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Category: ◆意外と近所の怪獣魔境=特撮/サブカル関係の話  

京都マル秘指令 ザ特撮組

JktvY_20141217203733ce7.jpg27日の京都行きはなんとか劇場+高速バスのチケットも押さえ、同行者も確保し無事参加できる体勢となったが、あと心配なのは当日の天気のみ。そしてこの日のタイムスケジュールは少し前下記のように発表されていた。

京都みなみ会館"京都怪獣映画祭ナイト4" 開場:21:45/開始22:00(終了予定翌6:30)

22:00  「ガメラ 大怪獣空中決戦」
23:45  藤谷文子さんトークライブ&サイン会
01:45  「キングコングの逆襲」
03:50  「ウルトラマン80」 
     第21話:永遠に輝け!!宇宙Gメン85
     第44話:激ファイト!80VSウルトラセブン
05:05  「ゴジラ対メカゴジラ」

既に固定座席チケットはソールドアウトとのことで、こんなに早く前売りが完売したのは4度目の開催にして初めての事ではなかっただろうか(僕がぴあでチケットを買ったのは発売日初日だったが、それでも整理券番号が120を越えていたのは何をか況やってことなのでしょうなあ)これなら来年以降もこのオールナイト企画は間違いなく続いていくことだろう(^^)

今みなみ会館では急遽「立ち見席」(パイプ椅子も用意するそうだ)を追加して当日対応するそうである(追加できるとすればあと2~30人程度か)なんにせよ怪獣映画のイベントが盛況になるのは大いにけっこう。今回の京都に限ったことではないが、ここ数年「パシフィック・リム」や「レジェンダリー版・GODZILLA」等、世界的に怪獣映画が盛り上がる機運を見せているさなか、遂に国産ゴジラも2016年に復活することが決まってしまった。

「ゴジラ」完全復活…日本版新作、2016年公開(読売新聞)
ゴジラ:新宿で雄たけび…来年4月、日本版映画復活PR(毎日新聞)
東宝版「ゴジラ」復活ニュースに米国版2ちゃん「Reddit」でも議論勃発中(アメーバニュース)
東宝、ゴジラ戦略会議発足 専門プロジェクトで61年目以降を目指す(AnimeAnimeニュース)
「国産ゴジラ」12年ぶり復活 東宝、16年公開(日経新聞)
日本版『ゴジラ』が12年ぶりに復活、東宝制作の完全新作で2016年公開予定(マイナビニュース)

上記各記事の通りだと2016年に公開予定とあるが、前年2015年には「ジュラシック・ワールド」翌2017年には「パシフィックリム2」2018年に「GODZILLA2」とビッグバジェットの大作怪獣映画がずらりと並んでおり、東宝サイドとしたらその流れで"真打ち登場"とばかりにゴジラを投入したいと思っているのかもしれない。しかしハリウッドで作られたあれだけ凄まじいレベルの映像を挟むように見せられたあとで、いったい何を売りにして勝負をかけようというのか。ろくに勝算も拘りもなくただただゴジラで客入るんならウチの持ちモンなんだし、ちょっと撮ろうやみたいなノリでやるのは(もしそうなら)止めてくれよと言う気にもなってしまうのである。

そら単純に特撮/怪獣ファンとしたら東宝ゴジラの新作は見たいと思ってるよ、思ってるけどじゃあ現実問題ハリウッドほどかけられない予算の限界が初めからわかっている中でショボイ制作費使って特撮をフルCGでやるのか、それともやはり日本特撮の伝統芸としてどこまでもアナログな技(精密なミニチュアを作り怪獣は着ぐるみで戦闘機は吊りで等々)で対抗するのか。でもそういう従来のやり方であればどんなに頑張っても平成VSシリーズやミレニアム以降、或いは「84ゴジラ」と同類のモノしか出来てこないんじゃ無いかと思うし、それだったら国内で12年ものインターバルを経て新しいゴジラを作る意義がどこにあるのかと個人的には思うわけですよ。

気概のある特撮マンの中には「カネかけなくたって似たような絵は撮れるんだ」と言った強者もいたけれどもそれは技術屋の意地的な部分であって客からすりゃ今さら同じ事をやってどーすんだ?と言いたいし、むしろ今やらないといけないのは欧米特撮カットの劣化コピー版を撮ることなんかじゃなくて古来から日本映画が持っている独自の魅力というのを前面に出した「ザ・メイド・イン・JAPAN」と胸張って言えるような純和風スタイルの特撮怪獣映画を撮るべきじゃないのかと、それをわたしは大きな声で叫びたいのだよ。

