婆羅陀魏山神が呼んでいるのか



今回ゴジラの話は小休止だが他の怪獣映画の話を二点ほど書く(けっきょく一緒やないかい!というツッコミはご容赦を(__;))

まず一つは先週土日(6/21-22)と行く気満々だった京都みなみ会館の月一企画【大怪獣大特撮大全集】「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」「大魔神逆襲」の二本立てに所用で行けなくなってしまったのである。あまりにも残念だったので当日土曜の深夜は就寝前にDVDで悔し紛れの自宅寝室テレビ一人鑑賞会をしようと思い立ち、ライブラリーを漁ってみた。「大魔神逆襲」は前に買ったソフトがあったので直ぐ見つかったが、あるはずだと思っていた「バルゴン」のDVDが何処にも見当たらず。

待てよと自分の記憶を辿って思い出したのは確か昭和ガメラはVHSでしか保存しておらず、以前テープを処分したときにDVDへデータを移していなかったのだった。アイタと思ったがしょうが無いんでこの夜は「大魔神逆襲」だけをセットして寝床へ。ウチの矮小な32インチテレビでは劇場の大画面・大音響の迫力は望むべくもないが、せめて気分だけは味わいたいなということで。

IMG_1090.jpg三作ある大魔神シリーズの中でも僕はこの「逆襲」が二番目に気に入っているのだけど、なんといっても主人公の子供四人組が全員健気でいじらしく、ひとりも小憎たらしいとかこのガキむかつく(ーー;)みたいなヤツがいないところが好感ポイントになっているのである。

ほぼ奴隷扱いの人夫として幽閉されたままの父親たちに会いたい、その一心だけで目的地までの唯一のルートである「魔神のお山(なんぴとも入山できない神の聖地と信じられている)」を子供達だけで越えていこうとする冒険譚にもなっており、見ようによっては「スタンド・バイ・ミー」のような友情ロードムービーの体も保っている。

その現地に行くまでの道中で何度も危険な目に遭いつつ、ピンチの度にそれを勇気と運と魔神のアシストで乗り切り、途中一人犠牲者を出しながら(実はこの辺がけっこうシビアな描写)それでも団結して進んでいくのを見ていると「がんばれよ!」と言いたくなる保護者目線になってしまい(ーー;)映画が進む頃には彼らに力を貸した魔神と同じ心境に陥っていることに気がつくのだ(魔神がシリーズで唯一見せる父性的慈愛とも言えるかも)

このようにドラマとしては充実している「逆襲」だが、特撮的には「大魔神」「怒る」ほどの驚きや新鮮味は無く、特に魔神の登場以降は旧作と同じようなカットばかりになってしまうのは残念に思う(たった一年で三本も撮ってりゃパターンが尽きてくるのもしょーがないんだけどね(^_^;))しかしながら雪を巧みに使った演出は見事なもので(豪雪の中から黄金のように光って魔神が出てきたときは正に神々しいばかりの存在感)今作ではそれまでの荒神・邪神・鬼神と言ったイメージはあまりなく、まるで怒れる菩薩様(?)のような印象を与えてくれるのが目新しい点だったかもしれない。

こうして半ばヤケクソのように( ̄。 ̄;)見始めたら結局最後まで見てしまったけど、あらためて「大魔神」というのがシリーズ三作全てに於いてよく出来た映画であるというのを再認識した夜でもあった(このとき時計見たら午前2時過ぎてましたな・・・(ーー;))それで「バルゴン」が見られなかったのが後でなんとも悔しくなり、レンタル屋にでも行こうかと思っていたらAmazonで北米版廉価Blu-rayが売られていたのを発見。なんと「大怪獣ガメラ」から「バイラス」までの四本が入って3000円弱という安さに驚いてしまった(゜o゜; (「ギロン」以降の4作はVol2に収録。こちらは今のところ買う気はないが今後の価格変動次第で購入検討の余地あり)

さらに他の連携Shopも確認したらimportcds_comというところで送料込み1500円だったので思わず購入ボタンを押してしまったよ(ーー;)(但し納品に時間がかかる。予定では届くのが来月アタマになるとか)昭和ガメラはまだ一本もHDで見たことが無かったので機会としてはありがたい。届いたらまた感想を書くつもりである。


そしてもう一つは来月にお隣の高知県でこういうイベント上映があるらしい。

○高知県立美術館ホールイベント夏の定期上映会「怪獣映画特集‐日本が世界に誇る特撮技術‐」 

ここは前にも書いたが何年かに一度ひじょうに侮れない企画が開催されており、このタイミングは僕にとって正に捨てる神あれば拾う神あり。京都には行けなかったけど翌月に四国内で同類のイベントがあるとは良い流れと言えるだろう。きっとこれも婆羅陀魏山神のご加護に違いない( ̄。 ̄;)

内容は7/20-7/21の二日間に四本の怪獣映画を上映するというもの。今回のラインナップは_

「空の大怪獣ラドン」
「大怪獣バラン」
「フランケンシュタイン対地底怪獣」
「フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ」

の計四本。確実な情報がないので何とも言えないが、おそらくDVDのプロジェクター上映では無く三五ミリフィルムを映写機にかけるのではないかと予想している。この美術館には過去何度か来たことがあり10年くらい前の「OH!水木しげる展」とその少し後にあった「明和電機博覧会」を見学したのを良く憶えている。映画や舞台を上演しているホールには入らなかったが建物はかなり立派なのできっと施設もそれなりのものだろう(写真で見る限りはちゃんとしているように見えるし)

今のところ友人達と徒党を組んで見に行こうと思っているが、首尾良く参加できたら楽しい時間になるハズ。「サンダ対ガイラ」だけは昨年の「京都怪獣映画祭ナイト3」でも上映されていたが、あのときはなにぶんスタートが朝5時だったこともあり(ーー;)全編の七割くらいは微睡んだ状態(と、言うより寝てたな(-。_)。。o〇)だったため大画面で再見できる良いチャンスを得たなと思っているところである(なかなか貴重な上映会でもあるし、お近くにお住まいの怪獣ファンの方も足を運んでみてはいかがでしょうか?)

