You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりと綴るブログ

Category: ◆超銀幕無法地帯・激動編=劇場で見た映画の話  

1ドルで楽しむのはもうムリだべ

いつの話や?というほど前のできごと「ロボコップ」を見てきたはなし。

実は最初行く気が全然なくて(去年劇場で予告を見たときに「なんか違わんか?」という"これって俺のロボコップじゃない感"( ̄。 ̄;)(←オリジナルをそれくらい好きだと言うことですが)をすっごい受けてしまい少し引いた部分があったのだ)公開スタート後もそのまま静観していたのだけどHORIDASHIDOUGUさんのレビューで「プログラムを気合いで凌駕するロボコップの姿にジェットジャガー(ジェットジャガーがなんなのかわからない方は最下段動画を参照)を見た」というニュアンスの記事があり、それを読んで爆笑してしまった(__;)そういうことなら(?)ぜひ見なければ!と急遽方針変更して行ってきたのである(見たら成る程とは思いましたな・・・)

今回は時々やってるサービスデーに一人で2本見るという技を使い「Life!」とハシゴしてきたのだが、うっかりしていたのは消費税アップの実施がこの日からになっており1000円だったファーストデイサービスは1100円に。2本見たら2200円となるので今までのようなお得感があまり無いのだ(たかが200円の差額とはいえ2本2000円!と聞くのとは受ける印象がちょっと違う。こういう値上げの仕方をするのであれば通常料金をもう少し工夫して16時までは1800円でそれ以降なら1500円にするとか、レイト(1200円)とノーマルの中間くらいの値引きを考えてくれても良かったのではないかと思うのだけどね)

それはともかく「ロボコップ」である( ̄。 ̄;) 結果的に当初思い描いてたよりも感想を書くのが難しい状態に陥っておるのだが、これは取りも直さず目についた特徴的なものがあまりなかったからではないかと僕は思っている。それはたとえば○○がヨカッタ!とか□□がダメだ!と言った良くも悪くも存在する映画の個性とでも言うのか、それが本作には著しく欠如していたような気がしたのである。

要するに映画そのものの印象がどこまで行ってもすべて薄味になっているため、アクション映画に必要な高カロリー食材を口にすることが出来なかった食後感に近いのだ。高脂血症や糖尿病持ち(多くを求めず最低限の栄養補給ができるのであれば←特に思い入れもなく時間つぶしに映画を使っているような層の人を指しとります(__;))であるならばしょうがない部分もあるけど、健康度外視した砂糖一杯塩一杯の濃い味こそがアクション映画に求める味覚であろうと思う者からすると残念ながらこの映画は全然腹に溜まらなかったのである(ヴァーホーベン版がさしずめくさやとかスッポンの頭とか河豚のキモとか(ーー;)で構成された見た目は悪いが一度食うとクセになる謎の鍋のようなもので)

なので見た直後からどういう映画だったかなと思い返しても、断片的にしか内容を思い返すことしか出来なかったため、話を整理するためピンポイントで頭に残った場面を○×式で抜き出してみた。

○オリジナルのテーマ曲がOPで一部使われていたのは雰囲気作りに成功
×デトロイトがまったく危ないところに見えず、犯罪都市の空気なし
○改造後のマーフィーがどうなっているのかを本人に知らせるシーンは悪趣味全快で良い
×登場人物の善悪分けが徹底されておらず中途半端(特にオムニ社側)
サミュエル・L・ジャクソンの使い方がおもしろく、旧作のテレビ映像使用パートを一人で担っている
×黒の新スーツがただの強化服にしか見えず、そのうえ動きやすくしたことで逆にロボコップを没個性化してしまったのではないか
○ED209が以前のそのままの姿で登場し、性能面でも同じように描かれていたのは笑えた( ̄。 ̄;)

