You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりとゆるく綴るブログ

Category: ◆超銀幕無法地帯・激動編=劇場で見た映画の話  

KAIJUたちのいるところ

少し前の平日仕事帰りで「パシフィックリム:アップライジング」(2D字幕版)を見に行ってきたはなし。

早い物であの燃えに燃えた前作から5年の月日が経ってしまった。今回はよーやくと言ったら良いのか、或いは満を持してと言うべきか、とにかく「あの続き」であるならばコレは期待しないわけがないという感じで劇場へと赴いたのである。

で、まあ開口一番でこんなことを書くのもどうかとは思うのだけど(ーー;) この映画の感想を一言で言えばとにかく「軽い・薄い」という言葉がもっともピッタリくるような気がしてしまった。「アップライジング」には前作にあったイエーガーのコイツはいかにも鉄の塊であると言った「ずしーん!ずしーん!」という"超・重量感"が微塵もなく(それに付随した見せ方でもある、動くたんびに某かのパーツがバラバラと落ちていくという、あの荒々しさも皆無)イエーガーの動きのあまりな滑らかさ、またスピードの速さが巨大ロボットではありながらどこかハリボテ感にも近いぺらっぺらの薄さを感じさせてしまうのであった(これは出現した怪獣連中に対しても同様の印象)

この"超・重量感"というキーワードは本シリーズに於いてすごく重要な点だと思っていたし、これが数多ある同様のロボット/モンスターが登場するハリウッドSFものとは決定的に違うところだとも思っていたのである(わたしの個人的見解にしか過ぎないけどつまりパシリムの魅力としてコレはなくてはならないモノでもあったと言いたいのだよ)

また、ストーリーの方でも続編としての体をキープするためにスタッカー(イドリス・エルバ)の息子・ジェイク(ジョン・ボイエガ)を話の中心に持ってきたのはわからないではないのだが、だったらアマーラ(ケイリー・スピーニー)のサイドストーリーとか訓練生達とのエピソードなんてまるまるいらなかったんじゃないかと思ったし、実質主役グループがシャオ産業側も含めれば四つに重なってしまって、たった110分の映画の中でこれらすべてを消化していくのはかなり無理があったと思うのですわ。

あんなに各キャラの描写が中途半端になるくらいなら最初からアマーラを中心にした物語を展開すれば、いわゆるニュージェネレーション物として「続編(またはPart2)」の形は作れたと思うわけで、わたしはあれだとただ単に登場人物をムダ使いしただけのように見えてしまって実に勿体ないなと思えたのである(天才少女がチームに入って軋轢を生みながら最後には皆で団結するなんてのはベタ展開になるけど、我が輩はそっちの方が絶対良かったと思っているのだ)

話を映像表現・演出方法の方に戻すけど、東京のビル街でイエーガーチームと怪獣軍団が対峙する場面なんかはビジュアルとしてはなかなか壮観で(富士山が東京にあるという四次元解釈的設定(?)も絵面の面白さで許せてしまうところはあった)ここからは多少は燃えられるかな?という要素もあったのだが、この肝心なクライマックスに至ってもこいつらの動きはやはり軽く見えてしまい、とうとう最後まで自分の気持ち(魂)を点火させることが出来なかったのだ。

なんの情報も持ち合わせていないので想像で語ってしまうが、わたしは今回メガホンを取った監督のスティーヴン・S・デナイトが、前作のギレルモ・デル・トロ監督ほどの「スキモノ」ではなかったのだろうと感じていて、おそらく原典(またはパクリ元(__;))になった日本のアニメ・特撮も「エヴァンゲリオン」「パトレイバー」「平成ライダー」「平成ウルトラ」(特に近年の劇場版。怪獣の最終形態はあのパターンを遵守しているイメージ)くらいしか見たことないんじゃないかと言う気がしているのである。

前作にあったようなすべてのシーンでいちいちネタ元を推察したくなるような箇所もほとんど無かったし、オレはあのシーンのアレが好きなんだよ!っていう拘りみたいなものはまったく感じられなかったので、そういう意味ではこのジャンルに対する制作者サイドの愛情表現もやや薄味だったのではないかと思えたのであった。

本来Part2で監督も替わってる映画なら気楽にもっと好きなことをやってもよかったハズなのだが、結果的にはなんだか軽薄短小で無味無臭な「映画館を出て三歩くらい歩いたらもう内容忘れそうムービー」になってしまったなあという印象が強く残ってしまった。

特に前作に思い入れもなく、国産特撮アニメ系にそれほど興味の無いヒトなら十分楽しめる映画ではあると思うけど、とにかく歯応えが無いので( ̄。 ̄;) そこは鑑賞時要注意であります(ヒトによっては「トランスフォーマー」のシリーズと勘違いされてもおかしくない作りではあるしなあ・・・)

それとダメ押し的な事を書くと、今回は音楽面での魅力が相当に乏しかった。前作で感じたあの高揚感溢れるテーマ曲がちらっとしかかからない(流用されない)のも不満だったし、そもそもなんで作曲者を変更してしまったのかとても理解に苦しむ(ラミン・ジャヴァディからローン・バルフェへ交代。前作では我が輩映画を見終わった瞬間にサントラを注文しようと思ったくらい気に入っていたわけで)

※↓下に前作のメインテーマを貼り付けてあるのでお聞きくださいませ。
 
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Comments
Edit
ごぶさたしてますー!

トランスフォーマー・アップライジング感想、あ失礼、パシリム2感想、同意すぎて思わず書き込ませていただきました笑

歓迎できる部分や"ここから盛り上がる!(はず!)"のくだりなんて、読んでるとシンクロ率が高すぎてドリフト感ありましたよ(笑) あれほどの作品が、三歩くらいで忘れてしまう結果になったのは寂しいものですね、、、

USJ探訪も楽しく読ませていただきました!羨ましいですー>v<
Editおおー、よくぞいらっしゃいました
>こじか さん

こんばんは、コメントありがとうございました m(._.)m
久しぶりのご登場たいへん嬉しいです(^^)

最近はほとんど聞かれなくなってましたけど、いわゆる「Part2物の呪縛」をしみじみと感じる結果になってしまったような気がいたします(たぶんもう三本目はないかな?)

※またいつでも遊びに来てくださいませ。大歓迎いたします。
Edit
CD-Rのアドバイス、ありがとうございました。
最終は冷やして・・、やってみます。
Edit有用なやり方かどうかはわからないのですが
>hotter さん

こんばんは、コメントありがとうございます_(._.)_

仮にもし読み込めたら、即HDDかフラッシュメモリにバックアップを取られることをお薦めします。

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