それは山陰からやって来た

img_yonago01.jpg前回話の続きになるが「第二回全国自主怪獣映画選手権さぬき大会」終了後、続けて同じ会場では「米子映画事変 3分映画宴」というショートムービーの上映会が催された。

これは鳥取県米子市で2011年から行われている映画イベント"米子映画事変 "の中で開催された同タイトルのショートムービーコンテスト参加作品から20本をより抜きで持ち込んだもの。

上映本数が多いため一本一本の紹介をここではやらないが、こちらが思っていた以上にしっかりとした作りの物ばかりで、このまま深夜のテレビでオンエアしても普通に通用するんじゃないかと思うほど高水準な作品が並んでいた。

そのうえ上映時間が最大3分以内という制限があるため、どれだけ見ても疲れないという効果も生んでいるわけである(^◇^;)(美味いワンコ蕎麦喰ってるようなもんだな)

EPSON001_201502192014505cf.jpg※右下に当日のプログラムを転載したので映画の内容はタイトルを読んで想像していただきたい(ーー;)

上映の仕方として面白いなと思ったのはまずここでも司会者が登場し(ふたたび登場のまるがめ→ぜ香西志帆監督に続いて本コーナーおよび米子映画事変のプロデューサーでもあるガイナックス赤井孝美氏(古い特撮ファンの間では昔から有名人だったけど、最近は「アオイホノオ」でもその名が脚光を浴びていた)同じくガイナックス米子の実繁浩一氏・さらに驚いたのはかつて"勝山梶"というコンビ名でムーディ勝山の相方を務めていた梶剛がここに現れたこと。聞けば彼も"地元住みます芸人"として香川を拠点に活動中という話しで(元々香川高瀬の出身らしいね)役者として香西監督の映画にも出演していたり、今けっこう香川では売れっ子のローカルタレントになっているそうである)この人達がパネラー兼任で一本終わるたびに一五秒のインターバル利用してツッコミを入れていくというスタイル。

但しこれは決して個々の作品を腐したりするわけではなく一観客として率直な意見もあればプロとしての鋭い観察眼も入ってきたり、はたまたそれらを笑いに持っていったりもしてこちらを飽きさせない構成となっているのである(家に友達呼んで一緒に酒飲みながらB級映画を見ている感覚に近いな)

米子の本戦でグランプリに輝いたのは「パーフェクトラウンド」という不思議な感覚のショートアニメ。コレ含めて全ての作品に対し思ったことだが、いわゆる昔のインディーズ映画と比べて素人シロートした趣の映画が殆どなく、ひょっとしたら何本かはプロの手による物ではないのかと感じるほどだった。

その中でも今回僕が特に気に入ったのは次の5本。

「荒野の独り言」(本戦では審査員特別賞を受賞)・・・何処の街にもいる"困ったオッサン"の紹介風映像がバカバカしくて可笑しい。また通常なら出オチだけで終わってしまうところを最後までゆるい笑いで引っ張れていたのはたいしたもの。

「ラブリー・スケーター(^3^)ノ⌒♡」・・・子役の女の子が上手かったなあ~。こういう某かのきっかけスタートで追いかけっこするパターンは昔から自主映画の世界では定番の展開だけど、役者が良いと全然面白さが変わってくるから不思議。

「Untouchable」・・・世の草食系男子の嘆きをラップに乗せて作ったヒップホップのPV。これもミュージックビデオというありがちなアイディアながら編集のセンスも素晴らしく、歌詞を聴いてるといちいち納得いく内容だったので(^◇^;)これは字幕を絶対出すべきだと思ったよ。

あと「寿司くん」というアニメと「SWAN」というこれまた職人芸みたいな作品がインパクトあった。それぞれyoutubeに動画が上がっていたのでご紹介。


こうしてほぼ半日近くを滞在することになったさぬき映画祭は当初の予想より遙かに楽しい時間を過ごすことが出来たのである。日程はまだ2/22(日)まであるので近隣にお住まいの映画ファンの方には足を運んでみることをお薦めさせていただきます。

○「さぬき映画祭」明日以降のスケジュール○

・2/20(金) ・2/21(土) ・2/22(日)

個人的に目玉だなと思うのは21日にイオンシネマ高松で上映される「時をかける少女」と「HOUSE」にゲストとして大林宣彦監督が来場することだろうか。二本立てではなく一本ごとのチケット(どちらも1000円)なのでトークの内容が被るのかどうか迄は不明だが、時間があれば行ってみたいなーと思っている。

この日二七本ものインディーズ映画を鑑賞して改めてその自由度の高さ、既成の枠を飛び越えた発想や遠慮の無い映像表現と言った物に「自主映画ってホンマに楽しいよな」というのを実感した気がする。スターありきで撮られた同じような話しのしょうもない商業映画を見るくらいなら、こういうのをもっとたくさん見た方が良いんじゃないのかとも思ってしまったですわ。

で、実のところ映画ファンの方でもこういうインディーズ映画というのはなかなかご覧になる機会も少ないと思うのでホントはもっと早く紹介したかったのだが事後報告になってしまったのは残念だった。しかしながら良いタイミングで今度はこういう映画イベントの古株でもある「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」が本日よりスタートするのだ。

場所が場所なんでおいそれとは行けない所だけど( ̄。 ̄;) これまた例年通りスカパーの無料チャンネルBSスカパー(プレミアムサービスだと585CH)でサテライト上映があるので、視聴可能な環境にある方はぜひチャンネルを合わせてみてください。

オフシアター・コンペティション部門/フォアキャスト部門の作品はおそらく全部オンエアがあるはず。一本目は今日の深夜三時(数時間後やないかい、告知としたらコレも急やな(;゜ロ゜))からの「眠れる美女の限界」。それからさぬき映画祭でも上映された香西志帆監督(今でも香川県で現役の銀行員をしていると言ってたなあ。過去には「猫と電車」という映画も撮られている)の「満月のパレード」も21日の深夜に放送予定あり。

それにしてもこの日は自主映画を満喫出来て本当に楽しかった。ちょっと来年からさぬき映画祭と米子映画事変はアタマに入れておかないとあきませんな・・・
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2 Comments

晴雨堂ミカエル  

寿司くん、良いね!

 郷里で小ぢんまりとした映画祭を一昼夜に渡って催したい。

 ライブみたいに、映画に因んだ酒や料理を安価で振る舞いながら上映、公民館のホールよりは野外ステージ、そんなのが夢です。

2015/02/24 (Tue) 09:28 | REPLY |   

しろくろshow  

そんなんあったら

>晴雨堂ミカエル さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

高知でそういうイベントがあるなら必ず駆けつけると思いますね(^◇^;) イメージ的にはドライブインシアーのようなところで花見をやってるような雰囲気でしょうか。

それと「寿司くん」ですがあれ以来アタマの中にこの主題歌が響きまくって困っています( ̄。 ̄;)(エピソードの本数が全部で三〇話くらいあるというのを知って驚いているところですが・・・)

2015/02/24 (Tue) 18:22 | REPLY |   

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