You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりと綴るブログ

Category: ◆映画は液晶前の指定席で=TVやDVD等で見た映画の話  

熱球ひとすじ、命をかけた

今年の夏休は飛び飛びになってしまったが(三日休んで一日仕事、みたいなんが2度ほど)なんだかんだでトータル8日ほどあったのだけれども、このうち4日程度は深夜に映画だドラマだといろんなモノを見てやるつもりでいたのに、連日どーしても23時を過ぎると眠たくなってしまい( ̄。 ̄;)その後はどれほど頑張ってもけっきょく0時過ぎにはウトウトとなってしまう始末なのであった(単純にトシのせいと言うことなのだろうかね・・・)

そんなお盆にムリして見た映画は少ないながらも何本かはあったので覚えているウチに感想も書いておこうかと思うが、一本目はめずらしくBlu-rayのソフトで買った「あの日、侍がいたグラウンド ~2017 WORLD BASEBALL CLASSIC」


IMG_2130.jpgこれは今年の春に開催されていた野球の世界大会、ワールドベースボールクラシック(WBC)の日本チーム(通称「侍JAPAN」)を追いかけたスポーツドキュメンタリーである。

本来ならば映画とは言えない代物かもしれないのだが、本作は今年7月に全国主要都市で劇場公開もされていたのでここでは敢えて「映画」として取り上げてみることにした。

我が輩これは公開時にモノスゴク見たいと思っていたのだが、なにせ「全国主要都市限定公開」ということで、ハナからそこに徳島などが入っているはずもなく、ならばとBlu-rayの発売が決まった瞬間速攻で注文をかけていたのであった(発売日前の予約だと割引率も高くて3000円台で買えたというのもあったし)

さて、それでこの中身についてだが、スポーツの国際試合に対して「買った/負けた」だけで全てを論じようという人にとってはあまり愉快な内容とは言えない物になっているかもしれない(結果的に準決勝で負けたオールプロのチームのドキュメントなんて一体何の値打ちがあるのかと、言う人はそう言うのだよ。しかも一部選手達が楽しそうに遊んでいるところも収められたりするので余計にそう言われる怖れは有り)しかしながら日本のプロ野球を愛し、普段から彼らの一挙手一投足を追いかけている我が輩のような古参ファンからするとこれは実に良質な記録映画であったとも思えたのである。

ここには今年2月の強化合宿から始まり、3月のアメリカでの準決勝敗退まで連日実に一月以上をかけてチームに密着し撮影された映像が収められており、そこでは通常のスポーツニュースや新聞報道だけではわからない各選手・スタッフの素顔がごく自然に映し出されていたのであった。

たとえば本戦で活躍したレギュラー捕手の小林(ジャイアンツ)なんかが見た目のイケメンぶりとは裏腹にはんなりした関西弁トークを駆使しながら先輩ピッチャーにもわりとハッキリ意見を言ったり、同級生の中田(ファイターズ)なんかからは歴然とイジられたりとか「あー、彼はこういう良いヤツなんだな」というのがよく伝わってきて、以後彼を見る目がガラッと変わってしまったのだった(巨人でリーグ戦に出場している時はなんやねん、コイツいつもすかした感じでプレーしてるけどホンマにやる気あんのか?とずっと思ってたのだけどね( ̄▽ ̄;))

そういうのは小林だけではなく誰よりもチームを盛り上げ誰よりもアツく試合に臨んでいた菊池(カープ)もそうだし、25歳とは思えないゴツい風貌の筒香(ベイスターズ)が意外と弟キャラだった事にも驚いたし、そうした素の彼らを全員ではないにしろこうして一人一人取り上げることによって今回のチームがどれほど魅力的なメンバーで構成されていたのかと言うことが今になってわかってくるのである(これは監督の小久保やコーチの稲葉なんかも同様)

それでテレビのスポーツドキュメントにありがちなディレクターの印象操作みたいにモノも殆ど無く、リアルに自分も侍JAPANの関係者としてゲームに帯同していたかのような、そんな気分にも浸れる編集だったと我が輩は思っているのだ。特にベンチ裏での会話なんてみんなカメラをあまり気にせずほぼ本音で喋っている感じになっていたためか(おそらくはカメラマンとの信頼関係もある程度構築されていたのではないか)選手達が本戦に入って今までの試合とはまったく気持ちの入り方が違う事をぽろっと口にするあたりは実に生々しくて良いのだよ。

私もそれまではどちらかというと国際試合は勝たないと意味が無いという風に思いがちなところはあった方なのだけど(だからといって敗戦時に戦犯捜しをするのは大嫌いだし、またそれをしたり顔で「コイツのせいで負けた」みたいなことを言う輩はもっと軽蔑するけどね←誰とは言わないけどプロの評論家でそんなこと言ってるヤツも最低)これを見たら少し見方が変わってきたかもしれないな。そりゃ次の2020年オリンピックも2021年第5回WBCも勝ってもらうにこしたことはないけど、そこを表面的なところだけ見て一喜一憂するのは少し控えて、そこまでのプロセスにも注視すべきではないかと、今はそんな気にもなっているのだった。

そうしたなかなかに珍しいプロ野球のドキュメンタリー、たぶんあんまりレンタル屋にも置いてないと思うけど、もし見かけたら「あー、しろくろが能書き垂れていたのはコレかいな」と思い出してぜひ目を通していただきたいと思います。
関連記事

Newer Entryあの怪獣はげにわりことしじゃ

Older Entry今年の文月は想い出を残して過ぎてゆく

 

Comments
Leave a comment








12345678910111213141516171819202122232425262728293011 < >