最近のGWは長くなったとお嘆きの諸兄に

連休が終わってもう何日も経つのに未だほげほげモードから復帰できず、公私ともに何やっても口半開きでかっかっかと緩く笑うことしかできない状態がいつまでも続いている(いいトシしてなにやってんだか(ーー;)30年連続で毎年戦っている五月病に今年も無抵抗でやられているという事ですわね)

それで今年は去年までと休日のシフトが変わってしまい、カレンダー通りの休みかしか出来なかったために「連休」と呼べた物は5/3~5/6の四日間しかなかったわけである。今回は5/4の一日(実家周りの用事で外出)を除き他の三日間まったく何処にも行かず自宅から半径数百メートルの圏内からも出ないようにして過ごしていた。そんな自分でもビックリするくらい集中力を欠いた休日の中、5/5だけは目をらんらんと輝かせてテレビの前に座っておったのだが、ご存じ日本映画専門チャンネルで放送された「二四時間まるごとゴジラ昭和編」(「54ゴジラ」から「メカゴジラの逆襲」までの一五本)を見ていたのだ。

むろんここまでのオンエアで録画済みのヤツもあったし、地蔵のようにテレビの前から動かないのもほどほどにしないとえーかげん妻に怒られてしまうので(ーー;)他事をしながらテレビをつけっぱなしにしていただけなのだけれども、ふっと目をやったときに怪獣が目に入ったりお馴染みのテーマ曲が聞こえてきたりするとそれだけでなんか嬉しくなってしまうのである(^^)(就寝前にベッドで「モスラ対ゴジラ」を見ていると横のカミさんから「まーだやってんの??」と訝しられてしまったけど( ̄。 ̄;))

この特集放送も早い物で今日までに「84ゴジラ」が終わり昭和の16作品が終了。25日からは遂に「VSビオランテ」以降の平成作品に突入する。あと残り14本、もう半分過ぎたかと考えたら寂しい気もするがやっている間は目一杯楽しませてもらおうと思っている。

それでここまでの昭和作品に対しては子供時代無条件で楽しんできたものもあるが、マニア気分が芽生え始めた思春期に朝日ソノラマの「ファンタスティックコレクション」や「大特撮」等で長きにわたり教育を(?)されてきた関係でどーしても円谷/本多/伊福部のトリオじゃないゴジラはダメな作品(自分の中では例外で「ゴジラ対ヘドラ」と「ゴジラ対メカゴジラ」は良い方の部類にカテゴライズ)だと言う間違った決めつけがあったのだ。

今回良い機会なので今まであまりちゃんと見てなかった所謂非主流派のゴジラ作品を真剣に鑑賞してみたが、これが実に新鮮な気分で見直すことが出来たのである。以下何本か簡単に感想を記しておく。

「ゴジラの逆襲」(昭和30年 監督:小田基義 特技監督:円谷英二 音楽:佐藤勝)

舞台を大阪に変えた「死んだはずのゴジラが実はもう一匹居て、さらに別の怪獣までが目を覚ました」という、粗筋だけ抜き出すと安易な怪獣映画ではないかと思われるが、このゴジラや新怪獣アンギラスの見せ方は前作「ゴジラ」と比べてもまったく遜色なく、ぱっと画面に登場したときの恐怖感はおそらくシリーズ屈指の出来ではないかと思うのである(本作のゴジラは顔の表情が死んだ魚の眼みたいでちょっと怖い(ーー;))

さらにこの映画はストーリー面でも怪獣が出てこない場面等を人間ドラマだけで魅せることに成功している(民間企業のパイロットである小泉博らが10年前まで日本軍の飛行隊にいたという設定がすごく説得力あり)また軍隊ではなく怪獣災害に遭遇した会社で働くオトコ達がそれぞれの立場で戦っている描写がなかなかにアツイのだ(この場合怪獣と戦うというよりは各自が己の人生と向き合っている感じ)

続編映画の傑作がこんな身近なところにあったのかと(ーー;)今回は目から鱗の気分だった(但し佐藤勝のスコアは本作ではあまり良くない)

「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」(昭和41年)
「怪獣島の決戦/ゴジラの息子」(昭和42年 2作とも監督:福田純 特技監督:有川貞昌 音楽:佐藤勝)

