不意の落雷には気をつけろ



「ゴッドファーザー」三部作の地上波吹替版が来月ついに放送されることになった。コレ私にとってはたいへん大きなニュースなのだけど周りで騒いでいる人もあんまりいないので、初回放送は明日というキワキワな話ながら(~_~;)悔し紛れに書いてみたのだ。オンエアがあるのはCSチャンネル・ザ・シネマでスケジュールは下記の通りである。

「ゴッドファーザー」・・・ 2/1(月)21:00-00:15   2/24(水)13:00-16:15   2/28(日)14:30-17:45
「ゴッドファーザーPARTⅡ」・・・ 2/2(火)21:00-00:15   2/25(木)13:00-16:15   2/28(日)17:45-21:00
「ゴッドファーザーPARTⅢ」・・・ 2/3(水)21:00-23:45   2/26(金)13:00-15:45   2/28(日)21:00-23:30

自分の場合こうした過去の名作と呼ばれる映画は殆どテレビの吹き替え映画枠で見てきた世代なので、どうしても初回鑑賞の刷り込みが強烈になってしまい、その映画が良ければ良いほど「吹き替えられた声」で頭に残ってしまう事象が派生しているワケなのである。私がオールタイムベストを選ぶとき「ゴッドファーザー」はぜったい入ってくる映画でもあるけど、それはこの「水曜ロードショー・昭和51年オンエア版」のことを指しているのだ(この音源は現在流通しているソフトには収録されていない)

自分が見たのは昭和57年頃の「水曜ロードショー」何度目かの再放送で、そのときはかなりカットされたバージョンだったはずだが、これをベータⅢ(VHSの三倍モードと同等)で録画していた友人にテープを借りて同じくベータⅢでダビングし、デッキが故障する直前VHSの三倍でもう一度ダビング、さらにまた数年後それをDVDに焼くという物凄い工程(;゜ロ゜)を経て手元に残していたのであった。

IMG_0978.jpgこの画像がそれを再生した物だけれども、これだけを見たらそんなにキタナクないような気もするが裸眼で40インチのテレビに映すとはっきり言って画質は昭和の裏ビデオレベル(^0^;)(色はつぶれ輪郭はボケボケ。また当然だが画面サイズは4:3のスタンダード)

明日以降のオンエアでは映像用マスター素材として三作ともデジタル・リストア版の物が使用されるそうである(しかも「1」については吹き替えなのに完全版ノーカット←通常地上波で映画を放送する場合カットがあるのが当たり前だったので、こうしたケースは珍しい)

こういう"インパクトある吹き替え映画"はほかの物でもたとえば「燃えよドラゴン」のブルース・リーを富山敬の声で認識していたり、ショーン・コネリーの007はすべて若山弦蔵だし、今でもジャッキー・チェンは本人の声より石丸博也の声の方が落ち着くという(__;)そんな状態が続いているのだ(「謎の円盤UFO」のソフトが出たときも最初は字幕版しか無くて、ものすごい違和感あったのを覚えてるなあ。たぶん字幕で放送のされなかった懐かし海外ドラマなんかはだいたいそういう反応をしてしまうよな)

「ゴッドファーザー」は三作ともDVDが発売された時点(2001年頃)で新たな吹き替え版が作られたのだけれども(PARTⅢだけはVHS時代から吹替版あり)配役に不満はなく皆手堅い仕事をしてくれてはいるのだが、やはりどうしても自分の中の激烈なイメージから脱却することができず、この新録版に対しては未だに馴染むことができていないのである(麦人のマーロン・ブランドや山路和弘のパチーノとか旨いと思うのだけど)

たぶん翻訳後の台詞回しとか演出も40年前の物なので、今見たらけっこう古くさい表現やヤクザ映画まがいの物言いもしているとは思うのだが(舎弟の一人が「○○でござんす」とか田舎の人が「○○ですだよ」と言ってみたり( ̄。 ̄;))そうしたアナクロ感も含めてかなり楽しめるだろううし原語(字幕)版「ゴッドファーザー」を劇場、ソフト等で見ている人にとってもいろんな意味で新鮮な「加工され具合」になっているはずなので、視聴可能な環境にある人はぜひ見ていただきたいと思っている(おそらくこういう素材が一度世に出ればいずれは商品化されてしまう事だろうけど、今現在はここでしか見ることのできないレア・バージョンでもあります)

