ライフリーかリリーフでお願いします

kiyo.jpg清原逮捕のショック(彼は同世代(トシは私が清原より一歳上)スターの代表選手みたいな存在だっただけに、この転落ぶりを眺めているのはホントに悲しかった(T_T))が尾を引いて最近なんの映画見たか忘れそうになっていたけど、ここ数日でやや落ち着きを取り戻してきたので少し記憶を整理してみることにした(しかしまあ何度聞いても寂しい話ですわなあ・・・執行猶予が付かずに刑務所に入る事になったら以前自分がモデルになった「覚醒剤打たずにホームラン打とう!」のポスターを壁に貼っとけよと言ってやりたい)

そんなわけでそういえば見てきたよと思い出したのはM.ナイト・シャマラン監督の「ヴィジット」である。

これは先月末にたまたま関西へ転勤の決まった友人の壮行会が高松であり、それに備えて早めに現地入りしたついでに見てきた映画だった。場所は昨年12月にも訪れていたソレイユ

今までこの劇場へは地下にある"ソレイユ2"にしか入ったことはなかったのだが、今回は4階の"ホール・ソレイユ"で上映されるとのことで偶然ながらこちらへは初めての入館となった。中はさほど広くなく天井が低くて座席は後ろに行くほどキツめの傾斜が付いており、最後尾に座っても視界をふさぐものはなにもない。このときは濃厚に醸し出ている場末の映画館のムードを存分に味わいながら上映を待ったはず(これが実に良い風情なのだ。一番下に↓当日の館内写真をアップ)

そして再来月にはDVDも出る「ヴィジット」をわざわざ見に来たのは我が輩が隠れシャマランファン(?)を自負していることもあったわけである(「シックスセンス」以降の作品が映画ファンの間で不評を被り続けてはいるが、実はそんなにキライな監督さんではないのだ(^_^;)ある種ジョン・カーペンターにも通ずる「憎めなさ」とでも言いますか←しょーがないよなー、カーペンター(シャマラン)だし~みたいな( ̄。 ̄;)モノを毎回感じてしまって・・・)

あらすじ的なことは一切書けない映画だと思うので(とは言いながら、たぶんある程度の展開は読めるはず。そんなに難しいネタやひねりはさほどない、ホラーと言うよりはサスペンススリラー寄りの映画)そこは端折るけど、まず感じるのはこれが今更感ありありのPOVスタイルで作られているという点で、今やそれだけでは珍しくもなんともない手法を如何にアレンジするのかというのがこの映画を見始めるに当たって最大の興味ポイントになっていたと思うのである。

それを主人公の女の子が「趣味で自主映画を撮っている」という設定にして組み込んだのは意外性はないものの無理のない堅い選択であり、映画を見進んでいく上でも邪魔にならない構造になっていたように思うのだ。固定カメラの映像というのを逆手に取った「パラノーマル・アクティビィティ」のような心霊動画もどきなものばかりではなく、あくまでも映画を撮ろうとしている体での劇中映像なので、彼女が意図した演出カットはより映画っぽくなっているし、それらが合間合間にカットインしてくる「たまたま映り込んだ妙なモノ」と絶妙なバランスで本編中に同梱されており、これについてはああいつものアレね的なPOVに対する既視感を薄める効果も生んでいたような気がするのである。

で、なんと言ってもこの映画が特徴的だったのは、主役である10代の姉弟二人がなかなかどうして可愛げがなくって(弟のヘタウマなラップが序盤はなんとも鼻についてムカつくのだよ(`ε´))映画の8割方はイラっとくるガキどもだったのだけど最後の最後でトラウマ脱却の方向(ヒントになるけど要は「サイン」のオチみたいな事)へ持ってきたのは面白かったし、あーこいつらほんまにウザいな!と思っていた二人に対し自分の中でいつしか応援心が湧いてきたのは意外だった。

それだけこのたたみかけ方は予想外によくできていたなと思えて、シャマラン映画にしてはまともな着地点だったなと言う気もしたのである(僕は最後まであの井戸に宇宙人がいると思ってたがな~(^_^;) )またあんなに鬱陶しかった弟君のラップがラストの締めで効いてくるのも旨いなと思えたわけで。

と、思わず"まとも"と書いてしまったけど、そこに至るまでには笑いと恐怖、そしてウンゲロ(__;)がぐるぐると混ざった状態(アレを説明するのは難しいよなー・・・( ̄。 ̄;))で展開される映画でもあるので、従来の「らしさ」も健在。なのでシャマラン映画のテイストが好きな人にとっては思いっきり安心できる(?)作りにもなっているとも言えましょう。

正直映画館で1800円払って見るには高いような気もしたけど、我が輩はそれなりに楽しかったと思っている。たぶんこの映画は自宅で消灯後ヘッドフォンしてDVDを見るのが一番適した鑑賞方法かもしれないので、4月入ってレンタルにも出回りだしたら何方かお試しを。


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4 Comments

pu-ko  

こんにちは。
宇宙人絡みを匂わせるところがニクいですよね(笑)
チラ見しかしてないですが『エアベンダー』みたいな大掛かりなものじゃなくて、
こういうこじんまりがシャマランらしさを楽しめる気がします。

そういえば映画オタクの主人公がビデオをそれなりに編集してるから、
思わぬものが映りこむという利点はそのままに、映画らしいカットで観れたんですね。
おばあちゃが怖すぎて笑えましたが、子供みたいなギャグをぶち込むシャマランの「憎めなさ」説に共感♪
TBさせてくださいね。

2016/02/10 (Wed) 01:53 | EDIT | REPLY |   

しろくろshow  

確かにそうでした

>pu-ko さん

こんばんは、コメントありがとうございます_(._.)_

言われてみたら小品的作品の方がこの人のカラーには合っていたような気がします(過去作でもちっちゃい世界で大きな風呂敷を広げるパターンの方が面白かったですよね(^_^;))

それにしてもあのおばあちゃん、ホンマに凄かったです(__;) じーさんが「レイのモノ」を塗りたくってきたのもキツかったですが(この瞬間私はこの男の子の"味方"へと転じました)軒下の高速移動と尻出しのワンツーパンチはあまりにも強力でした・・・(気の弱い人なら夢に見るかも)

シャマラン映画には今後もこういう憎めなさを残してほしいものです。

2016/02/10 (Wed) 18:57 | REPLY |   

しろくろshow  

<拍手コメントの御礼>

>02/12 05:05 に頂戴した拍手コメントの御礼です。

p さん

拍手コメントありがとうございましたm(__)m
「プリズナー№6」は私が二番目に好きな海外ドラマです。またその話もおいおいできたらと思っています。

2016/02/12 (Fri) 21:18 | REPLY |   

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2016/02/19 (Fri) 11:05 | REPLY |   

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