まずはDNA鑑定をたのむよ

二本目は「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」

ここからの三本はすべて劇場鑑賞が初めてのゴジラ映画ばかりで、わたしはチャンピオン祭りでのリバイバル(及び新作)上映の際にも行ってない(「息子」は73年の夏、「総進撃」は72年の冬に「ゴジラ電撃大作戦」のタイトルでそれぞれ再映されている。「オール怪獣」は記念すべきチャンピオン祭り第一回の作品でもあった←69年冬)参考までに我が輩のチャンピオン祭り参戦を振り返ると以下のようになっているはずである(記憶に自信があるわけでは無いがたぶんこうだったと思う)

○1971年夏期 「ゴジラ対ヘドラ」
○1972年春期 「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」
○1972年夏期 「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(短縮再編集版リバイバル)」
○1975年 「メカゴジラの逆襲」
○1977年 「キングコング対ゴジラ(短縮再編集版リバイバル)」

こうして見ると思ったより少ないような気もするのだけど、おそらくこの時期は東映まんがまつりの方に力を入れていたのかもしれないな・・・

さて、それはともかく「ゴジラの息子」である。

前作「南海の大決闘」に続いてふたたび南海の孤島を舞台にした映画だが、こちらのストーリーそのものは意外にシリアスで従来のゴジラ映画が持っていた疑似科学要素(SF風味)もふんだんに盛り込まれていて、ミニラの存在自体が終始ユーモラスな空気を生み出しているモノの、映画の根幹自体は「いつもの」東宝怪獣映画のそれであり「南海」ほどのトンデモ感はあまり無かったようにも思えた(そらまあ突然記者が極秘取材のために空からパラシュートで降りてくるなんてのはアホほど無茶な話だけど( ̄。 ̄;)、「南海」の後だとそんなんも突飛なことには見えなかったりする)

こちらについても序盤だけあらすじを紹介しておくと_

<Wikiより抜粋>

太平洋上。嵐の中を飛ぶ観測機が、海上を進むゴジラを発見する。進行方向にはゾルゲル島という孤島があるのみだった。

そのゾルゲル島では将来の食糧難対策として、楠見恒蔵博士を中心としたチームにより、合成放射能ゾンデを利用した国際連合主体の気象コントロール実験「シャーベット計画」が進められていた。ジャーナリストの真城伍郎はこれを嗅ぎつけ、実験チームの押しかけスタッフとなる。

いよいよ開始される気象コントロール実験。しかし謎の妨害電波により、放射能ゾンデ打ち上げは失敗、島は異常高温に見舞われ、生息していた大カマキリが怪獣カマキラスへと変貌した。そんななか、伍郎は海岸で不思議な美少女と出会う。

カマキラスは巨大な卵を発見し、その卵の中からミニラが孵化する。カマキラスがミニラを攻撃しはじめたとき、そこへミニラの親であるゴジラが現れた。実験を失敗させた妨害電波は、親を呼ぶミニラのテレパシーだったのだ。

<抜粋終了>

最初に書くのを忘れていたのだが、このプリントは状態が良好で色落ちも無くひじょうに見やすいモノとなっていたのであった。生まれたばかりのミニラのヌメヌメした肌や(大画面で見たらちっとも可愛くなくて気持ち悪かったなあ・・・(°°;))ヒロインの冴子を演じた前田美波里さんのスタイルが良いのもよくわかるフィルムコンディション。それにしても一作ごとにこんな差があるんじゃいったい保存状態はどうなっとるのかと聞いてみたいですわね(こういうレンタル用のフィルムは東宝のどの部門が管理しているのだろう・・・)

