初めてなので痛くしないでください

28日(火)は休みを貰い愛媛まで足を伸ばしてきた。同所で行われるプロ野球公式戦・巨人-横浜戦を見るための遠征だったが私には隠れた目的がもう一つあり、四国では愛媛にしか存在しない4DXシアターを体験しようという目論見もあったのである(この日見た野球の事はこちらで。言っておくが書いてあるのはホンマに野球のことだけですからな(°°;)興味ない人は時間のムダだからリンク踏まないように)

場所はシネマサンシャイン・エミフル松前。ちなみに四国四県ではIMAXシアターも愛媛にしかなく(劇場は衣山シネマサンシャイン)こちらもそのうち行ってみなければと思っているが、とりあえずこの日は我が輩の4DXデビュー記念日となったワケなのである。それ用にチョイスした映画は「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(吹替)」

この映画館自体は以前「図書館戦争・革命のつばさ」を見に来たことがあったので来館自体は初めてではないけれども、4DXが設営されたのはつい最近の話(今月アタマに完成していたそうだ)まずチケットカウンターで手続きを取ると窓口のおねいさんから数点注意を受けた。曰く「妊娠してる人・泥酔してる人・障害のある人・身長100センチ以下の人は入室できません」と真顔で言われ、思わずこちらも真剣に「妊娠してません」と答えるべきかと考えたが(__;) 一目見たらそのどれにも該当してないのはわかる筈だけど、向こうも仕事なんで(^◇^;) 一応規定通りに説明しておかないとイカンのだろうけどさ。それと席を選ぶときに4DXが初めてである旨を伝えたら「あんまりスクリーン近いと慣れてない方は酔うかもしれませんよ」などと脅してくるので若干びびった我が輩は最後尾の席を取ることになってしまった。今思えばこれは失敗だったなと・・・

で、いざ中に入るとシートは4席でひとつのユニットになった連結席。どう見ても映画館の椅子ではなくアミューズメント施設のそれに近い。席を一瞥すると肘置き兼カップホルダーの所にスイッチがあり、これで水演出(画面に水しぶきや雨が降ったりするとこちらもホントに水が出る)のOn/Offを行うようになっている。そんなもんこちとらずぶ濡れでもええがなと思っていたくらいなので当然”On”で臨んだのだが、以下は映画の感想含めた雑感。

最初に4DXのデモ映像(左下動画と同じもの)が流れ、客に対して「こおいうもんだよ」という告知がされる。おそらく私含めてこの日来ていたお客さんの殆どが初体験だったと思うが、シートが動き出すといろんなところで「おー」とか「ひゃー」と言った嬌声や笑い声が飛んできた。続いて同じく4DX対応の予告編が何本か続き(「ミッション:インポッシプル/ローグ・ネイション」「ジュラシック・ワールド」「進撃の巨人」ほか)本編が始まったのだが、事前に想像していたとおりこれはUSJのアトラクション「シュレック4D」や「ターミネーター2:3D」なんかとほぼ同じ仕掛けと言っても良いだろう。

シートの動きはだいたいカメラアングルの動きに連動しているようだが、面白いなと思ったのは銃撃戦になるとそれに併せて顔の真横へ風がぴゅっと吹き抜ける演出で、自分も撃たれたような気分になれるのはけっこう楽しかった(^_^;) ほかにも画面に雷鳴のような映像が出ると劇場でもフラッシュや照明が光ったり、水演出も心配していたほどの量ではなく粒の大きなミスト程度のものなのであれならタオル持参で行くほどでもないだろう(女性の方でもブラ透けの心配は無用)

仕掛けとしてはこれにプラスしてスモーク(但しこれは最前列のみ)が出たり臭いが出たり(これも激臭ではなく仄かな香り程度)シートの背中・尻・足の部分でのバイブレーションなどがある。それで最初はおー、なかなか楽しいやないかいと思っていたのだけれども上に書いたとおり最後尾に座ったのが良くなかったのか、スモークの演出効果がこの席にいるとほぼゼロ(前の方で誰かがたばこ吸ってるかと思えるくらいのもんで( ̄。 ̄;))しかもスクリーンサイズが思っていたより大きくなく、ノーマル上映のそれと大差なかったので余計に気になってしまった。あと音についてももっとシートから細かいサウンドが出たり、館内のスピーカーからは必要以上の大音響が響くと予想していたのに、それがどちらも至ってふつう。

