土曜ワイド劇場拡大版~京都怪獣地図Ⅴ

少し前のエントリーで書いたとおり、この週末12/26-27は京都みなみ会館で開催された「京都怪獣映画祭ナイト5」に参加してきた。何の自慢にもならないが我が輩は2011年の一回目からずっと来ており、今回で5年連続の歳末京都入りとなったのだった(当日は同じ皆勤賞組の方も何人かいらっしゃったようなので声かけてみりゃよかったかな)

そしてこの日は高松から駆けつけたブログ仲間である楽珍劇場さんと合流し、ここに四国怪獣同盟(ちゅーても我々二人しかおらんのだけどもね( ̄。 ̄;))を再結成、旧交を温めることにも成功した。再会は2年ぶりとなったが(前回も同じく怪獣ナイトの時)京都駅で合流して入場開始迄の数時間、某居酒屋兼定食屋で楽しくお相手をしていただいたのである(今思うとわたし一人だけ飲んでいたので失言が無かったかどうかが心配だけど(__;))
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食事後ふたりしてみなみ会館に向かうと既に待機している人がちらほら目に飛び込んできた。

いつも通りチケットの整理券番号順に並ばされ開場を待つことに。ちなみに私は80番台で楽珍さんは100番台ということで、いったん散会しそれぞれの位置に並んだ。

途中で総合司会の木原浩勝さんがふらっと現れ「いやー、今日は暖かくなってよかったねー」と誰彼無くフレンドリーに話しかけてこられて(この人は毎回そういう感じで登場しているのだが(ーー;))私も今年初めて一言二言言葉を交わさせてもらったのだけど、テレビ出演も多い人気怪談作家の方にこんな気易く接して頂いて良いのかなと思いつつ、失礼ながら同世代怪獣映画好きというお仲間意識を勝手に持たせてもらったりもしていた(考えてみたら木原さんも一回目からずっと司会を務めておられるわけだよなあ)

その後無事入場、席にも座れ少し遅れて入ってきた楽珍さんとも隣同士になり祭りの開始を待った。上写真を見てわかるとおりこの日は立錐の余地もないほどお客さんで溢れかえっており、掛け値なしの満員状態と言って良かったのではないだろうか。ややあってからいつものキャスト・藤村さん、総合司会・木原さん、みなみ会館のスーパー看板娘・吉田館長の挨拶を経てオールナイトはスタートした。以下はその記録である。

1.ウルトラマンティガ・最終回三部作上映

○第50話「もっと高く!〜Take Me Higher!〜」 脚本/小中千昭 監督/原田昌樹 特技監督/北浦嗣巳
○第51話「暗黒の支配者」 脚本/小中千昭・長谷川圭一・右田昌万 監督/村石宏實 特技監督/神澤信一
○第52話「輝けるものたちへ」 脚本/小中千昭・長谷川圭一・右田昌万 監督/村石宏實 特技監督/神澤信一

デジタルでの上映という事前説明はあったがマスターがなんなのかは不明。あれだけ綺麗だったんだからたぶんブルーレイだろうとは思うけど、ともかくこんな大画面+大音響で「ティガ」を見るのは初めてだったので内容以前にその視聴環境に感動してしまったところはある(°°;)(オープニングだけで「おおっ」と思ってしまったからなあ・・・)

個人的にはやはり第50話「もっと高く!〜Take Me Higher!〜」の濃密ぶりがたまらなく素晴らしい。事前にシナリオ(小中千昭:著「光を継ぐために/ウルトラマンティガ」掲載分参照)も読み込んで内容の反芻をしてきたつもりではあったが、あらためて本編を見ると完成映像の方がより以上に二人(ダイゴとレナ)の距離感の近さはよくわかるのだ。

また、ここだけを見ればやや唐突な感もあるのだけど、1話から1年かけて全話見た(またはソフトを一気見した)人であれば何の疑いも無くダイゴの正体を確信していたレナの気持ちの動きが痛いほど伝わってくるはずなのである(エンディングが二人の思い出シーンを繋いだ編集になっていたことを観ても作り手がそれを意識していたのは間違いないはず)それをこんな大きな画面で見せられた日にはもう判っていてもあのコクピットシーンでジーーーン(T^T)と来てしまうのは必須であると思ってしまったよ(あれで感動せんヤツはもはやウルトラを観る資格無いと言いたいくらい)

