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Category: ◆超銀幕無法地帯・激動編=劇場で見た映画の話  

キミがめざす遠い星

これまた去年見た映画で、くしくも「ゴーン・ガール」と同じ日に見てきた「インターステラー」のはなし(今思うとハードな二本立てだったなあ・・・しかも朝からシネコンのあるモールに入って映画→昼食→映画→晩飯と、まるでそこに住んでる人みたいになってたし(ーー;))こちらも見に行ってから時間たってるので「ゴーン・ガール」と同様短めに感想を記録しておこうかと思う。

「インターステラー」


実は僕には鑑賞前いくつかの心配があり、上映時間が三時間と言うことを考えた場合それらをクリアできなかったら途中で寝てしまうんじゃないかと言った懸念を抱えていたのであった(-_-)゜zzz…。それはまずなんと言っても己の科学知識の欠如があって、相対性理論やブラックホールの基礎知識無く果たしてこの映画を楽しめるのだろうかという不安である(元々理系の学習が苦手というのもあったし)そして基本ストーリーが"地球を救うため宇宙からの呼びかけに応えてそこへ行く"という展開だったことにひょっとして最後は欧米ならではの宗教観を持ち出されてうやむやにされるんじゃないかといった事等々。

しかし結果から言うとそれらの心配事はすべて杞憂に終わり、映画としては至極明快でわかりやすい作品になっていたように思えた(おそらく1968年版「猿の惑星」(冒頭のウラシマ効果のくだり)を理解できた人なら間違いなくこの映画も楽しめることができるはずだ)中でも感心したポイントは物語の風呂敷を拡げるだけ拡げておいて(なにせ"宇宙の果て"まで行ってしまう話だから( ̄。 ̄;))オチの部分でその風呂敷を開けたらなんとそこにはまるで手書きで書かれた手紙が一枚だけ入っていたかのような、そういうマクロからミクロへ帰結した物語の流れがすばらしく気持ちよかったところにあったと個人的には思っているのである。また、それ(オチ)を無理なく受け入れられかどうかでこの映画に対する満足度はかなり変わってくると思うのだけど、僕はこの点を大いに納得しているし素直に感動することもできたのだった。

あんまりストーリー上のことは詳しく書きたくないので曖昧にしておくが(僕は「ゴーン・ガール」よりこっちのほうがネタバレ必須だと思ったな(__*))たとえばよく本作を語るときに参考タイトルとして出てくる同テーマの類似映画「コンタクト」と比べても本作の方が実際に宇宙へ飛び出し惑星も渡り歩いて冒険している分"映画的説得力"というのは大きかったと思っている。最後の場面でもおそらく科学考証的なことで言えば「あれだとオカルトまがいの展開じゃんか」って言われかねないと思うけど、そこはそれが正しいか正しくないかということではなく(そもそも実際のことは未だ誰にもわからないわけで)つまり「見たんだから仕方がない!事実行ってきたんだから仕方がない!」という丹波哲郎理論(?)に自分が納得したからこそ↑でも書いたようにそれを無理なく受け入れられたと思うし、さらにはそのことによって物語が動き、ある意味あれだけの大団円へと繋がった事で我々観客が感動や達成感を共有できたのは間違いなかったとも思うのである。

「コンタクト」の場合もやっていることは同じタンバ理論ながらあくまでもそれは主人公の脳内で体験したことでしか無く、些末な言い方をすれば「でもそれ見たのアンタだけですやん( ̄。 ̄;)」と言った返し(ツッコミ)が派生することになってしまい、それがどこかで新興宗教の講演会をうっかり聞きに来てしまったような胡散臭さに近いものを感じて映画に乗り切れない部分があったと思っているのだ(これは好き嫌いの問題もあるけど僕はあの映画は2号機にエリー(ジョディ・フォスター)が搭乗するまでは丁寧に作られたすごく面白いSFだと思っていたので、逆に残念だったなという感想だけが残ってしまった)

IMG_0535.jpgそれとおそらくコレを見た殆どの人が感じたであろう過去の様々な映画・コミック等のモチーフがいろんなところにちりばめられていて、これはたぶん見た人によって想起する作品は皆バラバラなんじゃないかと思うほど細かく埋め込まれており、鑑賞後にあらためてそれらを探してみるという楽しみもあったりするのだ。

たとえば自分の場合まずストーリーの骨子は「宇宙戦艦ヤマト」じゃないのかって思ったし(地球の危機を救うため極秘裏に開発した宇宙船で「何者かの導き」に従って旅立つあたり)宇宙へ出てからの乗組員達のやりとりや惑星での冒険は手塚治虫の「火の鳥・宇宙編」「同・望郷編」を真っ先に思い出した(あの四角いロボットがロビタに見えたなー(^_^;))中でももっとも既視感を感じたのは藤子・F・不二雄さんの短編「旅人還る」(左写真参照)という話で、これも粗筋を書くと映画のヒントになってしまうので割愛するが、雰囲気はかなり近いものがあったと思っている(機会があれば是非一度読んでいただきたい)

そういう枝葉も含めてひじょうによくできた娯楽映画だったというのが本作の感想だけど、基本的には家族愛の物語を壮大なSFでパッケージしたたいへんお得な一本であるとも言えましょうか(見たらたぶんアタリを引いた気分になれるはず)

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Comments
Edit藤子F不二雄氏の作品の方がインパクトがある。
 藤本弘氏の作品の方がインパクトがあるし、短編でも長編のような迫力があります。
 ヒロイン、ボロの服で森の中を彷徨うように歩いていたけど、自殺する気だったのでしょうか? 

 インターステラーより、私は「ガガーリン」の方が感動したというか、史実の力といいますか説得力がありましたね。
Edit
大賛成!!
おっしゃる通りだと思います。
僕も観た時に、まったく同じ感慨にふけりました!

『インセプション』といい、この作品といい、
ノーラン監督は相当科学の勉強が好きなんでしょうね。(笑)
でも、まだ知識を駆逐するような表現に出会っていないような気がします。
今後もまだまだ楽しみにしています。
Editあれは最後だけちょっとわかりませんでした
>晴雨堂ミカエル さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

「旅人還る」のラストはちょっと判断が難しい終わり方でしたけど、ある種のパラレルワールドだったってことでしょうかね。

「インターステラー」の方は私、自分に子供がいないにもかかわらず、長い長い父娘の物語に感情移入しちゃってけっこうグッときたんですよ(^_^;)
Edit言い方悪いけど
>つかりこ さん

こんばんは、コメントありがとうございます_(._.)_

ノーランはこういうベタな感動ものも撮れる人なんだなって少し見方が変わったかもしれませんね(^_^;)

それと後から考えたらマット・デイモンは良いキャスティングだったと思います。こういう捻った脇役も全然イケるなと言う感じでした。
Edit2本立て!!!
こんばんは。

この作品を観るのも、その上映時間を知るとビビッてしまうのに、
よくぞ1日に2本も観ましたね・・・、スゴイ!

しかし、ゴーンガールもこの作品も皆さん評判が良いので、
レンタル楽しみにしております。

でも科学は苦手なんですよね・・・(^_^;)。
Edit面白いと何とかなるもんですね
>バニーマン さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

たぶんどちらか一つでもつまんなかったら激しい徒労感に苛まれたことでしょうが、珍しく2本とも面白かったので(^◇^;)逆に充実感のようなものはありました。

但し家帰ってからは疲れが出て眠かったですね~(ここが所詮は40代後半の体力の限界・・・(T_T))

それと本文中にも書いておりますが、私のような科学音痴でも十分楽しめましたので問題はないと思いますよ。
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