これがこの劇場だけのことなのかほかの4DXだとまた違うのか私にはわからないけど、そうしたすこ~し物足りないところがだんだん目について映画終わる頃には特に「感動したなあ」みたいな気分にはなれなくなっていたのである。

また、USJのライドであれば長くても20分あるかないかみたいなものだったし、ああいう仕掛けに対して「慣れる前に終わってしまう」という旨い作りになっていたため、一回降りてしばらくするとまた乗りたくなる心理を生み出していたのだけど、こうした一般映画をこの形でやるとなると二時間という長尺(「ウルトロン」だと141分)になるため、最初の数分で感じた「おおーっ」という驚きはいつまでも持続しないのだ。

映画が終盤に来るとエフェクトのネタも少しずつなってくるので、どれだけ激しくシートが動いても乱暴なマッサージチェアに座ってるくらいの感覚しか持てず、僕個人はこのへんで「もういいからそろそろ落ち着いて映画見させてくれ」という気分にも陥ってしまっていた(^_^;) せっかくの面白い試みなんだからもう少し考えて使った方がより効果的なんじゃないかとも思ったが、たとえばあんなにのべつまくなしで動かなくて良いから「ここっ!」というところを狙ってコントラストのキツい演出をした方が、客もいつ来るかいつ来るかという緊張感があって映画に集中できるのではないかと思うのである。あれじゃ1回見たらもうしばらくはいいやという気になってしまうんじゃないかと余所さまの事ながら心配になってきますわ(スクリーンは簡単に変えられないと思うのでせめて音をもう少しなんとかしてもらいたい。あとスモークも全ての席に出ないんじゃなんか追加料金損した気分になるので全席に噴霧できるようにするべき)

とりあえず次行くなら思いっきり最前列のど真ん中に座ってもう一度チャレンジしてみたいけど、今度はIMAXも体験しておきたいところではある(或いは画面の大きさと音に関してはこっちで楽しんでくれってことなのかな??)正直「マチネー 土曜の午後はキッスで始まる」の中でジョン・グッドマン扮する映画監督が劇中でやっていたような、作り手も観客もいっしょになってひゃあひゃあ言えるような体感型シアターを僕は期待していたのだけど、そこまでのモノではなっかたなというのが今回の実感。通常料金の倍くらいの値段取ってるんだからもう一工夫はほしいところ。
4dx.jpg

さてそれで映画の方の感想だが(__*) 4DXの効果に気を取られてあんまりアタマには入ってこなかったけど、例によってそんなにむつかしい話ではないので楽しいことは楽しかった。ぼくは一連のシリーズだと「マイティ・ソー/ダークワールド」と「キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー」だけ未見なので(いきなりロキの杖の取り合いから始まったのは驚いたが、だいたいロキがどうなったのかも未だに知らんのだし(__;))自分の中で話が繋がらない箇所もあったが困るほどではなかった。

人気シリーズ続編ならではのお馴染み感(とくに場所場面関係なく展開されるヒーローたちの口論(および皮肉合戦。長すぎてややウザイときもあるけどね(^_^;))だとか「ハルク最強」なのが今回も継続中であるとか))満載だし、たぶんこの映画キャストもスタッフ同士も皆仲良いんだろうなあ、そういう適度な連帯(またはGroove)感も画面から感じ取られて良い雰囲気のまま最後まで見ることが出来たんじゃないかって気がしますわ(ソーとスタークが酔っ払ってお互いの彼女自慢をしだす場面では楽屋でもこんな話実際にしてそうで笑えた(^▽^))

それから新メンバーのクイックシルバー(「Xメン」のクイックシルバーとは別人の設定なの??)とスカーレット・ウィッチの双子はよく見たら「GODZILLA」で夫婦だったコンビ(アーロン・テイラー・ジョンソンエリザベス・オルセン)エンドクレジット見るまで全然わからんかったな~( ̄。 ̄;) アーロンのクイックシルバーは格好良かったけどオルセンのウィッチはもう少しキレイに見えるメイクと衣装を用意してやってほしかった気はする(この人は装飾なしで素の方が可愛いと思うのだが)

