You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりと綴るブログ

Category: ◆超銀幕無法地帯・激動編=劇場で見た映画の話  

「ハチミツ食べたいなあ~」の彼奴なら良かったのに

そんな上半身だけ服を着た暢気な熊は一切出てこない「レヴェナント: 蘇えりし者」を連休中に見てきた。

さらっと聞いていた事前情報では"仇討ち復讐アクション劇"という漠然としたイメージで鑑賞に臨んできたのだけど、ちょっとそういう類いのストレートな活劇ではない映画だったのかなと言う印象を強く持ってしまった。

基本ストーリーは上に書いた通りで間違いではないのだが、それにプラスしてこの映画には♪雪の進軍氷を踏んで、どれが河やら道さえ知れず♪と言ったある種の八甲田山的山越え冒険譚の要素も多分に含まれていたのである。

なにより素直に「すげー!」と思ったのはほぼロケオンリーで撮影された現場映像のリアリティーで、これにはどんなCGや巨大なスタジオに組まれた高額セットの力でも適わない有無を言わせぬ説得力があり、客である我々の意識を同じ氷点下の原野に苦も無くぽいと簡単に放り込まれた気分にされてしまったのだった(さすがに熊との格闘シーン含め何箇所かはCGを使っていたらしいが、それはあくまでも味付け程度の感覚)わたしはこれを前から三列目の席に座り"なんちゃってIMAX"のつもりで見ていたのだが、「本物の氷原」を疑似体験できる素晴らしさを堪能できたと思っているのだ(これぞまさに大画面の威力ここにありという感じで、この映画は風景映像を見るだけでも1800円の値打ちはあったなと)

それで実はこの映画の一番面白いところは、大怪我を負って一人になったグラス(レオナルド・ディカプリオ)が文字通り雪をも溶かす信念を保持したままモノスゴイ苦労の末仇討相手(これが出演作を見るたびに毎回容姿が全然違うトム・ハーディ。我が輩最初はこの役が誰か全くわからず、今回も完全に「おまえ誰やねん!?」( ̄。 ̄;)な状態だった。なんかいっときのジョニー・デップやデ・ニーロみたいなカメレオン俳優化してきたのかも)との対決に辿り着くのだけど、その最終決戦ではなく道中の出来事を描いた各場面の方だったと思っているのである。

で、思ったのはコレってディスカバーチャンネルなんかでやっている「サバイバルゲーム」(原題は"MAN the WILD"。最近はhuluなどでも配信されている)みたいな番組に似た面白さだなと言うことで、振り返ると川で生け捕りした魚を生で囓ったり、牛の肝臓をがしがし口に入れてみたりの「生きるためなら何でも食います」描写もそうだし、寒さを凌ぐために死んだ動物の腹を掻っ捌き内蔵を取り出して中に隠れたりとか(何処までホントかは知らないが劇中で彼が食っていた魚も肝臓も本物と言う話だな。もしそうならディカプリオの役者魂あっぱれ!といういうところだけど)といったあの番組ではおなじみの「よーやるわー」感で満ちていたのが通常の映画ではなかなか味わえない独特の緊張感とそれを眺めている物好きな傍観者の気分を生んでいたような気がしたのである。もう途中からは彼がディカプリオではなく実はベア・グリルスではないのかと思えてきて、そのうちカメラ目線で「水分がなくなったときは自分の尿を飲んで渇きを癒やします」などと語り出すのではないかと心配したほど( ̄▽ ̄;)

映画自体は何度も言うが息子の敵であるトム・ハーディとの対決が最後の見せ場になってはいるのだけど、我が輩は上に書いたようにディカプリオのサバイバル体験を見ているだけでもうお腹いっぱいになってしまって、彼が山から戻ってきたあたりが自分の中では盛り上がりのピークを迎えてしまい、後は付け足しとまでは言わないけど比較的「どーでもよい(__;)」ものとしてアタマの中で処理されてしまった感があったのだった。

あとグラスの亡き妻の言葉が随所に挿入されて、それが意味深な演出をしているのだが(ある種の言霊的な見せ方というのかな)最後にああ繋がるのは人によって好き嫌いが別れるかもしれない(僕はあまり好きな流れではなかったな~・・・)

ともかく全体の大まかな感想を書けば画面の力でぐいぐい引っ張られる実にパワフルで男臭い物語だったし、見るなら確実に劇場へ行くべしと強く推奨したい映画だった(たぶん大概の人は満足して帰ってこれるはず。それと坂本龍一のスコアがとても良かった。久しぶりにサントラ購入意欲が増進中)
 
関連記事

Newer Entry月世界の戦慄

Older EntryGO!GO!MUSCLE!!

 

Comments
Editこんばんは。
私は4列目で見ました( ̄▽ ̄)
大自然の迫力は想像以上でしたが、思っていた復讐劇の迫力はあまり感じられませんでしたので、これはDVDで見たなら「イマイチ」と思われてしまう可能性がありますね。

私もトム・ハーディとは全く気づきませんでした(^^;)
Edit
こんにちは^^

映画大好きです!
レオナルド・ディカプリオが尿とか飲み始めたら、激烈ファンは驚くどころか、私にも!とか言いそうで怖いですね。

レヴューや他のかたのコメントを見ると、どうもこれは映画館のほうが迫力がありそうです。

今度見に行ってみようかな、と思いました。

ありがとうございます^^
Edit大画面と大音響は必須だと思いました
>エファ さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m

大画面はもちろんのこと、ホントに寒そうな風の音とか冷たそうな川の音とか、熊との格闘で聞こえた両者(?)の息づかいとか、その辺は大きな音で聞いてなんぼ、みたいなところもありましたよね。

もしまた見る機会があったら今度は最前列に行ってやろうかなと思ってます( ̄。 ̄;)

あと、ここだけの話ですがわたくしエンドクレジット見るまでトム・ハーディってわかりませんでしたよ・・・(^_^;)
Editいらっしゃいませ(^^)
>八咫烏 さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(__)m
ならびにはじめまして(^^)

ディカプリオがこの映画で見せるサバイバル術はすべてベア・グリルスの番組で見たものばかりでしたので、一つ何かをするたびに「おおー、アレアレ」みたいな良い意味での既視感があってとても楽しかったです。

それから、もしお近くの劇場が4DXやIMAXで上映していたら是非そちらでご覧になっていただきたいと思います。

※これを機にまたいつでも遊びに来てください。今後とも宜しくお願いいたします_(._.)_
Leave a comment








12345678910111213141516171819202122232425262728293011 < >