と、なんだかせっかくの目出度い話しに文句ばっか言ってるような感じになってきたけど( ̄。 ̄;) ここはいちおトクサツファン歴40年を越えるキャリアに免じて許してほしい。それだけ日本が誇る大スターであるゴジラを軽々しく扱って欲しくないと我が輩本気で思っているわけである。

そして皮肉なことにこのゴジラ復活のニュースが流れるのとほぼ同時期に特撮監督の川北紘一さんがお亡くなりになってしまった。

川北紘一さん死去 平成ゴジラシリーズを手がけた特撮監督(ハフィントンポスト)
『ゴジラ』映画における最後の"特技監督"川北紘一さん死去、特撮への想い(マイナビニュース)

IMG0478JPG.jpg今年ホントにいろんな方が亡くなったけど、ここへ来ての川北監督の訃報はかなりのショックだった。

イベント等で直接お目にかかったことは一度もなかったが、まだ72歳と若く最近でも日本映画専門チャンネルの企画「特撮国宝」で以前と全く変わらない特撮への情熱(その辺は川北監督の自伝である「特撮魂」を読むとよくわかる)を熱く語っておられたし、企画物ではあったがテレビ大阪の「装甲巨人ガンボット」では大阪芸大の若者に混じり、なんと監督として陣頭指揮を執っておられたわけで、まだまだ現役感の強い方だなあと思っていたからよけいに惜しいと思ってしまうのである(T^T)

今度の復活ゴジラはそうした特撮マンの偉大な先人達を安心させるような(むろんファンである我々も同様だが)映画になってもらいたいと願っているが、そのためにはなにをどうすりゃいいのだろうかと。

と、言うことで今から書くのはジジイの暴論且つ妄想でもあるので適当に流して読んでいただきたいが「私はこうして欲しい」という希望のみをまるでアホの子のように書き殴ってみた。

◇すべての関係者が予算がないことを言い訳にしない
◇シノプシスを一般公募にして候補を10本程度絞り込み、最後はネット投票で決定
◇名のあるキャストは脇役のみ一人か二人だけを配し、あとのキャストはすべて無名俳優をオーディションで決める(キャスティングはネット投票にしても可)
◇予算削減のためBGMは過去のゴジラ映画から流用
◇監督は東宝が選ぶのではなく内外問わず「オレが撮りたい!」と言って一部自己資金を持ってくる人を立候補させて公開プレゼンで決選投票を行う(唯一の条件は商業映画の監督経験があること。したがってジャンル・キャリア・性別年齢・所属等は一切考慮しない)
◇特撮はCGと着ぐるみとミニチュアワークをバランスよく使用。各シーン・場面にもっとも適した使い方を行う。
◇「特撮監督」という役職は置かずそれぞれの分野の第一人者を責任者として配置し、すべての演出は本編監督が行う 等々

・・・と、書き出すと殆ど愚にも付かない提言ばかりになってしまったが、できるだけ今までとは違うアプローチでゴジラ映画にチャレンジして貰いたいと思っているが故のヤカラでもある。そして比較的マジメに考えているのはドラマ部の方向性を少し変えてみたらどうだろうというところで、例えば時代劇の中にゴジラを持ち込んでみるとか(多少荒唐無稽になっても「赤影」のような忍者対怪獣という図式もアリだと思うのだが)現代劇でやるなら辛気くさいネタをすべて排除した平成版チャンピオン祭り(完全にゴジラをヒーローにして怪獣ではなく悪人退治をする勧善懲悪もの)のようなノリに挑戦してみるとか、とにかく極端なことをやってでも「今度のゴジラは違う!」といったものになってもらいたい。もう懐メロ大会やオタクの小ネタ探しに終始するようなゴジラは見たくないのだ。

続編なんか考えない一発勝負で「2016年のニッポン・ゴジラ」を力ずくで作り上げてくれる、そういう気骨ある監督さんの登場を期待したいものですわ(で、けっきょく山崎貴あたりに決まって「三丁目」の夢ゴジラみたいな感じに落ち着いてしまうのかもしれないけどね(ーー;))あー、なんだか今回は(「今回も」が正しいな(__;))とっちらかった纏まりのない話になってしまったなあ・・・