しかしシリーズが進むにつれてこうした増員は今後もあるのかと思うと、いったい最終的には何人のヒーローが集うことになるのだろう。間違っても東映の「スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」みたいにはならないでもらいたいけどね(^◇^;)

あと巷でいろいろ不平不満の渦巻いている吹き替えについても少し書くと、確かに米倉涼子(スカーレット・ヨハンソン)と宮迫博之(ジェレミー・レナー)は全ての台詞が一本調子ではあったかな( ̄。 ̄;) ただ僕はそない目くじら立てて「こんな声ならもう見に行かん!」と声高に叫ぶほどの酷さじゃないとは思ったよ。特に宮迫なんか「Mr.インクレディブル」のときにこの人意外に上手いなと思っていたので、今回みたいな声質の1パターン化は何か演出意図があってのものかと勘繰ったくらい。

それでも予告編でも使われているホークアイの台詞で「その扉を開けたら・・君もアベンジャーズだ!」っていうのは宮迫の声でもおおー、かっこええーと思ってしまったから、今度字幕版を見るときはその違いも楽しんでみたいし(原語版の台詞は予告でもわかるけど、前後のニュアンス含めてあらためて見てみたいのだ)特にウルトロンの声がジェームズ・スペイダーというのがひじょーに気になっているので←吹替版の木下浩之(自分が知ってるものだと「GRIMM/グリム」のレナード警部の声なんかをやっている。昨今海外ドラマでは良く聞く声だ)も悪くはない)

それにしてもウルトロンの切り札が「ふるさと地球を去る」(”帰ってきたウルトラマン”第25話を参照)だったのはビックリした(;゜ロ゜) あれ見た特撮ファンはきっと皆同じ事思ったでしょうなあ・・・
関連記事

12 Comments

カリメン2号  

進化?それとも退化?

こんにちは。
カリメン2号です。

最近の映画館の進化はすごいですね。
自分なんかは、IMAXシアターすら経験していないので、4DXシアターなんかは想像もできません。
それにしても、入場する際に、アトラクション並みの事を聞かれるのですね。
ここまで来ると、映画というよりは、アトラクションですね。
自分も、一度くらいは4DXシアターを経験してみたいのですが、果たして映画としてちゃんと作品を観れるか疑問です。
3Dメガネでさえ、「これ、映画に必要だった?」と思っていますから…。

2015/08/01 (Sat) 17:02 | REPLY |   

しろくろshow  

少々期待しすぎたところはありましたが

>カリメン2号 さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

結局昨日のサービスデーに2D字幕の「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」もう一回見てきました( ̄。 ̄;)

やっぱり4DXの裏効果(?)で映画全体の6割くらいしか頭に入ってなかったのがよくわかりましたね(^◇^;)

今思い返すともう少し音響に気を配ってもらえると良かったような気はしています(また違う映画の時にチャレンジしてみるつもりですが)

2015/08/02 (Sun) 21:34 | REPLY |   

ちょい若おやじ  

4DX、おお~!
僕もまだ行ったことないです。
なるほど、USJ的なノリが2時間以上続くのですね・・・
僕は行ったことがないので、なんとも言えませんが、なんとなく映画に集中しづらそうだなあ、と思いました。

クイックシルバーはX-MENシリーズに出てくるものだと思っていました。でも、MARVELコミックの歴史の中で、相互に出まくっているんでしょうね。
僕が持っているX-MENのコミックでは、マグニート―の息子で描かれていました。

ちなみに、ご存知かもしれませんが、エリザベス・オルセン、かつて日本でも流行った、アメリカのホームドラマ『フルハウス』のミシェル・ターナー役のオルセン姉妹の妹さんらしいですよ~。個人的にはエリザベス・オルセンが一番タイプです。笑

2015/08/03 (Mon) 18:30 | EDIT | REPLY |   

しろくろshow  

動かない時間があってもいいなと

>ちょい若おやじ さん

こんばんは、コメントありがとうございます_(._.)_

やはり終始椅子が動き続けているのはどうかと思いました。2時間前後の時間を新鮮な驚きやショックで楽しんで貰おうとするのであれば、例えば1時間くらい「まったく動かない」インターバルがあっても良いんじゃないかと個人的には感じましたね~

