You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりと綴るブログ

Category: ◆超銀幕無法地帯・激動編=劇場で見た映画の話  

自慢のマシンは傷だらけ

1日のサービスデーに「マッドマックス/怒りのデス・ロード」へ行ってきた。

シリーズとしては4作目ながらなにせ前作(「マッドマックス3/サンダードーム」)から30年のインターバルを経てのものだし、いったいどういう形になるのだろうかと予想するのも難しかったのだが、僕の受けた印象だとほぼ「マッドマックス2」のリブートに近いイメージに仕上がっていたような感じだった。これならおそらく旧シリーズを1本も見てない人が見てわからないことはないと思うし、単独の映画としても十分わかりやすい作りになっているのではないかなとも思う(そもそも旧作の「1」→「2」→「3」への流れ自体主役が同じなだけでストーリーの連続性はほぼ皆無な「別物」だったわけだし)

それからこの「怒りのデス・ロード」って誰が付けた邦題か知らないけど(原題は”Fury Road”)あまりにもピッタリで見事なネーミングだなと何年かぶりで思ってしまったな(自分の中じゃ「氷の微笑」(“Basic Instict”)以来かも)

で、コレは言葉や文章で「こうだよ」って表現するのがたいへんむつかしい映画でもあったな思うのだが(__;) まったく根拠の無い想像ではあるけど、この映画を劇場で見た者ならおそらくほぼ全員が「なんだかすげーおもしれーーー!」と同じ事を叫ぶのではないかという気がするのである。そしてご多分に漏れずこの私も同じように「楽し-!」と嬉々反応してしまったため(__*)直ぐブログに感想を綴ろうと思っていたのだけれども、なんと一日空けた3日の金曜に私の義父が亡くなってしまい(享年76歳)先週末はそんな感想を書くどころではなくなっていたのであった(ーー;)

とりあえず一週間経って少し落ち着いてきたのでブログの方にも戻ってきたが、内容だいぶ忘れてるかもしれないので( ̄。 ̄;)脳を雑巾絞りしながら少しずつ思い出してみようと思う。

もっともこの映画に関しては内容がどうだストーリーがどうだというポイントは面白さの中身を語る上であまり関係がなく、ただx2荒野の中をひたすら猛スピード(そして命がけ)で激走する「チキチキマシーン猛レース」のような展開を眺めているだけのものであり、映画の構造はいたって簡単なことこの上ないのだ。したがって小学生以上の知能を持つ人(特に男子的感性を持つ者)であれば特に説明が無くともこの面白さは理解して貰えるはずだろう。

今あらためて「怒りのデス・ロード」の面白かった箇所を自分なりに振り返ってみるとだいたい以下のようなところに集約されるのだが_

シャーリーズ・セロンの欠損した手と義手がカッコイイ
・火炎放射機能のあるギターを大音響で弾き続ける化け物ギタリストがカッコイイ
・同じく景気づけのためだけに追跡車輌に併走する大太鼓隊がカッコイイ
・イモータン・ジョー(おおー、元トゥーカッターだよ!扮装きつくて誰だかワカランけど( ̄。 ̄;))の妻達が付けていたペニスを食いちぎられそうな貞操帯がカッコイイ
・ウォーボーイズが気合いを入れるため死化粧代わりに口に吹き付けた銀のスプレーがカッコイイ
・出てくる女達がみんな肝が据わっているのがカッコイイ(中でもババアライダーズ最高) 等々

鑑賞後10日以上が経って今ぱっと思い出すのはこんなもんだが(__*) こうして並べてみるとどれもコレも映画の進行上「特に意味がない(ーー;)」ものばかりというのが逆にスゴイと思ってしまうのである。言ってしまえばこれらは隠し味的小道具であったり、説明無く登場させたインパクト優先のキャラであったりという結局は枝葉の部分でしかないのだけれども、本作はそうした意味のない物が(或いは全てに裏設定があるのかもしれないが、初見ではその辺は何もわからない(ーー;))この映画を見進んでいく上でとてつもなく面白い部位となっており、極論を言えば僕はそれが本作魅力の全てだったのではとも思っているのである。