※映画秘宝別冊「新世紀特撮読本」には川北監督のロングインタビュー(「レジェンダリーGODZILLA」の特撮に関する)が掲載されている。おそらく生前最後に取材を受けた物ではないかと思われるので(違ってたらスイマセン)興味ある方は是非ご一読を。

謹んで川北監督のご冥福をお祈りいたします、合掌(-人-)

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Comments
Edit
こんばんは。
関西では面白そうな特撮の映画祭があるんですね。

 日本のゴジラ復活は何だか素直に喜べない自分がいます。
正直かなり不安です。
軽い気持ちで撮ってほしくはないですよね。

それから今年は高倉健さんや菅原文太さんが亡くなられたのもショックですが、私も川北監督が亡くなられたのが大変ショックです。
平成のVSシリーズをリアルタイムで観ていた世代なので…
>映画秘宝別冊「新世紀特撮読本」
が気になりますので、今度購入してみようかと思います。
Edit
「すべての関係者が予算がないことを言い訳にしない」
「予算削減のためBGMは過去のゴジラ映画から流用」
大賛成です!及び大爆笑しました!笑

伊福部氏の音楽でぜひお願いしたいです。

正直、私も手放しでは日本版は・・・
ま、観に行くんでしょうけど。笑
Edit
>案

お気持ちは痛いほどわかりますが、それを実行にうつしたら、「デビルマン」の悪夢が再来してしまう気がするのですが。

とにかく、「アニメの方法論」のみで特撮映画を作れると信じているような人間を徹底的にパージしないと「新しい」ものはできないでしょうね……。
Editもしよかったら
>マーク さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

「新世紀特撮読本」ですが、もしお手間でなければ本文中リンクから買ってもらえると嬉しいなあ~なんて都合の良いことを考えたりしています(__;)(もし行きつけの本屋さんがおありでしたらそちらでどうぞ)

本の内容自体はいつもの秘宝ムック同様濃い濃い記事が満載でした(ーー;)まだ私も三分の二程度しか読めておりません・・・冗談抜きで買って損はない本だと思います。

さて、それはそうと川北さんの追悼番組はいったい何処がしてくれるんだろうと思っていたのですが、この京都怪獣映画祭ナイト4ではスタッフとして監督が参加された「メカゴジラ」「コング逆襲」と言った映画が入っていることもあり、現地で上映前に黙祷しようという事になっているそうです。

私もその場では力の限り思いを捧げてこようと思っています。
Edit音楽はザボーガー方式かタランティーノ方式で
>ちょい若おやじ さん

こんばんは、コメントありがとうございます_(._.)_

音楽は権利料だけ払ってそのまま流用するのも良いと思うんですが、スコアを再演奏して被せるのでもアリかなと勝手に考えています(^_^;)(あとでサントラも売らんといかんでしょうし・・・)

出来れば伊福部昭+佐藤勝の豪華二大巨匠のスコアでやってくれんかなと。

Editたとえどんな代物になっても
>ポール・ブリッツ さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

私はその「アニメの方法論」というのが全て悪いとは思ってないし、そこは良い/悪いを取捨選択して必要な物だけを採用すればよいと思うし、近年日本映画の弊害となっている「○○制作委員会」(作品の品質に対する責任の所在が明確になっていないスタイル)方式もそのほうが予算を集めやすいのであれば単純に続ければよいとも思うんですよ。

要はどんな準備をしようと最終的に「面白いゴジラ映画」さえ出来れば、それで良いと私は思っているのです。本文で書いている心配云々というのは今回の場合某かの施策と覚悟がないかぎり、今までのやり方じゃ今までと同じ物しかできない確率が高いわけで、せっかく新しい物を作るのだから二番/三番煎じになってしまっては意味がないと思うわけです。

それもあって仮にそこだけ聞いたら「なんじゃそりゃ、ふざけんな!」と感じるようなアイディアや驚くような映画作りの取り組み方をしても最終的に"良くできた娯楽映画"になっていればすべて許されるとも思うんですね(結果良ければ全てヨシみたいな(__;))

なので目指すのはハリウッド的なテイストではなく、あくまでも日本映画でしかありえないセンスやカラーで対抗すべきだと考えて、まったくの暴論ではありますが(^◇^;)つい「時代劇でどうだ」みたいなことを口走ってしまったワケです・・・

