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You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりとゆるく綴るブログ

Category: ◆映画は六畳間の指定席で=TVやDVD等で見た映画の話  

笑ってゴマかせこの恐さ

画像1前記事に続いて今回もスティーヴン・キング絡みのはなし。

先日CSチャンネルのFOXムービー「クリープショー」(この映画でキングは脚本を書いている)のオンエアがあり、しっかり録画・視聴することに成功した。

以前も書いたが我が輩はLDソフト(右写真参照。ジャケットに写っているのはアイキャッチ風に登場する骸骨ホスト。と、言っても別に喋るわけじゃ無いし名前もよくワカランのよ(__;))で同作を数年保持していた時期があり、今回はそれ以来の鑑賞となったのである(ハード含めて売っぱらったのがかれこれ15年くらい前)

4KレストアだHDリマスターだと何かにつけて喧しい時代に大きな声で言うほどの話ではないけど、自分にとって初めてのHD画質による「クリープショー」はこれくらい映っていてくれたら十分だなと言うレベルのクリアさで、わたしはまずそこに満足してしまったのだった。

しかしなにぶん古い映画(1982年)なので簡単に内容の説明から書いておくと、もともと1950年代にアメリカで人気のあったECコミックス(ホラー系がメインの各種漫画雑誌群)の大ファンだったスティーヴン・キングとジョージ・A・ロメロがその再現(まんまの映画化では無い)を狙って企画したものだと言われていた。

そのこともあってか随所に漫画のコマ割り調のカットが挿入され、これがコミックベースの映画であることを示唆した演出となっている。

※作品データについてはこちらで

中身の方は120分の尺を5本の短編とプロローグ/エピローグに狂言回し役として登場する親子のショートショートムービーを足した以下のような構成。



P.・・・”ECコミックス”風の雑誌をこっそり読んでいることを父親に咎められた少年が本をゴミ箱に捨てられてしまう。映画はその本の内容がこうだよという体でページをめくるようにスタートするのである。

CS.jpg1.「父の日」・・・遺産をわけたくない一心でなんと184歳まで生きた(わっはっは( ̄∇ ̄))強欲な資産家のじいさんが生前誕生日がくるたびに「ケーキ持てこーい!」と暴れ、それに辛抱たまらなくなった娘(しかも恋人をこの親父に殺されていたという)に撲殺されるのだが、死んでもなお誕生日兼命日に「ケーキモテコ~イ!」と暴れ続けるジジイゾンビの物語である。

見てもらったらわかるがもう中身は半ばコント化していると言って良く(__;)特殊メイク(担当はゴミ収集人役で出演もしているトム・サビーニ)の出来が良いので気持ち悪いっちゃあ悪いのだが、ジジイが出てくるたんびに毎回どうしても笑ってしまうのである。なお、この映画の特徴としてまあまあの豪華キャストが揃っており、本パートではエド・ハリスがまったく目立たない婿養子役で登場。

2.「ジョディ・ベリルの寂しい死」・・・隕石を持ち帰った農夫が謎の病原体に感染し変異を始めるメタモルフォーゼもの。ものすごいありがちな話(我が輩が高校の頃自主映画用に書いたシナリオもこんなんだった)だが、この農夫の役をなんとスティーヴン・キング自ら演じていて、そこが唯一最大の見所でもあるのだ。芝居は微妙なセンだけどなんだか楽しそうなのが見ていておもしろい。

3.「押し寄せる潮」・・・浮気した妻と間男を波打ち際に首まで埋めて、それをライブ中継で鑑賞し水死するのを見届けようという悪趣味な復讐をする大富豪の話。とうぜん彼にはホラー的リベンジが待っているわけだが、映像面でもアイデイア面でもひねりが殆ど無くて、この映画の中ではいちばんつまんないパートだったかもしれない。その大富豪にレスリー・ニールセン、間男をテッド・ダンソン、浮気した妻は「ゾンビ」のヒロインだったゲイラン・ロス(マトモに顔が映らないから誰だかわからんけど)がそれぞれ演じている。

4.「木箱」・・・偶然発見された謎の木箱に潜んでいた怪物を利用して悪妻を殺そうとするダメ大学教授の話。こと「怖さ」で言うとこのパートが一番怖かった。古い学校の地下室の片隅に何かある(何かが居る)というその状況だけでもコワイのに、それを「壁の向こう」「箱の中」といったカーテンで隠しておき具体的なモノを最後まで見せずにビビらそうと言うのは古典的手法ながら効果は抜群。このパート以外はどんどん怪異を見せる映画だっただけにこの項の見せ方は意外だった(教授役には「カプリコン1」「ダーティーハリー2」のハル・ホルブルック←悪妻に対する妄想シーンで爆笑できるのもツボ。また悪妻役のエイドリアン・バーボーはジョン・カーペンター監督の前妻。「ザ・フォッグ」「ニューヨーク1997」等初期カーペンター映画のレギュラー)

