迷惑な父親なら居なくても良いぞ

少し前から始まった新ドラマに数本アタリあり。今放送中の物だと僕の中では「BLACKLIST」(毎回登場する(というよりはレッド(ジェームズ・スペイダー)が差し出す)重犯罪者連中のアクが強くて楽しい。役者もイザベラ・ロッセリーニみたいなベテラン女優やロバート・ネッパーロバート・ショーン・レナードと言った海外ドラマでおなじみの人たちが犯人役をやっていてバラエティに富んでいる)と並んで気に入っているのである。一本目はスーパードラマTVで始まった「レイ・ドノヴァン・ザ・フィクサー」

ハリウッドセレブ達の陰の尻ぬぐい(表沙汰に出来ないスキャンダルの処理等)を一手に引き受ける敏腕フィクサーの物語ということで、なんとなく携帯持って人に指示してばかりの喧しいドラマかなと思っていた。ところが実際は主人公レイ・ドノヴァン(「ソルト」「ウルヴァリアンX-MEN ZERO」のリーヴ・シュレイバー←軽薄さがあまりなく口数も少ないし表情にも乏しい、ともすれば何を考えているのかわかりにくいキャラクターでもあるのだが、腕は確かで根は正直と基本的に良い奴オーラを出している)のある意味華々しい仕事面を鮮やかに見せながら、いろんなもめ事を多数抱える彼の家族の問題も平行して描いているところにこのドラマのおもしろさがあると思うのである。

雰囲気が近い物で言うと「ザ・ソプラノズ」あたりになるだろうか。表(裏?)ではどぎつい仕事で大金を稼ぎながら家に帰れば妻や子や兄弟を一番に考える家族愛に満ちた男の話と言うところでやや似ているかもしれない。しかしこちらの場合最大の問題は20年間獄中にいた父親(名優ジョン・ヴォイドが楽しそうに演じている)との曖昧な距離感(というよりは対決の図式になってるな)をどう対処するのかというところにある。しかもレイ以外の身内からは比較的歓迎されている父をレイだけはまったく気を許すことが出来ず、初期の段階では憎しみすら抱いているのではと感じるのだが過去の話がまだまだエピソードの表に出てこないのでそこが判明するのが現段階ではまず楽しみとなっている(家族を第一と考えているレイがここまで父親だけを避けるのはきっと某かの理由があるわけで)

この父親のミッキーというのがもう一癖も二癖も三癖もあって(ーー;)何か喋る度に何事か起こるのではないかと見ている方を常に不安にさせるのだけど、このあたりはさすがの演技力。そしてレイが無口な分ミッキーの饒舌ぶりが親子の対比としてもひじょうに面白いのである。それとこれは僕個人の事なのだが、僕は今まで父親というものにとことん縁のない人生を過ごして来た関係で(最初の父は子供には優しい人だったか何かと問題の多い人で( ̄。 ̄;)最後に会ってからもう23年、今はその生死すらワカラナイ。二人目の父親も血の繋がりのない僕や弟を可愛がってはくれたが、やはりいろいろと山っ気の多い人だった。こちらも20年ほど前に母と離婚してその後は別の家族を作っているハズ)どれだけ血縁関係が濃くても迷惑にしかならない存在ならたとえ父でも縁を切れば良いのだと本気で思っているため(親を想う心情は別としてあくまでも理屈で考えたときに)このドラマのレイの気持ちはよくわかるのだ。

まだ序盤だけど今んところはどのエピもハズレなし。

そしてこちらはFOXでスタートした「スリーピーホロウ」

これはジョニー・デップ主演の同名映画を大胆にアレンジしたダークファンタジー犯罪ドラマ。映画版では18世紀の人物だったイカボッド・クレーン(こちらドラマ版ではトム・マイソン。残念ながらルックスではデップに及ばないが、200年寝ていてこうなったと言うことかも(^_^;))が魔術の力で現代に蘇り、200年前と同じ場所スリーピーホロウで起こる怪事件に挑むというのが基本ストーリー(さらっと書いてみたけどけっこうムチャクチャな設定ではあるなあ・・・(ーー;))

時代は変わってもスリーピーホロウの都市伝説をテーマにしているのは全くの同じで、首なし騎士や光る眼を持つ馬も登場する。さらにパートナーにFBIの黒人女性捜査官(ニコール・ベハーリー)が配置され、毎回怪事件と対峙するのを見ていると少し「Xファイル」を思い出さないでもないのだが(^_^;)正に生きるお婆ちゃんの知恵袋(?)的知識を生かし現代でも活躍する齢200歳Overのクレーン捜査官(なし崩し的にアドバイザーのようになっている)と少女時代に"悪魔"の姿を目撃してしまい人生が変わってしまったミルズ捜査官のコンビは組み合わせとしてはなかなか面白い。