そしてこの「意味のないおもしろさ」というのは古来からある"祭り"に相通じるものがあるような気もしていて(祭り自体にはそれぞれまったく意味がないわけではなく無病息災等のためという大義名分もあるはずだけど、実際に参加及び見学している人間はそこまで考えておらず、だいたいはなんか楽しそうだから来てみたよ、みたいなモンだと思うのだ)つまり「怒りのデス・ロード」の中身を観客視点でざっくり言うと、先に書いた激しいレース(追跡/逃走)劇の体裁を保ちつつ、目前で展開されているのがまるで"勢い"の岸和田だんじりだったり、"大仕掛け"の青森ねぶただったり、"トランス状態"で曲に乗って踊り続ける我が郷土徳島の阿波踊りだったりと、そういうモノを延々と見ているような感覚で覆われていたようにも思えたのだった(どこかのコラムで「祭りには生きる力が詰まっている」と書いてた人も居たなあ←本作は正にそれを体現したような映画だったなと)

さらに阿波踊りの話が出たついでで例え話を書けば、やはりテレビの中継を見るよりも桟敷席で遠目から見るよりも、それをホントに満喫しようと思うなら自ら踊ってみるのが一番早いと思うのである。なので「怒りの・デスロード」をこれから見に行こうと思われる方はできるだけ大きなスクリーンの劇場へ行くか(4DXやIMAXならなおヨシ)DVDで見ようとされる際はなるべく大きなテレビで、そして近所の迷惑も顧みず是非大音量で鑑賞していただきたいものであります(ともかく♪同じ阿呆なら踊らな損々♪の精神で「参加」してみるのがベスト。じっさいこの映画が掛け値なしの傑作とか完璧な作品だったとかはまったく思っておらず、あくまでも上に書いたように「祭りに参加すれば楽しい」という観点から面白い!と書いているだけなので一般的な映画完成度を求める人には合わないところはあるかも←一番気になったのはトム・ハーディのカゲの薄さかな。「主役」のオーラがあったのは冒頭10分までだったし・・・)

また、余談ながら最初はこのブログでこういう話を書くのもどうかなと思ったけど、「怒りのデス・ロード」を見て絶望的な生活環境の下で己の死をいかに"崇高なものと成すか"ということに血道を上げるオトコ達(病気(白血病?)のため長生きできないウォーボーイズ)の姿にどこかしら美しさのようなものを感じていた自分が居たのだが、それからたった四八時間後に火葬場で骨となった義父の姿を目にしたときの「命とはなんてはかないものなんだろう」という両極端な死生観がここ何日かアタマの中でグルグル回り続けて我が輩たいへん困惑していたのだった(@@;)(自分の中の結論としてはやっぱり人間どんなにトシ取ってどんなにしょぼくれようとも、生きてこそナンボだなってのを痛感したした一週間だったなあと・・・それからウォーボーイズたちの行動原理には"天国で七二人(この人数が正解かどうかはわからないが)の処女と会うために"自爆テロへ志願するイスラム過激派の兵隊を連想させるところもあったかな)

あと最後に一言だけ文句を書けば残念だったのはシネマサンシャインの音量がかなり控えめだったこと。今後はちゃんと映画の内容を考えてボリューム調整もしてもらいたいもんですわ(たまにはスピーカーのコーン紙が吹っ飛ぶような音を鳴らせよ!)
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[説明] 公開:2015年5月14日(豪) *日本公開:2015年6月20日 上映時間:120分 原題:Mad Max : Fury Road 監督:ジョージ・ミラー George Miller 脚本:ジョージ・ミラー George Miller 出演: トム・ハーディ Tom Hardy ― マックス シャーリーズ・セロン Charlize Theron ― フュリ...