ざっと出てくるのはこのあたりだけど、あと少し気になったのはマーフィーとデトロイト警察との関わり方がなんとなく「リーサル・ウェポン」風に思えてしまったり(パートナーの刑事が黒人男性なのがそう思わせたのかもしれないが)そんなこんなで映画の入り口近くでせっかく♪ばばばばーばーばばばばばー♪(文字にするとなんにもワカランな~(__;))と音楽の力を使い元祖「ロボコップ」風の空気を注入していたのに、気がつけばものの数分で消し飛んで別の映画になっていたという感じだったのである。

ただしこれは何もこの映画をツマランと言って腐しているわけではなく(同様にオリジナルとまったく同じことをやれば良いと思っているわけでもない)先に書いたようにこのシリーズにそれほど思い入れのない人からすれば純粋な新作SFアクション(各パートの映像はケレン味もスピード感もかなりある)として2時間それなりには楽しめるだろうし、以前のシリーズを好きだった人からしても前後裁断して臨めば許容範囲で済むところもたくさんあるとは思うのだ。

要は何度も書くが低カロリー食となってしまったこの新作を作ってる人たちの拘りが(この塩を食らえ!この出汁を見よ!みたいな)僕には見えなかったというか、今この時期に「ロボコップ」というかつての傑(怪)作をリブートする意義がいったい何だったのかという点がまったく伝わってこないことを問題にしているという話なのである(それでも昨夏の「ガッチャマン」よりは意識の高い部分での話ではあるかな)

そんなわけで単なるネタ切れによるリブートだリメイクだと単純に決めつけたくはないが、もう少しなんらかの心意気を感じるようなものを提供してくれればよかったなと思わずにはいられない"新作"だったなというのが今回の感想だ。
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Comments
Editマイルドにしましたね。
 どうせなら、アレックス・マーフィーをアレクサンドラ・マーフィーにして、婦警のロボコップにしてほしかった。

 外観は「メトロポリス」に登場するアンドロイド、アクションは「鉄鋼無敵マリア」のマリアみたいに華奢な身体で鉄筋コンクリートを突き破る破壊力。

 あれでは、改変箇所が見る前から予測できてつまらんですよ。
Editそういう改変なら面白いですね
>晴雨堂ミカエル さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

確かにどうせならそこまで行くべきだったかもしれません(
「デビルマン」が「デビルマンレディー」として復活したように)

私の妄想だと寺沢武一の「コプラ」に出てくるレディーのようなロボットだとアリかなと言う風に考えてしまいます(あれもマリア風ではありますが)
Edit新作ロボコップ
かなりスッキリとしたフォルムの新・ロボコップ。
やっぱり心配したような出来映えなのでしょうか?
それでも頑張って観てみます!!
Edit
ロボコップ好きなんですよね~
何が?っ理由はないんだけど何か惹かれるんです^^
今回は特に、ロボコップ役の俳優さんがお目当ての私です(笑)
TVドラマ「ザ・キリング」の刑事でもうキャラがいい味出してるんですよ~☆
だから絶対観たい!理由はそれだけです(爆)
DVDが出るのを楽しみに待ってます。

Edit悪いわけではないのですが
>映画カッパ さん

こんばんは、コメントありがとうございます_(._.)_

悪い出来とは思わないのですが「ロボコップ」だと思うと細かいところで色々気になるところがある映画だったように思います。

オリジナル版との比較でそういう考えが湧いてしまうのですが、僕は旧作に思い入れがあっただけに余計「なんか違うぞ」という感想が強く出てしまいました。

Editちょっとイケメン過ぎたかも
>デラ さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

確かに今回のマーフィー役だったジョエル・キナマンはイケメンでした(それもピーター・ウェラーのオリジナルとイメージが合わなかった理由の一つでもありましたが(^_^;) ちょっと表情豊かすぎたのではないかとも感じます)

それと「キリング」もよー考えたらオリジナルのデンマーク版しか見てなかったですね・・・新旧版併せてスパドラで一気にやってくれんかなあ(ーー;)

EditB級マジック
「ロボコップ1」って、キャストがかっこ良すぎないのと、
ロボの動きがぷるぷるしてて人間っぽいところ、
カット割りもかっこ良すぎないところがミソだったと思っています。
それで、完全に「B級文体」に引きずり込まれちゃう。

だのに、妙に鋭い残虐性質があったり、軍用ロボットとの戦闘シーンの
CGががんばっていたりで、驚かされしまうわけです。

落っことしておいて引き揚げる的な文体が失われると、
ロボコップじゃなくなるのでは?
高品位にできてると、SF大作の土俵に乗っかっちゃって、
多々ある名作より見劣りするに決まってるのでは?