関連記事

14 Comments

つかりこ  

こんばんは

『ゴッドファーザー』の場合、僕は字幕版のほうがなじみ深くて、
吹き替えで観たら、マーロン・ブランドの声に違和感を感じて
しまいます。(あの声って、ドシブでしょ?)
逆に、『ダーティハリー』の場合は、吹き替えのほうに慣れていて、
字幕版を見ると本人の声なのに「なんか違うなあ」なんて
思ってしまいます。(笑)

2016/01/31 (Sun) 21:52 | REPLY |   

しとり  

観る人の世代によってまた印象がガラリと変わりそうな話題ですね。
でも、ジャッキー・チェンの声が石丸博也だと落ち着くというのは凄く分かります(笑)
声の力は偉大ですな(^^)

ここ何年かで有名な声優さんがどんどん亡くなってますから、こういう吹き替えの放映はありがたいです。
残念ながらCSには加入してないので観られませんが(T.T)


2016/01/31 (Sun) 22:20 | EDIT | REPLY |   

mikitaka08  

こんにちは

 初めてコメントさせていただきます。
 今から4~5年前にこの三部作のDVDが発売された時は、それがテレビで連続して放映されるとは夢にも思いませんでした。値段は覚えていませんが、高かったです。買えませんでした。
 それが、この正月にアマゾンのプライム映画で一気に見ました。何度みてもいいですね。タダなのがさらにいいです。
 私は数字が小さくなるにつれて面白い、と勝手に思っています。

2016/02/01 (Mon) 12:27 | REPLY |   

しろくろshow  

もうこれは順番がすべて(^0^;)

>つかりこ さん

こんばんは、コメントありがとうございます_(._.)_

この手の問題はどちらがファーストコンタクトになるかで変わってきますよね(^_^;) 私は反対に「ダーティーハリー」含めたイーストウッドの映画をあまり吹き替えで見ていなかったので、だいぶあとから山田康雄版を見たときは「ルパン」にしか聞こえなかったというのがありました。もう少し早く生まれていたらそれこそ「ローハイド」を見て山田康雄(=イーストウッド)の声にも馴染んでいたとは思います。

「ゴッドファーザー」の場合もちろん字幕版も良いのですが、吹き替え版で感じた浪花節(海外マフィアものでこういう言い方もどうかとは思うのですが(^0^;))が少し薄くなったような気がして、場面によっては逆に冷酷度がアップしたようにも感じましたね~。

ブランドのあのしわしわ声は吹き替えだと鈴木瑞穂(地上派版)も麦人(ソフト版)も無理して似せようとしてなかったのは正解だったように思いました。それと中盤で五大ファミリーの抗争をいったん休戦させるためブランドが演説する名シーンがありますけど、アソコは鈴木瑞穂の声がハマっていて好きな場面です。さて、このあとはしっかり録画しなければ・・・

2016/02/01 (Mon) 19:37 | REPLY |   

しろくろshow  

いずれDVDにも

>しとり さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

そのうちこの吹き替え版もこの先DVDでリリースされるんじゃないかと思いますが(FOXの「吹替の帝王」シリーズみたいな)或いは吹き替え映画の好きなBSジャパンあたりで無料放送があるかもしれませんね。

ジャッキー・チェンの石丸博也みたいにこの人はこの声!という吹き替えも最近少なくなってきたのでシュワちゃん担当の玄田哲章あたりにも頑張ってほしいなと思います。

2016/02/01 (Mon) 19:45 | REPLY |   

しろくろshow  

今だとBlu-rayも6千円台という

>mikitaka08 さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m
それからはじめまして(^^)

