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見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりと綴るブログ

Category: ◆超銀幕無法地帯・激動編=劇場で見た映画の話  

サカナはぼくらを待っている

年末年始に見た映画の話をそろそろ書かねばと思っていたらあっという間に年明けから20日も経ってしまった。記憶が欠片でも残っているウチにささっと鑑賞記録を残しておきましょう。

そんなわけで昨年最後に見たのは「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」

どこかで誰かも書いていたけど「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフというと「イウオーク・アドベンチャー」や「エンドア/魔空の妖精」みたいなやや力の抜けた作品とか(ちなみにこの二作とも日本では劇場公開されたが元々はテレビムービー。めっちゃ偏った見方すると殆ど熊のぬいぐるみと子供が♪ハイホーハイホー♪と遊んでいただけのような印象もアリ)「クローン・ウォーズ」みたいなアニメのようによほどのSWマニアでもなければ別にムリして見ることないがなという類いのモノが多かったのだけれども、今回の「ローグ・ワン」は限りなく本線に近い番外編と言うことでかなり楽しみにして見てきたのだった。

IMG_1707.jpg全体の設定としては一作目の「スターウォーズⅣ/新たなる希望」直前の話と言うことで、「Ⅳ」冒頭で長々と流れるこの部分を(左画像参照。日本語版の方がわかりやすいと思い敢えてこちらの画面をチョイス)映像化した物となっている(本作の扱いが「エピソード3.9」という言い方になっていたのはなるほどなと思った)

そんなにめちゃめちゃ感動したわけではないし、この映画を何度も見たいかと言われると返事に困るのだが(ーー;) 面白い映画なのは間違いなく太鼓判を押せるレベル。少なくとも僕は本家のエピソードⅠ~Ⅲよりは遙かに「スターウォーズらしい」娯楽作(この基準は元祖であるエピソードⅣを指しての物)だったと思っているのである。

だいたいこうした"前日譚"だの"ビギニング"だのと言った映画の場合は物語の着地点が決まっている(オチが最初からわかっている)ためにどうしても本編の中で辻褄合わせをしなければならない宿命があるので、そうなると少しでも明るい結末で終わってくれた方が客としてはありがたいとも思っているのだ。その意味で言えば「ローグ・ワン」は悲壮な特効隊の話ではありながらもミッションを見事成功させ反乱軍に文字通り「新しい希望」をもたらしたという、ハッピーエンドの範疇で終わってくれたのが個人的にはものすごい満足感を与えてくれたワケなのである。

これが「エピソードⅠ~Ⅲ」だと6年(映画の中では15~20年くらい?)もの歳月をかけてアナキンが如何にしてダークサイドに転落していくのかを延々と見せられるわけで( ̄。 ̄;)あの可愛い子供がダース・ベイダーへと変貌を遂げたところで"END"になる鑑賞後の鬱々感というか、最後の最後でなんでこんな気分に陥らなければならないのかと言った、まるで親戚の子が年齢上昇と共にグレて逮捕されるまでの様子を再現ドラマにして見せられているような虚しさを覚えてしまうのだった(公開当時劇場を出るときの足取りの重かったこと重かったこと(ーー;)今になってこんな事言うのもどうかとは思うけど、あの前日譚シリーズは一作で一気にやった方がよかったかもしれないな)

本作はデススターの設計図を奪うという目的一点張りにして物語が構成されていることと、主人公であるジン(フェリシティ・ジョーンズ)の生涯をそれに上手く絡めたシンプルな流れになっていたのが明快なわかりやすさとして提示されており、おそらくは「スターウォーズ」を見たことが無い人でも十分に楽しめる要素のある映画だと私は思っているのである。

ROG.jpg
また、集まってくる脇役連中も各自がしっかり個性を出して埋没することが無かったのも(存在感が霧散するような事態にならないのも)良かったし、なかでも我が輩がもっとも気に入ったのはドロイドのK-2SOになるだろうか。新キャラではこいつがいちばん良かった。

