You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりと綴るブログ

Category: ◆映画は液晶前の指定席で=TVやDVD等で見た映画の話  

ちょっとあれ見な蜥蜴が通る、スグレものぞと街中さわぐ

バンバだドログバだという名前を聞いても何処かの悪の組織(「イナズマン」のファントム軍団とか「ライオン丸」のゴースン魔人みたいな)の新怪人ではないかといった発想しか湧いてこない自分にも困ったものだが(ーー;) 世間はワールドカップ一色であるにもかかわらず悲しいかなサッカー門外漢の私にとってはその程度の感想しか持てていないのである。なんとなく今WC見てないヤツは非国民の烙印を押されそうな勢いだけど、しかしここではそんなものお構いなしで敢えて今日もゴジラの話を書くつもりだ。

新作ハリウッド版「GODZILLA」の公開がいよいよ来月25日に迫り、今月には日本全国で一作目の「ゴジラ」がデジタルリマスター仕様で上映されている。少し遅れたがうちの地元でもこの21日から上映開始なので初日に馳せ参じようと考えているところ。こうして少しずつではあるがじわじわとゴジラ熱の高まりだしてきた昨今、もうこのブログも7/25まではゴジラの記事だけをアップしようかと思っているくらいで(^_^;)

テレビの方でも継続中のBS日専Chゴジラ特集に続いて、来月からはNHKのBSプレミアムでも何本か放送されることが決まったそうだ(関連オリジナル番組もあるとか←本記事最後にまとめてみるつもりだったけど、データが多いので次のエントリーに廻して紹介予定)そしてこの日曜は日専Chで最初のハリウッド版「GODZILLA」(98年)が放送され実に16年ぶりにがっつり再見することとなったのである。

「GODZILLA」

本作の監督であるローランド・エメリッヒの前作「インデペンデンスデイ」はアタマの悪い最高に燃える映画(言っておくが褒め言葉のつもりである(^_^;))だったため、当時はそれなりに期待して劇場に足を運んだが、見て直ぐの感想としては「これのどこがゴジラやねん!!(--#)」と声が裏返りそうになるくらいプンスカとしたものになってしまっていた(`Д´)やはり着ぐるみミニチュア特撮至上主義の旧世代トクサツファンとしてはサイズも小さく放射能火炎も吐かず、通常破壊兵器で簡単に死んでしまうあの程度のモンスターを「ゴジラ」と認めるのは到底受け入れ難いモノがあったのである。

当時噂に上がっていたヤン・デ・ボンやティム・バートンらゴジラ・フリークとして有名な監督がメガホンを取らなかったのも何をどう撮ろうと批判を浴びるのがわかっていたからだと推察するが、それからすればエメリッヒはよくこのオファーを引き受けたなとある意味火中の栗を拾うような侠気も感じる話ではあったが、あの頃はそこまでの考えには至らずただひたすらこんな企画をカネでトライスターに譲り渡した東宝に怒りさえ感じるほどだった。

しかし自分を含め廻りのゴジラファンの評判も芳しくなく、公開後から数年経って復活した本家東宝ゴジラシリーズの中で「あれはゴジラではないと言われている」(「大怪獣総攻撃」)「やっぱりマグロ喰ってるヤツはダメだな」(「FINALWARS」)等々、思いっきり台詞の中で存在を否定されたり、何処までも不遇な扱いをされているのを見るにつれ少しずつ判官贔屓(?)が働いてきたのか、ここ最近「アレはホントにつまんない映画だったのだろうか?」という己に対する疑問も湧いていたのである。

そんなわけで、今回はひじょうに力の抜けた状態で見直してみたのだけれども、日本語吹替版だったのが良かったのか初見時(字幕版を見たきり)とは違いけっこう楽しんでしまった。たぶん心の何処かで「ゴジラ映画」というフィルターをかけずに鑑賞したのが良かったのだろうと思っているが、まさしくこの映画は"ゴジラ"と思わなければ十分面白いモンスター映画だったという感想を我が輩16年も経てから持ってしまったのだ(ーー;)

マンハッタン島を怪物の産卵場所として占拠され、マディソンスクエアガーデンがゴジラの卵だらけになるというアイディアは悪くないし、ゴジラがその全貌を見せるまでじっくり30分を費やして出現シーンの緊張感を煽るのも実は「初代ゴジラ」に準じた演出スタイルとなっており、なんだ意外とリスペクト精神は生きていたではないかと気がつかされてしまったりで(足形を俯瞰で撮るシークエンスなんてそのままだったな・・・)

