でっかい体にカワイイ目玉

前回に引き続きレコードのB面的存在なゴジラ映画の話

「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」(昭和44年 監督:本多猪四郎 音楽:宮内國郎)

特技監督ならびに特撮選任チームのいない(クレジットには「監修:円谷英二」とあるが実際にはタッチしていないそうである)本多猪四郎監督が全編演出した唯一のゴジラ映画と言うことである意味これは貴重な作品。

もう前に見たのが15年くらい前になるかねー・・・以前は特撮パートが新怪獣ガバラ絡みのシーン以外全部過去作の使い回しになっているので、総集編風名場面ダイジェストとしてしか値打ちのない映画だと思っていたのだけど、今見ると少し前に書いた「Life!」と同じように主人公の夢や妄想の中にしか怪獣達は登場せず、物語の中心はその鍵っ子少年の日常になっているあたりが逆に現実的な話となっていて面白いのだ(自分が小学生の頃も学校から帰宅して親が不在だったり、近所に住んでるよく知らないオトナの人と仲良くなったり( ̄。 ̄;)そういうことは間々ある時代だったのでモノスゴイ感情移入がし易い)これは何十本もあるゴジラシリーズの中でも異色作と言って良いだろう。

それで「Life!」以外にもなんかよく似た感じの物を以前見た気がするなあと脳内リサーチをかけたら、「かいじゅうたちのいるところ」と物語構造がそっくりなことを思い出してしまい、続けてこの三本見たら実は現実逃避もそんなに悪い事じゃないんじゃないのと思ってしまったよ。

「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」(昭和47年 監督:福田純 音楽:伊福部昭)

こちらも長年「メガロ」と共にゴジラ映画のワーストを争ってきた完全お子様向けムービーではあるが、僕はこの年のチャンピオン祭りで「ガイガン」を劇場で見ており、そのときの興奮や感動がずっと(そして幼児への刷り込みとしても強烈に)残っていたためにどうしても低評価を受け入れることが出来ず(ーー;)大人になった現在でもそれは変わっていない(こういうのはやっぱりリクツじゃないんだなあ( ̄。 ̄;))

oioi.jpg改まって見ると左写真のような"しょーがねーなー(ーー;)"と言う部分はたくさんあるにせよ、とにかくガイガンがカッコイイというその一点に魅力が集約されている映画でもあるなというのを実感。

それと伊福部昭の音楽にはこの映画用の曲が一つもなく、過去の映画のスコアをベスト盤のようにかけまくっているのもよく言えばタランティーノ作品の音楽の使い方(既成の楽曲を権利料だけ払って使用するラジカセ感覚の選曲方法)みたいで楽しい。

それからこれはどうでもいい話だけど、数年前レンタル屋で本作のDVDを借りたとき、レシートの印刷が「ゴジラタイガイ」になっていて、うわっなんかカミさんに「ゴジラ大概」って小言言われてるみたい!(;゜ロ゜)と思ったことをふと思い出してしまった・・・

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8 Comments

HORIDASHIDOGU  

こんばんは。
個人的には「~オール怪獣大進撃」は好きな作品です。初めて観たとき、「なんでこんなに低評価なのだろう?」と驚いた記憶があります。主人公の少年に対する天本英世の優しい眼差しがとても良かった記憶があります。
「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」は、宇宙人の正体はもちろんのこと、中島春雄によるゴジラのダイナミックな動きと、梅田智子のミニスカがやたらと印象に残っています。

2014/05/24 (Sat) 22:01 | REPLY |   

映画カッパ  

いじめっ子ガバラ

そうですね、
「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」って、
夢の中の物語でしたね。確か子供の頃見た時に、
少々不満だった事を思い出しました。
今、改めて見直したいと思います!!

2014/05/24 (Sat) 23:20 | REPLY |   

ポール・ブリッツ  

メガロもガイガンも子供のころテレビで何度も見ました。

……放映権料が安かったんでしょう(笑)

2014/05/25 (Sun) 14:08 | EDIT | REPLY |   

しろくろShow  

女性陣はみんな良かったですよね

>HORIDASHIDOGU さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

>>天本英世の優しい眼差し

いや、そーなんですよ。そういう人情劇の部分が見てるとけっこうグッと来ましてねー(^_^;) 最後に少年の母親(この人よく見たら「若大将」に出てた中真千子さんでしたね)が「もう夜は仕事に行かず一緒にいるよ」と言っても「ウチ苦しいんだろ?僕は大丈夫だよ」と無邪気に切り返す姿には母親同様ホロホロ来そうでした(T^T)

「ガイガン」のヒロインはスリムミニスカ清楚系の梅田智子とグラマー勝気系のひし美ゆり子と実にバランス取れててそこは完璧な布陣でした。

2014/05/25 (Sun) 22:31 | REPLY |   

しろくろShow  

今見ると全然違った感想持ちました

>映画カッパ さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

「オール怪獣」は今こそ再評価されるべき映画なのかもしれませんね。

ゴジラシリーズとしてはほぼ「番外編」と言えます。

2014/05/25 (Sun) 22:39 | REPLY |   

しろくろShow  

ワタシもほとんどテレビで見たクチです

>ポール・ブリッツ さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

チャンピオン祭り以前のゴジラなら僕もほとんどテレビで見ました。ウチは四国ですがテレビ事情は関西圏だったのでよみうりテレビの日曜の午後とかでよく「三大怪獣」なんかを見てましたよ(たぶん年二回くらいはやってたんじゃないかな・・・)

今地上波でやろうとしたら逆に高くつくかもですね(^_^;)

2014/05/25 (Sun) 22:47 | REPLY |   

楽珍劇場  

「すぐ ていさつにゆけ」

ガイガンはシャープなデザインが実に魅力的ですね~
『ファイナルウォーズ』でリファインされましたが、
ボリューム感に乏しく、まるで怪人みたい。
やはりオリジナルの格好良さには敵いませんでした。

しかし『~ガイガン』は音楽だけじゃなく、特撮シーンも使いまわしが多いんですよね・・・
お金をかけられなかったんでしょうね。

2014/06/02 (Mon) 19:51 | EDIT | REPLY |   

しろくろShow  

OK!OK!

>楽珍劇場 さん

こんばんは、コメント感謝です_(._.)_

「ガイガン」の使い回しは今見るとおー、これは「サンダ対ガイラ」(よく見たらガイラの足見えてました(ーー;))ではないか、とか「ラドン」もあれば「三大怪獣」もあるなと東宝特撮名場面のコラージュ風側面もあって変な楽しみ方が出来ますね。

最後にゴジラタワーが動き出したら面白かったけど、案外企画会議ではそんな話も出たのかな~と(それが「メカゴジラ」に繋がってたりして(^_^;))

2014/06/02 (Mon) 20:56 | REPLY |   

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