とにかくこの三部作は一本の映画にして良いくらいの出来だと今回の再見でもそう感じたが、唯一残念なのはあれだけ絶望的な状況に陥った中で如何にそこからリバースするかというポイントが子供頼みになってしまったこと(子供が人類の未来であり光であるという解釈はよくわかるんだけど、これについてはシリーズの中でそこまでの流れ(ティガと子供の関わりとでも言うか)が出来上がってなかったと思うので、僕はコレに関してだけは唐突だったなと思っているのだ)ここだけは今でも納得いってないのだけど(^_^;) ホントであればあそこは残ったTPCメンバーが「セブン暗殺計画」の調子でヒーロー復活をアシストした方が良かったんじゃないのかなと、最初のオンエアの時にも思ったことを今回も想い出してしまったわけだが、それを除けば完璧なラスト三話だったということを再確認した次第である(余力があれば映画終わりに飛び込みでカラオケスナックに入って♪Take Me Higher♪と♪Brave Love, TIGA♪を唄いたかったくらいだ( ̄。 ̄;))

2.大滝明利さん(「ウルトラマンティガ」ムナカタ副隊長役)トークショー
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少々わかりにくいが上写真右端のキャップ(これがまた「ティガ」撮影時に使ったTPCのキャップという(ーー;))を被った方が大滝さんである。ここからは木原さん(上写真左端)の助手としてティガ世代の若手ライター円山剛士さんも(上写真中央)登場し三人でのトークとなった。

ネットに書いてはいけないような話がたくさんあって(主催者の方からは直接そういう注意も出ていたし)そんなに紹介は出来ないのだが、大滝さんはサービス精神溢れるとっても「良い人オーラ」が滲み出ているタレントさんだった(もともとはティガのスーツアクターをやるためにオーディションに臨んだそうだが、結果的に顔出しで大きな役を演る事になったわけである)他で書ける話と言えばムナカタの演技の下敷きにしていたのが「クリムゾン・タイド」(デンゼル・ワシントンとジーン・ハックマン)だったということくらい。

ともかく今回は「ティガ」とこのトークショーだけでチケット代は元取ったような気分(じっい我が輩の隣にいた男の子は大滝さんが退場すると同時に帰ってしまったくらいで(__*))

3.「空の大怪獣ラドン」上映

ラドンについては昨年高知で観たばかりで、そのときの環境があまりにも良かったのと映画そのものへの没入・集中度が相当なモノだったこともあり今回はやや既視感の強い中での鑑賞となってしまったが、佐原健二が行方不明になるあたりから少しずつウツラウツラとなってしまい(-_-)゜zzz…後半はあんまりアタマに入ってこなかった。

4.「大怪獣ガメラ」上映

先の二本がスタンダード画面だったので白黒とは言えワイドスクリーンになった「ガメラ」はそれだけで迫力があり、ここで我が輩若干目が覚めたのだが、如何せんお話の方がお話なんで(ーー;)(何度観てもあのガキが可愛げ無くてむかつくのだよ)時間が午前三時を過ぎていたこともあってか「ラドン」のとき以上に意識朦朧となってしまい、気がついたときにはZプランの最後の方に場面が飛んでいたという始末。

映像としては随所でアニメ処理(舟から逃げる人々やガメラのジェット噴射等)をしているのが今観るとけっこう新鮮。

5.ロバート・スコットフィールドさん(「ゴジラVSキングギドラ」アンドロイドM11号役)トークショー

当初このコーナーは「シークレットゲスト」と言うことになっていたらしいが、すでにご本人が早々にロビーへ姿を現して先にサイン会が行われてしまい、どこがシークレットやねん!というツッコミも空しく舞台へ登場となったのであった。
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上写真真ん中にいるマッチョマンがスコットさんであるが、未だに本業がなんなのかワカラナイ昔風に言うと"ヘンなガイジン"みたいな存在なのは変わらず。喋りの方も完璧な関西弁でトークスキルも殆ど芸人のそれである( ̄。 ̄;)

ここでは撮影秘話以上に時間を取って行われたのが劇中の台詞を正しいアクセントに直して喋ってみようという「M11号の英語教室」。スクリーンに映し出されたM11号の台詞(英語化)をスコットさんの指導のもと全員で復唱した。アメリカ人なんだからアタリマエだけどやはり本場の発音はカッコよろしい。もっとも朝5時に大勢でわしら何やっとんのかねという(^◇^;)邪念が湧いてこないではなかったが。