最初シルエットを見たときは手塚治虫の「火の鳥」に出てくるロボット・チヒロや藤子不二雄の「21エモン」他に出てくる芋掘りロボットのゴンスケを連想してしまったのだけど、こんなにオトコマエキャラと思ってなかったので出来ることならエピソードⅧ以降もまた何かの形で登場させてくれないかと思っているくらい。

osakana.jpgあとこれは思いっきり勘違いしていたことなのだが、スカリフ攻撃にいち早く賛同して駆けつけたおさかな提督を「ジェダイの復讐」で大活躍したアクバーだと思っていたらアレって別の魚人らしいね( ̄▽ ̄;)(きっちり名前まで覚えてなかったから"ラダス提督"って言われても区別がつかなんだですわ)

特撮面ではそのスカリフの攻防シーンがとにかく良く出来ていて、宇宙空間での防御シールドを挟んだ戦闘場面なんか先に書いた「ジェダイの復讐」を何倍にもブローアップしてリアルさを増したような画面になっていたし、地上戦でもゲリラ戦を展開するローグワンのメンバーに忍び寄るスノーウォーカーの見せ方も思いっきり巨大怪獣映画のそれでこのへんはギャレス・エドワーズ監督のダテにゴジラ撮ってないよという自負のような物を感じられてスゴく気に入っている(正直エフェクトに関しては「フォースの覚醒」よりコッチのほうが好みだった)

それと驚いたのは帝国軍のモフ・ターキン総督が再登場すると聞いていたことで、既に演者のピーター・カッシングは二〇年以上前に亡くなっているのにどうするのかなと思っていたら、ソックリの俳優さんにカッシング卿のカオをデジタル合成する荒技に出たそうだ。これがまあ画面上では全然無理なく再現されていて全く違和感がなかったのだった。こんなことができるならクリストファー・リーを同じ方法でカッシングと共に復活させて「吸血鬼ドラキュラ」の新作をディズニーに作ってもらいたいと思ってしまったよ(__;)

ともかく「番外編」とか「スピンオフ」と言う言葉の意味が殆ど感じられないスターウォーズの本流にどっぷりと乗った映画がこの「ローグワン」であると、素直にそう感じた次第であります。

それから私がこの映画を見た2016/12/29というのはレイア役のキャリー・フィッシャーが亡くなった二日後でもありました(スターウォーズ以外だと「ブルース・ブラザーズ」での快演が私は一番印象に残っている。実はああいう軽いコメディの方が合っていた女優さんだったのかもしれない)遅まきながらではありますが謹んでご冥福をお祈りいたします、合掌(-人-)
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Comments
Edit下卑たる妄想。
 映画ファンの諸兄たちに叱られそうですが、モフターキンの荒業でつい下卑たる妄想を抱いてしまいます。

 そんな事ができるなら、肖像権がきれた女優からAVに出演させたら。
 マリリン・モンローのハードコアやマリーネ・デートリッヒとビビアン・リーの百合なんかできるのでは。
 あるいは現役の冬月かえで嬢とヘルタ・ティーラの絡みとか。

 肖像権はいつまで有効なんでしょう。著作権は作者の他界から50年あたりが相場になりつつありますが。
Edit扱えるソフトが安くなってきたら
>晴雨堂ミカエル さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

昔のアイコラみたいにデジタル加工出来るソフトが安くなってくればそれこそ同人パロディのノリで、アダルト仕様のファンムービー的な物が作られるかもしれませんよね(ーー;)

「マグニフィセント・セブン」なんかこの技術で旧キャスト揃えた続編を作れば良かったのにと夢想してしまいました。
Editワタシも楽しめました!
でも前半はひたすら眠かった。
仕事で疲労困憊の状態でムリヤリ観に行ったせいもありますが…

後半のバトルでは目も覚めてどんどん画面に引き込まれましたね。
ベイダーの登場や、反乱軍側ハンマーヘッド艦の体当たり戦法などは胸が熱くなりました。
Edit
>楽珍劇場 さん

こんばんは、コメントありがとうございます_(._.)_

そーなんですよね、「アツさ」で語るとSWシリーズで一番だったかもしれないと私も思いました。また主要メンバーは六人だけど「荒野の七人」や「七人の侍」(あと個人的に好きな「地獄の七人」とか( ̄▽ ̄;))的な集団ヒーロー物の趣もあってソコが良かったなと思っています。

あとわたくし自分の中じゃ悪役イメージしか無かったミケルセンが途中で裏切るんじゃ無いかとヒヤヒヤしながら見ておりましたよ(^_^;)
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