※詳しい情報については本文中の各リンク、そしてチラシ画像に記載されたものを読んでいただきたい。
img_2.jpg


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10 Comments

映画カッパ  

素晴らしい

「空の大怪獣ラドン」
「大怪獣バラン」
「フランケンシュタイン対地底怪獣」
「フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ」

この映画をチョイスした、主催者(実行委員会)は、なかなか素晴らしい!!
彼らに「あっぱれ!!」です。

2014/06/27 (Fri) 23:23 | REPLY |   

しろくろShow  

ちゃんとカテゴリ分けされているのが良くできてます

>映画カッパ さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

確かに前半を大空舞う大怪獣、後半をフランケンシュタイン二部作というのは旨い組み合わせだと思いました。

そして敢えてゴジラシリーズを一本も入れてないところが渋いというか企画立案された方はこう言うジャンルがホントにお好きなのだろうと想像してしまいます(会ったら友達になれそうだなあ・・・( ̄。 ̄;))

今のところ行くつもりなので楽しんで参ります。

2014/06/28 (Sat) 22:11 | REPLY |   

晴雨堂ミカエル  

テープ処分するんですか?

 私は処分していません。トランクルームに保管しています。
 ただ、どの箱に入れたのか判らなく、しかも10年近く経過していますので画像劣化が始まっているかもしれません。下手すればカビが生えているかも。

 また連れ合いからは月6000円の賃料に難色を示し、「アンタのもんばっかり・・」とたびたび処分するようブラフを受けています。

2014/06/29 (Sun) 04:30 | REPLY |   

しろくろShow  

かなり処分しましたよ

>晴雨堂ミカエル さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

そーですね、もう7~8年くらい前かな?はじめてHDDレコーダーを買った時に「ホントに残したい物だけ」をピックアップしてDVDに落としたんですけど、映画なんかはソフト化されている物はまたレンタルするか買えばいいやと思って全部友人に譲ってしまいました(あと趣味で集めていたAVや(__;)プロレスビデオの数々も)

今手元に残っているVHSテープはかき集めてみても15本くらいだと思います。ビデオデッキが動くウチに残りのダビングもやっときたいんですが、これもなかなか・・・

ちなみに「ホントに残したい物」というのは古いドラマのエアチェックしたヤツとか(「特捜最前線」等々)よみうりテレビでやってた「シネマ大好き!」のインディーズ映画特集やマニア向けバラエティ番組とかその他諸々です。

2014/06/29 (Sun) 19:16 | REPLY |   

晴雨堂ミカエル  

古いドラマは原版すら局には残っていませんからね。

 だから捨てられないのですよ。今でこそドラマ全話収録DVDパックが当たり前ですが、昔のドラマはTV局でさえ残していません。AVも然りです。

AVも黎明期の「大川忍」「田代葉子」「秋元ともみ」「斎藤理恵」なんかプレミアがついていますよ。

 私は大量消費物として消去されていく「作品」をこよなく愛しています。

2014/06/30 (Mon) 07:21 | REPLY |   

俊樹  

下のゴジラもいいですが、バラゴン懐かしいですね。
サンダ対ガイラ・・・ガイラが人間を食べてしまうシーンは怖かったです。

2014/06/30 (Mon) 15:45 | REPLY |   

しろくろShow  

見られなくなってからは遅いので

>晴雨堂ミカエル さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

老婆心ながらそういう貴重な映像はお早めに現役媒体に移動された方が良いように思います。再生不可になってしまったら元も子もないですしねー・・・(ーー;)

2014/06/30 (Mon) 22:14 | REPLY |   

しろくろShow  

東宝特撮で直接的な描写は珍しいですね

>俊樹 さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

確かにあのシーンははっきり見せているわけではありませんが、ガイラがぺっ!と服だけを吐き出したのには従来の怪獣映画にはない生々しさ(言ってしまえば血の香りとでも言いますか)をも感じました。

このフランケン二部作を一気に上映するこのプログラムは良い企画だと思います。

2014/06/30 (Mon) 22:18 | REPLY |   

peter(改)  

初めまして

初めまして。
peter(改)です。
足跡からまいりました。

ブログ、イイですね。
大魔神やバラン・サンダ・ガイラの写真見て、思わず読み込んでました。
「ガメラ対バラゴン」は結構オトナなドラマで、他のガメラシリーズと一線を画していますよね。

私も特撮成分過多です。
また遊びに来ますね。

2014/07/08 (Tue) 13:42 | REPLY |   

しろくろShow  

ご来訪感謝申し上げます

>peter(改) さん

こんばんは、はじめまして。
ならびにコメントありがとうございました<(_ _)>

ご来訪いただけるだけで嬉しいのですが、特撮好きな方であればなおさら歓迎したいと思います(^_^;)

本文中に書いた「バルゴン」は数日前にブルーレイが届き、前夜見たばかりでした(感想は又後日書こうと思います)ガメラに子供が出てこないのは改めて見直すととても新鮮でしたね。

またそちらのブログにもお邪魔させていただこうと思いますので、これを機に今後とも宜しくお願いいたします。

2014/07/08 (Tue) 22:43 | REPLY |   

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