まだ、新作を観ていないのでなんとも言えないのですが、
もちろん観ますね!
ご案内、ありがとうございました。
Edit
>つかりこ さん

こんばんは、コメントありがとうございます<m(__)m>

僕が勝手に思っている元祖「ロボコップ」の魅力とはあれほどの残酷描写を延々と挟みながら、どこかユーモラスなコメディ感覚を常時内包しているという映画的懐の深さと、ヴァーホーベン監督が徹底的に現場へ指示を出したと言われる1カットMAX三秒・被写体かカメラが常に動いている”同所で留まらない映像的快楽"の2点だったと思います。

予算的な制約(ED09なんかはほぼ人形アニメで動いてましたね(^_^;)←あれが妙に可愛くて憎めないところなんですけど・・・)をアイディアと力業で突破した勢いはまさしく「B級の鑑」でもあるでしょうが、こちらはおそらく観客が一瞬でも退屈しないことを最優先且つ最重要課題にして作られたのではないかと思うので、バジェットの問題と言うよりはやはり作家性の問題のほうが大きいような気がしてしまいます。

リブート版の監督であるジョゼ・パジーリャの映画を他に見たことが無いのでなんとも言えませんが、本作に限って書かせてもらうと現代アクション映画のテンプレみたいな映像が多く、凄いことやってるのにもかかわらず逆にそれが手堅すぎる印象になったんじゃないのかなと。

ただ、あんまり比較論に持ち込んだり拘りを持たずフラットな気持ちで臨めば、本文中にも書きましたがこの新作もそれなりに楽しめるとは思います(^_^;)
Edit『ロボコップ』と言えば、あのテーマ曲ですよね~!
こんばんは。
リメイク版、もうDVDの予約が始まってますね。
早いな~

オリジナル版はバーホーベンの名を知らしめた傑作ですね。ハリウッドの並の監督じゃ、あのアクの強さは出なかったでしょう。

ワタシ的には、ストップモーションアニメの最期の輝きが感じられるところもポイント高いです。
ED209や「2」のケインはGOODでした。

リメイク版はとりあえずレンタルしようと思ってます。

Editサヨナラ、ロボコップ
>楽珍劇場 さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

それにしてももうDVD出ますか・・・

実は「2」も続編としては好きな部類に入ります(^_^;)公開当時色つきのチューチューアイス(コレって全国的にそう言いましたっけ?)を買ってきては「ヌ~ク」と言いながら飲んでた記憶があります(なんと馬鹿馬鹿しい遊び(__;))

新型ロボコップの発表会で次々とポンコツロボットを紹介していくシーンは何度見ても爆笑してしまいますね。
Edit
こんばんは。

ヘンに期待を煽り過ぎましたかね(反省)。

個人的にはオリジナルのラストに匹敵する「笑い」がほしかったんですが・・・。

でも、黒いカラーリングをラストでシルバーに戻していたのは好感が持てました。
Editそこは最低限守られてましたね
>HORIDASHIDOGU さん

こんばんは、コメントありがとうございます<m(__)m>

そうですね、そういう意味ではオリジナルに対するリスペクトはひじょうに感じられました。

それだけにあの爽やかでカッコ良くてスッキリして尚且つ笑えてしまうラストシーンを再現、再構築するのは至難の業だったと思います。ああいう無難な締め方にしたのも今思えばわからないではないですね。

あ、それど本文ではなんだかんだ言ってますが、映画自体は楽しかったですよ(^_^;)
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