私も30年前に「ゴッドファーザー」のLDを買ったときは頑張りましたが(2枚組4面で1万越だったような・・・)それ以降は「Ⅰ」~「Ⅲ」を別々に中古のDVDを買ったり、BSで放送されたHDリマスター版を録画してなるべく出費を抑えるようにしてきました。それが今やプライムやNetflixで簡単に見えてしまうわけですからねー・・・

ただ、こういうほんとに見たかったレアな吹き替え版は酔狂な担当のいるCS/BSチャンネルでしかなかなかやってくれないので、今回は値打ちあること(あくまでも好事家にとって派という注釈付きですけど(^_^;))やってくれたなと地味に小躍りしているところです。

※またいつでも遊びに来てください。私の方もまたそちらへお邪魔させていただきます(^^)

2016/02/01 (Mon) 19:54 | REPLY |   

Taka  

吹き替え... 懐かしいです!(笑)

ゴッドファーザーは字幕のイメージが強いので、地上波で吹き替えが放送されるとは驚きです! 名作は字幕のイメージが強くて吹き替えが影に隠れがちな気がするので...

基本的に僕、英語圏の作品は英語音声、英語字幕で観てるので、吹き替えは中学生時代以来長らく無縁でしたが、また吹き替えで観てみようかなと思います。CS観れないのでDVDで、ですけどね^^;

2016/02/01 (Mon) 22:58 | REPLY |   

しろくろshow  

昨夜は一気に見てしまいました

>Taka さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

若い方にはピンと来ないかもしれませんが私がテレビを見始めた70年代あたりは地上波のテレビ枠が夜9時から週4本はありまして、それ以外にも土日の午後とか週末の深夜なんかもよく映画が流れてたんですよ。しかもそれらはすべて吹き替えでした(^_^;)

本文中にも書いていますが今レンタルやセルで見ることができる「ゴッドファーザー」の吹き替えはそれ(DVD)用に作られた新録版なので、今回のCSで放送されたヤツとは違っています。これ(新録)はこれでよくできていると思うので機会があったらご覧ください(私は自分の思い入れだけで野沢那智のパチーノが良い!と言い続けておりますが、おそらく新録版パチーノの山路和弘もこちらを最初に見ていれば適役だ!と思ったことでしょう)

※2008年発売のボックス版DVDにも新しいメンバーで吹き替えが更新されています。これと「ゴッドファーザー・サガ」を含めると現状では4つの吹き替え版が存在することになります。

ちなみに昨日のCSオンエアは録画しながらリアルタイムで見てしまったのですが、やっぱり私的にはこれが最高でしたね( ̄。 ̄;)(ジェームズ・カーンの穂積隆信が下品なところがツボだなとあらためて再確認しました)

2016/02/02 (Tue) 19:39 | REPLY |   

偲  

三つ揃いの似合う男性

こんにちわ 偲です

ゴッドファーザーの1と2は公開時に映画館で観ました。
「アル・パチーノ すてき!!」な映画でした。 
どうも、三つ揃いの似合う男性に弱いのかもしれません。
現在でもまだ「メンタリスト」のジェーンさんとかに
反応してしまうところを見ると(笑)

で、今回しろくろ様のブログで知って、吹き替え版を観ることができました。

野沢 那智さんは、アラン・ドロンの人というイメージが強烈だったんですけど
ゴッドファーザーのアル・パチーノも、野沢さんだったんですね!

そしてゴッドファーザーと同じ日に、念願の
コッポラ監督&マーロン・ブランドの「地獄の黙示録 完全版」
も録画できたというラッキーな一日でした。

2016/02/05 (Fri) 16:24 | REPLY |   

しろくろshow  

そーなんですよ

>偲 さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

極端な意見ですけど私がテレビで映画見だした頃、二枚目俳優は殆ど広川太一郎と野沢那智だったような印象があります。あとパチーノだと「ゴッドファーザー」の共演者でもあるジョン・カザールと共演した「狼たちの午後」(これも大好きな映画です)も野沢那智でしたね(これも自分の中では吹き替えのイメージが先行してる映画ですねー・・(そういえばカザールのほうは岸田森がアテてました))