 

Comments
Editこんにちは。
突然のご不幸でお辛いと思いますが、
どうか、無理をなさらないように・・・

『怒りのデスロード』については、
勢いだけでブッちぎった感が清々しいですね~
次に観る機会があればぜひ、爆音3Dで楽しみたいです。
Editああ4DXで母乳にまみれたい
>楽珍劇場 さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

それからお気遣いいただきまして感謝いたします<(_ _)> おかげさまでそろそろ通常モードに戻りつつありますので今月後半は「ターミネーター」や「アベンジャーズ」等の楽しくご陽気な映画にまみれたいと思っています(近親者の葬儀というのは悲しむ前にやることが多すぎて( ̄。 ̄;)バタバタしてるウチに終わった、みたいなところもありましたね・・・)

しかし「デス・ロード」の4DX、真剣に松山に行くことも考えなければいけないかも(砂埃も再現してほしいです)
Edit過去の名作たち
こんにちは。
カリメン2号です。

近年の映画は、特に過去の名作のタイトルが目立っていますね。
『ターミネーター』にしろ、『ジュラシック・ワールド』にしろ。
この流れは、恐らくですが新しく制作された『猿の惑星』シリーズが、当たってことに由来しているように思います。
Edit
観て来られたのですねー!
しろくろさんの感想列挙どれも、僕も敏感に反応しましたよ。
あの火炎放射ギターよかったですよねー!

僕はIMAXで観てきましたよー。
最高でした!
映像、音ともにこの作品を堪能できた、という感じです。
最近、他の劇場などに行っても思うのですが、IMAXシアターがもっとたくさん増えたらいいのに、と思っています。

トラックバック貼らせていただきます^^
Editどちらかというと
>カリメン2号 さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

最近の映画がシリーズ/リブート(及びコミックの実写化)ばかりなのはハリウッドのネタ切れが大きな要因の一つではないかと思いますが、「マッドマックス」のように30年のインターバルを経た上で同じ監督が同じテンションで同じような快作を撮ったと言うことに対しては「天晴れ」をあげてもいい話だと私は思いました(ーー;)(ジョージ・ミラーはホントにすげーじーさんだなと・・・)

Editうまくいけば月末デビューの予定
>ちょい若おやじ さん

こんばんは、コメント&TBありがとうございます_(._.)_

月末にまた野球観戦で今度は愛媛に行くんですけど(ちなみにG-YBです)そのついでにIMAX/4DXデビューしてこようと思ってます。もうその頃には「デス・ロード」の上映たぶん終わってると思いますが(ーー;)何かは見てきますね。

それからあのファイアーギタリストは「無意味の極み」とも言える存在で僕としては最高でした(^_^;) あと本文には書き損なったんですが、アタマから拉致されるまではトム・ハーディすっごいよかったですよね(それ以降カゲ薄いんですけど)あの双頭トカゲ○○するところはめっちゃウケました(^◇^;)

※のちほどTB打たせていただきます
Editネタ切れについて
こんにちは。
カリメン2号です。

近年と言いますか、ここ20年近くは映画の作品のネタ切れが、目立つようになって来ているように感じます。
原作が小説であったり、マンガであったりと。
小説はまだ我慢できるのですが、どうもマンガを映画(実写)にするのは、少し忌避感憶えます。
映画なら、映画でしか出来ない時間を提供していただきたいと思ってしまいます。
それでも、名作のタイトルは安定感がありますね。
興行収入的な意味においてですが。
Editこれならあと2本見ても良いかなと
>カリメン2号 さん

こんばんは、コメントありがとうございます_(._.)_

確かにビッグタイトルの続編・新作というのはその名前を聞いただけで「おおっ」と反応してしまうところはありますね(映画会社からすれば良いカモですね(^_^;))

「怒りのデス・ロード」に関しても新・三部作の構想があるそうですが、これについては数多あるシリーズものでもかなり期待できるのではないかと思っています。それくらいこの「第4弾」にはインパクトを感じました。
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