またキャスト連中もエメリッヒ映画らしく賑やかなだけでバカなメンバーが揃っているのが何処か憎めず(^_^;)(ヒロインのテレビリポーターやってたマリア・ピティロなんてまともに考えたら酷い女だけどさ( ̄。 ̄;))果てしなくお人好しキャラのマシュー・ブロデリックも好感持てるし、本物のフランス人なのに嘘くさいフランス人をやらされていたジャン・レノもこの頃はまだまだカッコよかった(今じゃリアルドラえもんですが)それとこの日見返すまで気がつかなかったのだけど、オニール軍曹役って「デスパレートな妻たち」のトム(ダグ・サヴァント)だったんだ・・・キャラ設定が殆ど「デスパ」の時と一緒の天然マッチョだったので笑ってしまったなあ(^◇^;)

特撮面で言うとやはり最初のゴジラ出現シーンで桟橋を吹っ飛ばしながらずおおおーっと登場するのが怪獣登場場面としてはすばらしい出来。きっかけに使われた釣り人のオッサンが「ゴジラを釣り上げてしまう」という少し笑える場面から一気に驚きへと転化するあの流れは本作の中でもっとも優れた特撮カットだったと思うのである。

その後のゴジラ上陸からビル街を高速で闊歩する場面になると少しCG臭さが鼻についてくるのだけど、尻尾が触れたところのビル壁面が崩れたり、路上から人がゴジラを見上げたアングル等はけっこうリアルなもの。ただ残念ながら上記出現シーン以外では巨大感をあまり感じず、このあたりは初見時の感想とそう変わらなかった。それとMSGの中で卵から生まれた子ジラ(と、勝手に命名)の大群がわらわらと出てくるくだりはやはり今見ても不要と思える。ハッキリ言って「ジュラシック・パーク」や「ロストワールド」の焼き直しをあそこでやる意味は全くなかったと、ここだけは今回の鑑賞でも気に入らない部分ではあった(まだ幼獣のデザインがゴジラっぽかったら許せたんだけどねー、あれじゃ恐竜のラプトルにしか見えないし)

けっきょく16年ぶりに見てみればアカンところも目についたけど、なんだよー、わりと楽しい映画やないかいという気分で終わってしまったから自分でもちょっと驚いている(^0^;)なんでもそうだと思うけど歴史が長くてキャラの固まってる映画の新作はあまりガチガチに考えず肩の力を抜いて臨むべきだなと、今回の再見で思い知ったところである。

おそらく今度の「GODZILLA」はこの旧ハリウッド版より遙かによく出来ているハズなので(と、信じてるけど(__;))今は楽しみの方が大きいが、そちらについてもなるべく拘りを持たず(^◇^;)リラックスした心境で鑑賞出来れば良いのだけれど。
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Comments
Edit
こんばんは。先日はコメントありがとうございました。

色々と言われているエメリッヒ版ゴジラですけど僕はまだ観たことが無く、初めて姿を見たのが「FINAL WARS」で一瞬でやられている場面でした…(笑)
でも少し興味があるのでこちらもちゃんと見てみようかと思います。

 それからBSでもゴジラシリーズが何本か放送されるんですね。初めて知りました。
7月公開の「GODZILLA」に向けて、ゴジラ熱が高まる一方ですね。
Edit尻尾でバーンでしたね
>マーク さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

「FINALWARS」を見てはじめてアイツが"ジラ"と呼ばれているのを知りました(ーー;)

今回見直してみたら案外楽しい映画だったので、もし機会がありましたらご覧ください。

このままどんどん盛り上がってくれたら最高なのですが、果たしてどこまで一般層を取り込めるのか、一抹の不安はありますね(^_^;) 

Editアイツの噂でチャンバも走る~
「キャプテン翼」の歌にある“チャンバ”って何だろう、とずっと思ってましたが、
どうも「婆ちゃん」を業界風に言いたかったそうですね。
どうでもいいか(笑い)

エメリッヒ版『GODZILLA』って嫌いになれないんですよね。
勿論“ジラ”君も。
市街地に現れた巨大生物と軍隊との戦いを
ほど良いリアリティで描いていて、結構楽しめたので・・・。

当時、VSシリーズやミレニアムシリーズを観て、
日本のスタッフも「ゴジラ」をどう描けばいいのか迷っていて、凄く持て余しているように感じてたので尚更なんですが。
(まあ、毎年作っていたのでネタも尽きてたんでしょうけど)

Editなるほど・・・含蓄があるなあ(__;)
>楽珍劇場 さん

こんにちは、コメントありがとうございます<(_ _)>

♪チャンバ♪はその前の♪蝶々サンバ♪の部分と韻を踏んでるつもりだったのかもしれませんねー。今見るとなかなかシュールな歌詞で。

それでエメゴジですが(^_^;)そーなんですよ、軍隊対怪獣の演出としては本家でやれなかったことをいっぱいやってて、そこは頑張ってるなと言う風に思いました。

なんにしろ再見してちょっと良い方に見直してしまいましたね。

あとはもう少し音楽が聞き応えあるとヨカッタかなと。
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