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You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりとゆるく綴るブログ

Category: ◆意外と近所の怪獣魔境=特撮/サブカル関係の話  

November Masterpieceの謎を解け

IMG_2259.jpg購入後ちょっと時間を要したが「特撮秘宝Vol.7」を読了(写真右参照)

いつもながら大量の文字で溺れそうになるほどの情報量で溢れかえっており、また一歩老眼が進行したのではないかと心配しているところだが( ̄。 ̄;)我が輩がホントに心配なのはそのことではなく次号予告がまったく記載されていなかったことにあった。

今まで必ず一言は次号に言及する記事が添えられていただけに或いは来年続刊は出ないのではないかと、今かなり不安を募らせておるのだ。

実売数とかは全然わからないけど、年一でも不定期でもいいからなんとか継続してもらいたいものですわ(で、来春何事も無かったようにVol.8が出たらそれはそれで良いんだけどね(^_^;))

今号は中島春雄/土屋嘉男/橋本力といった特撮界のレジェンドメンバー追悼特集がメインではあったが、わたしはサブ記事扱いだった「検証!11月の傑作群」の方が面白かったと思っている。

この「11月の傑作群」がナニカ?という話をすれば、これは「帰ってきたウルトラマン」の初回オンエアで異色作・傑作と呼ばれるエピソードが11月に集中していたことからのちにファン発の言葉として定着したモノなのである(私がこの言葉を聞いたのは78年発売のケイブンシャ「ウルトラマン大百科」だった)今回の小特集ではそのへんの経緯について特撮マニア上がりの脚本家・會川昇氏が書いてくれていたが、言葉の初出についてはやはりファンジン(77年発行の「PUFF」)からではないかという話だった。

ちなみに時系列で並べてみると_

・第31話 「悪魔と天使の間に....」 (放送日/昭和46年11月5日)
・第32話 「落日の決闘」 (放送日/昭和46年11月12日)
・第33話 「怪獣使いと少年」 (放送日/昭和46年11月19日)
・第34話 「許されざるいのち」 (放送日/昭和46年11月26日)

と、このようになり「11月の傑作群」という言葉は主にこの4エピソードを指す言葉として定義されている。しかしながらリアルタイム新マンファンサイドから言わせてもらうと(コレは元々旧世代(特撮第一世代と呼ばれる昭和30年前後生まれの方々。ちなみに我が輩は第2世代にあたるかな)のマニアが第一期ウルトラに比べて不満を感じていた「帰ってきた」に対し、少しは良い物もあるじゃないかといったような若干の上から目線で語られた言葉でもあったのだ)10月最終週の第30話「呪いの骨神オクスター」と12月第一週の第35話「残酷!光怪獣プリズ魔」含めたパックにしても良いのではないかと、それくらいこの6本は水準の高い出来だったと思うのである(以前書いた個人的お気に入りエピに31話と35話以外は含まれてはいないが、これらも間違いなく良質な回と言えるだろう←本の中では會川さんも同様のことを書いておられる)

それでわかっているなと言うか旨いことしたなと言うべきか、今CSのファミリー劇場で放送されている「帰ってきたウルトラマン」がちょうど11月に29話~36話のオンエアに突入しており、きっと編成の人はそこを狙っていたのでは(と、いう気がして仕方がないのだよ。公式ツイッターでも担当の人がそのことを言及していたはずだし)

特集記事ではこれ以外にも「悪魔と天使の間に」に出演していたゼラン星人役の永吉健太郎と「落日の決闘」に太郎役で出ていた松原和人、70年代売れっ子子役だった二人のインタビューを敢行。今やすっかりオッサンとなった彼らのトークはとても興味深い話ばかりだった。

また「悪魔と」「落日」「プリズ魔」のシナリオ(プリズ魔のシナリオに関してはかなり驚く話が掲載されていたので、知りたい人はこの本を読んでください)も掲載されており、これを改めて読んでみると特に「悪魔と天使の間に・・・」は完成作品において監督の真船禎による味付けがかなり濃厚(そしてより効果的)に出ていることがよくわかる(わたしゃ読後にこの回を思わずもう一回見返してしまったよ)

それ以外でもまぼろしの特撮TV映画と言われる「アゴン」のカラー写真とか、おそらくはそうとうなマニアでも初見と思しき写真がこれでもかと掲載されているので興味ある人は今すぐ本屋に走るか密林書店を覗いてみるように。


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Comments
Edit
こんばんは。
「特撮秘宝vol.7」私も購入いたしました。
発刊以来、追いかけて来ましたが、次号予告が
無いのは気になりますよね~( ;∀;)
おしゃる通りの情報量で毎号楽しみにしていますが
何分、田舎なんで扱っている書店が少ないのが
難点でしょうか(笑)

当時のスチールなんかも見れて毎回、目から鱗の
連続です。
Edit次郎君は晴れた日に布団を干しているか?
こんばんは。
しろくろShowさんの記事を読んで私もこの本買ってしまいました。
毎号立ち読みはしていましたが、買うのは『ゴジラ対ヘドラ』の脚本が乗っていた号以来で約一年ぶりになります。