それからお姉ちゃん二人も美人でしたが、私はエリザベスの方が自分の好みに近い容姿だと思っています(^◇^;) 

2015/08/03 (Mon) 21:11 | REPLY |   

つかりこ  

おー、4DX、行きましたか!
先を越されてしまいましたー。
いいな、いいなー。

住んでるところの近くに、4DXも体験できる映画館が春からオープンしたし、
新宿のゴジラのある映画館にも最近4DXが導入されたので、
がははー、みんなに自慢してやろう、ってわくわくしてたのですが・・・・(灯台もと暗し・笑)。

映画館のアトラクション化?
映画館に行く理由が、だんだんと希薄になってきている昨今、
こういうのも悪くないな、と思います。
食べ物映画を観てて、その料理が出てきたりするといいなー。
ディナーショウでなくて、ディナームービー、ってか。

2015/08/05 (Wed) 06:28 | REPLY |   

mn  

はじめまして

はじめまして!訪問者リストから来ました。

4DXというものがあるんですね!それさえ知らなかった(*_*;
楽しそうですね♪私も行ってみたくなりました(*^^*)

2015/08/05 (Wed) 07:48 | REPLY |   

しろくろshow  

ちょっと思ったのですが

>つかりこ さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

私の4DXの感想はだいたい本文に書いたとおりなんですけど、今思えば逆に部屋を狭くしてスクリーンとシートの距離をもっと詰めても良かったんじゃないかという気もしています。

そうじゃないとスモーク効果もそうなんですが、フラッシュや照明使った演出を離れた位置から見せられるとどうしても不自然に見えてしまって、画面に入り込むのがちょっと難しかったように思いました。

ただ、まだ始まったばかりのサービスでもあるし今後改良もあるでしょうし、期待はし続けておりますが(座席の後ろから囁き声とか出しても面白いと思うんですけどね-・・・)

2015/08/05 (Wed) 23:01 | REPLY |   

しろくろshow  

ようこそいらっしゃいませ(^^)

>mn さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>
それからはじめまして(^^)

わたし海外ドラマも好きなのでそれ系の記事が多かったmnさんのところへは最近何度かお邪魔しておりました(なのにコメントなしでスイマセン_(._.)_)

またそちらへ遊びに行かせていただこうと思いますので今後とも宜しくお願いいたします。

2015/08/05 (Wed) 23:07 | REPLY |   

onthewayto9  

リンクありがとうございます♪

ブロともさん承認とあわせて、さっそくリンクしてくださってどうもありがとうございます♪
私もリンクさせていただきました。

更新頻度はゆっくりめですが、熱い記事書いてるつもりですので、お時間ある時にでもお立ち寄りくださいねー。

「毛皮のヴィーナス」「アマデウス」「ブーリン家の姉妹」ナド。

2015/08/11 (Tue) 19:50 | REPLY |   

しろくろshow  

よろしくでございます

>onthewayto9 さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

ならびにブロとも+リンク申請の件もありがとうございました_(._.)_ 早速反映させていただきましたので今後とも宜しくお願いいたします。

2015/08/11 (Tue) 22:35 | REPLY |   

想馬涼生  

映像はすごくなりましたが・・。

確かにここ数年は3Dや4DX、TCX、DOLBY ATOMOSとかありますが、観た事あるのは3Dですね。
確かに最初は3Dをよく観てましたが、最近は利用料金が高くなるから2Dで観るようになりましたね。
昨日観た「ジュラシックワールド」や「ミッション:インポッシブル」も2Dでした。
映像良くても果たしてそれがいいのか?って思いますね。3Dだって常に画が飛び出してくる訳ではないですからね。

2015/08/15 (Sat) 10:42 | EDIT | REPLY |   

しろくろshow  

3Dも作品によりけりですね

>想馬涼生 さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

「ジュラシックワールド」は3Dで見ようかと思ってますが、地方の映画館だと逆に3D吹き替え版しかなくて字幕2Dをやらないなんてケースもあるので悩ましいところではあります。

個人的にはこういうこけおどし的びっくり箱風仕掛け満載の劇場というのは好きなんですが(^◇^;) まだまだ改良の余地はありそうな気がいたしました。

2015/08/15 (Sat) 21:45 | REPLY |   

Leave a comment