妖怪に護られた二日間

img005.jpg前回記事でも書いたとおり、この22日-23日は夫婦で鳥取へ旅行に行ってきた。

金曜日に鳥取で震度6の地震が発生した翌日にも拘わらず( ̄▽ ̄;) そんなもんで予定変更してたまるかという根拠の無い抵抗心を拠り所として現地入りしてきたのだけど、目的地である米子は震源地である倉吉から60キロ離れており、こちらの震度は4だったことから(同時刻の徳島の揺れと同程度)深刻度は低いだろうとの予想の元に向かったワケなのである。

さいわい米子および私が宿泊していた皆生、23日に廻った境港~美保関あたりは地震の影響も無く滞在中は余震などもなかったおかげで楽しく過ごすことが出来たのだった(この両日は境港界隈に居たせいかなんとなく故・水木しげる先生と先生の書いた妖怪達に護られている気分になったなあ・・・)

ともかく今回最大の目的は昨年に続いて「米子映画事変」を見学することで、残念ながら我々は初日の土曜日しか参加出来なかったのだけど(二日目は妻の希望でベタな観光に充てていたのである)簡単に見てきた物を振り返っておこうかと思う。

その前にこのイベントがいったいナンナノカ?というのを説明しておくと「あらゆるアートは映画に含まれている。空洞化気味の中心市街地・商店街をステージ&スタジオに変え、自主製作映画とポップカルチャーで街を盛り上げる」と言うコンセプトの元2011年からスタートした所謂街興し的な企画なのである。

首謀者(?)のひとりはアニメ製作会社GAINAXの元取締役でもありインディーズ特撮映画の傑作「八岐之大蛇の逆襲」の監督でもある米子出身の赤井孝美氏(ドラマ「アオイホノオ」の中では中村倫也が赤井氏を演じていた)

今年のイベント詳細についてはアーカイブを兼ねて以下のリンクを参照。たぶん来年もこんな感じのモノが開催されるはず。

●第六次 米子映画事変 1日目イベント
●第六次 米子映画事変 2日目イベント
●第六次 米子映画事変 両日開催イベント
●第六次 米子映画事変イベントスケジュール&マップ

大雑把な話で言うとシャッター商店街的な廃れたエリアを利用して町中で文化祭をやっているかのような、そういうイベントだと思ってもらえるとわかりやすい。

そんなわけでまずはオープニングセレモニーの様子をご紹介。
IMG_1544.jpg

少々わかりにくいかもしれないが画面左端から大会実行委員長の赤井孝美氏、怪談作家・西浦和也氏、雑誌「ムー」の三上編集長、挨拶中なのはアニメ界の巨匠・押井守監督、少し離れて特撮の田口清隆監督、着物の女性二人は故・岡本喜八監督の奥様・岡本みね子氏と女優の佐伯日菜子氏、そして写真には映っていないが直ぐ近くにマルチライターの杉作J太郎氏が立っている。こうして見るとなかなか豪華なメンバー。こうした人たちが二日間トークショーをやったり自主映画の審査をやったり、はたまた自ら厨房に立って食事を提供したりと( ̄。 ̄;)本当にいろんな事をやっているのである。

IMG_1556.jpgこの日私ががっつり見ることが出来たのは二カ所で、ひとつは昨年も参加した「第7回全国自主怪獣映画選手権米子大会」。

これは作品本数が多いので明日以降に纏めて感想をアップする予定だが、もう一つは杉作J太郎氏が自らメガホンを取り10年の歳月をかけて製作されている(なんとまだ完成していないという(__;))「チョコレート・デリンジャー」と言う映画の"本編公開前のNG集大上映!"(順番がメチャクチャでなんだかよくわからないのだが)

上映会の前後には杉作さんのトークショーも行われており、この10年の経緯が詳しく語られたのだけど、もう中身が凄まじくて驚くやら面白いやらで(^_^;) いちばんウケたのは主演の松本さゆきがクランクイン時(2007年)現役のグラビアアイドルだったのに、時間の経過と共にいつしか結婚し子供も産んで芸能界を半ばリタイアしているという話だった。

この場合の「半ば」というのは何故なのかというと彼女の中ではこの映画が完成するまでは芸能人を完全に辞めることが出来ないんじゃないかというジレンマに陥っているからだそうで、聞けば聞くほどヒドい話だなと思ったが、同時になんて面白い話なんだと無責任にも笑ってしまったのである。

現状では来年4月に満を持して公開する予定らしいのだが、おそらく徳島では上映予定すら無いハズなので(ーー;)ビデオスルーか何処かで配信されるのを待って見るつもりだ(こうして完成もしていない映画のNG集を50分も見て、ここまで裏の話聞いたら本編をめっちゃ見たくなってしまっているよ)


松本さゆきは「映画秘宝」2008年10月号で表紙を飾り(左画像リンク参照)誌面ではその「チョコレート・デリンジャー」のことも取り上げられていたのだけど2016年10月の今、まさかの放置プレイ続行中。

ついでながらこの「チョコレート・デリンジャー」は吾妻ひでおの漫画を実写化したもので、松本さゆきは主人公である美少女私立探偵/チョコレート・サンデーを演じている(不法所持している36連発(ーー;)のレミントンダブルバレルデリンジャーが特徴だとか)

NG集の中で彼女はとても健気に頑張っていたので、なんとかこの映画が日の目を見ると良いなと思っているのだけどねー・・・

と、いうことで米子の話はまだ続いていく。

 
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