんな映画でも絶対悪くは言わないのが「エエ子や」という好印象を与えてくれるのだ。

次巻出るにはあとまた8年くらいかかるだろうが( ̄。 ̄;)いくつになってもこれはぜひ続けてもらいたい。

55555_20140220204053623.jpg

関連記事

Newer Entry遁走と追憶のポルカ

Older Entryこの一覧は絶対無二の一覧なり!

 

Comments
Edit
こんばんわ☆

今回の記事はマニアックですね^^
Showらしい?かな。。。
しょこたん、好きですよ!可愛くてほんとイイ子って感じですもん☆
ゆっくり拝見させていただきました~楽しかったです♪
Edit翔子ちゃんを囲んで飲み会やりたいなぁ。
 しょこたんを囲んで飲み会をやりたいですね。しょこたん紹介の作品に登場する料理と酒と衣装でオールナイト宴会。
Editマニアック
凄い、そして、非常にマニアック…
だけど、とっても興味深い書物ですね。
そして、そして、結構良いお値段。
希少価値の高い品物ですね。
Editもっと太ってくれないかと心密かに
>デラさん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

実はわたくしどんなに可愛くてもスリムな子はあんまり自分のレーダーにはヒットしないのですが(ーー;)しょこたんはその多才ぶりに人として尊敬できるところが多々あります(オヤジさんの方は昔大林監督作品とかラジオの「ヤングタウン」とかで馴染みはありましたが)

本文中にも書いていますが今回紹介した物の中では一番楽しい本だったと思います(^^)
Editおそらく
>晴雨堂ミカエル さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

そんな店(?)あったら通い詰めるかもしれません・・・しかも多分ですけどある程度話が合うんじゃないかと思ってしまうところもありますね(^_^;)

Edit昔からそうですけど
>映画カッパ さん

こんばんは、コメントありがとうございます(・_・)(._.)

どうしていつの時代も映画の本というのは常に高いんでしょうね。中子さんの本も自分で買うことになったらちょっと躊躇したか古本になるの待ったかもしれません。

高校の時だったですかねー、「東宝特撮映画全史」という本が9500円で発売されて、小遣いじゃ手が出ないのでバイトして買ったりもしましたし(で、その本ももう売ってしまったという・・・)出来ることならなんとか2000円アンダーでおさめてくれないかと言いたいです。
Editコンバンワ~
記事をご紹介いただいてありがとうございます!
洋泉社の本はちょっと面白過ぎますよね。
ちょうど我々世代(の映画オタク)の琴線に触れまくりです。

中子真治さんって懐かしいお名前ですねー
「SFXの世界」は通っていた学校にも置いてあって、よく読んでました。

当時の特殊メイク特集本とかも再販してくれないかな・・・
トム・サヴィーニやリック・ベイカー、ロブ・ボーティンらの仕事をまとめた本とか出たら即買いします!
Edit今も出てたかな
>楽珍劇場 さん

こんばんは、コメントありがとうございます<m(__)m>

中子さんはもう現役のライターとしては活動されてないそうですが、自分が10代の頃は本当に影響を受けた先人の一人でもありました。

あと中子さん以外だと同じ80年代に出版されていた「シネフェックス」日本語版(今も出版社変わって出てるんでしたっけ??)でリック・ベイカーの特集号がありましたね。

裏表紙が「スリラー」のマイケル・ジャクソンだったかな。あ~、あれも「ジェダイ」の創刊号から「BTTF」の12号まで無理して揃えたのに既に手元にはありません(もったいないオバケを呼んで私を叱責していただきたい)
Leave a comment








12345678910111213141516171819202122232425262728293011 < >