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You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりとゆるく綴るブログ

Category: ◆超銀幕無法地帯・激動編=劇場で見た映画の話  

モンキー・ゴー・ホーム

ホークスの日本シリーズ進出が決まり、ようやく安心して映画を楽しめる状況が整ったので台風一過だった月曜日の夜にシネマサンシャインで「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」を見てきた。

この新シリーズも早い物で今回が三作目の完結編となる(ハズだよね?)公開始まったばっかの映画のことをあんまり細かく言うのもどうかと思うのでいつもの如く漠然とした感想に終始するつもりだが、大河ドラマ的連作の幕引きとしてはベタで安定感のある終わり方だったと思ったし、特に一作目から見てきた人にとっては納得のいく締め方では無かっただろうか(映画がシリーズ化されたときによく言われる「名物と続編に美味い物なし」(←誰が言うとんねん??(__;))の慣例にも当たらなかったし)

最初から三部作を全体の流れで捉えていたとするならばたいしたもんだなと思うのだけど、シリーズとは良いながらこの新しい「猿の惑星」リブート版では作品ごとの色合いが毎回違って居るのが特徴的で、たとえば一作目の「創世記」だとシーザーの立場はあくまでも特異点でしか無く、突然変異的に出現した生物に対して人間が右往左往していく人類目線の"SF物"だったが、続く「新世紀」になると今度は「ヒト対猿」の"戦争物"となり、また同時に猿(エイプ)目線で描かれた同胞による骨肉の争い物語(共に大義を持った者同士のボス猿の座をかけた闘い←私はコバにもそれ(大義)があったと今でも思っているのだよ)がメインとなっていたわけで。

それが今回の「聖戦記」の場合、前作の「新世紀」と同じ戦争物のカテゴリではありつつも実は"戦場物"と言った方がいいような流れに見えてしまい、我が輩などは劇中でやってることが「戦場にかける橋」とかテレビの「コンバット」(「のらくら」もそうだたりして)なんかとそう大差ないように思えたのだった。

最終的に地球が完全に「猿の惑星」へとシフトしていくことを示唆して映画は終盤に突入するのだけど、個人的に感じたのはその結果が今回はとてもソフトに、自然の流れで「そうなってしまった」というか、リーダーであるシーザー(アンディ・サーキス)が最後に見せた姿が私にはまるであしたのジョー風に真っ白に燃え尽きた状態のようにも思えたのである。

かつてこの新シリーズのオリジンである「猿の惑星・征服」でシーザー(こちらはロディ・マクドウォールが熱演)が「今ここに猿の惑星が誕生したのだ!」と高らかにアジる姿に高揚した事を思い返すとなんて静かな支配者(万物の霊長)の交代劇なのかと、鑑賞中すっかり猿目線に同化していた私にとってはそこが若干森足りないところではあったのだけど、シーザー王の一代記完結のストーリーとして見たならばひじょーに叙情的な終幕で、意外にココは感動があったと思っているのだ。

それにしてもこれだけキレイに終わったんならもう次は止めとけよと言いたいけど、なんとなく成長したコーネリアスを主役にした新・新シリーズが始まったりしないのかと余計な心配もしてしまうのだが、今後はどうなるんでしょうなあ・・・( ̄。 ̄;)

そのコーネリアス含めて旧シリーズの登場人物を名前だけ流用しているのはファンからすると嬉しいところでもあったが、ストーリー的には旧作とリンクすることが無いと「創世記」公開時に聞いていたのでせめて名前くらいはもう少したくさん使ってもらいたいなと、わたしは以前から密かに希望を持っていたのである。

今回は発病によって聾唖になった人間の女の子を旧作のヒロインだった"ノヴァ"という名前で登場させたし(旧作のノヴァはリンダ・ハリソンというセクシーな半裸のおねいさんが演じていた。我が輩はコッチの方が好みでしたが(__;)←メイキングのインタビューで「当時プロデューサーと付き合っていたから出演できた」と堂々と公言していたのには笑ったなあ(そのPとはのちに結婚もしたそうですが))先に書いたようにシーザーの息子がコーネリアスという旧作とは親子関係を逆転させていたのも楽しい配置だけど(「最後の猿の惑星」ではシーザーの息子にコーネリアスと自分の親の名を付けていたが)、どうせなら「ジーラ」と「ザイアス」くらいは各エイプに振ってほしかった気はするけどね(それと大佐の名前を「テイラー」にしておくのもアリだったな)

まあそんなわけで、これからもし「聖戦記」に行こうと思っている人はまず「創世記」と「新世紀」を見てから行った方が絶対面白いはずだと断言しておきましょう。メンドくさいだろうけどここは敢えて復習してから劇場に向かうことを推奨いたします。

□「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」鑑賞時の感想文

□「猿の惑星:新世紀(ライジング)」鑑賞時の感想文



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