You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりと綴るブログ

Category: ◆映画は液晶前の指定席で=TVやDVD等で見た映画の話  

あの日あのときあの場所で

イマジカBSでやっていた「キングコング」を見た(76年のジョン・ギラーミン監督版)

うーむ「キングコング」か、何もかもが懐かしい・・・( ̄。 ̄;)(ここだけは故・納谷悟朗さんの声で読むべし)と、言いますのも実は我が輩にとってこの映画こそ生まれて初めて映画館で見た"字幕付き外国映画"だったのであります(それまではテレビで放送されていた吹替版しか見たことがなかった)たしか小学校四年の冬休みの時だったと思うけど祖母(たいへん映画の好きな人だったのだが、大正生まれなのに正統派作品ではなくなぜかホラー・ゲテモノの類いを好んでよく劇場に行っており、当時どちらかというと「その手のジャンル」は苦手だった私をよく鍛えて(?)くれたものだった。他だと「スウォーム」とか「シャイニング」に連れて行ってもらったことを憶えているなあ←なんちゅう選定センスじゃ(ーー;))に連れられ徳島市内の繁華街ど真ん中にあったOSグランドという映画館へ行ったのである。

それまで僕にとって映画館と言えば「東宝チャンピオン祭り」をやっていた徳島東宝か「東映まんがまつり」をやっていた徳島東映くらいしか縁が無く(あとはガメラに行った徳島大映か)言っちゃ悪いけどこんな場所(昼間とは言えそこが歓楽街で飲み屋だらけなのは子供でもわかったし、直ぐ近くにはストリップ小屋なんかもあったからガキなりに「オトナゾーン」という認識もあったはず)で映画を見るのかという怪訝さを感じながら(^_^;)中に入ると館内の広さに先ず驚いたのだった。

構造は二階建てとなっており座席数は500近くあったかな。スクリーンも東宝や東映のソレより遙かに大きくて入場後椅子に座った私は口を半開きにしたまま広大な空間を一望していたはずである(のちほど判明したことだが徳島ではここが収容人数・スクリーンサイズとも県内最大規模だったそうだ)

話題の映画だったし日曜日でもあったので入場者は多く、席はあっという間に埋まってしまった。今じゃ考えられないような地元のパチンコ屋のCMとか何屋さんかわからない店のCMを見せられた後数本の予告を挟んで本編が始まった。最初に感じたのは画面デカイ!音デカイ!ということ(書き忘れていたが音量も他の劇場よりはかなり大きかったと思う(ーー;)ちなみに音楽は007シリーズでお馴染みのジョン・バリー)

そして劇中で会話のあるシーンになると自身初体験となる字幕を目で追った。私と同世代または上の方であればわかってくれると思うのだが、昔の字幕って手書き文字で縦(画面右端がデフォルトだったような)に表示されてたんですわ(ーー;) これが崩し字とかも混じってるもんで読めない字がちょいちょいあって困ったのなんの。一生懸命字を読んでるともう次の会話に移ってしまうのでたぶん導入部とか何やってるかわかってなかったんじゃないかと思いますな(なので映画が終わるとドっと疲れていたよ(~Q~;))

で、最終的に大好きな怪獣映画には違いないのでしっかり満喫して帰ってきたのだが、この後本作をビデオ・LD・DVD等で再見することは今までなぜかなかったのである(最初のテレビ放映の時は見たかもしれない)特に理由があったわけじゃないけど今日まで手を出さなかったのはどっかでそういう思い出みたいな物を大事に取っときたいと考えていたのかもしれない。

そんなわけで今回イマジカでのオンエアを見たのはヘタすりゃ三十数年ぶり?となる再会になったわけだけど、いやもう人間の記憶なんてまったくアテにならんもんだと思ったな~( ̄。 ̄;)「こんなシーンあったっけ?」みたいな全然憶えてないシーンがいっぱいあって何だか別の映画を見てるのかと思ったほどだったし。その殆どはコングの出てこない場面ばかりで子供(初見時私は10歳)にとっていかにこの映画のドラマ部が退屈だったのかホントによくわかる話でもあったんだなと(__;)

結局憶えていたのは島で原住民たちが♪コ~ング、コ~ング♪と舞い踊っている所にコングが初登場する所と、捕らえられたドワン(ジェシカ・ラング)がコングのぶっとい指で纏っていた布地をずらされおっぱいがちらっと見えてしまうシーン(なんとコレが私の映画おっぱい初体験でもあるのだ(__*)ちょっと記憶が違っていたのはこの場面もっとはっきり胸が見えたと思っていたけど映画の中では一瞬しか見えず。たぶんパンフレットに載っていたドワンのちょっと大きめの乳輪が映ったおっぱい写真がアタマに刻み込まれていたのだろう)あとそれ以外は最後の貿易センタービルのところくらい。目玉だったハズの大蛇との戦いは子供心にインパクトが弱かったのか今回見るまでまったく忘れていたくらいで(そういえばポスタービジュアルに蛇との絡みあったけど、迫力では完全にイラストに負けてたもんね)