何せ今回は自分の中では"永久保存版"クラスの放送になってくれてました。これで画質ぼろぼろのDVDをやっと処分できることになりそうです(^_^;)

2016/02/05 (Fri) 22:06 | REPLY |   

晴雨堂ミカエル  

翻訳者の技量。

 「宇宙大作戦」のジェイムス・T・カークの役職が「艦長」ではなく「船長」なのも時代を感じますね。軍隊的な雰囲気を和らげたかった当時の世相が影響しているのかもしれません。続編映画では字幕も吹替も「艦長」になったのに違和感を抱いたものです。

 大昔の作品でよくあった誤訳が軍隊の階級です。ウラ中尉もミスター・カトーも原版ではルタナン(海軍大尉)ですから、けっこう偉いさんです。放送当時、まだアフリカ系俳優が扮する役は家政婦や掃除婦か売春婦が圧倒的に多かったのに、ウラは軍艦のセクションリーダーなのですから。
 ウラ役のニシェル・ニコル氏とカトー役のジョージ・タケイ氏は今も大親友です。

 今でもたまにありますが、吹替で「大佐」と呼んでいるのに着ている軍服の階級章が「中佐」だったり、今でも記憶に新しいですが、イーストウッド監督の「・・硫黄島」で中村獅童扮する海軍士官、はっきり襟に大尉の階級章をつけているのに「イトウ中尉」になってしまっている。
 翻訳家は映像を確認する暇は無いのですかね?

2016/02/10 (Wed) 18:26 | REPLY |   

しろくろshow  

私も「船長」のイメージしかないですね~

>晴雨堂ミカエル さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m
ドイツ旅行記楽しく拝読させていただきました(自分にドイツの知識がないので恐れ多くなってコメントはできなかったのですが・・・(__;))

近作の吹き替えにはあまりこだわりがないのでそれほどしっかりチェックはしてなかったのですが、詳しい人が見たら気になる箇所はずいぶんあると言うことでしょうね。今回の「ゴッドファーザー」や同時期にやっていた「池田昌子版・ローマの休日」(これは初めて見ましたがヘプバーンがメーテルに見えてしまいました・・・)みたいな何十年も前だからこそちょっと変だなってところは笑ってスルーしてしまいますけど(^_^;) 翻訳の力量というのはこれからの映画ほど大事なような気がいたします。

2016/02/10 (Wed) 19:39 | REPLY |   

迪  

こんばんは~^^

ブログへのコメントありがとうございました♪

今年に入ってからちょっと体調が優れず、一進一退といった感じなのですが、それでも映画は相変わらずたくさん観ています^-^

ところで、私にとってはこの映画は大変思い入れのある作品でありまして、デニーロ版のテレビドラマと合わせて4作品とてもすごく大好きな映画です。
特に、劇中でかかるワルツ音楽などもとても強い印象で残っていて、今もバイオリンで弾いたりしています。

もうずいぶん前になると思うのですが、初期に発売されたコレクションDVD-BOXも購入していて、こちらは全て4作品入っています。

今回の放送は恐らく観ないと思いますが、、、、生涯忘れ得ぬ映画であります(笑)

2016/02/17 (Wed) 03:43 | EDIT | REPLY |   

しろくろshow  

不思議なシンクロ

>迪 さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

サントラ聞いてるととても人が何十人も死ぬような映画とは思えない穏やかな曲調が多いんですけど、いざ本編を見たらどの場面にもぴったり合っていることに驚いてしまいます(このテーマは後年暴走族のホーン曲としても流用された位なので、なんでもぴったりくる要素は高かったのかもしれませんが( ̄。 ̄;))

冒頭コニーの結婚式でかかっていた曲とか全部好きですね~・・・あれを演奏できてしまう迪さんは素晴らしいなと思ってしまいました(いつかyoutubeにアップすることがあったら教えてください(^^))

2016/02/17 (Wed) 19:23 | REPLY |   

Leave a comment