但しヒロインとしてはミルズもその妹・ジェニー役のリンディ・グリーンウッド(姉と同じ日に"悪魔"を見てしまい、彼女は正直に告白したため大人は誰も信用してくれず、そのまま精神病院送りとなっていたと言う設定も旨い←対する姉はそうなるのが嫌で嘘の告白をしたのだが、そのことで姉妹の関係は長く断絶していた)も少し無骨すぎてオトコ目線だとやや色気の面では物足りない。その分をクレーンの妻で"良い魔女"のカトリーナ (カティア・ウィンター)がカバーしている感じ(僕はとっても綺麗な人だと思いましたよ、うんうん(--)(__))

あと楽しみなのはFOXでまもなく始まる「アメリカン・ホラーストーリー」のシーズン3だけど、なんか気がついたら海外ドラマ見ているチャンネルがFOXとスパドラばかりになってきたので来月からまた契約変更考えなイカンな。特にAXNなんてこの1年くらい新ドラマがまったく合わなかったし(「パーソン・オブ・インタレスト」も「HAWAII FIVE-0」も「ARROW/アロー」も「666 パーク・アベニュー NYの悪夢」もアカンかったなあ・・・(__;))"CSI"はDLifeでも放送始まったんでもう解約しても良いかもしれない(ど~も「LOST」が終わってからAXNとは相性悪くなった気がするわ)
関連記事

4 Comments

晴雨堂ミカエル  

ニコール・ベハーリー素敵!

 鈴木紗理奈的でグッドです。

 ここ二十年の傾向ですが、文武両道の頼りになるキャラとして脇役にアフリカ系俳優を配するようになりましたね。

 エンタープライズのラ・フォージ大尉やヴォイジャーのツヴォック少佐、60年代の「スパイ大作戦」のバーニーは先駆的ですが、やはり「新スパイ大作戦」に登場するバーニーの息子(本物の息子)になってくると脇役でありながら完全に主役級の知的キャラ。
 またエンタープライズのウラ中尉(ホントは大尉)も60年代では申し訳程度のレギュラーでしたが、80年代以降は完全にヒロインです。

 なんだかアフリカ系の地位向上を眺めている感があります。

2014/05/02 (Fri) 19:24 | REPLY |   

しろくろShow  

言われてみれば確かに

> 晴雨堂ミカエル さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

そういうと最近どのドラマもレギュラーに一人は黒人がいるような気がいたします(同様に日系人もぜったい混じるようになりましたね(^_^;))

ただ「スリーピーホロウ」のように実質二人主役のドラマにヒーローが白人でヒロインが黒人というのは珍しいように思います(僕が覚えているのだとリメイク版の「コルチャック」がその組み合わせでした)

人種比率でその時代時代のドラマを見ていくのも面白いかもしれませんね。

2014/05/02 (Fri) 22:03 | REPLY |   

デラ  

Showさん、こんばんわ!

ブラックリスト&スリーピーホロウ、はずせないです!
スリーピーホロウのトム・マイソンが若かりし頃のキアヌに見えました(笑)
映画デップのスリーピーホロウは劇場で観ましたが面白かったです!
でも、このドラマはまた全然ちがった設定でまた面白いかと。。

フィクサーはちょっと苦手で観てないんですがShowさんは好みのようですね^^
ちなみに、パーソン・・&アローは意外にハマってるんですよ☆
はじめはなんだかなあ~って感じだったんだけど(笑)

TVドラマのことを語ればキリがないです(^^ゞ
でもやっぱり色々楽しめてありがたい時代になりました☆

2014/05/06 (Tue) 21:13 | REPLY |   

しろくろShow  

AXNにはもっとバカドラマを放送して欲しいのですが

> デラ さん

こんばんは、コメントありがとうございます_(._.)_

「パーソン」は放送開始前の番組紹介見たときぜ~ったいオモシロイ!と期待していたのですが、どうも初回から乗り切れず、数話で断念してしまいました。週一じゃなくて一気に見たら或いはハマれたのかなって思う時もあったのでもう一回チャレンジしてみる気はあります(^_^;)

AXNは少し前だと「LOST」や「ヴェロニカ・マーズ」もっと前だと「チャームド」とか「V.I.P」や「スターゲイト」やってた頃はいっぱい見ておったのですが、この1,2年は自分の琴線になかなかヒットしてくれません(__;)

2014/05/07 (Wed) 22:34 | REPLY |   

Leave a comment