あらためて今オッサンとなった目でこの映画を見てみるとやはりドラマ部を退屈だと思えたことに変化はなかったが、出ている俳優さんについてはこんなに色んな人がいたのかと少し驚いている。主演のジェフ・ブリッジスは今でも「アイアンマン」等いろんな映画に出ているスター男優だけど他にもチャールズ・グローディン(私の大好きな「ミッドナイト・ラン」でデ・ニーロと惚けたコンビを組んでいたあの人)やルネ・オーベルジョノワ(僕の中ではテレビドラマ「ボストン・リーガル」のポール役が一番印象深い)あと「スーパーマン」シリーズでゾッド将軍の部下をやっていた実写版トンズラーみたいなキャラのジャック・オハローランとか。

なによりヒロインであるジェシカ・ラングがこんなにキレイだったのかとビックリしてしまった。初鑑賞当時はちょっとオバちゃんみたいな印象があったのだけど(ラングは当時27歳)考えてみたら10歳のガキ目線だとそう見えてもムリはないわね(ーー;) 今ならどう見ても"きれいなおねいさん"にしか見えない。それと劇中では遭難して海を漂っている所を救われ探検隊のメンバーになるという流れだったけど、自己紹介の時に名前の説明をしてくれるのだが「わたしはドワン(DWAN)"夜明け"(DAWN)を入れ替えたのよ」ってこんなん言われたって当時はぜったい意味わからんかっただろうなと思ったよ(__;)

それでこのラング演じるドワンが最初から露出度満点の服を着ていて、しまいにゃ尻タプが見えそうなくらいカットしたホットパンツと下乳が丸見えのシャツを着て男ばかりの船内を彷徨くという、まことにもってケシカラン行動を取っているわけだが(と、建前を言いつつオトコ目線だとまったくケシカラナクナイたいへん有難い行動でもあるわけで)正直ヒロインの魅力度という点では最高に素晴らしく、RKO版(33)のフェイ・レイやピーター・ジャクソン監督版(05)のナオミ・ワッツを凌駕していたと私は思うのである(今やすっかりお年を召して「アメリカン・ホラー・ストーリー」等では怖いお婆さん役も似合うようになってきたけど、デビュー直後のこの頃は声もコロコロして可愛いし何より健康的なお色気も満開)

また特撮面では特殊メイクの巨匠・リック・ベイカーの手によるコングのスーツが本当に良く出来ていて、着ぐるみであることの違和感は殆ど感じられない完成度(これは着ぐるみ先進国・日本が誇る東宝のキングコングと比べても雲泥の差だったし、10年後の続編である「キングコング2」(86)よりもクオリティは高い。本作のコングは着ぐるみと等身大のロボット(「84ゴジラ」のサイボットみたいなヤツ)そしてコングの手だけを模したリアルスケールのセット三点を場面に応じて使い分けていたそうだ)クライマックスの貿易センター屋上でのバトルも迫力はかなりあったし細かい合成カットも巧く処理されていて古くさい感じはそれほど受けなかった。

上映時間が2時間以上あるのはこの映画のテンポだとちょっとルーズかなと言う気もするが個人的には思い出深い映画でもあり、今回は10歳の頃の自分とあのときの状況をいろいろ思い出せて僕にとって良い回帰体験になったと思っている。このとき「キングコング」を上映していたOSグランドは2003年に閉館(今その場所はファッションホテルになってしまった)この映画館へ僕を連れてきてくれたばあちゃんも亡くなってはや21年になるなあ・・・(T^T))
関連記事

Newer Entry春はあけぼの、そして怪獣の帰ってくる季節

Older Entryそれは山陰からやって来た

 

Comments
Edit
こんばんは。

確かにこの映画は、キャストが豪華でしたよね。エド・ローターも出ていたような・・・。

監督がジョン・ギラーミンってのが、時代を感じさせます。
Editぎら~みん、という名前の響きが良いです
>HORIDASHIDOGU さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

最近教えてもらったのですがチョイ役で(船のコックだったかな?)ジョン・ローンも出ているらしいですが、今回の鑑賞ではどれがそうなのかはわかりませんでした(ーー;)

ものすごく久しぶりに見たわけですけど、思っていた以上に楽しい怪獣映画だったんだと感じましたね。
Leave a comment








12345678910111213141516171819202122232425262728293011 < >