5.「やつらが忍び寄ってくる」・・・潔癖症の大金持ち(こちらは米国テレビドラマ界の大スター、E・G・マーシャル。「スーパーマンⅡ冒険編」で合衆国大統領を演っていた人でもある)が自己欺瞞と清潔を求めすぎた故に不潔の象徴たるゴキブリに制圧されるという、なんだか教訓めいた(?)エピソード。最初に書いたLDソフトでこの映画を持っていた頃、我が家では遊びに来た友人と映画を見ながら酒飲んだり食事しながら雑談するのが定番となっていたのだが、そのときにこの回はよく自宅上映されていたのである(今思えばなんて趣味の悪いことを・・・(;゜ロ゜))なかでも女性客にはこれと「遊星からの物体X」をセットで見せるのがお約束のようになっていて、毎回必ず「ひょえー」と悲鳴が上がっていたのが今となっては懐かしい思い出だ。ちなみにだがあのゴキブリの大群はすべて本物だそうである(__;)

E.・・・コミックを捨てられた少年が呪いの人形を作って父親に復讐しようというところで幕となる(この子役はスティーヴン・キングの実子で現・作家でもあるジョー・ヒル)



と、いうことでかなりのブランクを経ての鑑賞となったが、ひじょーに楽しい2時間となってくれた。やっぱり80年代のホラー映画って良い意味で遊び心があるのと、どこか洗練されてない所が逆に良かったりするのだろうな。もう35年も前の映画だから古典扱いになると思うけど、そろそろどこが特典付き完全版の日本語対応Blu-ray/DVDを出してやっても良い頃では無いでしょうかね(下記アフィリのDVDは日本語字幕が入っていない)

それからこの映画には「クリープショー2-怨霊-」という続編もあるのだが、これはビックリするくらいつまらんパート2なので(あくまでも我が輩の主観。お好きな方が居たら申し訳ないス)敢えてオススメはいたしません(__*)


 
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Comments
Editホラーマニアックスレーベルで再販してほしいですね~
こんばんは!とても楽しい作品ですよね。
社会風刺やブラックジョークが効いているのがロメロ監督らしいというか。

ワタシも何十年も前にレンタルビデオで観たきりなんで再見したいんですが、DVDが廃盤になって以降とんとソフト化されません。

パート2についてはShowさんと同じ感想です。
学生の頃、地元の映画館(ホール・ソレイユだったと記憶してます)で『ヘル・レイザー』と2本立て上映されたので観に行ったんですが…
どのエピソードもこぢんまりとしていて、テレフィーチャーレベルの内容だったと思います。
Editゴア描写なんて可愛いもんなのに
>楽珍劇場 さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(._.)m

いやー、ホントになんでコレ再販されないんでしょうね~。別に問題のあるシーンや自主規制の必要な箇所もまるっきりない映画だと思うんですが、ここまで長期間スルーされているのがとても不遇な扱いだと感じてしまいます(ひょっとしてゴキブリがダメなんでしょうかねー・・・)

そういえば先日NHKの「アナザーストーリー」がロメロの特集だったのご覧になりました??トム・サビーニがベトナム戦争のPTSDで苦しんだ話を語ったりする場面もあって見応えありました(その体験が彼の仕事に役立ったという以前買ったロマンアルバムの「ゾンビ」にも書いてあったことがそのまま肉声で語られていたのがなんとも)
Edit残念ながら…
そのロメロ特集は観てません~
なかなか興味深い内容のようですねぇ
NHKオンデマンドサイトにアップされているのは有料なのが悩ましい
(まあ200円程度ですけども)
Edit今さっき本屋で見たんですけど
>楽珍劇場 さん

こんばんはです(^^)

件のアナザーストーリーでも紹介していた本ですが「ジョージ・A・ロメロ~偉大なるゾンビ映画の創造者 (映画秘宝セレクション)」が本屋に積んでありました。

買うかどうか悩んで今回はキャンセルしましたけど、ちょっと読んでみたいなという気持ちもあります(たぶん次本屋行ったら買ってしまうでしょうね~)

たぶん宮脇なら置いてあると思うので(^_^;)また手に取ってみてください。
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