そのほか至ってマジメに考えてみたのは怪獣目線のPOVで作る「ゴジラ対ガメラ」とか(権利的に今なら出来るかも←やはり監督は金子修介?)また健康的なお色気を鏤めた「ゴジラ対プレイガール」とか(これだと井口昇か河崎実か・・・)そしてやっぱり拘る「ゴジラ対猿飛佐助」のような大怪獣と人間の勇気・英知が正面から火花を散らすような活劇であるとか。

なにせ基本的にゴジラは死なないことが前提になっているので(^_^;)追い払うことさえ出来れば話は成立するんじゃないかと思いますし、さらにもっと極端ことを言うともう人間ドラマなんて最低限の物があればゴジラ出現の理由も放射能のメタファーも一切不要でも良いんじゃないかとすら考えているところもあったりします。

ちょっと長くなっちゃいましたが(^_^;)まあこんなのは何処まで行っても捻くれファンの戯れ言でしかないので、仮に期待した物と全然違うゴジラ映画が出来上がったとしても、それはそれとして受け入れる心の準備は出来ているつもりです。

いやー、でも実際はどうなるんでしょうねー・・・
Edit
どうも、こんばんはです、はじめてコメントいたします。

実は今回のしろくろさんの記事を見て自分も「次のゴジラ映画はこうすれば良いんじゃないか?」という案を思いつきました、
それは
南の島で戦う
です。

ええ、ただ単に自分が「南海の大決闘」と「ゴジラの息子」が好きだからってだけの話なんですけどね(笑)
Edit
>レバニラ さん

こんばんは、コメントありがとうございます_(._.)_

それからはじめまして(^^) と、言ってもちょくちょくレバニラさんのブログへはお邪魔しておりましたので(コメントさせていただいたことはまだ無かったですけど)お互いあまり「お初感」は無かったかも知れませんが(^◇^;) これを機会に今後ともよろしくお願いいたします。

なるほど舞台を南海の孤島に持って行くのはありかもしれませんね。ああいう閉ざされた空間の中の方が逆に自由度の効いた「なんでもあり」が通用する世界を表現できて面白いかも。

※私も「南海」や「息子」のノリはそんなに嫌いではないので・・・(^_^;)
Edit凄い…。
しかし、毎年なが凄いスケジュールですね、
22時から朝まで…。
特撮三昧、凄過ぎます。
是非とも無事お帰りくださいね。
冬の京都は寒いでしょ!!
Edit特撮魂
「特撮魂」は読みました。川北監督は宣伝営業の才能のある珍しい技術者だったのですが、映画関係の家に生まれたと知って納得しました。
 川北監督には一度おあいして、お話をうかがったことがありました。年齢を考えたら円谷英二とはすれ違っていたのではないかと思ったのですが、じつは中学生くらいからアルバイトで特撮の現場に入っておられたのでした。円谷英二のことを聞いておきたかったと残念です。
Edit予想では徳島より4度ほど低いそうですが
>映画カッパ さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

このイベントは私いちおう皆勤賞なんですけど(^_^;)去年も移動途中に歩道橋で雪が残っていたのを見ましたし、あきらかに四国より「寒!{{ (>_<) }}」と思いました・・・

なので入場前は近所の居酒屋で一杯やってから入るつもりですが、そのあとは睡魔との戦いになりますのでなんとか頑張って参ります。

ちなみに昨年は最後の「サンダ対ガイラ」で一部熟睡(-。_)。。o〇 一昨年は何故か寝ることなく完走、一回目はこれまた最後の「昭和ギャオス」で殆ど寝ていた記憶があります(^_^;) 今回はせめてメカゴジラが正体見せるまでは起きていたいものですね。
Editまだ気持ちの切り替えが出来ませんね
>ハヌマーン&さとる さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

川北監督と面識があったとはたいへん羨ましいです。氏の著書やインタビューを読んでいると特撮に対してホントに熱い想いを持っておられたというのが伝わる人だったと思いました(2年前の寝屋川トークライブに来られていたのに、今思うと参加しておけば良かったと後悔しています・・・(>_<))

樋口真嗣監督は川北さんのことを尊敬と愛情を込めて「特撮番長」とご本人に対して言っておりましたが、なるほど言い得て妙だなと(^_^;)感心したものです。

あと、蛇足ながら私が個人的に好きな川北監督ベストワークは映画ではなくウルトラマン80の「必殺!フォーメーション・ヤマト」だと思っています。

※週末の京都では200人の特撮ファンの方と共に黙祷してきます。
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