「南海」はチャンピオン祭りのリバイバルで見たハズだが殆ど記憶に残って無くて、こんなとんでもない話とは思ってなかったらちょっとビックリした( ̄。 ̄;)でたらめなイベントてんこ盛りで(恐山のイタコから始まるとはなんちゅう凄いスタート(ーー;))一気に最後まで見られてしまう映画だ。「息子」の方もゾルゲル島内の特撮が自分の思い込みより遙かに良くできていて、カマキラスやクモンガの動きも実に気色悪くて良いのだ。ラストのゴジラ親子が抱き合って雪に埋まっていく場面はほろっと来て泣けたなー(オレもトシとったよ(T^T))

「ゴジラ対メガロ」(昭和48年 監督:福田純 特技監督:中野昭慶 音楽:眞鍋理一郎)

昔読んだ特撮関連の書籍でゴジラ映画史上ワーストの評価しか受けてこなかった本作だが、見れば見るほど予算がないのも丸わかりでゴジラの着ぐるみが目まん丸のゆるキャラみたいになっているのも( ̄。 ̄;)然り、マトモに考えたら端から端まで「しょーもない」の一言で済まされてしまうのはナットクいく(ゴジラのドロップキックは何度見ても腹よじれるほど笑えるが(^▽^))

しかしじゃあ当時映画の観客ターゲットであった我々世代(公開時私は7歳)はコレをどう受け止めていたかと言うと実は大いに楽しんでいたのである。1970年代既に怪獣・変身ブームは過渡期に突入し特撮(怪獣)モノが子供の見る物という括りはあの時代アタリマエであって、昭和30年代のゴジラ映画とは事情も様変わりしていたのでこういった低予算・子供対象の作られ方をマチガイであるとはあながち言えないのではないかとも思うのだ。

たぶん見ている感覚としては「流星人間ゾーン」のゴジラ登場編と同じで(当時の)子供にとってゴジラは「呼べば来てくれる正義のヒーロー」であり、悪い二大怪獣を目前にしたジェットジャガーが突然説明もなく巨大になった理由なども些細な問題だったはずなのである(7歳の自分にあらたまって感想を聞いてみたいけど(^_^;)たぶん金属が平気で変形または合体する「マジンガー」シリーズや「ゲッターロボ」等も喜々として見ていたわけで、そこは特に引っかかりなかったと思うのだ←のちのスーパー戦隊で怪人が急に理由もなく巨大化する先駆けみたいな物だな)

そしてオトナの目で今コレを見返すとそういう童心に帰って怪獣と戯れることができる郷愁部分と、酒飲みながらわっはっはっとツッこんで笑えるバカ映画の要素と、意外に頑張っているメガロのダム襲撃シーンにおおっと唸る事のできるなかなかお得感ある娯楽作ではなかったかと、あんがい僕はマジメに思っているのである。

と、なんだか長くなってしまったので残りは次のエントリーで。

※今後日本映画専門チャンネルではゴジラ映画のナンバーワンを決める「ゴジラ総選挙」というのをやるそうです。ゴジラ好きの方は是非ご参加くださいませ。ちなみに我が輩は「ヘドラ」に一票入れております。
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12 Comments

ポール・ブリッツ  

今晩は借りてきたDVDで「三大怪獣地球最大の決戦」を見る予定です。

昨日は酒とチョコレートを用意してマジンガーの映画を2本見ましたが、チョコレートの粘りのせいで、歯のセメントがとれてしまいました。

朝一番で歯医者に走り、小言をくらってきました。

今日はパイナップルの缶詰を肴にして酒を飲み飲みみるつもりです。

我ながら反省の色がない(笑)

2014/05/23 (Fri) 11:05 | EDIT | REPLY |   

しろくろShow  

ぜひ若林映子も酒の肴に

>ポール・ブリッツ さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

金星人になってからの衣装はアレですが、それ以外のコスプレは実に美しかったですね。あのビジュアルを見ながらでしたら酒が進むかもしれません(^_^;)

※そういえばDVDのオーディオコメンタリーも若林さんが出ていたはずです。

2014/05/23 (Fri) 22:13 | REPLY |   

映画カッパ  

ゴジラの申し子

「二四時間まるごとゴジラ昭和編」…、凄すぎですね ?
時代とともに変わって行くゴジラの描き方…。
ゴジラって、簡単そうで非常に難しい日本が世界に誇れる「象徴」でしょね。
ワタシは、安易な怪獣「エビラ」に一票!!