当時も今も、私が『帰ってきたウルトラマン』を変わらず好きであり続けられるのは、(その出来の良さは当然として)出ている子役さんが自分と同い年くらいの人が多いことと無関係ではないと思っています。
ですから、子役さんのインタビューは私も興味深く読みました。
ゼラン星人も太郎君もとても良い齢のとり方をされてるみたいで、現在のお姿に当時の面影を見つけるとなんか嬉しくなってしまいます(笑)。
そしてお二人の記事を読んで思い出されるのは、次郎君を演じた川口英樹さんのこと。
引退後の消息が分からないとのことですが、もしも公の場に出られるのであれば郷さんと一緒に「ウルトラ5つの誓い」を斉唱する姿を見せていただきたいものです。

でもやっぱり、時間を忘れて読みふけってしまったのは中島春雄さんの訃報に関する記事でしたね。
大勢のお仲間やファンのコメントを読んでいると「ああ、みんな同じことを思ってたんだな。」と妙な連帯感に浸ってしまいます。
中島春雄さん、土屋嘉男さん、橋本力さん、坂野義光監督・・・。

今年は、私の好きな作品を作ってくれた人たちが次々に逝ってしまわれました(合掌)。
訃報の記事も子役さんの記事も、46年の月日の経過を実感させてくれた一冊でありました。
Edit売れてると思っていたのですがねー・・・
>ソイレントグリーン さん

こんにちは、コメントありがとうございますm(._.)m

まあ毎回この濃い内容でよくやってるなと思っていましたが、編集の方も大変なのかもしれませんね。最近は毎号が追悼記事ばっかりやないかという声もあったくらいですし、もう少し現行の特撮記事を増やしていかないとしんどくなる一方なのかもという気もします。

しかしそうなると購入層の大多数を占めるであろう昭和特撮ファンが離れてしまうかもしれないですし痛し痒しのところはあるのかなと。

本文にも書きましたけど今後は年に一冊でも良いんで(^_^;)出版を継続してもらいたいと思いますね。
Edit腹ぺこのまま仕事に行く私はダメな大人になったのかもしれません
>トガジン さん

こんにちは、コメントありがとうございます_(._.)_

近年は高野浩幸さんとか斉藤浩子さんみたいにインタビューを受けてくれる元子役スターの人も増えてきましたし、川口さんもそろそろどこかでと期待せずにはおれません(その登場が「特撮秘宝」であれば良いなと思ってしまいます。「帰ってきた」もそうですが私は「V3」のときの話も聞もらいたいなと)

今号ですとわたしは自分と同世代の人が半数を占めていた「70年代特撮ファン座談会」が面白かったです。

関西在住の人でしかわからない関テレの「特集ウルトラ60分」と朝日放送が続けてやっていた「ウルトラマン」の再放送で平日は毎日90分ウルトラが見られたという話はあまりにも懐かしかったですし(徳島のテレビは関西圏なので)

そしてこう書くと不謹慎ですがここ最近は毎号で「特撮訃報」みたいな状態になってしまうのは仕方がないこととはいえ、ホントに寂しい気分になってしまいますね。
Edit11月の傑作群
「特撮秘宝Vol.7」やっと読みおえました。
伊丹グリーン劇場での中島春雄インタビューが収録されていますが、そのとき私は客席にいました。オシが強く、クセのある人だという印象を受けました。
 今号の追悼特集ではもの静かで温厚な人というトーンで語られていますが、首をひねります。唯一、菱見百合子の証言の中に、ある講演の舞台上で有川貞昌特技監督と一触即発になったとあるのに頷きます。自分の自慢話ばかりするので有川監督も怒ったのでしょう。中島さんはしょせん予科練でしたが、有川監督は実戦経験のあるパイロットです。

11月の傑作群特集で飯島敏宏さんが書かれた「落日の決闘」のシナリオは驚きました。素晴らしい喜劇になっています。上野隊員は本来イデ隊員に相当する役どころだったのですが、三井恒に喜劇を見せる力量が不足していたのでした。
Edit噂では聞いていたのですが
>ハヌマーン&さとる さん

こんにちは、コメントありがとうございます_(._.)_

伊丹グリーン劇場の名前は当時からよく聞こえてました。無くなる前に一回行っておけば良かったとのちのち後悔したモノでしたね。あとよく名前を聞いたのはも尼崎東宝と新世界東宝敷島でしたか。

今のみなみ会館みたいな場所がそこかしこにあったわけですから、当時は関西在住の特撮ファンの方が羨ましかったです。

「落日の決闘」は私も大好きなエピなのですが、アレは円谷作品が持っている良さのひとつでもある牧歌的特撮ジュブナイルの傑作だと思います(私の中では「霧の童話」と「少年宇宙人」と並んでこれがベスト3に入ります)

今見たら上野隊員が明らかにハッパでもやっていたかのようなラリっぷりでおかしいのですが( ̄。 ̄;)(当時の大人が見たヒッピーの画一的イメージなのかなとも)
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