5.「ゴジラVSキングギドラ」上映

ここからはフルボリュームでの「大音量上映」となり、凄まじい大きさで耳を刺激する伊福部先生の曲でパチリと目も覚めた(とは言え体力的限界はとっくに超えており、半分くらいは寝落ちしていた気がする(-。_)。。o〇)トークゲストのスコットさんも我々と一緒にこの映画を観ることになって、彼が出演した場面や名前がクレジットに出ると自動的に拍手がわき上がり、そのたびにご本人の「イェーィ!」という叫びもこだまする状況がなんだか妙に楽しかった(不思議な連帯感・一体感が生み出されるこういう映画の見方も悪くないと思ったなあ・・・)

こうしてすべてのプログラムは朝7時に終了。最後に来年以降の上映案内が動画で流れ、さっそく新年一発目からみなみ会館では怪獣映画の上映が続いていくことを高らかに宣言。その名も「超大怪獣大特撮大全集DX」(この写真のチラシにある「2017年」というのは単なるマチガイだそうだ(ーー;))
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それにしてもこう毎月怪獣映画の上映が続くとかけるモノ無くなってくるんじゃないかと不安になってくるのだけど、この日ご一緒した楽珍劇場さんが「特撮作品は限りある資源なので、来年以降のラインナップが心配…」と仰っていたのがまさに至言だなと私も超・同感(まあネタ切れしたらしたでテレビシリーズの方にシフトしても良いんじゃないでしょうかね)

今回は今までの怪獣ナイトの中ではもっとも体力的にキツかったが(年々トシも食っていくわけでねー(;゜ロ゜)オレも来年五〇になるからなー・・・あ、そういえば2016年は「大魔神」も「ウルトラマン」もみんな50周年ですわ)なんとか来られるうちは老体に鞭打ってでも顔出したいなと思っている。来る前は今年はちょっとなー、みたいな事も多少は思っていたがいざ現場に入ると場の空気がとても心地よく満足感を得る事が出来たのは例年通りだったし、来てヨカッタナアと感じたのは間違いないところなのである。

IMG_0931.jpg※最後にこの日貰ったお土産の数々。まずは最近司会業もされてマルチにご活躍中のライター・馬場卓也さんの手による「超大怪獣大特撮大全集大新聞」

これ今までの分纏めて単行本化されたら嬉しいんだけどねー。来年検討してもらえるとありがたいですわ。

もうひとつは前売り購入者特典のオーナメント「ラドン発見せり!」 特に気にせずポケットに入れて持って帰ったけど(^◇^;)帰宅後よく見たらよ~出来てるなと感心しているところであります。ただ飾るところを何処にするかはちょっと考えねばいかんわね。

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8 Comments

ウスラバ  

しろくろshow様お久しぶりです。
今回は京都遠征お疲れさまでした。

来年の3Dラインナップに見られる渋さに少なからぬ危惧が現れているようで…。
私もいずれはの予定はありますが、まだまだいずれはの段階から進めません(笑)

2015/12/28 (Mon) 23:16 | REPLY |   

楽珍劇場  

寒い中、お疲れ様でしたー

今回もみなみ会館は楽しかったですね!
ワタシも『大怪獣ガメラ』の時はちょいちょい寝てしまいましたが、
上映の合間にShowさんと雑談などをしてたおかげで、結構正気を保てましたね(笑)

来年の上映予定の中に『ゴジラ(1984)』が入っていて、ヤッター!
・・・と、喜びたいところですが、来月とは・・・
さすがに2ヶ月連続で京都行きは難しいなあ。ぐぬぬ・・・

東宝、大映作品のメジャーどころはほぼ上映されましたね。
ここはひとつ、ワタシの超トラウマ作品『恐竜・怪鳥の伝説』を上映してくれないかなぁ。
お客は入りそうにないですけど・・・

2015/12/29 (Tue) 02:12 | EDIT | REPLY |   

しろくろshow  

来年も高知美術館が何かやってくれると良いですよね

>ウスラバ さん

こんにちは、コメントありがとうございます<(_ _)>

いや、今回は過去五回の中でも体は一番きつかったです(ーー;)行く前から微妙なラインナップというのはわかっていたのですが(^◇^;)上映中ウトウトしたのは多少そのせいもありましたね。

それでも会場そのものの熱気や雰囲気はとても良かったし、トップバッターがティガだったのも順番としては最高だったなと(元気がある内に観ることが出来たという意味では)思いました。

そんなわけでまたみなみ会館でもお目にかかる機会がありましたらよろしくです(その前に高知かな??)