それでこの「ゴジラの息子」については登場人物の数が「南海」の時以上に少なくなっており、スーツアクターの人を足しても一五人いたかどうかと言う小所帯で構成されている。こうなるとこぢんまりとした寸劇になってしまうおそれもあったのだが、幸いというかメンバーが高島忠夫・久保明・平田昭彦・土屋嘉男・佐原健二と東宝特撮オールスターメンバーで構成されていた事でそこまでのスケールダウンはあまり感じられない仕掛けにもなっていたのだった(キャストにこうしたお歴々が勢揃いしていたこともあってかドラマパートはそれなりの緊張感を維持したまま進行していく)

いっぽう特撮パートの方はなんと言ってもカマキラス・クモンガのオール操演(人が入った着ぐるみでは無く釣り糸だけで動かすクラシックな技法)怪獣が魅力たっぷりで目が離せないのである。中でも同時に三匹のカマキラスを別々に動かしていた場面や、地中からクモンガが土埃を吹き飛ばしながら出現するシーンなんかは素直にスゴいことやっとるなと( ̄。 ̄;)感嘆してしまった。春先に「キングコング: 髑髏島の巨神」を見たときにも似たような虫怪獣は出てきたが、アレに勝るとも劣らない動きの良さ(そして気色悪さもアリ)だったよと我が輩は言いたいですわ(現代のCG怪獣にも負けてないよと)

そして最後のゴジラ親子が抱き合ったまま雪に埋もれていく場面はわかっていたけどやっぱりジ~ンと来てしまった(T_T)トシ取るとこういうのにどんどん弱くなってくるよなあ・・・(ここだけでもこの映画見る値打ち有るよ)で、感動した後で書くことじゃないけど、鑑賞後はミニラってほんとにゴジラの実子だったかな??という疑問が湧いてくるのだった。なんとなく種族が一緒なだけで血縁関係はないような気もするのだけど実際はどうだったのだろう(良くて遠縁関係とか、或いは年の離れた兄弟だったとか)

と、いうことで一向に短く纏める事ができなかったため(__*)今回もここで終了。この上映会の話はまだ続きます。

次の項は別名「怪獣忠臣蔵」と言われていた映画についてなるべく簡潔に(;゜ロ゜)書く予定。
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2 Comments

トガジン  

福田純監督のゴジラで唯一好きな作品です

こんばんは。

私の『ゴジラの息子』劇場体験は「東宝チャンピオンまつり」で短縮版を観たのが唯一です。

高島忠夫と久保明が巨大化したカマキラスから実験塔に身を隠してやりすごすシーンとか、うねうねと不気味に動くクモンガに糸で絡めとられたミニラの絶望感とか、子供心に物凄く怖かったことを覚えています。

それと、いつも映画を観に連れて行ってくれていた祖母が、居眠りもせずに幼い孫(私)と一緒になって全編ちゃんと観ていた数少ない怪獣映画でもあります。
祖母はあのゴジラを「お母さんゴジラ」と呼んで、怪獣親子が雪に埋もれていくあのラストシーンをいたく気に入っていた様子でした。

いろいろと思い出深い映画で、願わくば私も劇場の大スクリーンで再会したい作品です。
昭和ゴジラ全長版を劇場のスクリーンで鑑賞出来たしろくろShowさんをはじめ四国地方の皆さんが羨ましいです。

2017/09/01 (Fri) 01:54 | REPLY |   

しろくろshow  

今年がいちばん楽しかったかもしれませんね

>トガジン さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(._.)m

高知での特撮映画上映は今年で4年連続となりましたが、満足度は今年が一番高かったような気がしています。

たぶん若いときなら「こんなゴジラはダメだ」と捻くれた態度を取っていたと思うのですが( ̄▽ ̄;) 最近はこういう賑やかな怪獣映画の方がノって行きやすいなと思うようになってきました。

今なら昭和ガメラシリーズあたりも今の私の鑑賞眼にはピタリとハマることでしょう(アンケート用紙にはリクエストを目一杯書いてきました(^◇^;))

そして「息子」のラストシーンはスクリーンで見るとよけいに感動出来ましたですね~(T^T)

2017/09/01 (Fri) 22:26 | REPLY |   

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