2014/05/23 (Fri) 23:22 | REPLY |   

晴雨堂ミカエル  

円谷特撮展覧会。

 GW中、難波高島屋で円谷特撮展覧会がありましたが、私はそこへは目もくれず隣の浅田真央展に入りました。

 円谷展の客層は四十代・五十代の加齢臭ただようオッサンばかり、真央展は三十代から五十代の教養がありそうな淑女ばかり。

 私の風体は作業着に作業用ベストの如何にも円谷系。真央展には異端の存在でした。

2014/05/24 (Sat) 00:30 | REPLY |   

しろくろShow  

世相を反映しているのはシリーズ通してみると

>映画カッパ さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

確かにそうなんです、ゴジラはどの作品にもその時代時代の世相が反映されているのがよくわかります。

カッパさんのお好きな「南海の大決闘」はワタシ10年以上ぶりに再見したんですけど、すっごい面白かったですよ(^_^;)島に行くまでの展開がムチャクチャで凄かったですねー・・・

エビラも自分の記憶よりちゃんとライバル怪獣としてキャラ立ってましたよ。

2014/05/24 (Sat) 20:34 | REPLY |   

しろくろShow  

行きたかったのですが

>晴雨堂ミカエル さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

何人かの方が高島屋の円谷英二展行ったというのをブログに書かれていたのを読んだんですが、僕も加齢臭をふりまきに行きたかったですねー。

大阪ってそんなに遠くないけど向こうの道路・駐車場事情を考えたらマイカーで行く気になかなかならなくて(ーー;)

2014/05/24 (Sat) 20:40 | REPLY |   

HORIDASHIDOGU  

こんばんは。
『ゴジラの逆襲』は、大阪湾からゆっくりと顔を出すゴジラのカットが、繰り返しビデオで観ていたのですが、画面が暗すぎて何が映っているのかはっきりとわからず、DVDになってようやく判ったという、なんだかヘンな記憶があります。
自分としては、やはり大阪での二大怪獣の対決が印象に残っており、囚人の行く末とともに、脳内にこびりついております。

2014/05/24 (Sat) 21:54 | REPLY |   

しろくろShow  

HDで見たせいもあるのですが

>HORIDASHIDOGU さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

今回初めてHDリマスターになった版を見たのですが(プルーレイで出回っているものとは違うそうですけど)かなり明度が上がっているような感じでした。

僕が前回見た「逆襲」はVHSのレンタルでしたから音も絵も酷いものでしたけど( ̄。 ̄;)駅の改札が水没するところとか画質クリアになったら凄かったですねー。

2014/05/24 (Sat) 22:02 | REPLY |   

ジョルジュ  

『ゴジラの逆襲』

はじめてコメントさせていただきます。

しろくろさんが挙げてくださったゴジラシリーズで見たことがあるのが『ゴジラの逆襲』でした。大阪城での怪獣同士の戦いは絵的にものすごくかっこよかったです。

でも『怪獣大戦争』の可愛いゴジラも好きです。

2014/05/29 (Thu) 17:38 | EDIT | REPLY |   

しろくろShow  

おお、それは意外なチョイス

>ジョルジュ さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

若い世代の方だとだいたい平成作品からゴジラに触れるケースが多いようですが「逆襲」が最初とは実に渋いですね。

大阪城決戦は僕も大好きな場面ですよ(^^)

2014/05/29 (Thu) 22:17 | REPLY |   

楽珍劇場  

こんばんは!

『ゴジラの逆襲』は渋くて良いですね~
ワタシも初代アンギラスは名獣だと思います。
本作でのゴジラとの戦いは、動きが妙にスピーディでちょっとビックリするんですが、
「獰猛なケモノ同士の死闘」といった味わいがあって実にGOODです!

南国シリーズ2本も娯楽性が高くて好きですね。
カマキラス・クモンガの芸術的な操演や、
生まれたてミニラのプルプル具合など、
いろいろとたまりません(笑い)。

2014/06/02 (Mon) 19:36 | EDIT | REPLY |   

しろくろShow  

わりと投げやりな山根博士でした

>楽珍劇場 さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

特撮怪獣映画ファンを公言しながら「逆襲」は今までホントに適当にしか見てなかったんだなあと今回は反省しましたよ(^_^;)

「南海」は本編のマジとギャグのボーダーきわきわ感がたまらなく面白かったですねー。なんのセクトやらよくわからない(ーー;)"赤い竹"の平田昭彦が「革命か!?」と叫ぶところはつい爆笑してしまいました。

2014/06/02 (Mon) 20:49 | REPLY |   

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