2015/12/29 (Tue) 13:34 | REPLY |   

しろくろshow  

松屋に行けば良かったなと

>楽珍劇場 さん

こんにちは、コメントありがとうございます_(._.)_

先日はお疲れ様でした(^^) 実はわたし帰りのバスの時間10分間違えてて、あれなら松屋で朝食ご一緒できたのにと後悔しておりました(__*)

それから「84ゴジラ」ですが、イベントの合間にアレいいよねーと話した直後の発表でしたもんね。まさか来月やるとは意外も意外(そして私もたぶん行けなさそう・・・)

「恐竜・怪鳥」は2年くらい前に東映チャンネルでやっていたのを観たんですが、思ったより楽しいバカ怪獣映画でした(ーー;)大画面で再見したらけっこういけるかもしれません。

あと東映系でやるなら「怪竜大決戦」なんかもいいですよねー。

2015/12/29 (Tue) 13:44 | REPLY |   

ちょい若おやじ  

楽しそうです!

しろくろさん、楽しそうなことをされてますねー♪
実は僕も先日、横浜でオフ会みたいなことをやったのですが、映画談議でマシンガントークとなり楽しい思いをしてきました。

さて、ウルトラマンティガです。
しろくろさんの記事を読んで、第50話だけ見ました。
で、懐かしい記憶が蘇り、覚えているシーンも蘇りましたが、忘れている部分も多々あることに気づきました。
なぜなら、これを見ていたときはまさに小学生でしたから。
で、やっぱり面白い。
こんな記憶まだらな僕が見ても面白い。
しろくろさんが仰る第50話の変身シーンの良さをもっと感じたくなりました。
というわけで、第51話以降を見ない事にして、第1話から見ようと思い、時間ができたらレンタルに行こうと考えています。
おそらく来年度以降になると思うのですが、ぜひ見ようと思いました。
そう思わせていただけたのはしろくろさんのおかげです。
ありがとうございました!

2015/12/30 (Wed) 14:32 | EDIT | REPLY |   

しろくろshow  

この流れで平成ウルトラに戻ってくるかも

> ちょい若おやじ さん

こんばんは、コメントありがとうございます_(._.)_

ちょい若おやじさんたちのオフ会ばなしはカッパさんのブログと併せて読ませて頂きました。ヨコハマ集会も実に楽しそうでしたね。

京都の方も人数が人数なだけに(たぶん200人近く)熱気は凄いモノがありました(ーー;)

「ティガ」ですが、私も今回数年ぶりに最終回を見返して同じように「またアタマから観たいなー」という気分になってしまいました。徳島に戻ってからはラックに埋まっているDVDを必死で発掘しているところであります(^_^;)

ティガは特に平成ウルトラがスタートしたばかりと言うことでシリーズの方向性を求めて試行錯誤した部分が多々あって、それがバラエティに富んだ多様な作品群を生んだような気がしますし、今オトナの視点で全話を再見するとちがった驚きや感動がきっと見つかるとわたしは思います。
(同様に「ダイナ」や「ガイア」も観たくなってくるかもですね)

それと今回大滝さんのトークショーに参加して猛烈に第5話「怪獣が出てきた日」を観たくなっています(^_^;)

2015/12/30 (Wed) 20:45 | REPLY |   

カリメン2号  

あぁ、懐かしの…。

こんにちは。
カリメン2号です。

劇場内の写真を見ていると、すごく懐かしい気持ちになりますね。
イベントを楽しまれたようなので、何よりです。

2015/12/31 (Thu) 16:46 | REPLY |   

しろくろshow  

朝5時のテンションはなかなかハイなもんでした

>カリメン2号 さん

こんばんは、コメントありがとうございます_(._.)_

移動の疲れと睡魔にやられてフラフラではありましたが、この英会話教室は目が覚めてしまいましたね(^_^;)

館内は終始穏やかで良いムードでした。

2015/12/31 (Thu) 17:57 | REPLY |   

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